講談社の検索結果

  • 縮んだ愛
    4.0
    障害児学級教員の岡田は、働いていた小学校の卒業生・牧野に出会う。自分が受け持っていた自閉症児サトシを殴った過去を持つ牧野だが、彼につきまとわれて、岡田は毎週彼と酒を飲むことになる。が、ある日牧野は突然暴漢に襲われる。物語にひそむミステリー性も話題になった、第24回野間文芸新人賞受賞作。(講談社文庫)
  • ヨーロッパ型資本主義 アメリカ市場原理主義との決別
    値引きあり
    4.1
    アメリカ型市場原理主義はもう通用しない! 比較的平等で、所得水準が高く、それでいて相当な競争力を備えたヨーロッパ各国の資本主義。長い歴史と豊かな思想が育んだ社会システムを日本は今こそ学ぶべきだ。(講談社現代新書)
  • おともだち よみきかせ絵本シリーズ Yes! プリキュア 5 Go Go!(1)あたらしく なった プリキュア5!
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「Yes!プリキュア5 GoGo!」のよみきかせ絵本第一弾。のぞみはシロップからもらった手紙で、「キュアローズガーデン」のことを知らされ、新しいアイテム・ローズパクトを手に入れます。そこにやってきたのがスコルプとホシイナー。大ピンチののぞみ達の前に現れたのは、ココ、ナッツ、それにキュアモ! これでまたプリキュアに変身できる! 新たな使命とともに、5人揃ったYes!プリキュア5が大活躍のシリーズ第一弾です。
  • うまくいく人はいつも交渉上手
    値引きあり
    4.3
    ビジネスだけでなく、子育ても、夫婦の仲も、婚活も、就活も……、実はすべてが交渉事だった! あらゆる場面で良い結果が得られる交渉術を、超一流国際弁護士とコミュニケーションのプロが対談形式でわかりやすく解説します。
  • 私の仕事術
    値引きあり
    3.7
    元ゴールドマン・サックスのゼネラル・パートナー(共同経営者)にして、株式上場の際、手に入れられたはずの数十億円の報酬を捨てた男。郵便局に代わる新しい金融インフラ構築、日本の資本市場をよくすることを目指し、あらたなる理想のビジネスに邁進する筆者が語る、世界基準の仕事術の真髄。※本書は、2003年に小社から刊行された『10億円を捨てた男の仕事術』に、一部訂正、加筆のうえ、改題し文庫化したものです。
  • 終わらない週末
    4.7
    キスだけで我慢できるのか……!? 初めてのプレゼンテーションで大失態をやらかしたトオル。窮地を救ってくれた社長秘書との個人授業はいつしか……。難題山積の恋の行方は……!?
  • 誰かに教えたくなる「社名」の由来 新進企業と老舗企業
    値引きあり
    -
    社名こそ「信用」だった! 偽装、粉飾に揺れる大企業……。アマゾン、ナイキから千疋屋まで優良会社113社の創業精神の物語! ※当文庫は、いずれも小社より刊行された2002年4月『誰かに教えたくなる 社名の由来』、2003年10月『誰かに教えたくなる 社名の由来Part-2』、2006年4月『誰かに教えたくなる 老舗の底力』から、113社をよりぬき、最新データに修正・加筆、再編集したものです。
  • 日本人というリスク
    値引きあり
    3.9
    「あの日」を境に世の中のルールが変わった。この不安で残酷な世界を生きるために、いま、われわれにいったい何ができて、何ができないか──? 本作は、カリスマ的人気を誇る著者の人生設計論最終決定版にして、黙示録の世界を生き抜く「新しい地図」といえる一冊。個人の抱えるリスクを国家や会社から切り離し、なにものにも縛られずに自らの人生を切り開く知恵と技術がここにある!
  • 青い失速
    -
    冬の菅平へ、木塚哲男と稲山洋子は、新婚スキー旅行にやって来た。襖1枚の隣室のスキー客の含み笑いに、洋子は初めての夜をこばんでしまう。翌朝、木塚は偶然逢った友人とともに、洋子を残して根子岳に出発、そして吹雪の山で道を失う。救出された木塚の枕元で、洋子はうわごとに「美津子」と呼ぶのを聞いた。……濃霧の高原、寒冷前線の乱流の中に展開する、青春画像を描いた長編力作。
  • 好色演戯
    -
    中年のテレビ俳優である足立家に、ひょんないきさつから、夫婦だと称する若い男女が、住み込みのお手伝いとして同居することになった。この若い網夫婦、仕事は朝から交代でよくするのだが、なにしろ一つ屋根の下に赤の他人の二つ夫婦が寝起きするのだから、なにやら妙な雰囲気だ。男盛りの好きものである足立には、若いカップルの夜が気にかかってしようがない。ある夜、足立は、網夫婦の寝室を秘かにうかがおうとした。ところが、敵もさるもの、網夫婦も足立夫婦の夜をぬすみ見ようとしていた……。意表をついて展開する好色コメディの表題作、ほかに傑作短編3作を収録。
  • ことわざ雨彦流
    -
    平成のことわざ師が伝える処世の知恵。ことわざとは、「言の業」だ。処世の知恵を伝える短いフレーズの中に、万感の思いがこめられている。その「ことわざ」にコラムの達人が、さらに人生のスパイスをたっぷり利かして料理する。馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。そして『ことわざ雨彦流』を読んでみよ。
  • 出世と恋愛 近代文学で読む男と女
    4.1
    「青春とは何か」とは男女ともに簡単には定義できない命題だが、前提として必要なのは「精神的親離れ」である。しかし青春期は、自分の将来への不安に迷い、徐々に自分の世界を見つけるが、同時に好きな人ができる時期でもある。 日本の近代文学の主人公である青年たちは、恋を告白できず片思いで終わるケースが多い。たまに恋が成就しても、ヒロインは難病や事故などで、なぜか死ぬのだ。日本の男性作家には恋愛、あるいは大人の女性を書く力がないのではと著者は喝破する。 たかが文学の話ではないかと思うなかれ、近代文学が我が国ニッポンの精神風土に落としている影は思いのほか深い。 明治期の立身出世物語が青年たちの思想に与えた時代背景は見逃せない。同時に戦争が文学に与えた強い影響も。 しかし夏目漱石『三四郎』から20年、女性作家の宮本百合子『伸子』で、「新しい女性」が恋愛や結婚に縛られない「生きる価値」を見つける時代が近代にも到来する。男女ともに時代の変遷とともに成長するのだ。 近代文学で描かれた男女の生き方は、現代日本の「人生の成功と恋愛」にかける人々の思いを読み解く大いなる鍵となる。
  • 月の輪草子
    4.0
    崇拝する中宮定子を慰めるため「枕草子」では美しいことばかり描いた。智識と才気で紫式部と反発し合った清少納言も、いまは山の庵でひとり九十を迎える。自分の定命がわからないのも仏の慈悲。心には華やかな宮中での日々が甦える。九十歳の著者が九十歳の清少納言に乗り憑ってのモノローグ。著者畢生の意欲作。
  • どまんなか(1)(文庫版)
    4.0
    1~3巻671~770円 (税込)
    走りこみも投げこみも禁止。猛特訓よりミーティング重視。そんな超脱力系の大代台高校野球部に入った、快速球投手のレブンこと青居礼文。初めは戸惑うことだらけだったけど、最高の仲間に恵まれて、甲子園も夢じゃなくなってきた! 野球を愛するすべての人たちに捧げたい傑作青春小説。推薦のことば・松井秀喜
  • 灰色の仮面
    3.3
    最後の1行まで目を離せぬ驚愕のホラー傑作! 灰色のストッキングを被って、白いマンションに住む女性を次々襲う、殺人鬼の正体は!? ――ある晩、女性の悲鳴を聞いた僕は、駆けつけた部屋で、美女の死体を発見。折悪しく住人に見つかり、犯人と間違われてしまう。満月の夜に歪んだ欲望をたぎらせて、白いマンションに住む独身(シングル)女性を次々と襲う恐怖の暴行魔と、僕の熾烈な闘いが始まる。最後の1行まで真犯人がわからない、超弩級のホラー・ミステリー!
  • 笛師
    -
    厳しい世襲の笛師の世界――笛師・飛田家の後継者・清浩は、伝統のかたちを解せず、サラリーマンになり、チロルの高峰グロース・ベネディガーに遊ぶが、霧にまかれて遭難した。清浩は、父の作った竜笛を吹き始める……。幕末から現在までという激動する社会に、伝統を追究し続けた人々と、その変転を描きあげた、名作長編。
  • 復活祭のためのレクイエム
    -
    <言語>と<笑い>にあふれる、群像新人賞受賞作。――窮極のキャッチフレーズ「買って」! これをオカマのセーラちゃんに教えられた、コピーライターの僕。あらゆる言葉になることができたし、あらゆる物になることができ、メタモルフォ-スをくり返す、W1―ダブルワン。そしてオカマに変身してしまった「彼」の、愛と笑いにあふれた物語。一分ごとの笑いの激流におぼれないで、最後まで「読んで」!?
  • よせばいいのに……
    -
    男女の機微を軽妙に描く雨彦エッセイの真髄。男と女は片思い、よせばいいのにラブコ-ル、言っちゃナンだが苦言も呈する。男性・女性と知性のお話――女は、女であることだけで美しい。他ならぬ本書の著者が断言するのだから、これは真実である。だが、「女たちは、そういうことではなかなか納得してくれない」。いわんや、あなたが鼻の頭に汗を浮かべて告げたコトの結果が、「よせばいいのに……」となるのは、しかたないではないか? それでも、また……。言えば後悔、言わねば無念? 男女のほろ苦さを優しく包む、男と女の機微を描くエッセイの真髄。
  • 算法勝負! 「江戸の数学」に挑戦 どこまで解ける? 「算額」28題
    4.0
    数学の問いを記した絵馬を神社仏閣に掲げ、公開の場で算法勝負をする「算額」。大名から庶民まで、身分の上下を超え当時の数学ファンがこぞって熱中しました。本書では今も記録に残る算額から、オリジナリティ溢れる問題を厳選。数学を娯楽として楽しんだ粋な江戸人から現代人への算法勝負です。ベストセラー小説『天地明察』の冲方丁さんも挑戦、「とにかく楽しい! これは江戸時代の技術であり『娯楽』です」 (ブルーバックス・2015年1月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 耳すます部屋
    3.2
    結末まで決して油断しないでください――娘の同級生を、放課後に預かることになった久恵。だが、母親同様ずうずうしい小学生・ゆかりには、盗癖があった。結婚指輪までが消えた日、包丁を手に、久恵はついにキレてしまう。「ゆかりが帰ってこない」、その夜、鳴り続ける母親からの電話。どこまでも執拗に……。日常の恐怖に彩られた、叙述ミステリーの傑作10編!
  • 空は青いか 萬月夜話其の一
    -
    愛する駄犬・ブビヲ(雄)とともに、ゆるゆる歩く、読む、書く日々。ブルースフルな日記エッセイ。「孤独ってみじめだけど、孤独にならないと先に進まないこともある」と愛犬・ブビヲに呟きつつ、お好み焼きに淫し、資料に痺れ、刻むように書く毎日。「私の愛車」「エロティックな腹部」「ハウス・ロッキン!!」「胡蝶の夢」「レガシィ・ホテル1~6」など、作家の細胞のかたちが見える、極上の日記エッセイ。(講談社文庫)
  • 新・齋藤流トレーニング 「潜在力開発」71のメソッド
    値引きあり
    -
    「能力の壁?」「力の限界?」なんてあきらめてはいけません! 眠れる力、「潜在力」をフル活用すれば、誰でも実力はグングン伸びるのですッ! 勉強・仕事・語学・スポーツ、何にでも応用できる齋藤先生独自のアイデアを、わかりやすくて超実践的な71のメソッドにして紹介!! ※本書は2004年9月にマガジンハウスより刊行された『齋藤式 潜在力開発メソッド』を改題のうえ、加筆・修正して文庫化したものです。
  • 第一級殺人弁護
    3.7
    自白した被疑者がなぜ無罪に!? 救済されるべき被害者に対して法はいったい何ができるのだろうか。金融犯罪、中国系マフィア、そして快楽殺人。イリーガルに挑む刑事当番弁護士・京森英二が直面した事件は、日本の社会病理と深く係わっていた。法は人を救えないのか? 若い弁護士の武器は、金と勇気だけだった……。乱歩賞を受賞した現役弁護士ならではの精密な筆致で描く、リーガル・サスペンス傑作集。   (講談社文庫)
  • 暖鳥 見届け人秋月伊織事件帖
    3.5
    見届け人・秋月伊織は、笛の音で女を誘い出そうとする男と、それを阻む老夫の修羅場を目撃した。例幣使(れいへいし)に関わるという笛の男を、父の敵として追っている足袋屋に会った伊織は、許されざる町人の敵討ちを見届けることになるのか? 凍えた心をやさしく溶かす人の情けの温もりに触れる、話題集中の文庫書下ろしシリーズ第3弾。(講談社文庫)
  • 完全保存版 ロシアワールドカップ サッカー日本代表の全記録
    -
    初戦でレッドカードを呼び込んだ香川真司、「半端ない」大迫勇也の決勝弾で勝ちきったコロンビア戦や、火を噴いた乾貴士の一発と本田圭佑の値千金ゴールで引き分けたセネガル戦、勝負師・西野朗監督の采配が当たったポーランド戦と「大番狂わせのH組」を生んだグループリーグ。そして、全員が死力を振り絞り「赤い悪魔」ベルギーに後一歩まで迫った劇的な幕切れまで※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 金属バット殺人事件
    -
    誰からも「よい子」と愛されていた少年が、ある夜、突然、両親を殴り殺した。いったい今は、何が正常で、何が異常なのか。この一家の両親にも、次男にも、異常なものなど、どこにもなかった。正常な少年を駆り立てた動機とその異常な行動の間の「真白」な闇とは、何であったのか。現代っ子の意識に潜む狂気を暴く問題作! 川崎市で起きた衝撃の事件に鋭いメスを入れる。
  • 笠雲
    -
    明治維新後、富士山麓の開拓にのりだした清水次郎長。一の子分の大政こと政五郎は新時代の中で「夏火鉢」扱いに甘んじていたが、現場を任され一筋縄ではいかない男どもをまとめあげてゆく。だが動員された囚人の脱走騒ぎに続き、古参の子分・相撲常(すもうつね)が変死。事件のからくりに気づいた政五郎の怒りが爆発する(講談社文庫)
  • 「できない」が「やってみよう!」に変わる心理法則 思いが必ず実現する、小さな小さなルール集
    値引きあり
    4.3
    望む人生をつくるために、変えるべきは「性格」ではなく「行動」!最先端の心理学理論から生まれたテクニックで、仕事、将来の目標、やってみたかったこと、恋愛まで、あなたの「思い」は確実に実現へと向かいます。「どうせ、やってもムダだ」「今からではもう遅い」「夢はかなわないから夢だ」…本書を読んで、そんな言い訳人生を卒業。
  • 迂回の殺意 伊東着16時27分の死者
    -
    黒いコートの小柄な女性が、駅のはずれのトイレ裏で殺された。容疑者は姪。浦上伸介と前野美保が、ダイヤ・トリックを使った犯人のアリバイに挑む表題作をはじめ、連続婦女暴行犯の心理を刻明に綴る「非情」など、8つの事件を通して、人間の心の奥底に潜む暴力性を鋭く描く、傑作短編ミステリー集。<『非情』改題作品>
  • 海の蝶
    -
    柿本精器の社長夫人・羊子は生来、その美貌に加え、奔放な性格の女性だった。結婚前からすでに男関係があり、結婚後もやまなかった。夫の礼介はこれを知ると激怒し、以来、妻に復讐するかのように隠れて放蕩する。そして、10余年が過ぎた。だが、羊子の乱行はやまなかった。息子の章は、自然にうとんじられた。章にとって心の結びつきは、家庭教師である22歳の青年だけになる。青年と秘かに愛し合っていた女中の喜久乃が、主人の欲望によって犯され、動顛し泣き喚く姿を、少年の章は不安そうに眺めていた……。愛欲の中に潜む人間の業を捉えた、力作長編。
  • からくり人形は五度笑う
    3.0
    人形の村で次々起こる怪事件を巡る本格推理――人形の村・沙華姿。そこで27年前、婚礼の夜に新妻が殺された。雪に囲まれた死体の側には、凶器も足跡もなかった。数ヵ月以内に新郎も殺され、双子の弟も焼死として処理された。同じ頃、この村で行方不明になった父を探して訪れた、作家・依井直之。昔の事件の謎を探るうちに、彼にも魔の手が迫る! 新本格推理。人形村の秘密とは何か? 謎の探偵・一尺屋遙が怪事件に挑む!
  • シネマッド・ティーパーティ
    3.0
    胸騒ぐあのスター、あのシーン! シネマッドが絵とエッセイで綴るシネマグラフィティ――「不思議の国のアリス」のあの帽子屋ならぬ、「シネマッド」和田誠が主催するマッド・ティーパーティへ、あなたをご招待。懐かしのスターたち、極めつきのシーンの数々……映画への熱い想いをこめたエッセイと、大向こうをうならすイラスト。映画狂も胸ワクワクの「ザッツ・シネマグラフィティ」。
  • 中年女
    -
    小ぎれいで素人くさく、何となく御しやすい感じを男に与えるトキは、39歳の未亡人である。村の男たちは、トキの女を意識して蝟集する。彼女の噂は消えることがないが、噂の実体を掴んだものはいない。村人は、未亡人という名に拘束を与えることに、満足があるようだった。しかし、トキは、女であることを十二分に生かして生き泳いでゆく。愛欲のむなしい絆を描いた、巨匠の珠玉長編小説。
  • 人形は眠れない
    3.9
    腹話術師・朝永(ともなが)の前に、強力な恋敵が出現!? そして、ついに明かされる人形探偵・鞠夫(まりお)の誕生秘話――お久しぶりです! 妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に、腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ない、ひと夏の出来事の御報告です。<人形探偵シリーズ>好評第3弾。
  • 真夜中の死者
    -
    誕生日を祝うはずの若い女性が、横浜のホテルで、青酸化合物入りの洋酒を飲み、変死した。ルポライターの浦上伸介が、犯人の仕掛けたトリックに挑む「密室のバースデー」。著書にとって記念碑的な本格ミステリーであり、アリバイ崩しが鮮やかな「美貌という名の仮面」など、究極の推理を存分に楽しめる短編9作品。
  • 地下鉄に乗って 新装版
    3.6
    永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された“過去”に行ったため……。思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。吉川英治文学新人賞に輝く名作。
  • ファンタズム
    3.7
    「ぼくはきみを殺した。ついに、というべきか。それとも、やっと、というべきなのか。リサだけでいいのか、殺すのは?」こうした犯人の思いから幕を開けた印南野市の連続女性殺人事件。犯人は理想の殺人を行い、追う刑事は、故意に遺された指紋と、ある遺留品に翻弄されながらも、犯人を推測するが……。
  • 複製症候群
    3.4
    密閉空間で起こる酸鼻な殺人事件! 兄へのコンプレックス、大学受験、恋愛。進学校に通う下石貴樹(おろしたかき)にとって、人生の大問題とは、そういうことだった。突如、空から降りてきた七色に輝く光の幕が人生を一変させるまでは……。触れた者を複製してしまう、七色の幕に密閉された空間で起こる連続殺人。極限状態で少年達が経験する、身も凍る悪夢とは。(講談社文庫)
  • 名探偵の肖像
    4.0
    本格推理を愛するすべての人に捧ぐ! 探偵としてもすぐれた才能を発揮した怪盗アルセーヌ・ルパン。アリバイ崩しの鬼貫警部。密室殺人を解くヘンリー・メリヴェール卿。往年の名探偵の華麗な推理に挑戦した贋作(パスティーシュ)を含む短編5作、敬愛するJ・D・カーについての芦辺拓氏との対談、随筆を一挙収録。本格推理を愛するすべての人に捧ぐ必読の1冊。
  • ディプロトドンティア・マクロプス
    3.4
    京都で探偵事務所を開設したばかりの私に依頼人が2名。「失踪した父を探してほしい」という大学教授の娘と、「カンガルーのマチルダさんを見つけて!」とわけのわからないことを叫ぶ美少女だった。捜査を始めた途端、私は暴漢に襲われる。すでに巨大な陰謀の渦中にいたのだ。先の読めない我孫子流ハードボイルド。(講談社文庫)
  • 美しい家
    3.5
    妻子と別れ一人で暮らす作家の中谷は、ある夜、コンビニの前で酔った女を助ける。連れて帰った部屋で女が語ったのは幼いころの不可思議な記憶。中谷はその過去を辿ることになる。同じころ一人の青年が幼少期の「恩人」を探し出そうとしていた。三人の孤独が交錯し「家族」の真の意味を問い直こす傑作ミステリー!
  • 虹のつばさ
    5.0
    侵略者から王国を救え! 超絶品・痛快冒険ロマン。空を制して王国を守れ! ――大空を制するものが、世界を制す……。時は、2つの世界大戦の狭間。「バルト海の真珠」と呼ばれた平和な楽園・メーアシャウム王国に、ナチスの魔の手が忍び寄る。美貌の王女・レティシア、夢見る飛行少年・ティム、謎の風来坊・ミッキィの3人は、それぞれの思いを胸に、敢然と立ち上がった! 愛と勇気が、国を救うのか!?
  • マノンの肉体
    -
    名作「マノン・レスコー」には、なぜかマノンの肉体に関する描写がない--会社合理化のため80人近くのリストラを行い神経を尖らせて退社。その後、膠原病で入院中、娘に朗読してもらったフランス文学に関しての気づきは、やがて主人公の故郷で起きた奇妙な心中事件の新聞記事や調書と共に官能的な迷宮を紡ぎ始める……。幾重にも折りたたまれた謎は、小説の可能性を探り、読書の快楽を呼び覚ます。(講談社文庫)
  • 青空剣法
    -
    曽我平九郎は、たとえ貧乏でも浪人暮らしが性に合うという。しかし、剣の腕も立つし、情にも厚い。長屋の隣人に紹介されて質屋の深夜番に雇われたことで……。時代小説の名手による名作。続編『曽我平九郎』とともに。
  • 一般人名語録
    -
    日本全国の一般人が創った名言。これはホンの一例です…「単身不妊と書いたヤツがいる!」…言葉の力強さとスゴ味に驚きます! ――またまた日本全国1億2千万人が創った名言・箴言・格言・警句。すごいものです! 一般人が生みだす言葉の力強さと皮肉とスゴ味は。たとえば「今日も無事、小便できる幸福よ」……。本当にじっくり読んでみて下さい。何か痛快な気持ちになって、日本と自分の置かれた状況が見えてきませんか。どうぞ御愛読を。
  • 海は七色
    -
    九州若松港の肉体労働者たちと、そこを取り仕切る親分衆。彼らはみな血気盛んで、ギャンブルにのめり込んでいる。ふとしたことから、海女だったという女と出会い……。北九州の海や島も舞台に、心意気を見せる男たちの物語。『糞尿譚』が芥川賞を受賞した作家の傑作。
  • 瓦斯灯
    3.5
    歳月が露わにする秘め事の真相は? 愛憎反転する男と女の心の襞をミステリアスに描く、鬼才の愛の推理ーー歳月は、人を恋う心の炎(ほむら)を消してしまうのか、あるいは、さらに激しく燃えたたせるものなのか。17年前、相思相愛だった男と女が、いま再会して露わになる数奇な離別の真相とは……という表題作など、愛が憎しみに、悦びが哀しみに、一瞬にして反転しうる心の襞をミステリアスに描く、会心の恋愛推理小説5編。男と女の哀しく数奇な物語。
  • 偽装倒産
    -
    新規株式上場前日の突然の破産申し立て。銀行と大証券の驚ろくべき陰謀を描く問題作。小説が予見する明日の経済スキャンダル! ――時価発行増資によって手にした22億5千万円のカネを「横領」する、というオリエンタル興業社長・天野実の仕組んだ犯罪劇は、罪もない2人のミドルを自殺に追いやった。二部上場を前にした「優良企業」の突然の倒産に疑問を感じた経済記者・酒井竜也の追及の前に、銀行、証券会社絡みの「悪の筋書」が浮かび上がる!
  • 刑事のはらわた
    3.4
    幹部に目をかけられ、所轄署刑事から県警本部へと異例の出世を果たした八神は、畑違いの鑑識課でベテラン課員を率いて緊張の連続。愛宕港で引き揚げられた死体は、窃盗で5ヵ月前に出所したばかりの男だった。男の行動を不審に思った八神が秘かに調べていくうちに、未解決の金塊盗難事件が浮かび上がる。(講談社文庫)
  • Cocoon 修羅の目覚め
    値引きあり
    3.6
    1~11巻346~562円 (税込)
    誰もが振り返る美貌の花魁、瑠璃。 だが、その裏の顔は江戸に現れる鬼を退治する組織「黒雲(こくうん)」の頭領。 髪結いでありながら錫杖で戦う錠吉や、料理番でありながら金剛杵を操る権三、結界をはることのできる幼い双子、豊二郎・栄二郎とともに、江戸に現れる鬼を退治する。 ある時、千住に出没する鬼を退治してほしいとの依頼が舞い込む。 どうやら、殺された男たちは皆、同じ手ぬぐいを持っていたというが……。 瑠璃は、千住の鬼を退治することができるのか? そして明かされる、瑠璃の悲しき宿命とは――。 この夏大注目のシリーズ第一弾!
  • 地獄の虹
    -
    『沖縄のパウロ』新垣牧師の奇しき人生。ノンフィクション・ノベル――牧師はかつて死刑囚だった……。サイパン玉砕戦を生き延びたが、捕虜収容所で<アメリカかぶれの売国奴>を殺し、死刑の判決を受けた新垣三郎。刑務所では、英語がわからず、一人孤独な日々が続いた。ある日、同房の日系2世がくれた、日本語の『予言の書 聖書通信教育』を手にしたときから奇跡が始まった。
  • 旅の手紙<見えないものが見えてくる>
    -
    神戸や京都、北海道、萩、スイス……。旅先でひとり綴った心の手紙を投函します。受取人はあなた。ーー旅に出たい、そう思った時から旅はすでに始まっている。旅に出ると、ふだん見えないものが、見たくなかったものが、そして見ていなかった自分が、見えてくる。神戸や京都、北海道、萩、スイスなど、内外の各地に民俗と詩情を訪ねながら、さわやかな批評眼で現代をみつめ直して綴った、あなたへの、心の手紙。
  • 美女たちの神話
    4.2
    美しい女性(ひと)が美しい人生を送るとは限らない。ヴィヴィアン・リー、イングリッド・バーグマン、マリリン・モンロー、グレイス・ケリー、シンプソン夫人、フランソワーズ・サガン、ココ・シャネル、エディット・ピアフなど、15人の美女たちの愛と哀しみに彩られた生のドラマを華麗な筆でつづる。
  • 夫婦のトリセツ 決定版
    3.8
    妻のおしゃべり、夫の沈黙にはそれぞれ深い理由がある。 相手にイラつく前に、その理由を知れば、二人の関係も大きく変わる。 新型コロナで大きく変わった家庭環境・夫婦関係を前提に、60万部突破のベストセラー『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』のさらにその先へ。最も身近な他人であるパートナーとのコミュニケーションを深められるバイブル誕生。 【目次】 第1章 「愛があれば乗り越えられる」のウソ 第2章 「話が通じない」の正体 第3章 夫婦の対話道 第4章 男性脳の秘密 男はおしゃべりで命を削っている 第5章 女性脳の秘密 女の「そう言えば」が人類を救っている 第6章 夫の知らない家事の世界
  • 普通人名語録
    -
    この素晴らしい表現力に誰もが感動。日本全国1億2千万人が創った名言・箴言・格言・警句を味わってください! ――なんと深く世相をえぐり、庶民の微妙な気持ちをとらえていることでしょう。この素晴らしい表現力に、だれもが驚きます。そして共感がひろがります。さあ、1億2千万人のペーソスあふれる大傑作を、声をだして読んでください。
  • ポイヤウンベ物語
    -
    星の天のおおかみの神の血をひくポイヤウンベは、りりしい若者。ある日、里人を悩ます赤い輪を捕えにいき、オヤルルの里の長の美しい妹オヤルル姫と恋におちる……。アイヌの叙事詩「ユーカラ」に取材して、アイヌ民族の悲しみと喜びを描いた英雄物語。サンケイ児童出版文化賞・国際アンデルセン賞国内賞受賞作。
  • 私が捜した少年
    4.0
    連続する難事件を華麗に解く、孤高の私立探偵! 渋柿信介、独身。ライセンスを持たない私立探偵。日常のしがらみに追われながらも、鋭敏な頭脳と大胆な行動力とで、次々に舞い込む事件を解決へと導く。友人の弟が失踪し、行方を追った渋柿は、一見無関係と思われた殺人事件の鍵を握った。本格推理の旗手が放つ傑作ハードボイルド・ミステリー。全5編収録。
  • 転生したら最強だったけど、のんびり学園生活をおくりたい
    値引きあり
    2.8
    小さな天使ユリパに頼み込まれ、異世界転生した須桜深影だったが、まさかの赤ん坊リスタート!?現代では触れなかった能力「神授(ギフト)」を覚え、両親と幼馴染みのティアと過ごす毎日に満足していた中、国の規則で全寮制の学園へ入学することに。学園では、気の良いルームメイト、負けん気の強い美少女、ちょっと厳しい先輩など、なぜかミカゲの周りには人が集まってくる。卒業するまで、なるべく目立ちたくないのに。
  • 明日の色
    -
    きっといいことあるんだよ、絶対に。スカイツリーの町で生まれ育った吾郎。低額宿泊所の所長だったが、社長と喧嘩してクビ。バツイチで、可愛い息子にはほとんど会えず、元妻は再婚するという……。多難な毎日だけど元ホームレスの青年・魁多に絵の才能を感じて、ギャラリストになろうと決意した。めげない男の奮闘が痛快・爽快な下町人情物語!
  • 雨彦のにんげん四季報
    -
    出会ったその時々の人物から、美女を俎上に! にんげんの魅力をホンネでひきだし、ホンネで語る! ――現代の美女とヒーローたちに、雨彦流で迫る。自称・人間嫌いといいつつも、「オレの興味はやはり人間にしかないのかなあ」と、いろんな人に会ってきた。「ウソでもいいから、ホンネで語り合いたい」と、インタビューしてきた。その時々の人物論から、美女との2000秒デートで生まれた「にんげん早わかり」。
  • イエスタデイ
    3.0
    007、VAN、ベン・ハー、モスラ……。魅惑の1960年代を、笑いと「青春」で鮮やかに切る、傑作短編集。小説家を志した原点を半自伝的に描いた表題作のほか、パスティーシュ・青春小説・SFで、甘酸っぱくそしてほろ苦く「あの時代」を綴ったグラフィティ。清水流笑いの源泉をたっぷり詰めこんだ、玉手箱をどうぞ!!
  • 犬死伝 赫ける、草莽の志士
    3.0
    「倒幕」と「年貢半減」を目指す小島四郎は、江戸で「青雲隊」を結成。後に京に上って、薩摩藩の西郷吉之助(のちの隆盛)と面会し、江戸の攪乱を頼まれる。四郎は江戸に戻り、相楽総三と名乗って江戸周辺で強盗・放火を繰り返す。とどめは庄内藩襲撃と江戸城放火。幕府側の反撃に遭い京へ落ち延びるが、東征隊の先鋒隊に任じられ「赤報隊」と命名する。だが東山道を進む途中、自隊が「偽官軍」と呼ばれているとの情報が……。
  • インドの樹、ベンガルの大地
    5.0
    バニヤン・ツリーの木陰で休んだ、熱暑のひととき。祭りの日に友人と遊び、柔らかな陽がさす池で沐浴した日々……。ベンガル地方の風や樹、可憐な花の香りと姿が、今も記憶の中で息づく。暖かな人々との交流、樹や花との語らい。名著『インド花綴り』の著者が、美しい調べのごとく、あなたの渇いた心を潤す、インドの人と森の物語。安らぎと静寂のインドが、ここにある!
  • 大蔵官僚 超エリート集団の人脈と野望
    -
    日本を実質支配し国家運営する、大蔵官僚の権力構造と生態。国家のなかの国家=大蔵省のすべてを解明! ――「われら富士山、他は並びの山」と豪語し、他省庁はじめ政・財界までを操って日本を実質支配している大蔵官僚。その強大な支配構造のメカニズムやエリート・オブ・エリートとも呼ぶべき大蔵官僚の生態を、具体的に見事に浮き彫りにする。
  • 男と女のト音記号
    -
    わかりあって誤解しあって、男と女の人間学。男性からは「こんなに女の悪口を書いてダイジョウブか?」と心配され、女性からは「いつも男をやっつけてくれてうれしいわ」と励まされる、雨彦流辛口の男女関係論――男と女をくらべれば、男はおしなべて規格品であるのに、女のひとは個性的だ。男はどいつも似たり寄ったりだが、女のひとにはアタリハズレがある。「だから、男にとって結婚は賭けだ」というのである(「賭けと負け」)。……など、男と女の間の微妙で繊細なアヤを解いたり結んだり、ご存知、雨彦氏の軽妙辛口エッセイ!
  • 木を植えた男を訪ねて ふたりで行く南仏プロヴァンスの旅
    5.0
    夫婦二人旅の提案。テーマは植樹と環境問題。植樹は平和運動である――『アルプスの少女ハイジ』の舞台をスイスに訪ねた夫妻が、次の目的地に選んだのは、「環境文学」の先駆的な名作『木を植えた男』の作者ジオノの故郷。後年、『千の風になって』を作ることになる作家夫妻による夢紀行。植樹とは平和運動なのであると知る「発見の旅」に、さあ出かけよう! 南仏旅行・必携のガイド。
  • 玉兎の望
    4.0
    鉄砲鍛冶の藤兵衛が暮らす琵琶湖の湖北、国友村。怠惰な年寄方と貧しさに喘ぐ平鍛冶衆の不和が江戸にまで聞こえるほどになり、幕府の発注も止められかねなくなっていた。危機感を募らせた藤兵衛は、ある秘策を思いつく――のちに一貫斎の号を賜り、日本で初めて火を使わない鉄砲「気砲」を作った名鍛冶師、国友藤兵衛の、一途な人生を描く傑作長編。小説現代長編新人賞受賞作。朝日時代小説大賞も受賞した大型新人のデビュー作!
  • 皇后雅子 妃から后への三十年
    4.0
    皇太子の結婚をめぐって宮内庁が強く要請し、国内メディアが沈黙することを承諾した報道自粛の申し合わせ。それが成ることによって、目的とはまったくちがった、誰も予測していなかったことが起きた。雅子妃決定に至るまでの「事情」とはいったいどのようなものだったのか……。当時朝日新聞の皇室記者として取材の最前線にいた著者が、次の時代を前に歴史の証言として残す「ほんとうの物語」。
  • こっそり教えます
    -
    知ると知らぬで大違い。雨彦流、読んでトクする掌編エッセイ。名刺の利用法、二刀流ブラッシング、揮毫の「技法」、旅館で渡すチップ、ビールの効用、飲む前に卵の白身を、タタミイワシはトースターで、ニンニクのにおい、ながら健康法、いい席確保術、居眠り迷惑防止法……などなど、スパイスの利いた生活便利帳。
  • 子連れババ連れ花のパリ
    3.0
    こんな案内(ガイド)ない! ドジで楽しい11日間――シャンゼリゼのアパルトマンで、クロワッサンとコーヒーの優雅な朝食……とは程遠いのが、私たちの旅。焼タラコにアジの開き、沢庵(たくあん)まで隠して税関「突破」。部屋では、パリ住まいの妹と子供のため、おふくろの味を作る。そんなドタバタ家族が、11日間のパリ旅行で気づいた、素顔のフランス。ドジで楽しい、てんやわんや日記。
  • 残酷な視界
    3.0
    双眼鏡で殺人を目撃してしまったOLに犯人の魔の手がしのびよる――高層マンションに住むOL・志賀邦枝のひそかな趣味は、双眼鏡で他人の生活を覗くことだった。ある晩、殺人を目撃した彼女に、危機が迫る! という表題作をはじめ、会社の労使交渉の陰で渦巻く、色と欲を描いた「殺意中毒症」、純真無垢な子供の残酷さがじわりと伝わってくる「魔少年」など、初期発表の傑作短編9編を収録。
  • 白い屋形船・ブロンズの首
    -
    脳溢血で、右半身、下半身不随、言語障害に遭いながら、不撓不屈の文学への執念で歩んだ私小説の大道。読売文学賞「白い屋形船」、川端賞「ブロンズの首」ほか、懐かしく優しい、肉親・知友、そして“ふるさと”の風景。故郷の四万十川のように、人知らずとも、汚れず流れる文学への愛が、それのみが創造した美事な“清流”。
  • スシとニンジャ
    4.0
    日米格差が生む笑いの渦! チャンバラ映画で日本研究、ブシドーに憧れ、ニンジャに会いに来日したアメリカ青年の珍体験の日本漫遊記――「スシが食べたい」「ニンジャに会いたい」と、心の底から願ってやってきた純朴なアメリカ青年が、ニッポンの地を踏んだことから始まる、大エンタテインメント。チャンバラ映画のビデオでブシドーを研究した、開拓魂(フロンティア・スピリット)あふれる男に、現代日本の真の姿はどう映ったか。異文化に接すれば笑いが生まれる。清水ワールド真骨頂!
  • せめてこれだけ……
    -
    男と女のホンネ。「くれない族」の夫に「あげない族」の妻、この国の夫婦ときたらどうかしている。サラリと書いてドキリとさせるエッセイ――男は浮気をして妻を好きになることもあるが、女は浮気をして初めて夫に失望することもある。ハテ、本当にそうだろうか? 思わず胸に手を当てたご仁には、本書を読む理由が十分ある。ふわり、ひらりと身をひるがえしつつ、男と女のモンダイをあまりにも鮮やかに衝く、雨彦魔術の粋。男と女の不思議に迫る甘辛エッセイ。大人の男女のひとりごと、そっと打ち明けます。
  • 太陽と砂
    5.0
    アフリカの砂漠に展開する青春の野望――親友でありながら、前島は能楽に伝統美を確かめ、沢木はアフリカ砂漠改造工事の技師として地球の未来をみつめる、対照的な生き方を選んだ。その二人を同時に愛して、苦悩する加代子。彼らにしのび寄る悲劇的結末は、また新しい時代への予兆でもあった……。壮大な着想で近未来を見通し、総理府主催「二十一世紀の日本」懸賞に当選した野心作。
  • 黄昏のカーニバル
    4.0
    読んで思わずニヤリ、じわーっと面白い7編。タイムマシンに記憶喪失、唯我論……斬新で楽しいアイディアがいっぱい! ――動くものは何もない。東京にあるのは白い死と、虚しく時を遡(さかのぼ)るテレビ番組の喧騒だけ。命だけ破壊する中性子爆弾で死に絶えた人間に代わり、コンピューター自らが意志をもって動き出した……。文明の終焉をペーソス漂わせて描く表題作のほか、「唯我独存」「21人いる!」など、パスティーシュの名手が贈る、珠玉のアイディア7編。
  • 旅猫三昧
    3.5
    台湾で見た鼻を隠す猫、ロンドンのポケット猫、ギリシャはミコノス島ののんびり猫……。私の旅は、猫に会う旅です。猫っ旅の間には、ドッグ・レースに当たりまくったり、空港の麻薬探知犬に怪しまれたり、いろんなことがあります。でも、いちばん心がときめき、もだえるのは、猫たちとの出会い。好評『旅猫』第2弾! 美しい写真が満載!!
  • 食べるが勝ち!
    3.0
    何を食べるかじゃない! どこで食べるかだ! ――ラマダン(断食月)に訪れたシリア。食べない案内人に気兼ねしながらも、美味しかった「アラブ料理」。標高5000メートル、世界一高い高原で呼吸した「酸素」。毎日食べたいほど大好きな「マンジョーカ芋の唐揚げ」は、パラグアイの思い出。アイスランドの「苔」、インドの「危険な美味」など、世界の気になる味を「いただきまーす!」
  • 抜打ち庄五郎
    -
    求めるものは、ひとつ。『技を磨き、強くなる』――歴史に名を残してはいない。名を求めるでも、金を求めるでもなく、ひたすら己の技を磨き、強くなることを目指した男たち。その不世出の剣豪の生きざまを、鮮やかに描く! 技へのこだわり、リアルな決闘シーン、意外な結末……。表題作「抜打ち庄五郎」以下、短編の名手の選りすぐった8編を収録した好短編集。
  • ハイジ紀行 ふたりで行く『アルプスの少女ハイジ』の旅
    3.0
    『千の風になって』の作家夫妻の夢紀行! 初級スイス写真紀行――さあ出かけよう! のんびりぜいたくな、夫婦ふたり旅。ヒルツェルからチューリヒ、そしてマイエンフェルトへ。「アルプスの少女ハイジ」の故郷をたずね、作者シュピーリの生涯をたどる、感動の夢紀行。後年、いのちの歌「千の風になって」を作ることになる作家夫妻の旅はここから。スイス旅行必携のガイド。
  • 花の墓標
    -
    勤め先のアメリカ人商社が、密輸容疑で捜索された日、厚子は、社長の使いだという背の低い男に、車で連れ去られた。彼女は、3日後、轢死体となって発見された(「黒い首飾り」)。両親のいない勝子は、幸せを求める女ごころから、隆鼻手術を受けた。医者が、彼女の鼻に入れたプラスチック材に、ダイヤをひそませたことを彼女が知るはずもなかった。彼女は、荒川土手に死んでいた(「鼻のない顔」)。……占領下の日本の街々で、人知れず散った女性たちに、著者が花を捧げるつもりで綴った、異色連作小説7篇を収録する感動的名篇。
  • ハリネズミの道
    3.7
    留学生として南ドイツを訪れた日本人女性京(ミヤコ)。男女共同の学生寮に驚き、習慣の違いに戸惑いながらも、楽しい仲間に恵まれ、パーティやサッカー観戦、小旅行とドイツ暮らしに夢中になっていく。幸田露伴、文、青木玉を継ぐ筆者が、人との出会いと別れ、美しい街の息吹を詩情豊かに綴る、新感覚の長篇エッセイ。(講談社文庫)
  • 半導体戦争 フォーラムXの陰謀
    -
    アメリカの戦略を探る経済小説。絶対絶命の、新しい大危機が迫る! 国際ビジネス戦争の最先端を描く傑作長編。鋭い洞察と予見! ――半導体をめぐる、日本とアメリカの熾烈な駆け引きの裏側に何があるのか? 日米経済摩擦を背景に、通産官僚、電子工業界、ロビイストなどの動きを、多元的にかつドラマティックに追う。そして、絶体絶命の新しい大危機が! いかに克服するか……。アメリカの仕掛けた大胆な戦略を明かし、近未来を洞察した国際ビジネス小説。複雑怪奇な国際ビジネスの最先端を活写する。
  • 向日葵のかっちゃん
    4.8
    「わからないことは、恥ずかしいことじゃない」。時計も漢字も読めず、支援学級に通うかっちゃんの毎日を一変させたのは、心と体の両方を、目いっぱい使って教えてくれる、熱血漢過ぎる先生だった。おかあちゃんにも怒られてばかり、みじめな毎日に負けそうになっていたボクに奇跡を起こした出会いと成長の物語。
  • 訪問看護師さゆりの探偵ノート
    3.5
    1巻1,881円 (税込)
    島田荘司、熱烈推薦! 来たるべき「老人の時代」への警告の書となる、新タイプのミステリー! 訪問看護ステーションで働く白井さゆりが直面する、老人たちのさまざまな実相。その背後に隠れている、老人を利用する「犯罪」! 超・高齢化社会における訪問看護の実態をドキュメンタリータッチで描きながら、ミステリーの面白さも兼ね備える意欲作! 事件は毎日、訪問看護の現場で起きている。
  • ディストーションの秋
    -
    「損なわれるのは、いつだって気高く美しいものでなければならない。」日常と革命。秩序と混沌。強者と弱者。対立の縮図を鮮やかに描き出すマガミシリーズ「秋」の章。
  • 電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり
    値引きあり
    3.5
    『見栄講座』『気まぐれコンセプト』『東京いい店やれる店』のホイチョイ・プロダクションズが、満を持して放つ使えるビジネス・マナーの決定版。電通の「鬼」営業マン36人に徹底取材を敢行、そこから抽出した「どんな人でも努力しないで必ず成功する気くばり」のポイントを36個厳選して一冊にまとめた。
  • 七姫伝奇
    -
    松平右京大夫は小藩ながら、内実は豊かな財政を誇っている。その松平家の世嗣ぎ3人が、相次いで怪死した。どうも右京大夫の腹違いの妹・七姫の、7匹の愛猫のたたりらしい。若さま侍は、娘手妻の幻術師・おしの、七姫の寵愛をうける剣士・堀平四郎らの助けをえて、事件の真相に迫って行く……。怪猫と幻術師、術師と術師の妖幻なまでの闘いを迫力ある筆致で織りなし、猫を使ってのお家乗取りという謎の真相をうきあがらせる世界は、まさにこの作者独自のものである。ご存知長編「若さま侍捕物手帖」のうち。
  • 衣更月家の一族
    3.5
    別居中の妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺――110番通報の時点では単純な事件と思われた。だが犯人が直接目撃されていないうえ、被害者の夫には別の家庭があった。強欲と憤怒に目がくらんだ人間たちが堕ちていく凄まじい罪の地獄。因業に満ちた世界を描ききった傑作ミステリー!
  • 悲劇の風雲児
    4.0
    木曽の山谷が育てた天性の武人、義仲の31年の生涯。源家の御曹司として平家打倒の兵を挙げ京へ乱入、敗れた平氏は都を捨てる。義仲の権勢の日が始まったが、武力は憚(はば)かられても野人ぶりはからかわれ、後白河法皇の政略に斃れる。無垢な武将の鮮烈な人間性を描く表題作等、史上の英雄8人を描く傑作短編集。
  • 南伊豆殺人事件
    -
    伊豆下田の旅館から、会社社長で有田という名前の男が、五百万円入りのボストンバッグを残したまま失踪した。二日後、有田の娘を名乗る女性が旅館に現れるも、その後訪ねてきた甥は、有田に娘はいないという。しかし、この甥も実は偽者と判明。次々と偽者が現れる怪事件に、十津川はどう立ち向かうのか?
  • 夜光蟲
    -
    夫の部下・栗原に誘われて以来、岡村妙子は浮気の快楽を知り、建築技師の小松、テレビタレントの白石、そして、バンドリーダーのフィリビン人と、次々に相手を変えていく。一方、夫の岡村は、喫茶店のウェイトレス・片倉晶子、芸者・花代、クラブの女・リサ、会社のアルバイト高校生・諸岡とき等と、浮気を重ねている。妻は夫の、夫は妻の浮気を、互いに承知していながら、暗黙のうちに、それすらも一つの刺激材料として、より神秘な官能の深渕を求め、ふたりの性の要求はとどまるところを知らない……。人生永遠の課題ともいうべき性の可能性を、柔軟な筆致で描いた異色の長編小説。
  • 誘惑の午後
    -
    挿絵画家の井野は、ニコチン中毒者が、細くて白い煙草へ、つい手を伸ばしてしまうように、女に手をのばすのだった。まず、女に近づくためのさまざまな作戦があり、そして、それが成功したあとは、女体を征服し味わい尽すためのさまざまな試みがあった。井野は、しかし、女の体の上に重なりながら、たまらなく虚しくなることがあった。その虚しさに耐えきれなくなると、また街へ出て、他の女をさがし求めるのであった……。現代のもっとも異色的な作家として、あくことなく「性」を追求しつづける作者が、人間の原質を追求した、本格的長篇小説である。
  • 楽昌珠
    3.0
    美味なファンタジー中国小説! 睡夢の中で、唐の都に迷い込んだ幼なじみの3人。生々しすぎる夢は、いつしか現実の重みを増していき――科挙の合格を願う18歳の蘇二郎、鍛え抜かれた肉体を誇る16歳の娘・廬七娘、美少女の誉れ高き17歳の葛小妹。桃林で10年ぶりに再会した3人は、喜び合い、慣れない酒に酔って、いつしか睡夢の世界へ。目覚めた先は、陰謀渦巻く唐の都の宮中だった。ファンタジー満開、美味なる調べの傑作中国時代小説。
  • 我が愛しのファウスト
    3.6
    逞しく筋力のついた身体、クロゼットに何十着も並ぶ上等なスーツ、そしてベッドには裸身の美女……。二日酔からさめた小野利夫は、ハンサムなビジネスエリート水上晶夫に変身しているではないか。妻の里江子の前から僕は永遠に消えてしまったのか。彼の前には不思議な影が現れ、奇妙な事件が起こり始めるが。
  • 神々の午睡(上)
    4.5
    1~2巻550円 (税込)
    はまったら抜けられない? 清水&宗教の世界! “開祖たち”は、詐欺師、怒りっぽい族長、世間知らずのおぼっちゃまだった? 小説より奇なる事実よりさらに奇なるもの“宗教”をテーマに、パスティーシュの天才が築きあげた大スペクタクル。世界に誇る3大宗教(アルカマ教、サライ教、ジブ教)はいかにして生まれたか。開祖が現われ、教典が編まれ、正統と異端が生まれる。嵌まったら抜けられない清水ワールド。(講談社文庫)
  • もう、忘れたの?
    -
    東電社長の土下座。震災と「絆」キャンペーン。高まった結婚欲求……。3.11以降、「忘れる能力」が恵みとなったのも事実。それでも忘れられなかったのはどんなこと? 婚活殺人のキジカナ。褒め言葉となった「バブルって感じ~」。記憶力の塩梅に悩まされつつ綴った「週刊現代」人気連載第7弾。清水ミチコさんとの特別対談収録!
  • SF脳とリアル脳 どこまで可能か、なぜ不可能なのか
    4.3
    記憶の書き換え、意識のデータ化、潜在能力の活性化……SFに描かれる「脳の未来」は実現するのか? 第一人者が大真面目に検証!
  • 縮小ニッポンの衝撃
    3.8
    これから日本は、かつて世界のどの国も体験したことのない人口減少に突入していく。社会保障・人口問題研究所の推計によると、2053年には日本の人口は1億を切り、2065年には8088万人になるという。これから約50年間で46211万人の日本人が減少する。私たちの未来に何が待ち受けているのか? NHKが総力を挙げて、少子高齢化に悩む全国の地方自治体を取材。一足先に超高齢化に突入した地方の衝撃的な姿とは?
  • ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」
    4.0
    ラグビー日本代表メンタルコーチとして、ワールドカップの快進撃を支えた筆者の初著作。五郎丸のあのポーズは、どうして生まれたのか。何の意味があるのか。二人三脚で「ルーティン」を作りあげた筆者だから書ける秘話がいっぱい。最新のスポーツ心理学から導き出された「メンタルの鍛え方」は、アスリートはもちろん、一般社会で働く人にもきっと役立つだろう。

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