藤原仲麻呂 古代王権を動かした異能の政治家

藤原仲麻呂 古代王権を動かした異能の政治家

946円 (税込)

4pt

3.8

古代王権が安定した奈良時代に現れた異能の権力者・藤原仲麻呂。叔母・光明皇后の寵愛の下、橘奈良麻呂の変などで兄や他氏を粛清し実権を掌握。中国への憧憬から官職名をすべて唐風に改め、藤原氏嫡系に「恵美」姓を賜り准皇族化を推進、自ら恵美押勝と名乗った。養老律令の施行、新羅への外征計画を進める中、怪僧道鏡を慕う孝謙上皇と対立。武装蜂起を試みるが敗死する。息子らを「親王」と呼ばせ、皇位簒奪をも目論んだ生涯。

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藤原仲麻呂 古代王権を動かした異能の政治家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月20日

     その人の歩みを辿ると、その時代の流れが分かる。奈良後期のそんなキーパーソンが、この本の主題の藤原仲麻呂。
     仲麻呂その人にも、そもそも奈良時代にも不勉強だったもので、読みつ調べつの読書だったのですが。ぼんやりばらばらに記憶していた、奈良時代の人物や事件の記憶が、藤原仲麻呂と言う人物を軸にして、整理...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月23日

    フラットな視点からのまとめで、こちらの頭も明るくなった。
    疫病という要因はあるにせよ、聖武・孝謙はああしかならなかったものか

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月08日

    「藤原さん!あなたは何者なんだ」
    これまで沢山の藤原氏に関する本を読んできた。
    百済王、新羅人、物部氏、小豪族……
    真相は霧の中だが、想像するに興味が尽きない。
    今回は藤原仲麻呂。藤原不比等、長屋王、藤原四子、橘諸兄、そして仲麻呂の時代がくる。
    この後時代を経て平時忠が「平氏にあらずんば人にあらず」...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月03日

    どの本を読んでも孝謙上皇が嫌いなkitanoです
    こいつのせいで女帝が忌避すべき存在になるし
    執拗な舎人親王系への排除攻撃は、キライだと
    いうダケじゃないかと思える浅はかなにも皇統
    断絶に繋がる攻撃を読み返す度にうんざりする
    マイヒーロー仲麻呂がそれに負けたのも残念だ

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年10月29日

    権力ってほしいんだな。というか、そこが響かないとうまくいかないのって歴史のある部分がどうしても目が滑ってしまう。仲麻呂が反乱してでも欲しかった力。疫病の時代、が今に重なる。

    0

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