破線のマリス

破線のマリス

680円 (税込)

3pt

首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う遠藤瑶子は、虚実の狭間を縫うモンタージュを駆使し、刺激的な画面を創りだす。彼女を待ち受けていたのは、自ら仕掛けた視覚の罠だった! 事故か、他殺か、一本のビデオから始まる、超一級の「フー&ホワイダニット」。第43回江戸川乱歩賞受賞の傑作ミステリ。

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破線のマリス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今と違ってまだテレビが強い影響力を持っていた時代の話というと言い過ぎだけどSNSによる個人の発信がなかったとき、編集されていることに気づかずに情報操作に操られる危険性を書いたミステリー。おもしろかった。

    0
    2019年04月20日

    Posted by ブクログ

    読み出しは興味を引くという部分は余りありませんでした。メディア業界というものは、こういう様子なんだということが無知な者にもわかりやすく描かれている部分が多いです。
    しかし、後半に進むにつれ、主人公と事件に関与したと思われる人物のやり取り、誰かわからない主人公に対するストーカー行為、主人公の私生活盗撮

    0
    2014年09月25日

    Posted by ブクログ

    ニュース番組の女性編集者が、己の欺瞞と歪んだ正義感で身を滅ぼしていく。
    引き返すタイミングは何度もあったが、最後の一線を踏み越えてしまう。

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    第43回江戸川乱歩賞受賞作品。作中たびたび登場する「主観的真実」という言葉が光る。前半は昭和感漂うチープなサスペンスドラマが続くが、後半から異様な雰囲気をまとった展開となる。525本の破線の「むこう」側と「こちら」側とに混濁し往来する遠藤瑶子の狂気していく様の描写が見事。

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    これは是非と言うことでお勧めされての一読。昭和の時代のビデオテープを使った映像編集が鍵となるミステリー。時代が変わり、機器も最新となっていっても、同じようなことは起きているのかなと。現代のフェイク動画などにも通ずる闇と狂気を感じる。

    0
    2023年09月17日

    Posted by ブクログ

    テレビ業界に身を置いていた野沢氏なればこそという多分(私は専門的なことを知らないけれど読んでいると感じる)専門的な内部告発小説。
    タイトルの「破線」はテレビ画面を構成する525本の走査線、「マリス」は報道する側の意図的な作為、悪意」

    報道側、特に映像を伴う報道がその気になれば無実の人物を殺人事件の

    0
    2022年08月02日

    Posted by ブクログ

    マリスとは、悪意という意味。
    この中では、テレビなんで、報道側の意図的な作為または、悪意を指してる。
    今でも、インタビューとかのある部分だけを切り取って、悪もん扱いするとか良くあるもんな。
    主人公は、一流の映像編集者。毎日のように編集室にこもって、報道番組で流す映像を編集してる。インパクトのあるよう

    0
    2021年03月17日

    Posted by ブクログ

     読み始めてすぐに、この本は一度読んだことがあるのではないかと思った。最後までそうじゃないかと思いながら読んでいたのだが、それでも途中で結末を思い出すことはなく、結局これが再読だったのかどうかはわからなかった。でも再読だったとしても損をしたとは思わせないサスペンス。画像での印象操作のことが主題だが、

    0
    2017年10月18日

    Posted by ブクログ

    テレビ出身の作者による女性編集者の話。普段は知りようがないテレビの編集の仕事がリアルに描かれる。本番ギリギリまでの編集の緊張感や、放送業界のジレンマなどが詳しい。ストーリーもサスペンスタッチで緊張感を保ちつつスピード感を持って進んでいくので、あっと言う間に終わった感じ。ただし、やはりテレビ的というか

    0
    2015年12月20日

    Posted by ブクログ

     いかにプロットが緻密でも面白い小説になるとは限らないが、その逆はありうるという例。ミステリとしては瑕疵があるが、二転三転する展開や心理描写のうまさで引き込まれる。

    0
    2018年08月16日

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