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長編かと思ったら短編だった
この作者さんは3冊目になる。乱歩賞受賞作の白く長い廊下、赤い病院の惨劇である。いずれもおもしろかったので今作も読んでみた。長編だと思っていたら連作短編集だった。作者の趣味なのか最初に必ずマラソンに参加するシーンがある。一番おもしろかったのは、やはり表題作だろう。プロバビリティの犯罪で終わらせるのではなくもう一捻りしているのがよかった。乱歩が絶賛した谷崎潤一郎の途上、乱歩の赤い部屋、西澤保彦さんの完全無欠の名探偵にもプロバビリティを使ったものがあったなぁこの種のものはやはりおもしろい。
Posted by ブクログ
◆炎天のランナー
◆死の人工呼吸
◆眠りの恐怖
◆墜落
◆謎の食中毒
◆クリスマス・ランニング
以上6篇を収録。看護婦の川本雅美と早田菜月が全てに登場する短編集。川本雅美と早田菜月は看護婦でありながら、あらゆる地方の10キロマラソンに参加するランナーでもある。話は全て、その行く先々の大会で知り合った人たちの不審な死について、2人が調べていくもの。
どう考えても事故・・・という事柄が、菜月の「怪しい」というただの勘から殺人事件と決め付けられ、調べていくとやっぱり殺人だったというパターンなんですが・・・それがあんまり好きじゃなかったんだなぁ。看護婦だからこそ見逃さなかった根拠を元に動いてほしかった。捜査(?)自体が、別に看護婦という設定がなくてもいいんじゃない?と思えるものだっただけに余計に。”病死に見えるけど、実は殺人”というテーマを集めていたのには惹かれたんだけど。
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