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2005年9月に大腸がんが発覚した鳥越俊太郎。腹腔鏡下手術を受け、仕事に復帰するものの、肺と肝臓への転移を繰り返し、これまでに、4回の手術を受けた。大腸がんのステージは「4」。――手術、リハビリ、現場復帰、抗がん剤との戦い、転移――。その時、鳥越は、家族は、医者は何を考え、どう動いたか。事実を追い詰めることを職業としている「取材者・鳥越」が、「がん患者・鳥越」を冷徹に観察し、記録した、がん患者の真実の書。
●人間は、自分ががんに侵されているとわかったとき、何を考え、治療ではどのような難問に遭遇し、何を痛み、どのような辛さを抱えて生きて行くのか? そのとき最も身近にいる家族は何を思うのか?
自分ががん患者になった以上、冒頭にあげたような疑問に応えようと思った。(あとがきより)
Posted by ブクログ 2011年09月17日
テレビのドキュメントで拝見した様子が、今度は本となって発刊したとご本人が番組の中で紹介されていて、やっと手元に届いた。
以前からマスメディアの中におられていて、共感できる人物であったので読みたかった。誰もが、死と隣り合わせの癌ともなれば、隠しておきたいでしょうが、ジャーナリズム魂とでも言いましょか、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月05日
「取材者・鳥越」が「がん患者・鳥越」を正に客観的に冷静に記録されている記者魂そのものが、貪欲に生きることへつながっていると感じた。
これからも、鳥越さんの試みが出来る限り、長く続いてくれることを願う。
著者のようにこれだけのがんに対しての最新の優れた医療を誰もが受けられないことの方が多いのではな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月30日
2011年震災の起きた、まさにその時にステージ3の結腸がんの手術を受けました。肝臓に転移しているため現在抗がん剤治療を受けております。
鳥越さんがTVでがんを告知されたことは知ってはいましたが、自分が同じ病に侵されてみると鳥越さんの強い意思とジャーナリズム魂(「取材者 鳥越」が、「がん患者」 鳥越を...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月07日
ステージⅣの患者の状態、その後に考えられることを改めて勉強しようと、本を探していた時に、この鳥越さんの本を見つけ、彼なら客観的に書いてくれているのでは?と、手に取った。
やはり、ジャーナリストだからだろう。
一般的な闘病記とは少し違った客観的な目線がある。
もちろん、そうじゃない部分もあったけど。...続きを読む
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