ポールシャーレの作品一覧
「ポールシャーレ」の「AI覇権 4つの戦場」「無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ポールシャーレ」の「AI覇権 4つの戦場」「無人の兵団 AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
副題に「AI、ロボット、自立型兵器と未来の戦争」とあるが、これらについて、「そもそもなんぞや」から始め、人の関与の度合いのありようの違いから
・オートメーション
・半自律
・監督付自律
・完全自律
の定義の違いを説明し、なぜ、人が判断に関与しない汎用AI自立型兵器が好ましくないのかを説明するためには、このくらいのページ数が必要になる。(そしてまた、民間の株取引では既に完全自律システムによる実害が発生していることも)
いわゆる「サイバー戦」に於いては、速度を考えればAIの助力を人間が受けるケンタウロス方式でさえ不十分で有り、部分的に完全AI自律に頼らざるを得ない可能性を考えると、そこに心配は残る。
また、おそらく「キルスイッチの無い完全自律無人兵器」は軍事用途よりも、中国のような国家が自国内の反体制派を弾圧するために使用されそうな気もする。
しかし、対AI欺瞞画像が既に発見されているとは驚きである。
Posted by ブクログ
無人の兵団――AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争
読書好きで知られるビル・ゲイツ氏が年間ベストブックに選んだということで読んでみました。
装丁やタイトルはものもしいですが、内容は至ってオーソドックスで、丁寧に自律型兵器に関しての歴史と現在、未来への規制の在り方が説かれています。
恥ずかしながらこの本で初めて知ったのですが、ディープラーニングの盲点として、画像認識で明らかに人は間違えるはずの無い画像を間違って認識してしまうパターンがあるそうです。多分、取り上げられている例はほんの一例でたくさんの誤認画像が存在するはずです。
完全自動化された殺戮用の兵器がこの誤認識を起こしたら?また、敵が誤認識を誘発するように仕組んだら?
解決しなければならない課題が山積みな中、市販のドローンを改造した編隊が石油施設を襲撃したニュースは自律型の兵器が誰でも簡単に作成・運用できてしまうテクノロジーが既に広まっているこの実証として考えなくてはなりません。
国が作った兵器としてはイスラエルが作ったハービーはターゲットであるレーダーを指定しなくてもレーダーを探し出してそれを爆破するように自律的に行動する兵器が既にあるそうです。
また、イージスシステムのシナリオモードの話や誘導爆弾の話など元レンジャー出身ということもあり詳細な解説で知ることが出来ました。
最期の章では核の抑止に関しての考え方を応用しようというアイデアがあげられていますが、核と違い為政者がどんな悲惨な結果を招くかを創造することが難しい自律型兵器の開発や配備を制限することはとても難しく感じました。
この分野でも悲惨な実例から人は学ぶしか方法が無いようです。それも学べる人が生き残っていたらのことですが・・・
竹蔵
Posted by ブクログ
本書は、現代の自律型兵器に関する情報や考え方を網羅した、この分野におけるバイブルのような本だが、発行からわずか数年で、兵器がさらに進化し実用化が進んでいる。
ウクライナ戦争においても、トルコ製無人攻撃機のバイラクタルTB2や自爆型の「神風ドローン」が活躍し、自律型兵器は戦争の帰趨を決するような存在にまで成長してきた。
著者は軍人出身であることから、AIによる判断よりも軍人による判断を信用している。しかし、アフガニスタンの米軍撤退戦でも、米軍による民間人への誤爆があった。実際にはどちらの方が判断ミスが少なくなるのだろうか。
人間の判断とAIの判断のどちらが正しいのか。プーチンのような独裁者の存在まで考えると、どちらが信用できるのか分からなくなってきた。
Posted by ブクログ
【無人の兵団―AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争】
来るべき未来に出現するであろう、汎用人工知能を持つ兵器の展望と、人との関わりのお話。
【スーパーインテリジェンス】での人間を越える汎用能力を持つAI出現や、【誰のためのデザイン?】での人とシステムのインターフェース設計を思い出しながら読んだ。
自律型兵器が一線を越える前に決めておくべきルールのいくつかは顕在化できてるものの、残念ながら全く定まっていないところで開発が進んでる。そもそも何をもって自律した兵器と言うのかってところから。
過去のエピソードや、物理的な領域に限定されない自律型兵器の戦場についても広く紹介があった。兵器の話に止まらない、AIの活用と未来を考える本。
#読書 #AI #兵器 #早川書房