ifの悲劇

ifの悲劇

小説・文芸
616円 (税込)

3pt

北海道・網走に住む小説家の加納豪は、かわいい妹の彩を溺愛していたが、彩が商社に就職して夕張でひとり暮らしを始め、やがて同期の奥津と結婚することになり悲嘆に暮れる。しかし婚約者・奥津の浮気が発覚し、彩はショックで飛び降り自殺してしまう。奥津への復讐を誓った兄は、奥津を網走に誘い出し殺害する。奥津の遺体を車に隠しアリバイを構築するために夕張に向かう途中、加納は交通事故を起こしてしまう――。

ここから物語はふたつに分岐していく⇒

A:交通事故で人身事故を起こし、殺人が露呈した場合

B:交通事故を起こしたものの事なきを得て、殺人が露呈しない場合

……果たして加納の運命やいかに。

ふたつのパラレルワールドがひとつに結びつくとき、衝撃の事実が明らかになる。

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ifの悲劇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まんまと騙されました。
    違和感を感じていたのに最後まで見事にやられました。浦賀ワールドもしっかりと展開されています。
    234ページと短めなので一気に楽しめました。

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    目撃者を殺した場合/殺さなかった場合の2パートに分かれて交互に物語が進んでいくという、面白い書き方で興味をそそられました。
    途中で頭がこんがらがりましたが、最後に真相をまとめてくださっているので、今までの謎が上手く整理されました。そんな事になってるなんて終盤まで全然気づかなかった…!

    0
    2024年01月04日

    Posted by ブクログ

    「絶対に騙される!」と帯にありますが、
    まんまと騙されました。
    Aの場合とBの場合ですすんでいくミステリー。
    ネタバレはしたくないので、ぜひ読んでくださいとしか言えませんが、
    最後まで読むと、よく計算された出来た物語だなぁと。
    話がややこしいので、一気読みしたほうが内容がよく理解できます。

    ちなみに、この本を貸してくれた友人は、
    冒頭「プロローグ」を作者から読者へのメッセージだと思い、はやく本文を読みたいと「プロローグ」を飛ばしたら、全然意味わかんなかったと言ってました(笑)
    プロローグは大事な冒頭です。ここから物語始まってるし、騙しトリックも始まってるので、最初から丁寧に読んでください(笑)
    てか35ページもプロローグあるから、普通は気付きますが(笑)

    0
    2019年04月28日

    Posted by ブクログ

    物語が行ったり来たりで大変だったけど面白かったです!ifの世界線が終わってなるほどなぁって思っていたところでまさかの答え合わせ。すごくびっくりしました。答えを知った状態で読むとまた違った面白さがあるんだろうな。今から読み返すのが楽しみです!

    0
    2026年06月30日

    Posted by ブクログ

     殺人の隠蔽工作の途中で新たに人を轢き殺したパターンと轢き殺さなかったパターンで二通りの話が進んでいくミステリーで、「まるでゲームブックみたいだなぁ。」と構えていたらいつの間にか作者の掌の上だった、としか言いようがない読後感だった。この作品の完全解答はかなり難しいと思う…

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    妹を自殺に追い込んだ元婚約者を殺した兄。その後、交通事故を起こし人を殺したifと殺さなかったifが交互に描かれる話。後半になるにつれ面白さが加速し、感じていた違和感が回収される様は最早爽快。エピローグは3回くらい読み返した。

    0
    2023年07月13日

    Posted by ブクログ

    「もしあの時こうしていたらどうなっていたのだろうか」
    ――意味のないことだとはわかっていても、人は取らなかった選択の結末に想いを馳せてしまう。

    そこから着想を得て、本書はなんと「Aの場合」「Bの場合」の2つの物語を交互に書こうというのだ。それも「犯人が事件後に目撃者を殺していた場合」と「殺さなかった場合」だというのだから、物騒な話である。
    主人公は私怨から人を殺してしまう。用意周到に偽装工作を考え、計画的に殺人を実行したにもかかわらず、帰路の道中で目撃者を「ひき殺してしまう or ひき殺しそうになる」。物語はここからスタートする。
    犯人視点で物語が進み、最初の辺りは2つの世界で共通する部分も多いが、段々と違いが目立つようになり、気が付けばまさに「どうしてこんなことに」状態。しかも、そこに行くまでの流れが非常に自然。

    何を書いても基本的にネタバレになりそうで怖いが、かなり手の込んだ仕掛けが用意されていることもあり、解答を見てもなかなかに頭が混乱してくる。最後に筆者の手によって時系列順にまとめられているのが唯一の救い。
    ただ、描写や表現に若干「ずるいな」と感じるところはあった。

    0
    2018年11月17日

    Posted by ブクログ

    ん?実際にあった事件の話?

    作家、花田欽也は実妹を愛し体の関係を続ける。
    しかし妹は勤めている会社の屋上から落ちて死んだ。警察の検証は自殺との事だったが花田は自殺という事に疑問を持ち妹の婚約者奥津に疑いをかけ独自に調べる。
    奥津に妹との関係がバレ花田は奥津を殺害する。
    奥津の死体を車に乗せてどこかに隠しに行こうとする途中、目撃者に出くわした。
    その後話がAとBに別れる
    A目撃者を轢き殺した場合
    B目撃者を轢き殺さなかった場合
    AとBが順番に続いていく。

    初めて読む作家さんでした。
    タイトル「if」の通り、もしもこうだったらというAとB別々の話が続いて行きちょっと頭がこんがらがったけどなんとか人物関係を把握できながら読み進める事ができました。
    しかし……
    最後は……

    えっ? 誰?……
    とちんぷんかんぷんで終わってしまった。
    うーんと唸りながらあとがき?なるものを読んでいくと人物関係、時間錯誤があらわになり、なーるほどー!と頭のクエスチョンマークも解消され、なんや実際にあった事件の話だったんやと皆さんが書いたレビューを読むと
    ん? 銀次郎? 誰? 週刊標榜? 何? なんか浦賀さんの小説の中に出てくる人物、週刊誌らしくて、実際にあった話じゃないの?えっ?どっち?とさらにわけがわからなくなりました。おわり「まる」

    0
    2018年08月30日

    Posted by ブクログ

    とある事件において、2つの選択肢のどちらを選ぶかでその後の結果が変わるとしたら。
    AパターンとBパターンが同時に展開されていく、パラレルワールドミステリー。

    新しい視点のミステリーだなと思って読んでみた。
    2つのパターンを交互に読んでいくこと自体はそこまで難しくはなく、ひとつの選択肢の違いからこうも変わっていくのか〜と思っていたが、最後に「???」となる文面があり、エピローグでその謎が解説されていて驚いた。
    正直思っていた構成、結末ではなかったが、最後まで読み終わったあとに絶対もう一度読み直したくなる1冊だと思った。

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    【2024年158冊目】
    妹が死んだのは元婚約者の奥津のせいだ――作家の加納は復讐を誓い、計画通りに奥津殺害することに成功する。だが犯行直後、加納の運転する車の前に男が飛び出してきて……男を轢き殺したルートAと、轢殺を回避したルートBが交互に展開するパラレルワールドミステリー。

    ややこし〜!最後に事件の全貌が明らかにはなるものの、そこさえもややこしくて、結局相関図を書きながら読んでようやく理解しました。いや、騙されました、見事に騙されましたけど、ややこしいが過ぎる。私が頭の中で整理できんかったのが悪いですけど、「相関図がいるなこれ」と思いながらも大体の小説はなくても結局はなんとかなりますが、マジで書かないとダメでした。

    まあでもここまで複雑にするにはそうよね、そういう感じにしないと無理よねみたいな建付けにすっかり騙されてたので、見事と言えば見事なんですけども。

    一気読み必須です。恐らく数日かけて読んだらAルートの話だったか、Bルートの話だったかわからんくなっちゃいます。頁数はそんなにないので1日で読んじゃうのが良いかと思いました。

    0
    2024年08月12日

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