無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
1965年、東京五輪が世界中を興奮と歓喜の渦に巻き込む裏では、“クリーンな日本”をアピールするため、徹底的な風紀の取り締まり(浮浪者や、特に娼婦)の排除が行われていた。
そんな折、ある事件が起こる。戸籍上は男性である“女性たち”(ブルーボーイ〈男娼〉)を売春禁止法では取り締まれないので、対抗策として性転換手術を行う医師を見せしめに逮捕したのだ。
裁判では性転換手術の是非が問われ、証人として出廷した“彼女たち”は世間から奇異の目で見られた。
やがてこの裁判は「ある女性の幸せ」を裁く前代未聞の展開を見せる。
実話を基にした映画の小説版。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
2025年11月公開の映画「ブルーボーイ事件」の脚本をもとに小説化された作品。
性同一性障害を精神異常者の治療と考えることで性転換手術が正当な医療行為である、とする弁護士の論理は裁判に勝つためならあり得るが当事者は自身を精神異常者とはとても認められない。
自分らしく生きることが阻害される人生を100%理解する事はきっとできないだろう。でも、自分らしさを素直に表現できないことの息苦しさ、生きづらさを理解する努力はこれからも続けなければいけないと思った。偏見がまた蔓延している世の中、LGBTQの人たちにとって少しは生きやすい世の中になっているのだろうか?
Posted by ブクログ
実際の出来事をもとに制作された映画のノベライズ。本当は映画を観てから読んだ方がいいのだろうけれど、映画が公開されるのは来月(二〇二五年十月現在)なので、こちらを先に読んだ。トランスジェンダー当事者としては、映画の中での扱われ方が非常に腹立たしく尊厳を傷つけられた『ミッドナイトスワン』(二〇二〇年)と、シスジェンダーの俳優ではなくトランスジェンダー女性の俳優を主演に据えて生活や心象を丁寧に描き出した『片袖の魚』(二〇二一年)を、まず思い出す。本作の価値はもちろん映画を観てみなければわからないのだけれど、このノベライズでは「幸せ」が大きなテーマになっていて、私は職場から自宅に戻る途中の通勤電車内で、吊り革につかまりながら読んでいて、思わず落涙した。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸