切ない作品一覧

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  • 吉原遊廓―遊女と客の人間模様―(新潮新書)
    4.0
    江戸の初期、吉原遊廓は大いににぎわっていた。当時、市井の人々には敷居の高い廓内の出来事を伝え、好事家たちの注目を集めていたのが「遊女評判記」、いわば遊女に関する情報誌である。馴染み客との恋愛やトラブルから、歌舞伎役者や座頭が嫌われた理由、ライバルの悪評を画策する遊女、新造と呼ばれる付き人の少女とのさりげない会話まで――。気鋭の歴史研究者が貴重な文献をもとに甦らせる、なにげない吉原の日常。
  • タラント
    4.2
    学生時代はボランティアサークルに所属し、国内外で活動しながら、ある出来事で心に深傷を負い、無気力な中年になったみのり。不登校の甥とともに、戦争で片足を失った祖父の秘密や、祖父と繋がるパラ陸上選手を追ううちに、みのりの心は予想外の道へと走りはじめる。あきらめた人生に使命〈タラント〉が宿る、慟哭の長篇小説。 解説・奈倉有里
  • なぜ地方女子は東大を目指さないのか
    3.9
    首都圏以外に暮らす女子高生は偏差値の高い大学への進学にメリットを感じにくい傾向にある。東大の学生団体がそのような調査結果を23年5月に公表し、大きな話題を呼んだ。調査からわかったことは、地方で暮らす女子生徒は自己評価が低く、保護者も難関大に進むことを期待せず、周囲にもロールモデルが少ないことだった。日本社会に根付くジェンダー格差に影響する「地方」×「女性」の二重構造を変えるための提言の書。
  • 海辺にうつせみ 【電子限定特典付き】
    完結
    5.0
    『僕はもう、この世にいない』って、どうしても言えなくて――。 一途な男子大学生×秘密を抱えた孤独な青年は、『残された最後の時間』を噛みしめる。 小学生だった頃の夏休みに、父親の田舎で出会った男の子・ルイ。 航大にとって、ルイは初恋の人だった。 大学生になった航大はルイと再会を果たすが、会えなかった7年の間にすべてが大きく変わってしまっていた。 静かな海辺の町で紡がれる、ふたりの淡く儚い夏の物語。 ★単行本カバー下画像収録★ 電子限定で描き下ろしの漫画2ページが収録されています。
  • インドラネット
    4.2
    美貌とカリスマを備えた友人・空知の行方を追い、東南アジアの混沌に飛び込んだ晃。だが待ち受けていたのは、空知とその姉妹の凄絶な過去だった……。数多の賞を受賞した著者が到達した「現代の黙示録」!
  • 毒を喰らわば皿までも? 【カラーページ増量版】(1)
    完結
    4.7
    食い意地が張ってるばかりで他に何のとりえもない大奥女中のお福が任命されたのは、御台さま(篤姫)の“毒見役”。 毒への恐怖よりも食い気が勝るお福にとって天職と喜ぶ一方で、これまで想像もできなかった大奥ならではのトラブルが舞い込んでくるように。 果たしてお福はご馳走にありつきながらも、篤姫をお護りできるのか? 連載時のカラーページ全収録!!! ★単行本カバー下画像収録★
  • 猫つきベビーシッターズ【電子特典付き】
    3.0
    1巻946円 (税込)
    人間と猫が所属するベビーシッター派遣会社、ねこもり社。 スーパーシッター猫・ミミ子を始め個性的な猫たちが多数在籍中です。 彼女たちに学びながら、新人シッターのもときは日々奮闘中! 子どもも大人も癒やす猫の魅力満載のほっこり系コメディ。 【目次】 その1 あけるくん(11カ月)       その2 いずみくん(6歳)        その3 ういちゃん(3歳)        その4 えいみちゃん(5歳)       その5 三つ子ちゃん(1歳半)      その6 くりたろう(小2)        その7 ねこもり社の休日~予防接種編~  その8 ケイトくん(2歳)        その9 こうへいくん(16歳)       その10 もときちゃん(19歳)       その11 シッターたちの休日~人間編~   その12 シッターたちの休日~猫編~ 電子限定特典
  • 嶋左近の関ヶ原
    3.0
    秀吉が惚れ、 家康が恐れた漢(おとこ)! “鬼の左近”、 獅子奮迅の闘い! 石田三成を支えた勇将の生涯! 関ヶ原で家康を討つ! 石田三成を支えた猛将の戦い 戦場の勇者振りで「鬼の左近」と呼ばれた嶋左近。羽柴秀吉にその才を見出され家臣となり、関東出陣を機に石田三成の寄騎となる。 宿敵・徳川家康の引き抜きの誘いにも乗らず、側近として三成を支え続ける。 「三成に過ぎたるものが二つあり、嶋の左近に佐和山の城」とも謳われた漢は、関ヶ原で天下分け目の戦いに臨むが――。 (『嶋左近』改題)
  • 感染症の歴史学
    5.0
    パンデミックは世界を変えたのか――新型コロナの大流行を経験した私たちには,疫病と人類の関わりを問い直すという重い課題が突きつけられている.最新の知見をふまえて天然痘,ペスト,マラリアの歴史を振り返り,ポスト・コロナ社会への教訓をさぐる.パンデミックの記録と記憶を掘り起こし,未来を考えるための疫病史入門.

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  • ははのれんあい
    4.2
    1巻946円 (税込)
    夫とは職場の友人を通じて知り合った。口数は少ないし、ぶっきらぼうだけど、優しい。結婚して智晴(ちはる)が生まれ、慎ましいながらも幸せな3人生活が始まった。しかし生活はなかなか立ち行かない。息子を預けて働きに出た由紀子は、久しぶりの仕事で足を引っ張りながらも何とか食らいつき、家庭と両立していく。そんな矢先に発覚した、双子の次男と三男の妊娠……家族が増えてより賑やかになる一方、由紀子の前に立ち塞がる義母の死、夫との不和、そして――。「家族は時々、形を変えることがあるの。だけど、家族はずっと家族なの」。どんな形をしていても「家族」としてどれも間違ってない、ということを伝えたかったと語る直木賞作家・窪美澄が放つ、渾身の家族小説。文庫版には家族のその後を描いたスピンオフ短編「ははのけっこん」も収録。解説・白石一文
  • 悪の芽
    4.0
    大手銀行に勤める41歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。40人近くを襲ってその場で焼身自殺した男が、小学校時代の同級生だったのだ。あの頃、俺はあいつに取り返しのつかない過ちを犯した。この事件は、俺の「罪」なのか――。懊悩する安達は、凶行の原点を求めて犯人の人生を辿っていく。彼の壮絶な怒りと絶望を知った安達が、最後に見た景色とは。誰の心にも兆す“悪”に鋭く切り込んだ、傑作長編ミステリ!
  • 風に吹かれて
    4.6
    米軍基地と古い城下町が共存する地方都市、岩国。フェンスの向こうをファントムが飛び立ち、でっかい入道雲が青空にわき上がっていたあの夏。中学二年のモリケンこと森木健一は、幼なじみのノッポ、ムラマサ、転校生のミッキーとともに、ある小さな冒険をしようとしていた。それは彼らが大人になるための通過儀礼だった──。
  • 三度目の恋
    4.1
    結婚したのは、唯一無二のはずだったひと。高丘さんに教えてもらった「魔法」で、むかしむかしの世に旅に出るようになるまでは。あるときは江戸吉原の遊女、さらには平安の世の女房として、梨子はさまざまな愛を知り……。『伊勢物語』をモチーフに、夢とうつつ、むかしと今のあわいをたゆたい、恋愛の深淵をのぞく傑作長編。〈解説〉千早 茜
  • 飛鳥の木簡―古代史の新たな解明
    4.0
    かつて日本古代史は、『日本書紀』『古事記』や中国の史書に頼らざるを得なかった。だが一九九〇年代後半以降、三万点以上に及ぶ飛鳥時代の木簡の出土が相次ぎ、新たな解明が進み始める。本書は、大化改新、中国・朝鮮半島との関係、藤原京造営、そして律令制の成立時期など、日本最古の木簡から新たに浮かび上がった史実、「郡評論争」など文献史料をめぐる議論の決着など、木簡解読によって書き替えられた歴史を描く。第2回古代歴史文化賞大賞受賞作。
  • プーチンの復讐と第三次世界大戦序曲(インターナショナル新書)
    4.3
    ロシアのウクライナ侵攻により、核兵器使用の脅威が高まっている。果たして、第三次世界大戦は起こってしまうのか。「プーチン伝」「ロシア・ソ連史」「プーチン体制の光と影」「ウクライナ戦争の展開と今後の展望」「核のエスカレーション(過激化)」など、いま最も知りたい世界情勢の“これから”を、国際政治学者の舛添要一が分析。プーチンの行動原理と、世界のゆくえを論じる。
  • 魯肉飯のさえずり
    3.9
    1巻946円 (税込)
    ママがずっとわたしの恥部だった――。 就活に失敗し、逃げるように結婚を選んだ桃嘉。 優しい台湾人の母に祝福されるも、理想だった夫に一つ一つ 〈大切なもの〉をふみにじられていく。 台湾と日本のはざまで母娘の痛みがこだまする長編小説。 織田作之助賞受賞作。 〈解説〉渡邊英理
  • 老人はAI社会をどう生きるか
    3.5
    進む高齢化と歩調を合わせるかのように、AI(人工知能)の技術革新と社会への浸透も進化を続けている。では老人は、AIとどのように向き合えばよいのか。眼科医として多くの高齢者の診察・治療に関わり、その悩みや不安をじかに聞いてきた著者は、日本ディープラーニング協会の資格を取得してAI技術も学んでいる。病気や介護、認知症、お金、人間関係など、さまざまな不安を抱える老人たちにとって、AIとAIが産み出す社会は福音なのか脅威なのか。著者は言う。「AIの進化で老後の不安はなくなります」。ただし、「AIとの付き合い方を間違わなければ」である。老人が正しくAIと付き合うための完全ガイド。
  • 東京-臨界点-【電子限定おまけマンガ14P付】
    4.9
    1巻946円 (税込)
    「家庭教師代はセックスでいいぜ」 神宮寺結人と早乙女恭平の関係は、そうやって始まった。 虐待家庭で育った神宮寺結人が初めて執着したもの、 欲しいと思ったのが、早乙女恭平だった。 高校入学の春、初めて知った清潔な香りの持ち主だ。 高校時代の恭平に近寄る隙はなかったが、 彼の大学受験失敗を機に、 神宮寺はセックスと引き換えに家庭教師を申し出た。 一方、体面ばかりを重んじるエリート家庭で 気持ちを殺しながら生きてきた恭平にとって、 神宮寺との時間は目を逸らし続けてきた自分を知る時間だった。 だけど、そんな関係も恭平が大学に合格するまでの話、 そこから先は知らない他人に戻る…はずが!? 奇跡の恋、完結!! 【電子限定のおまけマンガ(14P)を巻末に収録配信!!】
  • 新訳 ジュリアス・シーザー
    完結
    3.0
    歴史的暗殺事件の裏側。 「おまえもか、ブルータス?」 英国の中学生が学ぶ名作! 過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言した衝撃作。 古代ローマの独裁官シーザーは、内戦に勝利して凱旋し、市民の熱狂的歓迎を受ける。シーザーが共和政を廃して皇帝になるのを恐れた気高いブルータスは苦悶し、シーザーに恨みを抱く友キャシアスに唆され、ついにシーザー暗殺を決意する! 「おまえもか、ブルータス?」――過去未来にわたり、全ての政治指導者暗殺をシェイクスピアが予言する、驚くべき名作。徹底注釈&シェイクスピアが読んだノース訳『英雄伝』抄訳も掲載。 目次 新訳 ジュリアス・シーザー シェイクスピアが参照したノース訳のプルタルコス著『英雄伝』について ノース訳「ジュリアス・シーザーの生涯」抄訳 ノース訳「ブルータスの生涯」抄訳 ノース訳「アントニウスの生涯」抄訳 訳者あとがき
  • 文庫で読む100年の文学
    4.2
    二一世紀に読み継いでいきたい文学とは。第一次世界大戦直前から現代まで一〇〇年の海外文学六〇冊、日本文学四〇冊を、文庫本限定でセレクト。現代文学の最前線に立つ作家、翻訳家、文学者ら五三名が愛の記憶、歴史と社会、生命のきらめき、想像力の冒険のジャンルごとに解説する。“ポケットに入れられる世界文学全集”の提案。
  • 巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ
    4.4
    しょうゆ,みそ,酒など,日本の伝統調味料づくりに欠かせない巨大な木おけ.日本固有のこの巨大おけを,つくれる職人がいなくなる! 「しょうゆ屋が,おけつくったら,おもろいやん!」――立ち上がったのは小豆島のしょうゆ蔵.最後の職人に弟子入りし,次々に降りかかる困難を乗り越えて,おけづくりの輪を全国に広げた奇跡の奮闘記.

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  • 初恋写真
    3.0
    大学2年生の星野は、男子校出身で女子に免疫がない。所属している写真部の新入生勧誘で、カメラを首から下げた女子と出会い、一瞬で心を掴まれた。その1年生・花宮まいは、ある理由で高校に行けなくなった過去がある。男性が苦手なのも、その過去のせいだ。写真部に入部した花宮は、新歓撮影会などを経て、少しずつ星野と仲良くなっていく。花宮に起こった過去の事件を知らなかった星野は、付き合い始めたのち、佳い雰囲気のままつい彼女を押し倒してしまう。その瞬間、花宮の身体は固まってしまい……。不器用なふたりの、みずみずしい青春恋愛ストーリー。
  • 官邸官僚が本音で語る権力の使い方(新潮新書)
    4.0
    総理大臣には働いてもらわなければならない。それも最初から、全力で。しかし、巨大タンカーのごとき日本政府を操るにはコツが必要だ。政治家の意思で、霞が関は動かせるのか。そして「本物の有事」に直面した時、政治は自衛隊などの実力部隊をコントロールできるのか。歴代最長の安倍政権で内政・外政・危機管理の各実務トップを務めた官邸官僚が参集し、適切な権力行使のための「官邸のトリセツ」を公開する。
  • 統一協会問題の闇
    4.3
    安倍晋三元総理の銃撃事件を機に再び動き始めた旧統一協会(世界平和統一家庭連合)を巡る問題は、日本が抱えるさまざまな課題を浮き彫りにした。 銃撃犯・山上徹也を生んだ「宗教2世問題」、杜撰極まりなかった要人警護の在り方、不当な高額献金や悪質な勧誘に見て見ぬふりをした穴だらけの法規制、そして、結果として数多くの政治家が取り込まれていた「政治と宗教」の歪な関係など――。 1992年、芸能人や有名アスリートらが参加した国際合同結婚式が連日ワイドショーで報じられ、マインドコントロールによる勧誘や悪質な霊感商法が大きな社会問題となったにもかかわらず、なぜ、韓国発のカルト教団が日本社会のなかで今に至るまで存続できたのか? その答えは30年前に遡る。 「オウムの次は統一協会だ……」 1990年代半ば、本書の著者の一人で、かつて『朝日ジャーナル』や『週刊文春』誌上で統一協会をテーマに批判記事を精力的に書いてきたジャーナリストの有田芳生氏にこう告げたのは、取材の過程で知己を得た公安の最高幹部だったという。 「当時、公安は統一教会をマークしていました。それにはいくつもの理由があります。(中略)なぜかマスコミではほとんど報じられていませんが、1969年、日本にあった統一教会の関連企業は、韓国にある教団系武器メーカーから殺傷能力のある空気散弾銃2500丁輸入し、この問題は国会でも取り上げられました」(有田氏) 公安の次なるターゲットが統一協会と聞いてから10年の月日が流れた2005年、有田氏が再び邂逅したその元幹部らに「(この10年間)何もありませんでした。今だから話せることを教えてください」と詰め寄ると、その元幹部は苦渋に満ちた表情でこう言葉を絞り出したという。 「政治の力があった……」
  • 「将軍」の日本史
    4.0
    幕府のトップとして武士を率いる「将軍」。源頼朝や徳川家康のように権威・権力を兼ね備え、強力なリーダーシップを発揮した大物だけではない。この国には、くじ引きで選ばれた将軍、子どもが50人いた「オットセイ将軍」、何もしなかったひ弱な将軍もいたのだ。そもそも将軍は誰が決めるのか、何をするのか。おなじみ本郷教授が、時代ごとに区分けされがちなアカデミズムの壁を乗り越えて日本の権力構造の謎に挑む、オドロキの将軍論。
  • 共鳴するまま、見つめて愛されて【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】
    完結
    4.3
    Subであるせいでまともな人生を送ってこなかった羨。ようやく雇ってもらえた家事代行サービスの派遣先で、完璧なライオンの頭を持つライハーンに会う。頭まで獣の形というのは、Domの中でも優位な証。圧倒的なDomのグレアに偶然あてられてしまって…。手酷く抱かれた経験しかない羨は、ライハーンから与えられるあまりに甘く熱い奉仕に戸惑うばかり。「これからも、きみに尽くしてかまわない?」愛したがりな金獅子CEOは、愛を知らないSubに尽くす。極上の甘やかしラブ。 ※こちらの作品は通常版とサイン版がございます。本編の内容は同一ですので重複購入にご注意ください。
  • PICU 小児集中治療室(上)
    5.0
    吉沢亮 月9初主演! 北海道を舞台に、PICU(小児集中治療室)の設置を目指して奮闘する若手小児科医、志子田武四郎。 さまざまな困難に直面しながらも必死にもがいて成長する武四郎と、命の尊さを描くメディカル・ヒューマンドラマを完全ノベライズ! 北海道生まれの志子田武四郎は、心の奥底に熱い気持ちは秘めていたものの、「なんとなく医師になった」と自他ともに認識していた、安定志向の若き小児科医。 しかし、勤務先の病院に新設されたPICUへの異動が決まり、そこで日本唯一のPICU医・植野元と出会う。 そこで出会う先輩医師や、命の危機に瀕しつつも必死で生きようとする子どもたちの姿を通じ、懸命に奮闘する日々が始まった。 「広大な自然を相手に、医療用ジェット機を運用した日本屈指のPICUをつくる」という植野の強い覚悟を受け、武四郎の小児科医人生が大きく変わり始める――。
  • あたしとママのファイトな日常
    4.7
    人間関係、職場の不満、将来への不安――全部まとめて打つべし、打つべし!  橘風花はキラキラヶ丘団地に暮らす、小学四年生の女の子。「ムカつく男子を一発殴りたい」というよこしまな動機でボクシングを始めるが、徐々にその面白さにのめり込む。そんな風花のひたむきさは周りのみんなに影響を与え、母の陽菜子の心も変わっていく……。「好き」という気持ちが世界を変える、母と娘のハートウォーミングストーリー! 『あたしの拳が吼えるんだ』を改題。 特別書き下ろし短篇「りんどうの花が咲いている」を収録。
  • もののふの国
    3.6
    武士とは、何だったのか? 千年に亘る戦いの系譜を一冊に刻みつけた、驚愕の傑作歴史小説。 〈螺旋プロジェクト〉中世・近世篇。 負け戦の果てに山中の洞窟にたどり着いた一人の武士。死を目前にした男の耳に不思議な声が響く。「そなたの『役割』はじきに終わる」。そして声は語り始める。かつてこの国を支配した誇り高きもののふたちの真実を。源平、南北朝、戦国、幕末。すべての戦は、起こるべくして起こったものだった――。〈巻末付録〉特別書き下ろし短篇 【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みができます】 ※〈螺旋プロジェクト〉とは―― 「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画 〈螺旋〉作品一覧 朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作) 天野純希『もののふの国』 伊坂幸太郎『シーソーモンスター』 乾ルカ『コイコワレ』 大森兄弟『ウナノハテノガタ』 澤田瞳子『月人壮士』 薬丸岳『蒼色の大地』 吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
  • 記者がひもとく「少年」事件史 少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す
    4.1
    殺人犯が少年だとわかるたびに,報道と世間は実名・匿名,社会・個人の責任,加害・被害の間で揺れ,「少年」像は戦後から現在まで大きくシフトした.白昼テロ犯・山口二矢から,永山則夫,サカキバラへ,そして「少年」が消えた現在までをたどり,成人年齢引き下げの中,大人と少年の境の揺らぎが示す社会のひずみを見つめる.

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  • ジャズ
    5.0
    1920年代の冬のある日、男が若い娘を撃ち殺した。娘は男の愛人だった。男の妻ヴァイオレットは娘を激しく憎み、柩のなかの死者の顔に切りかかった。しかし、ヴァイオレットは次第に死んだ愛人のことを知りたいと思いはじめる……。 都会に暮らす男女のなかに生き続ける、時をさかのぼる憧憬と呪縛。過去、現在、未来を自由自在に往来しながら、饒舌な謎の語り手によって、事件の背景が明らかにされていく。ノーベル賞作家が卓越した筆致で描き出す衝撃作。
  • いままで起きたこと、これから起きること。~「周期」で読み解く世界の未来~
    3.7
    社会の姿は変われど人間の本質は変わらない。同じことを繰り返し、それが社会の循環をもたらしている。人間だけでなく万物に周期が存在する。様々な分野の専門家がサイクルの存在を指摘しており、これからの10年、あらゆる分野で大きなサイクルの転換点が重なるタイミングとなる。時代の大波を知り、示唆される危機にどう立ち向かうか。2030年代、長い冬を抜けた後に来る春の世界とは。サバイブするためのヒントを共有する。
  • 東京大空襲の戦後史
    4.0
    一夜にして一〇万人もの民間人を殺害した東京大空襲.戦災孤児,障害者,PTSDなど,苦難のなかで戦後を生きざるを得なかった多くの人たちがいる.社会の無知や偏見に苦しめられながら,自分たちを切り捨てようとする国に対して救済を求めて立ち上がった空襲体験者たちの闘いをたどり,この国の「戦後」とは何であったのかを問う.

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  • 増補版 弘兼流 60歳からの手ぶら人生
    3.4
    定年後は持ち物や人間関係を整理し、身軽に人生を楽しもう!課長島耕作』などで知られる漫画家が60歳からの理想の生き方をつづったベストセラーの増補版。 「常識」という棚にしまったすべてのものを一度おろして、ひとつひとつ吟味してみませんか。そうすれば、きっとこれからの人生に必要なものと必要でないものが見えてくるはずです(はじめにより)。
  • 「米留組」と沖縄 米軍統治下のアメリカ留学
    4.0
    それは、“ただの留学”ではなかった――。 今日の沖縄・アメリカ・日本の関係にどう影響しているのか。 〈復帰50年〉のいま、初めて語られるライフストーリー。 ジョン カビラ氏(ラジオ・テレビパーソナリティー)推薦! 「戦敗れ、支配されるも、懐に飛び込んで学んだ先には何があったのか?」 岸 政彦氏(立命館大学教授)推薦! 「復帰前の沖縄からアメリカに渡った留学生たちの、複雑で豊かな語りに耳を傾けよう」 ***** 1945年から27年間、米軍統治下にあった沖縄で、米国陸軍による留学制度によってアメリカ留学=「米留」した1000人余りの若者たち、「米留組」がいた。 沖縄戦を生き延びた彼ら、彼女らはどのような思いで留学を志し、戦後沖縄の社会形成においてどのような役割を担ったのか――。「米留二世」でもある著者が丹念に聞き取った、留学経験者たちの語り。 「本土復帰」50年を経て、初めて明らかになる当時の米国の思惑や「米留組」の葛藤。貴重な証言と一次史料をたどることで、沖縄の今とこれからを考える。
  • 王族アルファの花嫁候補【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】
    完結
    3.8
    ロックハート財団のクレイグから、双子のオメガは“繁栄を約束する象徴”としてガードナー家が選ばれ、弟の身代わりに花嫁候補になるハルト。クレイグに一目惚れしていたハルトは喜ぶが、寡黙なクレイグに戸惑う。入籍の夜、予定外に発情してしまい、理性の欠片なく獣の欲望だけとなったクレイグに、暴走するまま貪られて……。はしたない匂いを撒き散らすハルトは、クレイグを挑発することしか出来なくて――。イケメン王族α×控え目大学生Ωの溺愛オメガバースラブ ※通常版との重複購入にご注意ください。
  • 「合戦」の日本史 城攻め、奇襲、兵站、陣形のリアル
    3.7
    戦後、日本の歴史学においては、合戦=軍事の研究が一種のタブーとされてきました。 このため、織田信長の桶狭間の奇襲戦法や、源義経の一ノ谷の戦いにおける鵯越の逆落としなども「盛って」語られてはいますが、学問的に価値のある資料から解き明かされたことはありません。城攻め、奇襲、兵站、陣形……。歴史ファンたちが大好きなテーマですが、本当のところはどうだったのでしょうか。本書ではこうした合戦のリアルに迫ります。 ■第一章 合戦の真実 ■第二章 戦術――ドラマのような「戦術」「戦法」はありえたか ■第三章 城――城攻め・籠城・補給・築城 ■第四章 勝敗――勝利に必要な要素とは ◎内容例 本当に軍師は存在したのか? 川中島の戦いの勝者を考えるポイントは? 奇襲は有効だったのか? なぜ城攻めをするのか? 各城にどのくらいの兵力を置くか? お粗末すぎる日本の城壁 合戦のコストを考える 大将の討死は実は少ない 関ケ原の戦いと指揮系統 ほか……
  • AIの時代を生きる 未来をデザインする創造力と共感力
    4.0
    AIの存在感が増し,便利な暮らしへの期待や憧れが高まる一方で,仕事を奪われる不安に揺れる現代人.人とAIの未来はどうあるべきなのか.多様な学術的背景をもつ著者が,AIの歴史,その仕組みを解説しつつ,両者にとってよりよい社会のつくり方,さらには一人一人ができることを,「創造力と共感力」をキーワードに語ります.

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  • 大日本帝国の銀河 1
    4.4
    昭和15年、日華事変が深刻さを増すなか、天文学者にして空想科学小説家の秋津俊雄は、和歌山県の潮岬にて電波天文台の建設に取り組んでいた。中学の同級生で海軍中佐の武園義徳の要請を受けた秋津は、火星太郎なる人物と面会する。男は、地球と大接近した昨年7月27日に火星を発ったと言う。いっぽう戦火が迫る欧州各地には、未知の四発爆撃機が出現していた――。架空戦記+ファーストコンタクトの新シリーズ開幕。
  • 韓国愛憎 激変する隣国と私の30年
    4.0
    ここ30年間で韓国は大きく変わった。独裁から民主国家へ、発展途上国から先進国へと。20世紀に日本が「弟」と蔑んだ韓国は過去のものだ。他方、元慰安婦を始め歴史認識問題が顕在化、日韓の対立は熾烈さを増す。21世紀に入り、政治、経済から韓流、嫌韓まで常に意識する存在だ。本書は、1980年代末、途上国だった隣国に関心を抱き、韓国研究の第一人者となった著者が自らの体験から描く、日韓関係の変貌と軋轢の30年史である。
  • 空貝 村上水軍の神姫
    4.0
    伝説的女武将・鶴姫は、巫女であり総司令官であった。村上水軍を率いて西国最強の水軍を迎え撃つ──数奇な運命を描く長編歴史小説! 1541年6月、西の大国・大内氏の水軍が大三島(おおみしま)に大挙襲来する。迎え撃つ三島(さんとう)村上水軍の奇襲作戦は失敗し、総司令官である陣代の大祝(おおほうり)安房が戦死。実はそれは、安房の若き軍師・越智(おち)安成による大祝家への復讐の始まりだった。大祝鶴姫は平和な今治で巫女として神事に専念していたが、最愛の兄・安房戦死の報に接し、「大内を打倒し仇を討つまでは女を捨て、男として生きる」と宣言する。陣代となった鶴姫は安成と激しく衝突しながらもその献策を採用。鶴姫の天賦の軍才と安成の奇策によって勝利を収める。安成はなおも鶴姫謀殺と三島水軍の壊滅を企むが、鶴姫から危地に陥った己の命を逆に救われるのだった……。
  • 100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め!
    3.8
    「徒然草」は過激な思想書だった! 世をはかなんだ老人が書いた退屈な古典――。 『徒然草』をそんな風に思っていないだろうか? それは大間違いだ。 作者の兼好法師は「腐った世の中と戦え」と叫んでいる。 兼好は言う。「世論に流されるな! 」「高を括るな! 」「知ったような顔をするな! 」 「不安に支配されるな! 」「常識を疑え! 」と。 いくら知識があっても過ちを犯すのは今も昔も同じ。 そこで重要なのが「見識」だ。 『徒然草』には兼好法師の見識力の高さが至るところに見られる。 急速にデジタル化が進む現在、人間関係も言論でも本質が見えにくくなった。 そんな時代だからこそ、改めて『徒然草』から学びたい。
  • 竹ノ御所鞠子
    3.0
    修善寺で討たれた鎌倉幕府二代将軍・源頼家の子として生まれた姫・鞠子。人里離れた竹ノ御所で母とともに慎ましくも安らかに暮らし、人がみとれるほどに匂やかで、涼やかな声の持ち主へと成長していく。 異母兄弟は政争に巻き込まれ、儚い命を散らすなか、鞠子は女であるがゆえに難を逃れたと思われた。しかし、尼御台政子から書状が届き、北条氏らが繰り広げる非情な権力抗争の波に弄ばされる。 悲運の姫の数奇な運命を描く歴史長篇。 〈解説〉末國善己
  • 無知の死 ~これを理解すれば「善き死」につながる~(小学館新書)
    4.0
    死をむやみに恐れる必要はない。 新型コロナウイルスの猛威で、それまで元気だった人が突然亡くなるといったケースも増えている。コロナに限らず、脳疾患や心疾患、事故などによってなんの心の準備もできていないままに命を落とすことも珍しくない。またがんなどの重篤な病で余命宣告を受けた人も多いだろう。そして、自分の命が限りあるものであることをあらためて認めることによって動揺するケースも多い。  死は誰にでも平等に訪れるものである。しかし、その本質を知らないから異常なくらい死を恐れる。意外に、私たちは死というものについて知らない。  多くの人がどのように死んでいくのか。そして、自分が将来においてどういう形で死ぬのかが分かっていないのだ。  それを知ることは、無知から解き放たれる第一歩である。死にまつわる問題を抱えていく上で、その一歩を踏み出すことの意味は限りなく大きい。  「善き死」とは何か。超長寿社会となった現代は、それをじっくりと考える時間的な余裕を与えてくれるはずなのである。そして、死の本質を知ることで「善き死」というものに辿り着けるのである。 (底本 2021年10月発行作品)
  • 街路樹は問いかける 温暖化に負けない〈緑〉のインフラ
    3.0
    灼熱のコンクリート道に,緑の日傘があったなら.待ったなしの気候変動対策に取り組むなか,世界の諸都市は≪樹冠最大化≫を目標に掲げ,IT技術も駆使して,身近な緑を豊かなものにしている.枝を短く伐られ,電柱のような街路樹が目立つ日本は,どうしたら変われるのか.米・独・仏,また国内都市の最前線を紹介.

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  • 希望のステージ
    3.4
    ある医療事故をきっかけに都心の大病院を飛び出した女医・菜々子は、兄が経営する東京近郊の個人病院で働き始める。それから間もなく、中学時代の同級生に誘われ地元の市民会館で、ステージに立つ出演者たちの医療サポートを請け負うことになってしまう……。 ――命を削ってでも市民会館の舞台に立とうとする患者たちは、末期癌であったり、白血病であったり、歩行困難者であったりとさまざま。現役の医者が身近な設定で、現代の超高齢社会と高度医療のありようを直視する連作短編集。
  • 名探偵の証明 密室館殺人事件
    4.0
    気がつくと“密室館”と呼ばれる館の一室にいた日戸涼。名探偵・屋敷啓次郎に傾倒しているミステリ作家・拝島登美恵が、涼を含めた男女8名を館に監禁したのだ。8名の中には顔を兜で隠した男など、明らかに不審な人物に加え、若き名探偵として誉れ高い蜜柑花子までいた!! 館内で起こる殺人のトリックを論理的に解くことができれば解放する、と拝島は言うが果たして? 出口のない館の中で次々に起こる殺人事件。トリックの解明に挑む蜜柑花子の苦悩と渾身の推理、さらに“名探偵の宿命”をフレッシュな筆致で描くシリーズ第2作。
  • どの子も違う 才能を伸ばす子育て 潰す子育て
    4.0
    個性の強い子どもたち。突出した才能に恵まれても、いくらかは問題児扱いされて居場所を失い、結果として不登校になりがちだ。そんな彼らに学びの場を提供するのが東大先端研「異才発掘プロジェクト」で、そこでディレクターを務めるのが中邑教授である。「成績が良ければ優秀」な時代は過ぎた? 学校や親が子どもとの間に築いた“壁”を越える方法とは? 「全ては見守ること」という主張や最先端の研究の場で得られた知見を一冊に集約し、子どもの才能を伸ばす子育て法を伝授。今こそ、仲間外れの先に広がる可能性に向き合え!
  • 「女性向け風俗」の現場~彼女たちは何を求めているのか?~
    4.0
    女性向け風俗の40代セラピスト、源氏名は征木。昼の顔は営業マン、夜は新宿・歌舞伎町をはじめとするラブホ街が仕事場だ。彼の元には様々な事情を抱えた女性がひっきりなしに訪れ、性だけの繋がりゆえに本音を漏らす。「本当は気持ちよくないけど、感じている演技をしているんです」「パートナーに性的に満たしてもらうことは諦めました」……。これまでの社会では聞こえてこなかった叫びから見える、この国の「性」のゆくえ。
  • 花火 吉村昭後期短篇集
    3.8
    滅しゆく身体の変化。ほのかな生命のゆらぎ。若き日に死線を彷徨った作家は、生涯を通して生と死を見つめ続けた。円熟の晩年を迎え、その静謐な目は何をとらえたか。短篇小説の名手でもあった吉村昭が昭和後期から平成一八年までに著した、遺作「死顔」を含む一六篇。〈編者解説〉池上冬樹 ※収録作品 船長泣く 雲母の柵 花曇り 手 鏡 花 火 法師蟬 寒牡丹 桜まつり 観覧車 西 瓜 自 殺――獣医(その一) 心 中――獣医(その二) 遠い幻影 聖 歌 見えない橋 死 顔
  • 40億年,いのちの旅
    5.0
    40億年に及ぶとされる,地球における生命の歴史.共通の祖先から進化した生きものたちは,多様でありながら共通点もあわせ持っています.いのちとは何か? いのちはどのようにして生まれたのか? どのように考えられてきたのか? その歴史をひもときながら,私たちの来た道と,これから行く道を,探ってみましょう.

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  • 桜が創った「日本」 ソメイヨシノ 起源への旅
    3.8
    一面を同じ色で彩り,一斉に散っていくソメイヨシノ.明治初めに見出されたこの桜は,凄まじい勢いで全国に拡がって行った.さまざまな語りが生み出される中で,どんな意味をあたえられてきたのか.語られた桜と現実の桜の往還関係を追いながら,そこから浮かび上がってくる「日本」の姿を,近代という時代とともに考える.

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  • ニッポン 未完の民主主義 世界が驚く、日本の知られざる無意識と弱点
    3.9
    首相交代は「禅譲」、コロナ禍の判断は専門家に頼り切り、日本学術会議の会員任命拒否の説明は支離滅裂……。大丈夫か、この国は。これじゃまるで、〝未開国〟。それもそのはず。なぜなら、戦後、ニッポンの民主主義は、世界の潮流をよそに独自の生態系に「進化」してきたのだから……。なぜ、検察を正義と誤認するのか。なぜ、「右」から「左」まで天皇制を自明のものとするるのか。世界も驚く日本型民主主義の実態を徹底分析。
  • 「中国」の形成 現代への展望
    4.5
    さまざまな勢力が併存,角逐する一七世紀.そのカオスを収拾し,東アジアに君臨した清朝の「盛世」から,多元共存システムがほころびをみせる一八世紀.西洋の衝撃,革命と独立によって清朝が潰え,ふたたび混迷する一九世紀,そして現代へ――.一元化と多元化を往還しつづける,平和と騒乱の四百年を描く.シリーズ完結.

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  • 災害不調 医師が見つけた最速の改善策
    3.0
    異常気象や地震、感染症などの自然災害。被災した人も、そうではない人もさまざまな不調が起きています。地域医療に邁進する医師が、今日からできる解消法を提示。防災バッグに入れておきたいカンパンのような本!
  • 利休の死 戦国時代小説集
    3.4
    天正十年(一五八二)、武田が滅び、信長は本能寺で倒れ、それに代わった光秀が討たれ、天下は秀吉の手中へと動き出す――。桶狭間の戦い(一五六〇)から天目山の戦い、利休の死(九一)まで戦国乱世の三十年を十一篇の短篇で描く。出来事の年代順に編集した文庫オリジナル小説集。  〈解説〉末國善己 【目次】 桶狭間/篝火/平蜘蛛の釜/信康自刃/天正十年元旦/天目山の雲/信松尼記/森蘭丸/幽鬼/佐治与九郎覚書/利休の死
  • 答えは本の中に隠れている
    4.3
    「毎日、楽しく生きたい!」「好きなことだけしたい!」のに、友達や恋愛、部活のこと、進路や将来のこと等々、悩みや迷いが尽きない中学・高校時代。そんな人たちに、「人生の回答書」を授けます。学校現場や、相談窓口で10代に寄り添う12人が紹介する本には、答えだけでなく希望や生きる上でのヒントもいっぱいです!

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  • 三島由紀夫 悲劇への欲動
    3.9
    「悲劇的なもの」への憧憬と渇仰。それは三島由紀夫にとって存在の深部から湧出する抑えがたい欲動であった。自己を衝き動かす「前意味論的欲動」は、彼の文学を研ぎ澄ませ昇華させると同時に、彼自身を血と死へ接近させてゆく。衝撃的な自決から半世紀。身を挺して生涯を完結させた作家の精神と作品の深奥に分け入る評伝。

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  • 晩夏 少年短篇集
    4.3
    1巻946円 (税込)
    「敵はおみかん食べている」 男と女が二人だけで山の中で蜜柑を食べている以上、きっと何事か始まるに違いないと思った――。(「白い街道」より) 若い男女を「敵」と見なして偵察するたわいない遊び、美しい少女への憧れ、そして覚えず垣間見た大人の世界……。誰もが通り過ぎるが、二度と帰れない〝あの日々〟の揺らぐ心を鋭敏な感性でとらえた、叙情あふれる十五篇。表題作ほか「少年」「帽子」「赤い実」など教科書名短篇を含む、文庫オリジナル・アンソロジー。〈巻末エッセイ〉辻 邦生・椎名 誠 【目次】 少年/蜜柑畑/滝へ降りる道/晩夏/投網/帰郷/黙契/白い街道/颱風見舞/ざくろの花/ハムちゃんの正月/馬とばし/帽子/魔法壜 〈巻末付録〉赤い実/少年に与える言葉(随筆)
  • 密やかな結晶 新装版
    4.2
    その島では多くのものが徐々に消滅していき、一緒に人々の心も衰弱していった。 鳥、香水、ラムネ、左足。記憶狩りによって、静かに消滅が進んでいく島で、わたしは小説家として言葉を紡いでいた。少しずつ空洞が増え、心が薄くなっていくことを意識しながらも、消滅を阻止する方法もなく、新しい日常に慣れていく日々。しかしある日、「小説」までもが消滅してしまった。 有機物であることの人間の哀しみを澄んだまなざしで見つめ、空無への願望を、美しく危険な情況の中で描く傑作長編。
  • 不登校、うつ状態、発達障害 思春期に心が折れた時 親がすべきこと コロナ禍でも「できる」解決のヒント
    4.0
    うつ状態、摂食障害、発達障害 ……。心の悩みを抱えた思春期の子どもたちを病院に連れて行けば、すぐに病名が付き、薬も処方されます。けれど、どんな病名が付いたとしても、子どもの本当の悩みと向き合わずに問題が解決することはありません。思春期の子どもの心の悩みの背景には親子関係や両親の夫婦間関係の問題が隠れていることも多いのです。子どもが再び前向きに生きるために、親が家庭の中でできることがあるのです。
  • 認知症グレーゾーン
    3.5
    人の名前がとっさに出てこない、会話の中で「あれ」「それ」が増えた、「めんどうくさい」と感じることが多くなった……それ、年のせいでなく、「認知症グレーゾーン」かもしれません!? 約20年かけて徐々に脳に変化が起こって発症する認知症。認知症になってしまったら治らないが、認知症グレーゾーンのうちに気づき、対応すれば、未然に防ぐこともできる。新型コロナによる外出自粛で認知症が急増する中、認知症予防の第一人者が教える最新脳医学からのヒント。
  • 「覇権」で読み解けば世界史がわかる
    4.3
    「歴史を学ぶ」ではなく「歴史に学ぶ」。ローマ帝国、中華帝国、イスラーム帝国、大英帝国、アメリカ合衆国――歴史上、覇を唱えた強国がどのように生まれ、絶頂を極め、衰亡したかを検証。そこから導き出される「歴史法則」を通して、21世紀の混沌を紐解く。
  • ほのぼの路線バスの旅
    3.3
    バスが大好き――。路線バスで東京を出発して箱根を越え、東海道を西へ、もっと西へ。山陽道をぬけて熊本、鹿児島まで。いい景色、いい飲み屋、いい人びととの出会い。ゆるり、ぶらり、ふらふら、コミさんのノスタルジック・ジャーニー。  〈巻末エッセイ〉戌井昭人 ■目次 バスが大好き  十年越しの東京湾ぐるり旅 東海道中バス栗毛  酒匂 小田原遠からず/行こか戻ろか 箱根のお山/  右手に富士 左手に海を/京都三条は終着点 出発点 山陽道中バス栗毛  海の幸を供に山陽路をいく/ふるさとの山はかわってた/  おもいでの海に抱かれて 山陽道から火の国へ  海峡の橋をわたって/二十年かけて着いた南の町 あとがき  西へ西へとバスで 〈巻末エッセイ〉今でもバスに乗るたびに 戌井昭人
  • 暗殺者、野風 川中島を駆ける
    3.0
    永禄四年、武田信玄と上杉謙信が対峙する川中島の戦場を駆け抜ける少女がいた。名は「野風」。密命を帯びた女刺客が目指すはただ一つ、謙信の首! 圧倒的な躍動感でおくる、アクションエンタテイメント!
  • ドキュメント 強権の経済政策 官僚たちのアベノミクス2
    3.9
    国家主導の賃上げや復興法人税の前倒し廃止、内閣人事局の発足、消費税引上げと見送りなどアベノミクスの展開では誰がどう動いていたのか。その際「官邸一強」という権力構造はどう影響したのか。政策誕生の舞台裏に迫った前作に続き、多数のキーマンへのインタビューや非公開資料をもとに、その内部の力学と変質の過程に迫る。

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  • マックス・ヴェーバー 主体的人間の悲喜劇
    4.0
    『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』をはじめ、今も読み継がれる名著を数多く残した知の巨人マックス・ヴェーバー(一八六四―一九二〇)。その作品たちはどのようにして生み出されてきたのか。百花繚乱たるヴェーバー研究に新たな地平を拓く「伝記論的転回」をふまえた、決定版となる評伝がここに誕生!

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  • 戦艦武蔵 忘れられた巨艦の航跡
    4.4
    二〇一五年、戦艦武蔵がフィリピン沖海底で発見され、世界の注目を集めた。だが、太平洋戦争中の一九四二年に完成し、四四年のレイテ沖海戦で撃沈された武蔵は、敗戦後、長きにわたり半ば忘れられた存在だった。姉妹艦の大和が一貫して脚光を浴び、戦記や映画、アニメなどで繰り返し描かれたのとは対照的である。両者の差はどこから生まれたのか。建造から沈没までの軌跡を追い、さらには戦後日本の戦争観の変遷をたどる。
  • 女と男はすれ違う! 共感重視の「女性脳」×評価したがる「男性脳」
    3.8
    大人気の人工知能研究者が説く「脳科学的に正しい」男女のトリセツ。 女性が読めば人生の無敵のバイブルに、男性が読めば女性の隠された本音がわかる。なぜ、上司は分かってくれないのか? なぜ、夫と話が通じないのか? なぜ、頑張れば頑張るほど、心は充たされないのか? 女性脳と男性脳の行き違いを理解すれば、男女のトラブルも回避できる。
  • 経済の考え方がわかる本
    3.8
    一個のケーキを二人で分ける方法は? オーダーメイドの手工芸店を開くには? ゴミにはどんな値段がつくのか? 「こづかいの使い方こそ経済の原点」との立場から、身近なことがらを題材に、子どもも参加する経済教室がネット上で開かれた。そこに出てきた情報や意見を紹介しながら、経済とはどんなものかを考え、身につけていく本。

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  • 「生存競争」教育への反抗
    3.8
    我が子の「教育」が苦しい――それはあなた一人の責任ではない。「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう! どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育で挽回しようとしているようだ。まるで、「最小限のコストで最大限の商品(人材)を納品しろ」と言わんばかりである。そんな社会を生きる私たちの子育て――とりわけ教育は、じつに悩ましい。なぜこんなにも苦しいのか。しかし本書は、「それはあなた一人の責任ではない」と説く。これは社会全体の問題なのだ。では、どうすればいいのか。本書は、明治時代から現在に至るまでの教育の歴史を振り返りながら、私たちが教育に期待すべきこと、そしてその実践の方法を試みる。これは教育学からの反抗であり、絶望に包まれた教育に対する、たしかな希望の書となるだろう。
  • 食人鬼ヒナちゃん【フルカラー】《合本版》1巻
    完結
    5.0
    クラスメイトの死体を運ぶセーラー服の少女達…彼女たちが夜の森で出会ったのは…幼女の姿の鬼だった。--誰からも好かれる少女、涼風花音。ひだまりのような可愛らしい笑顔、合唱部で人一倍練習する努力家な姿…皆が花音を好きだった。だが…弥生は違った。想いを寄せる男子を奪われ、暗い嫉妬に囚われた弥生は花音を階段から突き落としてしまう。現場に居合わせた同級生の千尋と共に、死体を埋めに森へ向かう弥生。そこで出会ったのは…妖しく幼い鬼。鬼は死体を消す手伝いを申し出る。しかしその条件とは… ※この作品は過去、電子書籍「食人鬼ヒナちゃん1~6巻」に掲載されました。重複購入にご注意下さい。
  • 馬鹿は死ななきゃ解からない。【フルカラー】《合本版》1巻
    完結
    4.0
    「自殺なんて馬鹿がするもの」、そう思っていた。ただ無力に目の前で、愛する人を失うまでは―。年間2万4千人が自殺する現代…保険会社に勤める紘一は、連日のように届く人身事故の報せに「死ぬなら他人に迷惑かけない死に方しろよ…」とうんざりしながら、対応に追われていた。そんな「死」の報せにいつしか慣れ、愛する妻と母の3人で過ごす自分の日常には関係ないと無根拠に思い込んでいたある日…残業を終え帰宅した紘一を待ち受けていたのは燃える我が家と、謎の残る焼死体であった。 ※この作品は過去、電子書籍「馬鹿は死ななきゃ解からない。1~6巻」に掲載されました。重複購入にご注意下さい。
  • 窒息するほど舌を絡めて【フルカラー】《合本版》1巻
    完結
    4.0
    全2巻946~1,111円 (税込)
    ―その男の唾液は、唯一の薬。噛みつくような荒々しい口づけ、艶めかしく絡まり合う舌に、少女の体は甘く火照り乱されて…--原因不明の奇病「桜憑き」を患う少女、瑠璃。その薬を作ることができるのは、幼馴染で腕の良い薬師の葵だけだった。薬草を採るため山に登るも、突然の豪雨に見舞われ山小屋に避難する二人。しかしその時桜憑きの発作が始まってしまう。薬のない状態で発作を治める方法はひとつ――特殊体質である葵の唾液を瑠璃に与えることだった。治療のための口付けのはずが、それはやがて性的で艶やかなものに変わっていき… ※この作品は過去、電子書籍「窒息するほど舌を絡めて1~6巻」に掲載されました。重複購入にご注意下さい。
  • 蝶々殺人事件
    3.5
    原さくら歌劇団の主宰者である原さくらが「蝶々夫人」の大阪公演を前に突然、姿を消した……。数日後、数多くの艶聞をまきちらし文字どおりプリマドンナとして君臨していたさくらの死体はバラと砂と共にコントラバスの中から発見された! 次々とおこる殺人事件にはどんな秘密が隠されているのだろうか。好評、金田一耕助ものに続く由利先生シリーズの第一弾! 表題作他「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」を収録。
  • 最澄と天台教団
    3.0
    令和3年6月、天台宗の開祖である伝教大師・最澄の1200年大遠忌を迎える。平安時代に真言宗を開いた空海とならび、日本の仏教史で大きく語られる最澄の評伝と、その後の弟子たちの活動、さらに江戸時代に至るまで日本史の中で天台宗が果たした役割をコンパクトに学ぶ良質な概説書。 最澄が生きた時代、仏教は単に「信仰」の対象だっただけではなく、学問そのものであり、社会制度を支える思想であり、律令国家を成り立たせ、安定させる機能をも期待されていた。僧侶は思想・教養を備え、宗教的に訓練されたいわば国家公務員として位置づけられているなかで、最澄ほど、律令制度の中で十分に機能する僧侶のあり方を追究してやまなかった僧はいない、とすらいえるのである。そして比叡山からは、円仁・円珍をはじめ、良源、源信、徳川家の信任を得た天海らの高僧を輩出して、天台宗は国教にひとしい地位を占めた。また、最澄以来培われた一乗仏教の思想からは、いわゆる鎌倉新仏教が派生していったことから、比叡山・天台宗は「日本仏教の母胎」とも呼ばれる。最澄と天台教団を軸に、日本仏教の1200年の歴史を読み直す。巻末解説を、著者の子息で大正大学特任准教授の木内堯大氏が執筆。〔原本:教育社刊、1978年〕
  • シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争
    4.3
    1917年11月に勃発したロシア革命。共産主義勢力の拡大に対して翌年8月、反革命軍救出を名目に、日本は極東ロシアへ派兵、シベリア中部のバイカル湖畔まで占領する。だがロシア人の傀儡政権は機能せず、パルチザンや赤軍に敗退を重ねる。日本人虐殺事件の代償を求め、北サハリンを占領するなど、単独で出兵を続行するが……。本書は、増派と撤兵に揺れる内政、酷寒の地での7年間にわたる戦争の全貌を描く。
  • 織田信忠―天下人の嫡男
    3.9
    織田信忠は、父信長から才覚を認められ、十九歳の若さで家督を継承した。大軍の指揮を任され、紀伊雑賀攻めに続き、謀叛した松永久秀の討伐に成功。さらには先鋒の大将として信濃・甲斐に攻め入り、宿敵武田氏を滅ぼして信長から称賛される。だが凱旋からほどなく、京都で本能寺の変に遭遇。明智光秀の軍勢に包囲され、衆寡敵せず自害した。実績を積み重ね、将来を嘱望されながらも、悲運に斃れた二十六年の生涯をたどる。
  • ヴァルター・ベンヤミン 闇を歩く批評
    4.0
    戦争とファシズムの時代に生きた思想家ヴァルター・ベンヤミン(一八九二〜一九四〇)。蹉跌の生涯のなかで彼が繰り広げた批評は、言語、芸術、歴史を根底から捉え直しながら、時代の闇のただなかに、何者にも支配されない生の余地を切り開こうとした。瓦礫を掻き分け、捨て去られたものを拾い続けた彼の思考を今読み解く。

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  • 日本の地方議会 都市のジレンマ、消滅危機の町村
    4.6
    1巻946円 (税込)
    最も身近な政治の舞台である地方議会。だが、平成の大合併により議員数は半減、政務活動費などをめぐる不祥事も続き、住民との距離は広がるばかりだ。都市部では、首長と対立すると「抵抗勢力」と批判され、反対に支持すれば単に「追認機関」とされる。一方、過疎地では議員のなり手さえ不足している。本書は地方議会の仕組みやカネ、選挙の実態、そして実は重い職責までを丁寧に描き、いま必要な改革を示す。
  • 世界の終わり、あるいは始まり
    3.7
    東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。
  • 天使が見たもの 少年小景集
    4.0
    1巻946円 (税込)
    病死した母親の後を追う少年の姿を端正な文体で描いた表題作ほか、デビュー作「子供部屋」、教科書の定番作品「あこがれ」「自転車」など全十四編を収める。短篇小説の名手による〈少年〉を主題としたオリジナル・アンソロジー。 【目次】(*=高校国語教科書掲載作品) 子供部屋/幼年詩篇(I馬糞ひろい II父の考え IIIあこがれ*)/ 子供の墓*/自転車*/言葉*/天使が見たもの/海の子/家族の一員/ 三月の風*/みぞれふる空/水にうつる雲/あの夏あの海* 〈巻末エッセイ〉父の視線(沢木耕太郎)
  • 証言 治安維持法 「検挙者10万人の記録」が明かす真実
    4.4
    大正末期の1925年に制定された治安維持法。当初は「国体の変革」や「私有財産制度の否認」を目的とする結社―主に共産党を取締り対象としていたが、終戦の年に廃止されるまで運用対象は一般の市民にまで拡大された。 ふつうに暮らすふつうの人々が次々に検挙されたのはなぜか。当事者や遺族の生々しい証言と、公文書に記載された検挙者数のデータから、治安維持法が運用された20年間を検証する。 NHK ETV特集「自由はこうして奪われた~治安維持法 10万人の記録~」の書籍化。
  • ぼくたちの離婚
    4.2
    いま、日本は3組に1組が離婚する時代。離婚経験のある“男性”にのみ、その経緯や顛末を聞く、今までになかったルポルタージュ。“人間の全部”が露になる、すべての離婚者に贈る「ぼくたちの物語」。 【目次】 まえがきに代えて/離婚は「人間の全部」 第1章 “家族”を背負えないぼくたち Case #01 三浦隆司 夫になれない Case #02 竹田康彦 人は壊れる Case #03 橋本亮太 家族が得意じゃない Case #04 田中元基 「かわいそう」だから結婚した Case #05 吉村健一 父の条件 Case #06 花田啓司 ビルの気持ちがよくわかる 第2章 妻が浮気に走った理由 Case #07 木島慶 殿方たちのお気に召すまま Case #08 森岡賢太郎 完璧なあなた、勝ち組のわたし 第3章 こわれた伴侶 Case #09 河村仁×Case #10 渋井悟 頑張ってもしょうがない Case #11 北条耕平 おかしいのはどっちだ? 第4章 業と因果と応報と Case #12 滝田浩次 欲しいものだけ欲しい Case #13 片山孝介 離婚してよかった あとがき
  • 江戸の終活~遺言からみる庶民の日本史~
    3.5
    天下泰平の世に形成された「家」は肉親の死を身近にし、最期を悟った者は自らの教訓を込めて遺書を記した。それは万感の心情が表れた文章であるとともに、当時の社会が分かる貴重な「史料」である。私たちが教わってきた歴史とは、有名人の業績と大事件のあらましだが、本書では教科書に載らない市井の人々の声に耳を傾ける。遺書という史料を読むことで歴史学を体感しつつ、異なる時代の人生から今に通じるヒントを得る。
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる
    4.0
    孤立死や無縁社会という言葉が毎日口にされる現在の日本。今こそ人とのつながりを自らの手で築く必要が痛感されている。この時代の声に応え、全国で常時50以上のコミュニティづくりに携わる著者が初めて明かす、住民参加・思考型の手法と実際。「デザインしないデザイン」によって全員に参加してもらい結果を出すには? 話の聴き方から服装にいたるまで、独自の理論を開陳する。ビジネスの場でも役立つ、真に実践的な書。
  • 「豊臣政権の貴公子」宇喜多秀家
    4.5
    瀬戸内の小領主から備前美作両国を治める大大名にまでなった宇喜多氏。“表裏第一の邪将”と呼ばれた父・直家の後を継ぎ、宇喜多秀家は若くして豊臣政権の「大老」にまで上りつめる。しかし、その運命は関ヶ原での敗北を境にして一変し、ついには八丈島に流罪となる。なぜ秀家はかくも秀吉に愛されたのか。なぜ西軍大将格でひとりだけ生き延びることができたのか。なぜ、その一族(宇喜多一類)は現代まで続いたのか。激動の時代を生き抜いた執念の男の実像を、最新研究をもとに描きだす決定的評伝!
  • AI倫理 人工知能は「責任」をとれるのか
    4.0
    2045年、シンギュラリティ(技術的特異点)が訪れ、AIが人間よりも正確で賢明な判断を下せるようになる、という仮説がある。では、「超知性体」となったAIがあやまちを犯し、自動運転者が暴走したり、監視カメラ等が集めたデータによって差別的な評価選別が行われたりしたとき、誰が責任をとるのか。そもそも、AIが人間を凌駕するという予測は正しいのか。来るべきAI社会を倫理的側面から徹底的に論じた初めての書。 目次 第一部〈理論編〉情報倫理からAI倫理へ  第一章 AI倫理とは何か  第二章 AIロボットは人格をもつか  第三章 情報圏とAI  第四章 AI倫理のラフスケッチ 第二部〈応用編〉AI倫理の練習問題  第五章 自動運転  第六章 監視選別社会  第七章 AIによる創作
  • 教養としてのロック名盤ベスト100
    3.4
    史上初! 主観抜きのランキング――戦後文化の中心にあり、ある意味で時代の変革をも導いた米英のロックミュージック。現在我々が享受する文化のほとんどが、その影響下にあるといっても過言ではない。つまり、その代表作を知らずして、文化の深層はわからないのだ。現代人の基礎教養とも言えるロック名盤100枚を、これまでにない切り口で紹介・解説!
  • がんから始まる生き方
    4.0
    血液がんにかかり、危うく見落とされそうになった柏木氏。その治療をサポートしたあと自分のがんを発見し、手術を受けた中川氏。2人を仲介し、「自分もがんの2つや3つはある」という養老氏──この3人が再会し、患者・治療者・助言者というそれぞれの立場から、医者と患者の未熟さ、統計的思考の危うさ、日本人の死生観までを大談義。がんのタブー視をやめ、患者の生き方を大胆に提案する、今までにない「がん体験指南書」!
  • 安楽死・尊厳死の現在 最終段階の医療と自己決定
    4.3
    21世紀初頭、世界で初めてオランダで合法化された安楽死。同国では年間6000人を超え、増加の一途である。容認の流れは、自己決定意識の拡大と超高齢化社会の進行のなか、ベルギー、スイス、カナダ、米国へと拡散。他方で精神疾患や認知症の人々への適用をめぐり問題も噴出している。本書は、〝先進〟各国の実態から、尊厳死と称する日本での問題、人類の自死をめぐる思想史を繙き、「死の医療化」と言われるその実態を描く。
  • 定年前後「これだけ」やればいい
    3.9
    60歳を過ぎても楽しく働ける人は、こんなことをやっていた! 3000人の再就職を見てきた人材紹介会社の社長が、定年前後うまくいく人の共通点を10の習慣にして解説。84歳にして現役ビジネスマンである著者の年代別キャリアアドバイスや、定年前後の転職成功者の事例も紹介した、ベストセラー『定年前後の「やってはいけない」』待望の実践編。
  • LGBTを知る
    4.0
    ◆本書は、性的マイノリティの総称として使われる「LGBT」の基礎知識から、企業が社内外で取り組むべきことまで、丁寧に解説しています。事例も豊富で、いま知っておくべきことを網羅しています。 ◆著者はLGBTに関わるシンクタンク代表として、CSR領域からマーケティング領域まで幅広くサポートしています。 ◆企業の取り組みを交えて解説することで、具体的なイメージを持つことができます。LGBTの方の立場にたって、アクションがとれるようになります。 ◆会社で人事・労務の仕事をしている人はもちろん、マネジャーや一般の人まで、最低限知っておきたい内容を余すことなくカバーしています。
  • 白痴1
    4.2
    人は彼を、愛情をこめて「白痴」と呼ぶ……。純粋無垢のかたまりムイシキン侯爵、絶世の美人ナスターシヤと強烈な野生びとロゴージンが繰りひろげる三角関係。世界文学の王者ドストエフスキーの最高の「恋愛小説」。亀山郁夫の音楽性ゆたかな新訳が、このハイスピードの物語を演出します!
  • 帝国議会―西洋の衝撃から誕生までの格闘
    4.0
    1890年11月、貴族院と衆議院からなる帝国議会が誕生した。ペリー来航後、強く主張される「公議」「公論」による政治の一つの到達点である。 体制の安定を第一とした伊藤博文ら政府と、早期設置を求める板垣退助ら自由民権運動の角逐のなか、政府は1881年に9年後の議会開設を約束した。今も昔も政治の世界で9年後の約束が守られることはほとんどない。だが明治政府の面々は、自らの権力を失ってもなお、公議実現のため議会開設を志向し、実現する。 本書は、西洋で200年かかった議会が、どのようにして明治維新から約20年で創られたのか、帝国議会に関わった人々の構想と試行錯誤の軌跡を追う。憲法制定と並ぶ近代日本の一大事業の全貌を明らかにする。
  • 本当は怖い日本の神さま
    3.3
    神話の神さまのもう一つの顔、日本史を騒がせた怨霊神、神さまになった妖怪たち、 民話・伝説でおなじみの悪神などをテーマに、エピソードをふんだんに織り交ぜ、 ドラマのある神さまの裏の顔をじっくりと紹介。 著者プロフィール 1947年、群馬県生まれ。法政大学卒業。美術関係出版社勤務後、作家に。 主な著書に『「日本の神さま」がよくわかる本』(PHP文庫)、 『日本の神社がよくわかる本』(光文社知恵の森文庫)、 『神さまになった動物たち』(だいわ文庫)など多数。
  • 焦土の鷲 イエロー・イーグル
    3.7
    出征していた歌舞伎役者の紀上辰三郎は、復員後、彼を慕う弟弟子の香也と一座の再興を期す。一方、辰三郎の上官だった宮本は巣鴨プリズンに収監されたが、GHQ所属のリオンの訪問を受け、諜報組織への参加を条件に出獄。共産主義勢力の摘発に動く。民間情報教育局CIEは歌舞伎演目の制限を示唆し、梨園は存立の危機に立っていた。辰三郎はCIE懐柔に奔走するが。書下し長篇サスペンス。
  • 社会という荒野を生きる。
    3.7
    ・内容紹介 「いま私たちはどんな時代を生きているのか」「これからの時代で何を大切にして生きていくべきなのか」。 社会学者・宮台真司が日々のニュースや事件、社会現象をネタに、 「そもそもなぜそれが起こったのか」を解説しながら、 現代という社会、また、より良い生き方のスタンスについて詳しく丁寧に説いているラジオ番組 「デイキャッチャーズ・ボイス宮台真司」。 「天皇と安倍総理」「民主主義と独裁」「沖縄問題のゆくえ」「ブラック企業」……。 この社会の本当の「問題の本質」を解き明かす。 宮台真司の「本質を見抜くニュースの読み方・考え方」が学べる書。 社会学的知見に基づいたフィールドワークを通して論考した宮台の現代批評は、 不透明な時代の見晴らしを良くする武器となるはずだ。 ・著者 宮台真司(みやだい・しんじ) 1959年生まれ。社会学者、映画批評家。首都大学東京教授。 東京大学文学部卒、東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。 社会学博士。東京大学教養学部助手、東京外国語大学専任講師、東京都立大学助教授を経て現在に。 社会システム理論を専門分野とする一方、テレクラ・コギャル・援助交際など、 サブカルチャー研究でも第一人者に。 著書に「権力の予期理論」「制服少女たちの選択」「終わりなき日常を生きろ」「日本の難点」 「民主主義が一度もなかった国・日本」「絶望時代の希望の恋愛学」など多数。
  • 兄弟の血―熊と踊れII 上
    4.3
    獄中で男たちが出会った。ひとりは連続銀行強盗犯、ひとりは終身刑の殺人者。共通点は“兄”であること、そして市警のヨン・ブロンクス警部を心の底から憎んでいること――時を経て、檻の中で育まれた復讐計画は史上最大の略奪作戦としてついに始動する。暴力で繋がれた“家族”の結末とは。ミステリ・ランキング第1位の北欧犯罪小説『熊と踊れ』、待望の続篇開幕。
  • 傾城(けいじょう)の恋/封鎖
    3.6
    離婚後、没落した実家に戻っていた白流蘇(パイリウスー)。異母妹の見合いに同行したところ英国育ちの青年実業家に見初められてしまう「傾城の恋」。封鎖中の路面電車のなかでの男女の行きずりの恋を描いた「封鎖」。占領下の香港と上海が舞台の恋物語と自伝的エッセー「戦場の香港」ほかを収録。

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