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法律事務所に勤める27歳の木納今日子(きのう・きょうこ)は、仕事に忙殺されて終電で帰ってきた日、そのまま家に帰る気にもならず、武蔵境駅からほど近い喫茶「休」へと寄ってみた。カウンターには「仮眠中 1時間ほどで戻ります」と書かれた小さい黒板のみで店内に誰もいない。今日子が帰ろうとした時、奥から若い男性が現れる。若者は今日子に食事を提供してくれると、カウンターの向こうで編み物を始める。靴下を編んでいるとのことで、「靴下を編み始めると片方編み終えた時点でやめてしまうことが多く、片足分の靴下がたまっていく現象(SSS)」の話をしてくれる。その話がきっかけで、編み物を初めて見た今日子。編み物の奥深さを知っていくにつれ、両親の離婚話や、友人の婚約者失踪事件などが解決されていく。しかし、ヤスミ君自身にもある悩みがあって――。どこからともなく現れて編み物や糸つむぎをしている「ヤスミ君」と話すうちに、悩みが解決されていく癒やしの手仕事ストーリー。
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Posted by ブクログ
三省堂書店札幌で平積みの中から発見し購入。
タイトルと表紙の絵が素敵だな〜と思って手にした。
今の私に突き刺さる言葉がたくさん出てきて、なんだか嬉しくなっちゃった。
頑張りすぎて目の前が見えなくなって、立ち止まっている私を肯定してくれるような、温かい気持ちになった。
主人公の今日子と同じく、私も不器用で編み物や裁縫が上手くできず、「私なんてできない」と諦めてしまうことが多かった。
この本みたいにそっと寄り添ってくれる人がいたら、私も諦めずに編み物や裁縫が楽しめたのかなって思う。
編み物や裁縫はできないけど、私の得意分野で困っている人を見かけたらそっと寄り添って、一緒に楽しみたいな。
読み始めた時、店主は二重人格なんだろうなって思っていた。
読み進めると予想外の展開になっていってハラハラしたけど、最後は素敵な結末だったな。
以下、好きな文章
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「どんなに忙しくても、自分をいじめちゃだめ。」
「逃げる時間があることで今を元気に過ごせるならそれもよいのだ。」
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