小説 - 切ないの検索結果

  • アイスネルワイゼン
    3.5
    32歳のピアノ講師・田口琴音は、さいきん仕事も恋人との関係もうまく行っていない。そんな中、ひさびさに連絡をとった友人との再会から、事態は思わず方向へと転がっていく――。静かな日常の中にひそむ「静かな崖っぷち」を描き、心ゆすぶる表題作(第170回芥川賞候補作)。 選考委員の絶賛を浴びた文學界新人賞受賞作「アキちゃん」を併録。「すべての結果としてこの作品は、新人離れした堂々たる手腕を示すことになった」(川上未映子氏の選評より)
  • 愛すべき女たち
    3.8
    35歳の本郷薫。会社でも重要なポストを与えられ、充実した日々を送っているが、結婚とは程追い生活を送っている。しかし、スポーツクラブで価値観が違う二人の女性と出会って……珠玉のラブストーリー。
  • 愛するあなたの子を授かって、十月十日後に死ぬつもり。
    3.7
    夫との心の距離を覚えながらも、念願の第1子を授かった千夏子。しかし無理がたたって流産し、そのことを誰にも言えずに心を病んでいく。自殺しようと家を出る千夏子だったが、偶然出会った血まみれの女性は、なんと夫の不倫相手で……。
  • 愛するいのち、いらないいのち
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    元クリエイターの夫と築45年の団地で倹しく暮らす59歳の私。無職の男を養い、遠い実家で独居する惚けた父の介護に行き来する日々。入退院、施設探し、説得、契約、留守宅の管理。時間に、お金に、人間に、振り回され、仕事は、定年は、介護の終わりは……。そんな矢先、夫に癌が見つかる。神は老いた父の死を願うような不埒な私に、罰として私の一番大切なものを奪うことに決めたのだ。還暦女のリアルな日常が胸を衝く、切実小説。
  • 愛すること、理解すること、愛されること
    4.1
    1巻1,595円 (税込)
    あなたと私のどちらかしか幸せになれないなら、私は私の幸せを選ぶ――謎の死を遂げた友人の妹に招かれ、軽井沢の別荘に集まった四人の男女。彼らが語りだす、それぞれの人生の選択とは。
  • 愛するということ
    3.9
    人は人を愛する時、いつもどこかで本当の自分、飾り気のない自分をさらけ出してしまうのだろう。相手に見せたい自分、こんなふうに見てもらいたいと願う自分は、実は常に、中身のない、実体のない、ただの脱け殻にすぎないのだ――。愛の始まりから失恋、絶望、再生までを描く小池文学の決定版、本格恋愛小説。
  • 愛するということは
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    里美は、娘の汐里と2人で暮らしている。若い頃の前科が原因で家族からは疎遠になり、やがて生活に困窮した里美は罪を犯してしまう……。愛を夢見て、妬んだ里美と、愛を求めて諦め、姿を消した汐里。一度は訣別したふたりだが、再び巡りあい、そして……。あらゆる母娘に、愛は存在するのか。
  • アイズ
    3.4
    日常の隙間に潜む恐怖の数々。マンションのドアに書かれた不気味な文字、夜光虫に縁取られた青白い遺体、映画の映り込む失われた記憶、奇妙な現象が起こる町営住宅……。著者真骨頂の恐怖短編集!
  • あいたい気持ち
    3.3
    十九歳の誕生日を目前にして、琴子は「ここじゃない、どこか」に思いを募らせる。自分の世界に閉じこもった彼女がそこから飛び出すきっかけは、一人の少年だった。少年の叔父への琴子の切ない片想い、彼がその面影を追う謎の少女。新しい出会いが彼女を過去から解き放っていく--。
  • 会いたかった人
    3.6
    「いやだ、わからない?そんなに私、変わった?」中学時代の無二の親友・良美と二十五年ぶりに再会した小夜子は、やっとの思いで笑顔を作った。目の前にいるのは、美少女の面影を微塵も残さぬ不気味な中年女だったのだ。しつこく付きまとう良美に言いようのない不安と恐怖を抱く小夜子。そんな折、良美は二十代で死んだという情報が…!心理サスペンスの名手が織り成す日常の恐怖。傑作短編集!

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  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood
    4.1
    紀彦(のりひこ)にとって相田家はごく普通の家庭だったが、両親は変わった人だった。母は整理収納に異常な情熱を傾け、孤独を愛す建築家の父はそんな母に感心していた。紀彦も結婚し子供ができる。やがて母が癌で亡くなり、父も看取りのあと自ら入った施設で亡くなる。その後、家のあちこちに母が隠したヘソクリが出現し……。限りなく私小説の姿を纏(まと)った告白の森ミステリィ。
  • あいだのわたし
    3.8
    「みんな手紙を待ってる.難民として認定する,って書かれた手紙.」十五歳のマディーナは,命がけで家族とこの国に逃げてきた.学校に通い,友情や恋に悩み,新しい生活になじもうとするマディーナ.留まれるのか,送り返されるのか.あいだで揺れ闘う少女が日記帳にぶつける,怒りと葛藤とあこがれの日々.装画=蓮池もも

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  • あいだのわたしたち
    3.0
    難民滞在施設をでて,親友の家に引っ越したマディーナたち.ようやくこの国で「ふつう」の生活を始めたが,パパは音信不通で,ママはうつ.夢は医者になること,でも家族の面倒を見るので精一杯.そして周りに外国人に厳しい目を向ける人たちが増えて…….力強く語られる,難民一家のリアルな日常.『あいだのわたし』続編.

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  • あいつらの末路
    3.8
    フリーライターの景子から送られてきた、『助けて』というメール。婚活サイトで出会った夫と、郊外のニュータウンで幸せに暮らしているはずだった彼女の身に一体何が? 作家の朝美は、音信不通の彼女のことを他人事と思えず、偶然出会った女子高生とともに、徐々に悲惨な“真実”へと近づいていく――。張り巡らされた伏線に、強烈なラストの一撃。読み始めたらとまらない、衝撃のホラーミステリー!
  • 愛でもない青春でもない旅立たない
    3.7
    何が愛で何が青春か?そして旅立つと言っても一体どこへ?主人公の「僕」は大学に通い、さしあたって大きな悩みもなく、健康で何不自由のない生活を送っている。しかし一体なんだこの得体の知れない恐怖は。焦燥感はどこから来るのか。寂しさは?東京生まれ東京育ちの著者による初めての青春小説。
  • 愛と癒しと殺人に欠けた小説集
    3.6
    1巻1,771円 (税込)
    話題短編を集めた珠玉の作品集。「この世に平凡な人なんかいません。近づいてよく見ればみんな変。この世の平凡な真実です。でも近づいて、よく見ることは実は難しい。「近づいて、よく見る」には小説が役立ちます。小説はこの世の真実を映す、歪んでいるのに真正な鏡だから(そうでありますように! )。この小説集に収録されているのは、鏡の6つの破片です。この本は、愛や癒しや殺人を求める人には向きません。」(著者敬白)
  • 愛と悲しみの墓標
    3.0
    独身の実業家・五十嵐が殺された。容疑は男が生前つきあっていた三人の女に向けられる。さつき──身長175センチ、モデル。友美──和服が似合う銀座のクラブのママ。知恵──十九歳のテレビタレント。捜査がおよび、たがいに疑心暗鬼に陥る三人。莫大な遺産を巡って第二、第三の悲劇が起こる。十津川警部は、事件の裏で糸を引く狡猾な真犯人の存在を察知。美女たちの疑惑をめぐり、会津と日光を舞台に展開する傑作長篇トラベル・ミステリー。
  • 愛と追憶の泥濘
    3.4
    婚活真っ最中の柿谷莉歩にできた彼氏、宮田博之は大手企業のイケメン敏腕営業マン。その頼もしい仕事ぶりと、どこまでも優しい人柄に莉歩はベタ惚れだったが、博之には「勃起障害」という深刻な悩みがあった……。博之の病いを治そうと奔走する莉歩。やがて彼女は最愛の人がひた隠しにしていた衝撃の事実を探り当てる。二人の恋路の行方やいかに?
  • 愛読者
    3.3
    駆け出しのミステリー作家・仁科美里のもとに、読者からのファンレターが二通届けられた。片方の差出人は、中学を卒業してから音信不通だった友人・柚子。そしてもう一通は「愛読者」と名乗る謎の男からの不気味な手紙……。この二通の手紙をきっかけに、美里の生活は大きく変わっていく。美里に近づいてきた柚子の真意は、そして「愛読者」の正体は? 驚愕のラストへ向けて読者を誘う、傑作サスペンス・ホラー!
  • アイドル失格【電子特典付き】
    値引きあり
    3.9
    僕と彼女は、決して結ばれない運命なのだ-- 選ぶのは、恋か、夢か。 冴えない日々を送る大学生のケイタは、4人組アイドルグループ「テトラ」のセンター・実々花の熱烈なオタク。 叶わないと分かりつつも本気で恋をしていた。 一方、高校3年生の実々花は、グループの人気が順調に上がり、熱心に応援してくれるケイタの好意を嬉しく思いながらも、 将来に漠然とした不安を抱えていた。 ある日、実々花は母親との衝突をきっかけに自暴自棄になり、 SNSの情報を頼りに思わずケイタのバイト先へ向かってしまう――。 NМB48の現役アイドルが本気で描く、切なくも希望に溢れた青春小説 ※電子書籍特典として、巻末に特典SSを収録しています。
  • 愛なんか
    3.8
    平凡な結婚を控えた公美は、偶然出会った男とのセックスで快楽に目覚め、全てを捨てて彼の元へゆき水商売を始める。一年後、かつての婚約者と再会するが……(「ただ狂おしく」)。仕事にも結婚にも答えを見つけられない女たち。人生という長い旅の幸福な結末を求め、覚悟を決めて歩き出す彼女たちの、孤独と痛みを描ききる、ビターな恋愛小説集。
  • 愛なんて嘘(新潮文庫)
    4.2
    恋人の家に転がり込んできたのは、とっくの昔に離婚したはずの彼の元妻だった。ひとつの場所にとどまることのできない女の存在が二人の関係を変える(「夜を想う人」)。一度は別れを選び、それぞれが新しい伴侶を見つけ、子供も授かった元夫婦の約束とは(「二人のプール」)。裏切りに満ちたこの世界で、信じられるのは私だけ? 平穏で幸福な愛の“嘘”に気づいてしまった男女を繊細な筆致で描く六篇。
  • 愛に殺された僕たちは
    4.5
     恋人に貢ぐために、義理の母から保険金殺人の標的にされている高校生・灰村瑞貴。  父親の身勝手な愛情により虐待され、殺される瞬間をただ待つだけの少女・逢崎愛世。  歪んだ愛に苦しむ彼らが見つけたのは、連続殺人の予定が記された絵日記だった。  共犯関係になった二人は、絵日記を利用して殺人鬼に親たちを殺させる計画を立てる。  しかし、愛を憎んでいた瑞貴は、愛世に対して生まれたある感情に気づいてしまい――。  彼らが選択する結末とは? 真実の愛を問う衝撃の青春小説。
  • 愛にこんがらがって
    3.6
    ミュージシャンの乾は、ライブが終わった後、突然、180cmはある長身の女に「御主人様」になって欲しい、と懇願される。ファンのひとりと思った乾は、打ち上げに彼女を誘い、酔った勢いで、激しい一夜を過ごす。そこから、乾と彼女の「御主人様」と「奴隷」の関係が始まる。SMという性的な従属関係の中、愛と欲望の深みにはまり、終には悲劇的な結末を迎える男女を鮮烈に描いた、初の長編小説。 ※本書は、平成十二年十一月ぶんか社より刊行された単行本『SLAVE OF LOVE』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 愛について、なお語るべきこと 上
    値引きあり
    3.0
    1~2巻500円 (税込)
    このろくでもない世界を生き抜く。 ふたつの小説が、交互に語られていく。  第一の小説は、近未来の世界で生き残ったふたりの十代の男女が主人公。少年の名前はオサム、少女は「ギギ」と少年から呼ばれている。彼女は言葉を話すことができない。ふたりは、食料確保のため冬の山のなかへ分け入っていく。  第二の小説は、旅先で消息を絶った息子・理を捜すためにタイの地を訪れた小説家・辻村に、一夜を共にしたウァンと呼ばれる現地の謎の美女、そして彼女の同居人の日本人カメラマンが絡む。  「彼女の本当の名前」を巡って二つの物語が共振する。
  • 愛についての感じ
    4.0
    レザーフェイスと呼ばれる男は、阿佐ヶ谷駅前で切り絵をする女の子に出会った。プレゼントは渡せないし、メールは送れない。奥手すぎる男の淡く儚い恋の物語(「初恋」)。東のヤクザである金城は、西の色町で働くたま子に惹かれていく。想いがなかなか交わらないまま、不器用な二人は最後の日に通天閣に登ることに(「新世界」)。はみ出し者たちが、街の片隅で出会い、不器用に奏でる切ない恋模様を描く5編の作品集。
  • 愛に似たもの
    3.4
    【第21回柴田錬三郎賞受賞作】母親のようにはなりたくない。美貌と若さを利用して、すべてを手に入れてやる(『真珠の雫』)。親友の真似をして人生の選択をしてきた。ある日を境にふたりの立場が逆転。その快感が(『ロールモデル』)。過去の失敗は二度と繰り返さない。たとえ自分を偽っても、今度こそ結婚までこぎつけなければ(『教訓』)。など、幸せを求める不器用な女たちを描きだす8編の短篇作品集。
  • 愛には少し足りない
    3.8
    結婚をして家庭をもち、夫のために食事を作る、そんな平凡な生き方が、自分の求める幸せの形だと早映は思っていた。恋人・卓之の叔母の結婚パーティで、麻紗子と再会するまでは……。麻紗子の奔放で自由な生き方に、反感を覚えながらも、自分の中に同じ欲望があることに気づく早映。卓之、彼の叔母・優子、優子の夫……。それぞれが幸せを求めて、模索していく様を描く長編恋愛小説。
  • AIに負けた夏
    3.0
    成功率百パーセントの恋愛があります――。失恋に落ち込む大学生、秋山明はAIによる恋愛シミュレーションを受ける。その相手は実在する女性のデータをインプットしたアンドロイドだった。「――私は切れてしまった赤い糸をつなぐためにここに来ました」 システムのバグで“消失”したという秋山の運命の相手に関するデータ。彼女の行方を探すために始められた疑似デートをきっかけに、複雑に絡んだ赤い糸が紐解かれていく。ひと夏の恋愛ミステリー。
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶
    3.8
    別れから七年後、紅の元恋人の潤吾の小説が日韓でヒットする。奇しくも父親の出版社が賓客として招いた潤吾は、紅に告げる。「この再会が最後のチャンスだということだけは分かる。この機会を逃したくない」捨て切れずにいた紅の愛が再燃する。再会の七日間、ソウルで愛の奇蹟は起こるのか?韓国人気作家が辻仁成と同時に描く傑作長編。
  • 愛の色いろ
    3.4
    1巻1,760円 (税込)
    このシェアハウスで暮らす条件はただ一つ。 複数愛者(ポリアモリスト)であること。 ポリアモリーとは、性別を問わず、複数の人を同時に、誠実に愛するライフスタイルのこと。 一つ屋根の下で暮らす四人の男女。彼らが選択する生き方の先に見つけた新しい愛の形。愛とはなにかを問う書き下ろし小説。
  • 愛の国
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    満開の桜の下の墓地で行き倒れたひとりの天使――。昏い時代の波に抗い鮮烈な愛の記憶を胸に、王寺ミチルは聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す。愛と憎しみを孕む魂の長い旅路を描く恋愛小説の金字塔!
  • 愛の幻滅(上)
    4.0
    1~2巻660円 (税込)
    恋のホンモノを手に入れたあと、もう気の抜けたニセモノの恋では満足できない! 結婚のできない恋は本物ですか? ――眉子、28歳。妻子ある男・東野と、恋の真っ最中。勤務先で、同僚の稔からアプローチされるけれど、そんなのはまったく目に入らない。「夫婦やない男女の仲ほど、面白いもんはない」と東野は言う。わからない。夫婦というものになったことがありませんから! と拗ねつつも、大人の恋にはまっていく。傑作恋愛長篇。<上下巻> ◎「私の好きな田辺さんの恋愛小説のベスト3」(山田詠美)
  • 愛の旋律
    4.2
    あるパーティで歌手ジェーンの歌声を聞いたヴァーノンはその素晴らしさに衝撃を受けた。まもなく彼は一度はあきらめた音楽家への道をふたたび歩だそうとする。ジェーンへの愛を胸に秘めながら。若き天才音楽家の苦悩を描く「愛の小説」。

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  • 愛のとばり
    3.0
    1巻1,232円 (税込)
    「…オヤジ…がんなんだ」 頻繁に連絡を取り合うわけでもない兄からの、突然の電話。奈津子は父親のためにできるだけのことをしてあげたいと願うが、一筋縄ではいかなかった。幼子のように分別がなくわがままな夫、感情的で自分勝手な母親。それぞれへ妻として、娘として、思いやりをもって接するも、奈津子の愛は空回りし続けていた。想いが伝わらないことにやきもきしながら関係性に悩む奈津子に、大丈夫だと背中を押してくれたのはたった一人、弱っていく父親だった。余命わずかな父親とのやりとりを軸に、愛をもって強くしなやかに生きる女性の姿を描いた家族小説。

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  • 愛の年代記
    4.1
    かくも激しく美しく恋に身をこがし、生きて愛して死んだ女たち――歴史資料の片隅に、わずかに残されたその華麗な生の証しをもとに、欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオの悲劇』など、胸ときめく恋の物語9編を収録。
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)
    3.9
    幼いとき犬にかまれ、左腕が不自由な小学六年生の少女・月岡愛。母を亡くして居場所を失った彼女は、仲良しの大型犬デンを連れて行方不明の父を探す旅に出た。暴力が支配する無法の世界で次々と事件に巻き込まれながら、不思議なご隠居さんや出会った仲間に助けられて危機を乗り越えていく愛。近未来の日本を舞台に、勇気と希望を失わずに生きる少女の成長を描く傑作ジュヴナイル。
  • 愛のゆくえ
    3.7
    不器用な恋の旅世界にたった一つしかない特別な図書館の孤独な職員と悩める美女が恋におちた。 私は人々の一番大切な思いを綴った本だけを保管する特別な図書館の住み込み館員。ある夜訪れた完璧すぎる容姿に悩む美女と恋に落ち、三年も外出していなかった私も旅に出ることに。行く先々で注目を集め騒ぎを起こしつつ旅を終えると私たちの前には新しい世界が開けていた……不器用な二人の風変わりな恋物語。
  • 愛の行方
    4.0
    1巻1,388円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの政治の季節、なぜ若者たちは革命へと飛び込んでいったのか。運命の女に出会い、破滅に魅せられていく二人の青年。爆弾闘争を通じ、過ぎゆかぬ痛みと愛の形を問う渾身の青春小説。
  • 愛の夢とか
    3.8
    あのとき、ふたりが世界のすべてになった――。ピアノの音に誘われて始まった女どうしの交流を描く表題作「愛の夢とか」。別れた恋人との約束の植物園に向かう「日曜日はどこへ」他、なにげない日常の中でささやかな光を放つ瞬間を美しい言葉で綴る。谷崎潤一郎賞受賞作。収録作:アイスクリーム熱/愛の夢とか/いちご畑が永遠につづいてゆくのだから/日曜日はどこへ/三月の毛糸/お花畑自身/十三月怪談
  • 藍の夜明け
    3.2
    16歳になった翌朝、爾はひどい悪夢から目を覚ます。その手の平には寝る前にはなかった浅い傷と、指には長い髪の毛が絡みついていた。前夜、近所で起きた女性の通り魔殺人の報道を知り不安に駆られる爾。異変は次々起き、三度目の朝。爾は自分が脱いだTシャツから血の匂いをかぎ取る。そして少女の他殺体発見のニュースが! その少女は、看護師を務める爾の母の患者だった。犯人が自分かもしれない。爾は親友の達樹にも話せず悩んでいた。ある日、学校で見知らぬ少年と遭遇する。達樹からは自分たちの幼なじみの白兎だと言われるが、爾には全く見覚えがなく……。大人のサスペンス・ミステリ、第3弾!
  • 相棒シリーズ X DAY
    値引きあり
    3.2
    大人気シリーズ映画最新作を完全ノベライズ! 燃え残った数十枚の一万円札とともに殺されたのは、大手都市銀行システム部に籍を置く銀行員。彼はネットに不正アクセスし、機密情報を流していた疑いで、サイバー犯罪対策課からもマークされていた。殺人事件として真相を追う警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一、一方で不正アクセス疑惑から捜査を進める専門技官・岩月彬、立場の違いから、互いにいがみ合いながらも捜査にあたる二人だったが、やがて目に見えない大きな圧力に行く手を阻まれる。  そして、殺人の真犯人追及とともに、浮かび上がってくるネット上にバラ撒かれた謎のデータの正体。杉下右京たちも、そのデータに触れ、否応なく政官財の巨大な権力構造に巻き込まれていく。次第に明らかになる日本政府のために仕掛けられた金融封鎖計画。その「X DAY」に向かって、刑事たちの闘いは続く。  いまや国民的ドラマとも呼ばれる人気シリーズの映画最新作を完全ノベライズ。

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  • I miss you… (アイミスユー)
    5.0
    1~13巻1,100~1,155円 (税込)
    『別れたあの人への伝言』、待望の続編。2万編の応募作から厳選された189の切ない恋の一行詩。「私の夢には会いに来てくれた。けど、やっぱり別れ話だった」「待ってた。ずっとずっと待ってた。結婚式の朝が来るまで」「悪いけど、わたし、きれいになるよ」
  • アイミタガイ
    3.6
    1巻733円 (税込)
    毎朝同じ電車の同じ車両に乗る会社員の澄人、合格確実だった中学に落ちてしまった敦俊、トラブルメーカーのホームヘルパー範子、カメラマンの娘を事故で亡くした元学芸員の優作、そして9歳の時の両親の離婚が傷になり結婚に踏み切れない梓。彼らはみんな、人生の迷子になっています。傍目には平穏に過ごしているように見えても、それぞれの理由があって扉を開くことができず、一歩踏み出すにも踏み出せず、じっと立ち止まっているのです。でも、見知らぬ人の思いが巡り巡って、硬く閉ざされた扉を小さく叩き、彼らは進むべき道をたどりはじめます。気づかないほどのふれあいが誰かの心をそっとゆらし、それぞれの人生を大きく動かしていくのです。「定刻の王」「ハートブレイク・ライダー」「幸福の果実」「夏の終わり」の4つの物語が最後の「蔓草」で一つになる。心に沁み入る連作長編小説。

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  • I love letter アイラブレター
    3.8
    小学生からの殺害予告に引きこもり人間からの告発――。 文通会社に届くワケありの手紙には、手紙で立ち向かえ! 「ねぇ、まめに手紙をくれてた人と急に音信不通になるって、どんな場合だと思う?」 叔母さんが突然切り出した質問にたじろぐ、17歳の岳彦。 叔母さんのむぅちゃんは秘密裏に、ILL(I love letter)という会員制の文通会社をやっている。 年会費を納めると、会員は自分のペースでILLの社員宛てに手紙を書いて出す。 毎日でも、ひと月に一度でも構わないが、姓と住所は本物を明記しなくてはならない。 子供の頃、せっせと叔母さんに手紙を書いていた岳彦はその腕を見込まれ、ILLの臨時スタッフとして雇われることに。 二年間、ずっとILLと文通していた水元さんに何があったのか。 岳彦は叔母さんに変わり、水元さんに手紙を書き始めるが……。 「ぼくはママをころそうと思います」――八歳の少年からの殺害予告や、「どうしても、あの恋文を見つけたい」――大女優からの無茶な依頼などなどの難問に、自分自身の言葉を便箋に書き連ねて向き合う岳彦。 メールや電話では伝わらない想いがある――。 温かくて切なくて、ちょっと怖い六つの物語。 ※この電子書籍は2016年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • アイリス
    3.0
    1巻1,699円 (税込)
    映画『アイリス』に子役として出演し、脚光を浴びた瞳介は、その後俳優として成功できずに高校卒業前に芸能界をやめた。だが、映画で妹役を演じ、現在も俳優として人気を集めている浮遊子との関係は断てずにいる。『アイリス』の栄光が、彼を過去へと縛りつけていた。そしてそれは、監督の漆谷も同じだった。二十八歳で撮った『アイリス』は数々の賞を受賞したが、彼自身はそれ以降どれだけ評価を得ても、この作品を超えられないという葛藤を抱えていた。ひとつの映画が変えた俳優と監督の未来。人生の絶頂の、そのむこうの物語。
  • 愛を乞うひと
    3.6
    複雑な家庭事情により、孤児院に預けられていた照恵は、十歳の時、再び母に引き取られた。だが、いたいけな少女にとってそれはあまりにも苛酷な日々の始まりだった。情容赦のない母の仕打ち。何度も殺されかけた八年間。それでもひたすら母に愛を欲した。だが、祈りは届かなかった……。母への限りない憎しみと愛への渇望。その狭間で何年も彷徨い続けた照恵はいま、親子の絆をさがす旅へと向かう。各界から絶賛を浴びた生命を余すところなく描ききる感動の長編小説。
  • 愛を知らない
    3.9
    1巻1,650円 (税込)
    高校二年の橙子は、クラスメイトとほとんどかかわることなく日々をやり過ごしてきた。支離滅裂な言動をとる変わり者と思われ、親しい友人もいないが、クラスメイトのヤマオからの推薦で、合唱コンクールのソロパートを任されることに。当初は反発したものの、練習を進めるにつれ周囲とも次第に打ち解けていく。そしてある事件をきっかけに明らかになった橙子の秘密とは―。心を強く揺さぶる感動の青春小説。
  • 愛を知らない君へ
    4.0
    幼いころに孤児院にあずけられたアナ・スノーは、出生について何も知らず育ち、大人になった今は孤児院の教師をつとめていた。ある日、彼女は故リバーデール伯爵ハンフリー・ウェスコットが自分の父親であり、母の違うきょうだいもいることを知らされる。自分に家族がいるとわかって喜ぶアナだったが、一族や社交界は莫大な財産の相続人として現れた彼女を歓迎しなかった。 ネザービー公爵は、親戚である伯爵家のあらたな一員となったアナの後見人をつとめる羽目になる。退屈な人づきあいや面倒を疎んできた彼にとっては億劫なことだったが、ウェスコット家の集まりの中で毅然としているアナには大いに興味をひかれ…… メアリ・バログの待望の新シリーズ《ウェスコット家》始動!
  • 愛を綴る
    4.0
    孤独と貧困に負けることなく、けなげに生きてきた少女フェイス。17歳になり侯爵家のメイドとして働き始めるが、森で迷い途方に暮れていたところを不思議な青年ルークに助けられる。字を読むことも書くこともできなかったフェイスは、ルークに文字の手ほどきを受けながら、知らず知らずに愛に目覚めていく……身分違いゆえ禁じられた、ひたむきな純愛の行方は…!?
  • 愛を積むひと
    値引きあり
    4.0
    佐藤浩市主演映画ノベライズ。  北海道、美瑛。四季折々の彩り豊かな風景を見せてくれる美しい大自然のなかにたたずむ、赤い屋根のログハウス。第二の人生をこの素晴らしい景観のなかで過ごそうと、篤史と良子の夫婦は、長年住み慣れた東京から、この地にやってきた。  良子は篤史に家を囲む石塀作りを頼んだが、持病だった心臓の病を悪化させ、帰らぬ人となってしまう。失意の底に沈む篤史だったが、そんなある日、良子からの手紙を受け取る。そこには、石塀をぜひ完成させてほしい、と綴られていた。それからも、良子からの手紙は、次々と篤史のもとに届き続けた――。
  • アイヴォリー
    5.0
    1巻990円 (税込)
    『幽霊になってしまってからは、アイヴォリーのほうが美月よりずっと私らしい気がする。どうしてかわからないけど。もしかしてわたしは、美月という貝殻に間違って閉じ込められたアイヴォリー、だったのかもしれない。』 墓場に住む、幽霊になったばかりの女の子「アイヴォリー」は、ある日少年と出会います。 生きている人間に自分の姿は見えないはずなのに…。
  • アウシュヴィッツのタトゥー係
    4.2
    第二次世界大戦下の「絶滅収容所」アウシュヴィッツで、生き延びるため同胞に鑑識番号を刺青し名前を奪う役目を引き受けたユダヤ人の男。彼はある日、その列に並んでいた女性に恋をした。「必ず生きて、この地獄を出よう」と心を決め、あまりに残酷な状況下で自らもあらゆる非人間性に直面しながら、その中でささやかな人間性と尊厳を守り抜くために重ねた苦闘と愛の物語。実在のタトゥー係の証言をもとに書き上げられ2018年に刊行された原書は、全世界350万部のヒット作となった。
  • アウシュヴィッツの小さな姉妹
    4.0
    1944年4月4日、アウシュヴィッツ・ビルケナウ絶滅収容所に到着したイタリア系ユダヤ人の6歳の姉タチアナと4歳の妹アンドラは、最初の選別をくぐり抜け、子ども用バラック「キンダーブロック」に収容される。その後、ナチスによる人体実験のモルモットになる運命から奇跡的に生き延び、1945年1月27日に解放を迎える。だが、姉妹のアウシュヴィッツはまだ終わらない。アウシュヴィッツを生き延びた6歳と4歳の小さな姉妹が見たアウシュヴィッツと戦争が家族にもたらす悲劇の物語。
  • アウシュヴィッツの図書係
    4.2
    アウシュヴィッツ強制収容所に、囚人たちによってひっそりと作られた“学校”。ここには8冊だけの秘密の“図書館”がある。図書係に指名されたのは14歳の少女ディタ。本の所持が禁じられているなか、少女は命の危険も顧みず、服の下に本を隠し持つ。収容所という地獄にあって、ディタは屈しない。本を愛する少女の生きる強さ、彼女をめぐるユダヤ人の人々の生き様を、モデルとなった実在の人物へのインタビューと取材から描いた、事実に基づく物語。感涙必至の大作!
  • アウトロー臨終図鑑
    4.0
    革命家、プロ選手、芸能人、映画人、作家、政治家、任侠人……ここには世間から見れば型破り、落ちこぼれた異端者しかいない。尾崎豊、小池重明、たこ八郎、横山やすし、野村秋介、安藤昇といった有名人から、著者が偏愛畏怖する斎藤竜鳳、江藤小三郎、高橋和巳、村上一郎まで、男の中の男71人の激烈に生きた証と死に様を謳った愛と憧憬のバラード。
  • 逢う日、花咲く。
    4.2
    13歳で心臓移植を受けた僕は、それ以降、自分が女の子になる夢を見るようになった。  きっとこれは、ドナーになった人物の記憶なのだと思う。  明るく快活で幸せそうな彼女に僕は、瞬く間に恋をした。  それは、決して報われることのない恋心。僕と彼女は、決して出逢うことはない。言葉を交すことも、触れ合うことも、叶わない。それでも――  僕は彼女と逢いたい。  僕は彼女と言葉を交したい。  僕は彼女と触れ合いたい。  僕は……彼女を救いたい。
  • 亜鉛の少年たち アフガン帰還兵の証言 増補版
    4.5
    「国際友好の義務を果たす」という政府の方針でアフガニスタンへ送り出されたソ連の若者たち.やがて彼らは一人,また一人と,亜鉛の棺に納められ,人知れず家族のもとへ帰ってきた…….作家がみずからの目と耳で体験し書き留めた同時代の戦争の記録.作品発表後に巻き起こった裁判の顚末など大幅に増補した,最新の版に基づく新訳.

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  • あおい
    3.4
    ロングセラー「さくら」作者のデビュー作。 27才スナック勤務の「あたし」と、おなかにへたくそな地図を彫っている3才年下のダメ学生・カザマくんは同棲して4か月。ゆったりとしたリズムにどっぷりと浸かった生活をしていた「あたし」は、ある日、妊娠していることに気づく。そして、気がつけば、長野のペンションへの短期バイトを決め、そのバイト先からも逃げ出し、深夜、山のなかで大の字になって寝っころがってしまう。そのとき、「あたし」の視野に、あるものが飛び込んでくる。
  • 青い月曜日
    4.0
    1巻569円 (税込)
    「青い月曜日」は、英語のブルーマンデー(宿酔)に由来する。「私にとって少年時代と青年時代はいつもとめどない宿酔であった」と著者は言う。戦中戦後の混乱し、かつエネルギーみなぎる日本。ある日爆撃で死んでゆく友、見たこともない外国の話と目がまわるような空腹、生活力あふれる庶民たち。大阪に生きたひとりの少年の魂の彷徨、青春なるもののあらゆる陰影を詩情あふれる文体で定着させた開高文学の傑作。この自伝的小説には、開高健の真髄がある。
  • 蒼い月 死神と朝食を
    3.3
    外国人VIPの警護を任された駆け出しボディガードの愛。美術商だという容姿端麗なVIPを護衛するなか、彼女に警告の電話がかかってくる。「その男は死神だ」と。その言葉を裏付けるかのように、関係者の死や、何者かの突然の襲撃に遭う。愛はVIPを護ることができるのか!? ※この作品は2012年9月、単行本刊行された『死神は恋を連れてやってきた』を改題しました。
  • 青い棘のジレンマ
    3.7
    高校受験を控えた小笠原幸は、バトン部に所属している。地元のテレビ局からバトントワリングコンクールの密着取材を依頼された途端、幸は退部を申し入れる。なぜ突然、退部を決めたのか……。教師にも親友にもその理由を話そうとしない幸。それには4年前の、ある出来事が関わっていた。そんな中、固く閉ざされた彼女の心を解きほぐしたのは、意外な人物だった。過去の扉が開かれる青春ミステリー。 ※本作品は2019年5月に小社より単行本刊行された『君の××を消してあげるよ』を文庫化に際し改題し、加筆修正をしたものです。
  • 青い鳥
    4.5
    貧しいきこりの子どもチルチルとミチルは、「幸福」の象徴である「青い鳥」をさがして、思い出の国や夜の御殿、未来の国などを旅します。ノーベル賞作家による、有名な戯曲。新訳。

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  • 青い鳥
    4.4
    1巻880円 (税込)
    村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒──後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。
  • 青い鳥、飛んだ
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    大手フランチャイズ加盟のコンビニ店主・柳田克己は、「万引き犯など最低の人間」という信念を持ち、「万引きをさせない」のではなく、決して見逃さず「捕まえる」ことにしていた。ある日、克己は菓子パンを万引きした男を捕まえようとしたが、もみ合ううちにその男を死亡させてしまう。そして克己は逮捕され、人生は暗転していく。一方、児童養護施設で暮らしていた頃に万引きで捕まった過去を持つミチル。彼女はバイトを掛け持ちしながら必死に一人で生きていたが、コロナ禍の「シーセッション(女性不況)」で仕事を次々に失い、現在は違法メンズエステ店で働いていた。必死に生きながら、自分の夢の実現を目指す彼女は時折思うことがある。あの日、捕まっていなければ。そんな二人が、ある事件を契機に巡り会うことに……。
  • 青いパステル画の男
    3.6
    パリの弁護士ショーモンは古いモノが好き。仕事は順調、稼ぎも良いが、趣味の骨董収集に妻も周囲も全く関心を持ってくれない。ある日、自分そっくりの18世紀の肖像画を落札したショーモンは、その男の正体を探す旅のなかで、奇妙な偶然に巻き込まれていく……。『赤いモレスキンの女』の著者による鮮烈なデビュー作。
  • 青い僕らは奇跡を抱きしめる
    3.4
    いじめに遭い、この世に生きづらさを感じている“僕”は、半ば自暴自棄な状態で交通事故に遭ってしまう。“人生終了”。そう思った時、脳裏を駆け巡ったのは不思議な走馬燈――“僕”にそっくりな少年・悠斗(ゆうと)と、気丈な少女・葉羽(はばね)の物語だった。徐々に心を通わせていくふたりに訪れるある試練。そして気になる“僕”の正体とは……。すべてが明らかになる時、史上最高の奇跡に、涙がとめどなく溢れ出す。第3回スターツ出版文庫大賞にて堂々の大賞受賞!圧倒的デビュー作!
  • 青い麦
    3.4
    毎年、幼なじみのフィリップとヴァンカは、夏をブルターニュの海辺で過ごす。だが、16歳と15歳になった今年はどこかもどかしい。互いを異性として意識し始めた二人の関係はぎくしゃくしている。そこへ現れた年上の美しい女性の存在が、二人の間に影を落とす……。生涯に三度結婚し、同性愛も経験するなど、恋の機微を知り奔放な愛に生きた作家コレットが描いた、女性心理小説の傑作。
  • 青い眼がほしい
    4.1
    誰よりも青い眼にしてください、と黒人の少女ピコーラは祈った。そうしたら、みんなが私を愛してくれるかもしれないから……人間としての価値や美しさは白人の世界にのみ見出され、そこに属さない黒人は存在意義も認められていない。白人が定めた価値観を痛烈に問いただす、ノーベル賞作家の鮮烈なデビュー作。
  • 青い約束
    3.4
    アナリストとして活躍する宮本は、高校時代の親友・有賀と再会する。 二人の友情を決定的に引き裂き、恋人・純子を永遠に奪った“あの事件”からすでに二十年以上の歳月が過ぎていた。 必然がたぐり寄せた邂逅が、封印したはずの忌まわしい過去を甦らせ、開かずの真実の扉をこじあける。 圧倒的な完成度と衝撃の結末! 涙なしには読み終えない傑作エンターテイメント小説!!
  • 青が散る(上)
    4.0
    1~2巻600円 (税込)
    燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、勝利への貪婪な欲望と「王道」、そして夏子との運命的な出会い──。青春の光あふれる鮮やかさ、荒々しいほどの野心、そして戸惑いと切なさを、白球を追う若者たちの群像に描いた宮本輝の代表作。
  • 青き犠牲(いけにえ)
    3.3
    高名な彫刻家の杉原完三が、自宅兼アトリエから姿を消した。一カ月後、完三は武蔵野の林から遺体で発見された。犯人は誰なのか。高校3年生の息子・鉄男の出生の秘密、美貌の母と鉄男の異常な関係など、杉原家の抱える歪んだ家族関係が明らかになり、容疑は息子の鉄男に向けられるが、仰天の顛末とは――。「ギリシャ悲劇」を絡めた連城三紀彦初期の傑作長編ミステリー。
  • 青くて痛くて脆い
    3.9
    人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。周囲から浮いていて、けれど誰よりもまっすぐだった彼女。その理想と情熱にふれて、僕たちは二人で秘密結社「モアイ」をつくった。――それから三年、あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。そして、僕の心には彼女がついた嘘がトゲのように刺さっていた。傷つくことの痛みと青春の残酷さを描ききった住野よるの代表作。
  • 青くて、溺れる
    3.9
    些細なきっかけで、仲の良かったグループからいじめの対象になってしまった高校二年生の祥子。 学校にも家にも居場所がない祥子にとっての毎日は、まるで溺れているようで、息苦しい。 そんな祥子は、ある日「名前のない」喫茶店を見つける。 中に入ってみるとそこには、あたたかな珈琲を淹れてくれるマスターと、個性的な常連客、そして祥子と同じくらいの男子高校生、皐月がいた。 誰にも思いを言い出せず、息が詰まりそうだった祥子は、いつしか彼らに自分の犯したある「過ち」を告白。優しく迎えてくれたその喫茶店で、祥子はようやく苦しかった気持ちがほどけていくのを感じ……!?
  • アオサギの娘
    3.5
    スミソニアン博物館勤務の鳥類画家ロニはフロリダ州テネキーの実家で「ボイドの死について話したい」というメモをみつける。ロニの父ボイドは25年前に沼地で謎の溺死を遂げていた。ロニは父の死の真相を追うが、背後には湿地に囲まれた田舎町の大きな闇が……
  • 蒼ざめた馬を見よ
    3.9
    ソ連の老作家が書いた痛烈な体制批判の小説。原稿の入手を命じられた 外信部記者の鷹野は、新聞社を離れ、身分を偽ってソ連に潜入する。 運よく手に入った小説は全世界でベストセラーとなり、ソ連は窮地に立つ。 ところが、その裏には驚くべき陰謀があった! ――「蒼ざめた馬を見よ」 東京で神経をすり減らした男は、休暇をとり、友人を頼ってモスクワへ飛んだ。 そこで出会ったウクライナ出身の美女の過去とは。――「赤い広場の女」 バカンスのためブルガリアの首都ソフィアを訪れた商社のパリ駐在員は、 妙な雰囲気を漂わせる日本人夫妻と知り合う。その妻に手を出した男が 寝物語で聞いた二人の関係。――「バルカンの星の下に」 愛する妻、良縁の決まった娘、大学進学を控えた息子に囲まれ、幸せな 生活を送る地方大学の助教授、慎吾。教授昇進も目前に控えていた、 ある日、不気味な電話がかかってきた。 「エラブカから何を持って帰ってきた?」 記憶の深部にきざまれた二十年前の約束がよみがえる。――「夜の斧」 Q商業高校山岳部のパーティー6人は北陸二県の県境で墜落事故を 目撃する。その直後、吹雪で立往生したため、顧問の黒木は救助を求めて 一人、近くの集落を目指すが・・・。――「天使の墓場」 直木賞受賞作の表題作をはじめ、いまなお魅力を失わない初期の5編を おさめた代表的作品集。
  • 蒼ざめた眠り
    値引きあり
    3.6
    各紙絶賛の隠れた名作、ついに電子化! 日経、毎日、中日新聞、週刊現代、週刊文春、週刊新潮ほか、二十媒体以上で取りあげられたハードボイルドミステリ巨編が、ついに電子化。  死にかけた海辺の町にもちあがった空港建設計画。町は真っ二つに割れていた。そんな中、辰巳翔一は廃ホテルを撮影中、反対派の女性ジャーナリストの絞殺死体を発見した。殺害女性の元夫で地元新聞の記者をしている安昼のたっての願いで、辰巳は元探偵である経歴を買われ、事件の解決を手助けして欲しいと頼まれる。簡単な事件に見えたが、しかし事態は二転三転し、辰巳自身想像すらしなかった事件の闇に絡め取られていく。  疲弊する共同体、己が欲得に溺れる人間たち、希望の見えない日本という状況を活写しつつ、ハードボイルドの物語を描ききった著者渾身のミステリ巨編!

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  • 蒼ざめた礼服
    3.6
    大学卒業から四年。就職難で仕方なく入った会社の仕事に男は気が乗らない。だが、古本屋でふと手にした雑誌をきっかけに、政財界の裏で活動する柿坂経済研究所に入るや、持ち前の好奇心を発揮し始めた。しかし、独自に探っていた謎に、国会でも注目の特殊潜水艦の建造計画が絡んで、殺人事件まで相次ぎ……。国防問題と巨大軍需産業の闇を背景に描かれた白熱の社会派ミステリー。

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  • 碧空(凜一シリーズ)
    4.3
    高等部に上がって新聞部で写真を撮り始めた凜一は、遠く京都の大学へ入学しフットボール部で活躍を続ける氷川を思いながら、ひとり過ごしていた。そんなある日、有沢という謎めいた上級生が現れ、凜一を写真のモデルにしたいと誘うのだった。有沢に魅かれ、孤独な心を乱す凜一。はなればなれになりながらもお互いを求める少年たちの思いの行方は……。好評シリーズ第2弾。
  • 青空チェリー
    値引きあり
    3.7
    ベッドの上でからみあうふたりの脚。きれいに塗られたパールピンクの爪。その足指が、ときおりぎゅうとねじ曲がる。開く。曲がる。開く。……。予備校の隣にラブホが建った。以来、あたしは屋上から、のぞきみちゃんな日々。ゆるしてちょうだい、だってあたし十八歳。発情期なんでございます。ある日、誰も来ないはずの屋上に男の子がやってきた――!! それ以来、あたしは彼と、“一緒に”のぞいて、“お互いに”オナニーすることに……。栄えある第1回R-18文学賞・読者賞受賞の表題作を収録した、女の子のための3つのストーリー。

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  • 青空と逃げる
    3.9
    深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。夫は何も語らぬまま、知らぬ間に退院し失踪。残された早苗と力に悪意と追及が押し寄せ、追い詰められた二人は東京を飛び出した。高知、兵庫、大分、仙台――。壊れてしまった家族がたどりつく場所は。<解説>早見和真
  • 青空にさよなら
    3.7
    高校に入学して間もなく、蒼唯はイジメにあっているクラスメイトを助けたがために、今度は自分がイジメの標的になる。何もかもが嫌になった蒼唯が、自ら命を絶とうと橋のたもとに佇んでいると、不思議な少年に声を掛けられた。碧と名乗るその少年は、かつて蒼唯と会ったことがあるというが、蒼唯は思い出せない。以来、碧と対話する日々の中で、彼女は生きる望みを見出す。そしてついに遠い記憶の片隅の碧に辿り着き、蒼唯は衝撃の事実を知ることに――。
  • 青空に飛ぶ
    3.4
    中学2年の萩原友人は、伯母の住む札幌を訪れていた。学校での凄絶ないじめで心が折れた友人は、高いところから“青空に飛ぼう”と決意をしていた。そんなとき、伯母の勤務する病院に入院している佐々木友次のことを知る。佐々木は、太平洋戦争時、特攻隊に選ばれ9回も出撃しながら生還したという人物だった。「死ぬのが当然という状況で、どうして“生きよう”と思い続けられたんだろう」佐々木が所属した陸軍万朶隊の物語、そして佐々木自身の言葉を前に、友人の傷ついた心は少しずつ前を向きはじめるが……。
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1
    4.0
    1巻550円 (税込)
    僕、外資系の保険会社に勤める坂木司には一風変わった友人がいる。それは自称「ひきこもり」のコンピュータープログラマー、鳥井真一。複雑な生い立ちのせいで心を閉ざしがちな彼を、外出させようと僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓に僕が持ち込む、身近に起こった様々な謎。彼の鋭い観察眼は、一体そこにどんな風景を描き出すのか――。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井。そしてそんな鳥井を支える坂木。謎を解き、人と出会うことによって次第に成長していく二人の姿を描いた感動の著者デビュー作。《ひきこもり探偵》シリーズ第一弾。

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  • 青空娘
    3.8
    主人公の少女、小野有子は祖母の死によって自身の出生の秘密を知り、見知らぬ土地東京で暮らすことになる。継母とその子供たちからのいじめ、手がかりの少ない実母の行方探しなど幾多の困難にぶつかるが、それでも健気に真直ぐ生きる彼女に手を差し伸べてくれる人々が現れ、運命は好転していく……。青空のように明るく希望に溢れた日本版シンデレラストーリー。
  • 青とうずしお
    4.3
    1巻2,365円 (税込)
    四十年ぶりに、高校時代を過ごした淡路島を訪れた圭介。かつて打ち込んだ人形浄瑠璃部の仲間の思いがけない歓迎と恩師の死を機に、島を去る原因となった出来事と向き合い始める。それは運命に抗い、恋に溺れ、島を駆けた夜のことだった――。ベストセラー『あん』の著者が贈る、名もなき人々の人生を力強く肯定する最新長篇。
  • 青と白と
    4.1
    1巻726円 (税込)
    30代後半の悠は、アルバイトをしながら空き時間に原稿を書く駆け出しの作家。仙台を出て東京で一人暮らしを続けるが、ぎりぎりの 生活を送る。そんな悠の日常は、震災を境に激変した。非常時だとはしゃぐ同僚、思わぬ人からの気遣い、そして、故郷の家族の変化。 「私は、なぜこんなにもちっぽけなんだろう」 過去と未来を見つめた、悠の変化と決断は。
  • 青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集
    3.8
    〈 じつに、ウルフ的、もっとも、実験的。〉 イマジズムの詩のような「青と緑」、姪のために書かれたファンタジー「乳母ラグトンのカーテン」、園を行き交う人たちの意識の流れを描いた「キュー植物園」、レズビアニズムを感じさせる「外から見たある女子学寮」など。 短篇は一つ一つが小さな絵のよう。 言葉によって、時間や意識や目の前に現れる事象を点描していく。 21世紀になってますます評価が高まるウルフ短篇小説の珠玉のコレクション。 ――ウルフは自在に表現世界を遊んでいる。 ウルフの短篇小説が読者に伝えるものは緊密さや美や難解さだけではない。おそらくこれまでウルフになかったとされているものもここにはある。 たぶんユーモアが、そして浄福感が、そして生への力強い意志でさえもここにはあるかもしれない。(「解説 ヴァージニア・ウルフについて 」より) 【目次】 ■ラピンとラピノヴァ……Lappin and Lapinova ■青と緑……Blue & Green ■堅固な対象……Solid Objects ■乳母ラグトンのカーテン……Nurse Lugton's Curtain ■サーチライト……The Searchlight ■外から見たある女子学寮……A Woman's College from Outside ■同情……Sympathy ■ボンド通りのダロウェイ夫人……Mrs Dalloway in Bond Street ■幸福……Happiness ■憑かれた家……A Haunted House ■弦楽四重奏団……The String Quartet ■月曜日あるいは火曜日……Monday or Tuesday ■キュー植物園……Kew Gardens ■池の魅力……The Fascination of the Pool ■徴……The Symbol ■壁の染み……The Mark on the Wall ■水辺……The Watering Place ■ミス・Vの不思議な一件……The Mysterious Case of Miss V. ■書かれなかった長篇小説……An Unwritten Novel ■スケッチ  ・電話……The Telephone  ・ホルボーン陸橋……Holborn Viaduct  ・イングランドの発育期……English Youth ■解説 ヴァージニア・ウルフについて——西崎憲 ■年表 ___________________ 《ブックスならんですわる》 20世紀の初頭、繊細にしてオリジナルな小品をコツコツと書きためた作家たちがいます。前の時代に生まれた人たちですが、ふっと気づくと、私たちの隣に腰掛け、いっしょに前を見ています。 やさしくて気高い横顔を眺めていると、自分も先にいくことができる、そんな気がします。いつも傍に置いて、1篇1篇を味わってみてください。 ___________________
  • 蒼猫のいる家(新潮文庫)
    3.5
    家庭で居場所を失ったキャリアウーマンが年下の男と出会って……。意外な成り行きに大人の孤独がにじむ表題作の他、未体験の快感と美容効果を保証する、謎の無脊椎動物が巻き起こす騒動を描く「ヒーラー」、借金まみれのカメラマンが山奥で雌犬の“ヒモ”となる「クラウディア」など。濃厚な物語世界に、動物たちの凜々しさや人間の愚かさを凝縮した絶品の五篇。『となりのセレブたち』改題。(解説・田中兆子)
  • アオハルの空と、ひとりぼっちの私たち
    4.0
    高1の奈苗は、いつも笑顔でいるものの、心に孤独を抱えていた。ある時、とある事情でクラスメイト五人だけで三日間、授業を受けることに。一匹狼の大北くん、優等生の怜ちゃん、委員長と呼ばれる落合くん、いじめられっ子の若尾くん。いやで仕方なかったのに、気づけばその時間が大切なものになっていて――。無限に積み重なる空の下、五人のひとりぼっちたちの物語。
  • アオハル・ポイント
    3.9
    人には「ポイント」がある。ルックス、学力、コミュ力。あらゆる要素から決まる価値、点数に、誰もが左右されて生きている。人の頭上に浮かぶ数字。そんなポイントが、俺にはなぜか見え続けていた。  例えば、クラスで浮いてる春日唯のポイントは42。かなり低い。空気が読めず、友達もいない。そんな春日のポイントを上げるために、俺は彼女と関わることになり――。  上昇していく春日のポイントと、何も変わらないはずだった俺。これはそんな俺たちの、人生の〈分岐点〉の物語だ。 「どこまでもリアル。登場人物三人をめぐるこの話は、同時に僕たちの物語でもある」イラストを手掛けたloundrawも推薦。憂鬱な世界の片隅、希望と絶望の〈分岐点〉で生きる、等身大の高校生たちを描いた感動の第3作。
  • 青葉の頃は終わった
    3.4
    河合瞳子が大阪郊外のホテル七階から飛び降りた。周囲を魅了した彼女の突然の死。大学卒業から五年、その報せは仲間に大きな動揺を与えた。そんな折り、友人たちに瞳子からのはがきが。そこには、わたしのことを殺さないで、とあった。彼女を死に赴かせたものは? 答えを自問する残された者たちが辿り着いた先は? ほろ苦い青春の終わりを描く感動のミステリー。
  • あおむけで走る馬
    3.0
    イケなくなった売れっ子ホストの兄、ひたすらビル登りをする弟。そして元美人の太った女。無垢にしか生きられない3人が手探りする、温かな旅路とは……。
  • 青山娼館
    3.7
    「恋は御法度よ」会員制娼館のマダム塔子は言った。娘と親友を亡くす不幸のどん底から、高級娼婦という仕事に行き着いた奈月(32)。青山に佇むその旧い館には、白檀の香りと真に拮抗する男女の関係があった。身体をぶつけ合い、生の実感を取り戻す奈月は、やがてマダム塔子の過去を知ることになる――。怒りと悲しみに満ちた人生が交錯し、身体から再生していく日日を描いた全く新しい衝撃作。
  • 青山物語1979~郷愁完結編~
    4.0
    「正社員から嘱託(しょくたく)にして下さい」上京以来8年。平岡義彦は、子会社を任せるという社長に断り、ボーナスのもらえない人間となった。生活の安定よりも原稿の書ける時間が欲しい。小説家になる夢を持ち続けていた。仕事は今までどおりこなし、同僚の愚痴も聞く。そんな義彦にも淡い恋の予感が……。恋に仕事に、青春の日々を過ごした青山。ここに著者の原点がある!
  • 緋(あか)い川
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    明治時代の山間集落で起きた猟奇的殺人事件。鉱山で働く囚人たちの不穏な動き。若き医師が辿り着いた哀しい真実。生きるとは、幸せとは、医学とは――。時代が引き起こした謎と、人間の業を描く長編ミステリ!
  • 赤い額縁
    3.4
    翻訳家が失踪、古本屋が売り渋り、読む者みな戦慄き、読了した者がいないという一冊の洋古書を巡る怪奇と倒錯の大迷宮。綾辻行人氏、千街晶之氏絶賛。本格ホラーにして本格ミステリーの傑作!
  • 緋(あか)い記憶
    3.9
    生まれ故郷の古い住宅地図には、あの少女の家だけが、なぜか記されていなかった。あの家が怖くて、ずっと帰らなかったのに。同窓会を口実に、ひさしぶりに故郷を訪ねた主人公の隠された過去、そして彼の瞼の裏側に広がる鮮やかな“緋色のイメージ”とは、一体何なのか……。直木賞受賞の傑作ホラー。表題作ほか、選考委員の激賞を受けた「ねじれた記憶」など、粒よりの七篇を収録。痺れるように怖いのに、とてつもなく懐かしい――高橋克彦ならではの独自の世界を満喫できます。
  • 赤い靴
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    七歳の誕生日の夜、葵は母親を目の前で惨殺された。誰が何のために母を殺したのか―― 奇跡的に生き延びた葵がたどり着いたのは、超然とした佇まいの老人と犬が支配する人跡未踏の山中だった。隔絶された世界で成長した葵は、ある出来事の後、復讐の念を魂に刻んで下山する。 「死ぬってどういうことだとあなたは思う?」生と死の狭間で交錯する欲望。葵が最後に見たのは、希望か絶望か――。
  • 赤い帆船
    3.0
    8月4日、内田洋一を乗せた「マーベリックI世号」は、11ヶ月間にわたる単独無寄港世界一周を終え、油壺に凱旋した。一人の無名の青年は、一躍、現代の英雄になった。一方、高校からの同級生、村上邦夫は、同じヨットマンとして、内田に先を越された嫉妬と羨望に苛まれていた。だがそれ以上に彼を打ちのめしたのは、恋人亜矢子が内田と結婚したことだった。それから2ヶ月後、内田が殺された。だが、真犯人と目された男は、時間と距離の鉄壁のアリバイに守られていた――。

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