砦なき者

砦なき者

649円 (税込)

3pt

報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。恋人を番組に殺されたと訴える青年・八尋樹一郎(やひろきいちろう)の姿は、ライバル局の視聴率を跳ね上げた。メディアが生んだ一人のカリスマ。その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマンたちだった。『破線のマリス』を超える衝撃!

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砦なき者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    報道番組の続き?と思ったらやはり主人公が替わってましたね。破線のマリスを読んでからこちらの本を読むことを是非ともお勧めしたい。それにしても野沢さんがこの本を書いたのはいつなんだろう。現在のSNSの使い方が絶妙に描かれていてびっくりする。インフルエンサーが持つ力、そして崇拝し実行してしまう影響された人

    0
    2018年11月26日

    Posted by ブクログ

    『大衆は退屈の中で阿片を求めているわけだから、無意識のうちに阿片に適合したような物語を作ってしまうんです。

    つまり共同幻想できない新しいもの、ショッキングなもの、感動的なものは、ことさら演出しなくても、情報の受け手が貪欲に吸収して、肥大化させていく。』

    本作も良かった。野沢さんの作品は好きだ。

    0
    2015年11月08日

    Posted by ブクログ

    野沢さんが死んでしまったのがわかったような気がした。
    嫌な世界を見尽くした人にしか描けない作品だと思う。

    0
    2013年02月14日

    Posted by ブクログ

    マスコミの暗部。マスコミの特性を利用したモンスター。
    P185 マスコミとは本来、何らかの事件を伝達するものだと考えられているがマスメディアの発達によって、伝達するための内容をメディア自体が創りだすようになった。「擬似イベント」イベントがあるからではなく、報道するためにイベントが作られる。現代ではこ

    0
    2012年02月12日

    Posted by ブクログ

    ドラマを観た時と同じく、何も感じてない訳はないんだけど、文章として浮かんでこないので特に何も書けません。
    面白かったーとか、八尋こえーとかぐらい。
    「テレビほとんど観ないから」と言ってる自分も視聴者の一人なんだなぁと思った。
    野沢先生に敬意を抱きます。

    0
    2012年04月11日

    Posted by ブクログ

    「破線のマリス」の続編。
    少し古い作品なんで、テレビの影響&怖さを語ってる。
    今は、ネット系に押されて、力はあるにしても劣勢に立たされてるけどね。
    テレビによってカリスマになり、テレビによって滅んでいく八尋。
    本人もそう自分の時代が続くとも思ってないやろうしね。
    結局、『ナイン・トゥ・テン』は一矢を

    0
    2021年04月05日

    Posted by ブクログ

    面白かった。 マスコミが育てた化け物はマスコミが始末せねば。ラストにどんどん化けの皮が剥がされて行くと予想したのに・・ カリスマとしたまま終るとは。 最後の遺書で賛同した若者らに「こんな作り物の自分に騙されてばかだなぁ」くらい言って欲しかったな。

    0
    2017年06月30日

    Posted by ブクログ

    実際にありそうで怖い。
    これ、前にドラマ? になったよね。
    最後だけ見た記憶が甦った。
    TVとは全然違う結末で、これはこれでよかった。

    0
    2016年02月13日

    Posted by ブクログ

    破線のマリスの続編。前回よりもこちらの方が好きかも。マスコミは表面的で一方的な情報を流していると、視聴者は理解した上で、テレビと付き合わねばならない。影響を受けやすい我々が歪んだカリスマを生み出す。

    0
    2013年07月03日

    Posted by ブクログ

    前半と後半で大きく物語は変わりますが、後半は何となく現実味に欠ける部分が目に付きました。そんな簡単に八尋が人気を得てキャスターにまでなれるものか、どうやって数多くの信奉者達を操れるというのか…。このあたりは少し納得しにくかったです。

    しかりながら破線のマリスと連続するテーマである「報道の2つのF」

    0
    2013年06月30日

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