魔笛

魔笛

712円 (税込)

3pt

白昼、渋谷のスクランブル交差点で爆弾テロ! 2000個の鋼鉄球が一瞬のうちに多くの人生を奪った。新興宗教の教祖に死刑判決が下された直後だった。妻が獄中にいる複雑な事情を抱えた刑事・鳴尾良輔(なるおりょうすけ)は実行犯の照屋礼子(てるやれいこ)を突きとめるが、彼女はかつて公安が教団に送り込んだ人物だった。人間心理の深奥に迫る野沢ミステリーの白眉。

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魔笛 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    脚本家なだけあって描写が映画かドラマを見ているようでした。
    面白い。
    照屋礼子が鳴尾良輔を選んでおいて、最終的に自らの手で終わらせたことに脚本家としての嘆きを垣間見た気がした。

    0
    2021年03月14日

    Posted by ブクログ

    著者の作品はもうだいぶ前の「リミット」以来。 とにかく面白かった。止まらなかった。 90年代の日本社会事象の総復習+人間の情念+希望+スピード+映像。 それまでの布石が全て繋がる後半のストーリー展開、唸ります。 この作品って、映像にはなってるんですか? かつじでも映像感満載。でも、敢えて、映像にはな

    0
    2018年05月01日

    Posted by ブクログ

    絶品!!
    手記の独特な読みづらさがあり、とにかく読まされる。でも何故か読んでしまってページが進まない。が…面白い!
    ラストに向かう臨場感は他に無いくらい凄かった。
    正義って何を定義しているのか考える本であった。
    わたし的に「信じる者は救われる」って言葉は宗教的な観点であるっていうことが理解できた本。

    0
    2017年08月27日

    Posted by ブクログ

    再読。これがデビューして間もない作品だったなんて、すごいなあ。何で死んじゃったんだろう。いろいろ圧力がかかったのではと思えてならない。書きすぎる作家として。。。

    0
    2015年12月08日

    Posted by ブクログ

    最後がハラハラさせられる作品だった。鳴尾と真杉の関係、鳴尾と籐子の関係、鳴尾と礼子の関係が上手く描かれていた。

    0
    2012年12月03日

    Posted by ブクログ

    これは、死刑囚「照屋礼子」による手記である。

    警察・公安・宗教団体、三つの組織が織り成す関係。
    どの人物が誰に対して、どのような精神が彼・彼女に魔笛を吹いてしまったのか。

    様々な精神異常者達の持つドロドロとした心理が
    面白い。

    メシア神道は何かを敵にすることで存続してきた。
    そのような宗教に入

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    うわっ!映画してる!エンターテイメントしてる!
    クライマックスを映画館で観てる自分がある!って感じ。
    クライマックスは、3ヶ所同時!巧妙に仕掛けられた罠に対峙しながら!
    さぁ、それぞれ、活路を開けるか!
    カルト宗教、警察、公安とが、絡まって…なかなか面白いストーリー!
    この作者は、脚本家やねんな。ど

    0
    2021年01月23日

    Posted by ブクログ

    野沢尚 著「魔笛」、2002.9刊行、2004.9文庫。大作です。読み応えがあると同時に、読むのにとても時間がかかりました(10日間)。新興宗教とテロがひとつの軸(オウムの事件がベースか)。獄中の教祖坂水輪水に心服し爆弾テロを次々に仕掛ける照屋礼子38歳。獄中の女性安住籐子と結婚した刑事鳴尾良輔、こ

    0
    2020年03月31日

    Posted by ブクログ

    普通に生きていたら沸かないであろう感情や判断が次から次へと表れる。無慈悲と言うべきか、恐ろしい事が起きているはずなのに、現実離れしていてどこか他人事のようにあっという間に読めてしまった。犯人が語り部な作品を読み慣れていないためか、初めは違和感こそあったがすんなり読めてしまうあたり、物語としての完成度

    0
    2020年01月22日

    Posted by ブクログ

    流石脚本家出身だけあって、構成が映画を見ているように感じた。プロットも完璧に近く面白かったが、照屋礼子の小学校時代の凶行の必然性があまり無いように思い、その点だけが残念。

    0
    2019年03月02日

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