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Posted by ブクログ 2022年03月06日
表題作「蝶々殺人事件」を含む三篇。
緻密なトリックが素晴らしかった。殺害場所はどこなのか、どうやって運ばれたのかなど予想の遥か先を行く展開に心踊りました。
読者への挑戦があったのも新鮮。
横溝先生、クロフツやカーがお好きだったんですね。
蜘蛛と百合では珍しく女に誑かされ我を忘れ、由利先生に悪態をつく...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月17日
長編「蝶々殺人事件」と短編「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」の
計3編収録。
以下、ネタバレしない範囲でザックリと。
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「蝶々殺人事件」
戦後再会した探偵・由利麟太郎と新聞記者・三津木俊助。
二人は過去の難事件を回想し、残された資料を元に
三津木が小説を書いてはどうかとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月29日
「由利麟太郎」探偵ものの3作品、300ページほどの表題作が1947(昭和22)年、短い2作「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」は共に1936(昭和11)年の作である。
表題作は金田一耕助ものの最初の作品『本陣殺人事件』と同時期のもので、トリックに凝ったかなりややこしい話。怪奇趣味やそれに伴う濃厚な情緒は...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月31日
ドラマ化をきっかけに初由利先生に挑戦。
これでもかというほど横溝正史のエッセンスが高い熱量を
もって詰め込まれていました。
少々暑苦しいくらいです。
特に表題作より蜘蛛と百合が強烈な印象として残りました。
ただ何となく戦前の空気感が馴染まないせいなのか
まだ最高峰まで到達していないせいなのか
ど...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月08日
由利先生シリーズ。表題作の長編と、短編2つ収録。
プリマドンナの死体がコントラバスケースの中から発見されるという派手な事件だが、被害者がどこで殺されてどのように運ばれたのかを検証していく過程はけっこう地味で、『樽』を彷彿とさせる。暗号あり、変装ありでミステリ的な要素をみっしり詰め込んだ感じ。
しかし...続きを読む
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