「線」の思考―鉄道と宗教と天皇と―(新潮文庫)

「線」の思考―鉄道と宗教と天皇と―(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

3.9

なぜ小田急江ノ島線沿線にはカトリック教会や女学校が多いのか。JR阪和線沿線にはなぜ古代から現代までの歴代天皇の足跡が豊かに残るのか。JR山陽本線沿線の内陸部に多くの新宗教が発生したのはなぜなのか――。鉄路という「線」に沿い、地を這うように移動し、考えることで、歴史の死角に隠された地下水脈が発掘される。旅情をそそり、知的興奮のとまらない歴史紀行ミステリー・ツアー。(解説・山本理顕)

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「線」の思考―鉄道と宗教と天皇と―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月03日

    所謂“紀行”というような分野の文章になるのであろうか?本書はなかなかに面白い!
    副題のように「鉄道と宗教と天皇と」というように掲げられている。鉄道沿線を動き回り、古いような新しいような、日本の歴史の中の様々な事柄を考えようという内容である。
    古い時代の出来事や、伝えられている話しに想いを巡らせながら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月04日

     歴史ある面を鉄道という線で結んでいるところが新鮮で勉強になった。天皇の記述が多いが、所詮日本の歴史は天皇の歴史になってしまうのは、文書に残っているのはそれしかないのだから仕方がない。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    ハードカバーが出た時から気にはなってたんやけど、文庫持ってる版元で原武史であればそのうちやろ、と文庫落ち待ち。
    鉄道と皇室、時々カトリック、原武史の持ち駒全投入で楽しい。

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    Posted by ブクログ 2023年05月28日

    ただの偶然だが今住んでいる近くが舞台の、

    「古代・中世・近代が交差するJR阪和線」

    の他にも、多少なりとも縁のある地域を取り上げた、

    「二つの「常磐」-「ときわ」と「じょうばん」の近現代」
    「「裏」の山陽をゆく」
    「神功皇后と継体天皇と北陸本線と」

    があり興味深く読み進んだ。特に継体天皇は最...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月15日

    宗教と天皇に関する知識が凄い…そこに鉄道を絡める必然性は一部疑問ではあるが、旭川の部分については鉄道との関連性がとても理解できた。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月04日

     鉄道、皇室について数々の著作を持つ著者。原さんの著作はみなそうだが、「どうしてこんなところに注目したのだろう」という驚きが本書にもたくさん詰まっている。それは文献や史跡等に当たりつつも、実際に現場を歩いて(本書では鉄道に乗って)、自分の目で見、自分の頭で考えているからこそなのだろう。

     取り上げ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年06月02日

    <目次>
    第1章  小田急江ノ島線とカトリック
    第2章  二つの「常磐~「ときわ」と「じょうばん」の近現代
    第3章  軍隊の消えた街~旭川の光と影
    第4章  古代・中世・近代の交錯するJR阪和線
    第5章  日蓮と「房総三浦環状線」
    第6章  「裏」の山陽をゆく
    第7章  神功皇后と継体天皇と北陸本線...続きを読む

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