深紅

深紅

946円 (税込)

4pt

父と母、幼い二人の弟の遺体は顔を砕かれていた。秋葉家を襲った一家惨殺事件。修学旅行でひとり生き残った奏子は、癒しがたい傷を負ったまま大学生に成長する。父に恨みを抱きハンマーを振るった加害者にも同じ年の娘がいたことを知る。正体を隠し、奏子は彼女に会うが――。

高橋克彦氏激賞! これは奇跡的傑作である。犯罪被害者の深き闇を描く衝撃のミステリー。吉川英治文学新人賞受賞作。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

深紅 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    尻すぼみ感は否めなかったが、前半の描写は凄まじく、これまで読んだ本のなかでもトップレベルに情景が浮かんだ。第二章は引き込まれた。

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    被害者の娘と犯罪者の娘。立場は違ってもお互い苦しんでたんだな。興味本位で近づいたとはいえ、違う立場で出会っていたら仲良くなれそうだったのに。ラストの別れのシーンが切ないな。

    0
    2021年03月27日

    Posted by ブクログ

    冒頭からの出だしでは殺害された一家4人が不憫でならず、死刑判決を受けた犯人には同情の余地も無かったのに、死刑判決を受けた犯人が書いた上申書を読むと心情が一変してしまいました。
    どんな理由があろうとも、人の命を殺めることは許されないはずなのに、なぜか犯人に同情してしまう自分が居ました。
    殺害された一家

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    小学校の修学旅行の夜、先生に起こされて向かった監察医務院。そこには惨殺された父と母、そして幼い二人の弟の遺体があった。たった一人残された奏子は「私は生きていていいのか」と問い続けながら大学生に成長する。
    奏子の父への恨みからハンマーを振るった加害者は死刑囚となるが、彼にも同じ年の娘がいることを知った

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    究極の経験をした者はこういう思考をすることもあるかと想像力を広げられた。登場人物に感情移入してしまうとどんどん辛くなってきたので、途中からは冷静に一歩引いた感覚で読むようにしていた。

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    この本の描写は正直苦手ではある、生々しい凄惨な情景、触れるとあてられそうな心の描写。どれも読んでいてとても重くしんどい。苦手だ。
    さらにストーリーが想像したくないぐらい濃密。
    しばらくは惚けてしまう。
    それぐらいの力を持ったこのお話、ということ

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    設定がとても興味深く一読に値する。
    タイトルの意味合いがやや弱いか。
    感情移入しやすい柔軟な表現にまわりくどくて抽象的フレーズが交じり合う。
    読むにつれ引き込まれ「この先がどうなる?」と飛ばし読み誘惑が発動するがもったいなさからちゃんと読むっていう。
    「落としどころはどうするのか」も気になって気づい

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    惨殺事件の被害者の家族として一人残された奏子の苦しみ、痛み、悲しみ、憎しみが、本当に辛かった。加害者の一人残された未歩と出会ってしまった奏子の負の感情がどこまで落ちていってしまうのか、胸が苦しくなりながら先を急いで読んだ

    0
    2023年05月02日

    Posted by ブクログ

    両親と弟2人を殺害されて生き残った長女は心の中に暗い闇を持ちながら生きていかざるを得ない。その彼女が加害者の娘を探し出した時に沸き起こる気持ちは復讐の気持ちなのか。ただ憎悪にまみれるだけでない、迷いや戸惑いはあるだろうという感じが見えながらのストーリー展開はスリリングで面白かった。ちょっと加害者側に

    0
    2022年11月23日

    Posted by ブクログ

    殺人事件の被害者家族と加害者家族の交錯する人生。
    結末がどうなるのかを考察しながら、最後まで楽しく読めました。

    0
    2022年10月22日

深紅 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

野沢尚 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す