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雪のように白い肌と鋭い目、びっしり生やした髭面――それが総美学園中等部三年A組の担任として赴任してきた北薗雪夫先生だった。だがその先生には、五人の中学生を次々と殺した驚愕の過去があった。幼い頃、色の白さから女の子のようだとからかわれて対人恐怖症に陥った雪夫は、子供しか相手にできない。だから先生になったのに、生徒たちからもバカにされ、歪んだ愛と沸謄する怒りは異常な形で爆発した。その最新の標的は羽鳥真美子、十五歳……。
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Posted by ブクログ
13歳の頃に読んで衝撃を受けたホラー小説。透き通るように肌の白い教師、雪夫がある日学校に転任してきた。そしてだんだんと、彼の異常性が明らかになっていく――。「そこにオレンジがあるのが、綺麗なんです」
学生時代に出合った本。タイトルに惹かれて購入ました。 結構なページ数はありますが 読みやすさに、すぐ読破してしまいました。 内容はホラーですが、やっぱり一番怖いのは人間の心理です。
ホラーで、こんなにも、ドキドキさせられた本は、最近では無いですねぇ。正直、怖かったです。幽霊とか、化け物の怖さではなく、人間の怖さを思い知らされました。心の奥底に潜んでいる、押さえられていた感情が爆発した時、そのパワーの矛先は?
読みながら初めて心臓がバクバクした本。今は何でもありですから、こんな先生あなたの傍にも居るかも・・・。
一九六九年がどういう年であったのかを調べたことがあった。 日本では年頭に東大安田講堂の攻防戦があり、ベトナム反戦をひとつの核とした大学紛争が全国各地で最後の決戦に突入した。そして新宿駅西口地下広場では反戦フォーク集会が週末ごとに開かれ、十一月には赤軍派が大菩薩峠で大量検挙される事件も起きている。...続きを読む 雪のように白い肌と鋭い目、びっしり生やした髭面。総美学園中等部三年A組の担任として赴任してきた北薗雪夫先生は、五人の中学生を次々と殺した過去があった。今度の標的は羽鳥真美子、十五歳…。
ぼくをいじめないでと懇願する幼児の頃のままのような中身の一方で簡単に次々と人殺しをする、雪のように白い女の子のような肌を髭で覆った、相手が子供ならばと考え中学教師になった雪夫の、マザコンで不意に幼児のような振る舞いを繰り出し一人芝居まではじめる異様さがナチュラルで引き込まれる。サクサクと読み進めた。
先生と生徒の目線で書かれているホラー作品。 信頼し合っている先生がわけのわからない行動をとっていくので、それがとてもリアル感あふれていたので少し先生が怖くなる作品である。夏に読みたくなる作品の一つである。
吉村達也、ホラーで有名な人?先生がテーマ?面白そうだしミステリーだし、と気軽に読んでみた本。人間の狂気がテーマ。最後はあっけなく終わり、消化不良という感じ。世にも奇妙な物語に出てきそうなストーリー。
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