作品一覧

  • 子どもを守る仕事
    3.3
    1巻880円 (税込)
    いま、「子どもを守る仕事」、すなわち児童福祉の仕事が見なおされています。社会がゆがみ、その悪影響が未来ある子どもに及んでいるからです。本書では、保育士、教員、児童養護施設職員、児童相談所職員、里親など、子どものいのちと生活を守る職業の魅力と意義、働き方を考えます。
  • 格差社会を生き抜く読書 【シリーズ】ケアを考える
    3.7
    1巻770円 (税込)
    「一億総中流」の夢から醒めた日本。ちょっとした不運で、誰もが転がるように零落する。ひとたび貧困へと転落すれば、ふたたび這いあがるのは容易ではない。波瀾万丈な人生経験をもつ佐藤優さんと、貧困のリアリズムに心理的なまなざしを向ける臨床心理士の池上和子さんが、格差社会の実相を知るための30冊を紹介しながら現代の貧困を徹底的に議論する。貧困と虐待はなぜ連鎖するのか、貧困に陥らないためにはどんな教育が必要なのか、来るべき社会はどうあるべきなのか――。格差社会を生き抜くための針路をくっきりと描く。

ユーザーレビュー

  • 格差社会を生き抜く読書 【シリーズ】ケアを考える

    Posted by ブクログ

     本の中に紹介されていた、福祉を低所得層だけでなく、中・高所得層にも配分する視点は面白い。確かに税金を取られるだけならば誰だって反発するからだ。誰もが利益享受者に巻き込めば、福祉の話も前に進みそうな気はする。

    0
    2019年01月28日
  • 子どもを守る仕事

    Posted by ブクログ

    「子どもを守る仕事」をテーマに、日本の戦後の復興期から今日まで長年、社会福祉の道を歩んできた遠藤久江氏のオーラルヒストリーを佐藤優氏と池上和子氏による対話的聞き取りを基軸にしつつそこから投げかけられた現実と課題を検討。

    キリスト教の考え方が前面に出てくる箇所がちょこちょこあって、馴染みのない者にとっては違和感を感じた。

    0
    2024年05月04日
  • 子どもを守る仕事

    Posted by ブクログ

    「子どもを守る仕事」にはどんなものがあるのか、児童福祉制度の歴史とこれからや、子どもを守る仕事をする人に求められてることが書かれています。

    メモ:
    ・子どもを守る仕事をする人に求められてるもの:
    ▶子どもをありのまま受け入れて、子どもの代弁者になること
    ▶時代のニーズを感じ取る感性を養うこと

    ・自分のエゴイズムを大切にする
    ・時には冷たさも必要

    0
    2021年12月22日
  • 格差社会を生き抜く読書 【シリーズ】ケアを考える

    Posted by ブクログ

    ●対談形式で読みやすい。
    ●日本の福祉、特に児相関係がよくわかる。根深い問題だ。もっと親権を制限して強制介入するべきだが、そこらへんは予算や人員、そもそもの権利意識の整理が追いついていないから難しい。
    ●給付などについて、選択制か一律制かは議論になるが、実務上は一律にした方が結果的に楽ではないか。あとはいかに誰かが一方的に得はしていないなどの国民感情への配慮を行うか。ポピュリストな政治家には無理だろうなあ…
    ●今の時代は混迷だと言うが、まあバブルの時よりは悲壮感はあるかもしれないが、あまりに階層化しすぎているから、国民一体的な考えはあまりないのではないかな。
    ●とにかく児相ネタは悲壮感しかなく

    0
    2022年08月11日
  • 子どもを守る仕事

    Posted by ブクログ

    著者の佐藤優さんって、あのロシア通で元外交官作家のあの人と同姓同名なのかなと思ったら本人だった。佐藤さんは子どもの社会的養護のような分野にも関心があるようで、心理師の池上さんと二人して、その世界で長らく活動してきた遠藤初江さんのオーラルヒストリーを引き出すという趣向。
    3人が同じ方向を向いている鼎談は、そうですね、そうですねとスムーズに話が進みいまいち面白さには欠ける。ネームバリュー的には佐藤さんが突出していて、だから筆頭著者でもあるんだろうけど、やっぱり現場で経験を積んできた二人に及ぶものではないはず。それなのにいろいろ解説してくれたり持論をぶってくれるのはちょっと煩わしい。
    佐藤さんも遠藤

    0
    2022年07月24日

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