作品一覧

  • ギリシア・ローマ ストア派の哲人たち セネカ、エピクテトス、マルクス・アウレリウス
    4.3
    1巻2,640円 (税込)
    犬の哲学者とは? 樽の中で暮らす。。。 ネズミに学ぶ 奴隷から哲学者に! 「ストイックに生きる」ことは、自分に厳しいだけの生き方なのだろうか?キュニコス派のディオゲネスから、ゼノンらの初期ストア派、パナイティオスらの中期ストア派、ローマ時代の後期ストア派、すなわちセネカ、エピクテトス、マルクス・アウレリウスの思想を紹介。初期、中期、後期の特徴を分析し比較し、「ストイックに生きる」という意味を探る 第一章 自然にしたがって生きよ――キュニコス派 第二章 時代が求める新しい哲学――ストア哲学の誕生 第三章 沸き立つローマの市民――ストア哲学の伝承 第四章 不遇の政治家――セネカ 第五章 奴隷の出自をもつ哲人――エピクテトス 第六章 哲人皇帝――マルクス・アウレリウス 終 章 ストイックに生きるために
  • 哲人たちの人生談義 ストア哲学をよむ
    3.3
    1巻946円 (税込)
    「幸福とは何か」.哲学は,このシンプルにして解きがたい問いから始まり,その問いに身をもって対峙したのがストア派の哲人たちであった.ギリシアからローマにいたる西洋古代哲学の系譜をおさえつつ,エピクテトス,セネカ,マルクス・アウレリウスらのゆたかな言葉から,〈生きること〉としての哲学を手繰りよせる.

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  • エピクテトス 人生談義 上
    4.2
    1~2巻1,353~1,507円 (税込)
    「君は私の足を縛るだろう.だが,私の意志はゼウスだって支配することはできない」.ローマ帝国に生きた奴隷出身の哲人エピクテトスは,精神の自由を求め,何ものにも動じない強い生き方を貫いた.幸福に生きる条件を真摯に探るストア派哲学者の姿が,弟子による筆録から浮かび上がる.上巻は『語録』第一・二巻を収録.(全二冊)

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ユーザーレビュー

  • エピクテトス 人生談義 下

    Posted by ブクログ

    504P

    ギリシアローマ時代に出来た本が素晴らし過ぎて、人類はここでもう完結してたんじゃないかと思う。

    エピクテトスの人生談義に『人は起こることではなく、それをどう捉えるかで心が乱される』って言葉があるんだけど、私人からマウンティングされたことないし、裏切られたことも無いんだけど、マウンティングと裏切りって捉え方でかなり左右される気持ち悪い言葉だなと思った。こういう言葉昔から苦手。

    ニーチェ、アラン、パスカル、夏目漱石も尊敬していた!古代ローマの哲学者「エピクテトス」

    言行録「人生談義」は人生にまつわる悩みごとを先生が切れ味抜群に回答。夏目漱石も愛読した名著。

    エピクテトスが「早く走

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    2025年11月23日
  • エピクテトス 人生談義 上

    Posted by ブクログ

    442P

    ストア派の思想

    エピクテトス
    1~2世紀、ローマ帝国時代のストア派哲学者。解放奴隷出身でネロ帝に仕えた。ローマ帝政時代のストア派の哲学者。小アジアのフリギア出身の奴隷であったが解放され、文章家としてネロ帝などに仕える。外的なものに左右されず、自己を確立することによって自由を得ることを説いた。その思想は、五賢帝の一人、哲人皇帝といわれるマルクス=アウレリウス=アントニヌス帝にも影響を与えた。

    「うん、だがなぜ君はこの人を、彼自身の悪に気づくことから引き離すのか。彼がどこに進歩を求めるべきかわかるように、彼に徳の仕事を君は示そうとしないのか。気の毒な、君の仕事のある処に進歩を求める

    0
    2025年11月23日
  • エピクテトス 人生談義 下

    Posted by ブクログ

    自分の力が及ぶもの=意思と理性のみを重視し、力の及ばないもの=肉体、役職、財産、他人等には一切期待しない。そして意思を誘惑する様々な心象≒欲望を避ける訓練法などを勧めながら、逆に外的なものに意思を依存した人間の末路や有様が刻々と語られる…

    「外的なものに一切依存しない」という姿勢は、リスク回避という後ろ向きな目的ではなく、意思を完全に自由にするためには捨てなければいけないものなのだ、と理解した。

    上巻と下巻を通して読んだが、やっぱり思想の全体感を掴むには難しい。と思ったら、下巻最後の「要録」に40ページ程で全体の要約があった笑
    なんだ、最初にこっちから読んでおけば良かった!

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    2025年01月22日
  • エピクテトス 人生談義 上

    Posted by ブクログ

    古代ローマのストア派の代表的哲学者として伝わる「エピクテトス」の講話を弟子がまとめたものとされる本である。

    旧訳本を1度読んだが、新訳が出るに及んで、再度読み直した次第である。

    一貫している内容は、ストア派的世界秩序をベースに、真に自由に生きることを目指し、以下の内容を説く。

    「求めて得損なわず、避けて避け損なわず。」

    「権内にあるもののみが君の自由になるもの。権外にあるものは一切自由にならないもの。」

    本書の内容は上記の内容を繰り返し説くものと言える。

    本書からは仏教書に通じる何かを感じる。

    所々になんとも言えない親しみやすさを覚える。
    これが何かは、まだうまく言語化できない。

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    2022年08月03日
  • エピクテトス 人生談義 下

    Posted by ブクログ

    期せずして、本書の通読講義を受けることができた。
    今回で『語録』部の通読を終え、残すところもわずか。この機会がなければ”ストア派”に親しむことはなかっただろうし、講義では『Epictetus: A Stoic and Socratic Guide to Life』(A. A. Long)の紹介ー外国語はまったくだめは私にとっては救いーもあり、一気に距離を縮めることができたように思う。

    本書で「意志」と訳されている語は、今日わたしたちが日々使用する「意志」との隔たりは大きい。そこにはストア派ーそしてエピクテトス特有の倫理「Theos=Cosmos=logos」「決定論+運命論」が色濃く反映され

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    2022年04月06日

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