疑薬

疑薬

924円 (税込)

4pt

3.7

十年前に失明した母と暮らす生稲怜花は、ある日矢島という記者に声をかけられる。
老人ホームで起きたインフルエンザの集団感染。その死亡者に処方されていたのは、母の治療に使われたのと同じ新薬「シキミリンβ」だというのだ。

母の失明の原因は――まさか。

乱歩賞作家が描く、製薬会社やマスコミ、数多の謀略が交差する圧巻のミステリー。

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疑薬 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月01日

    薬をめぐるミステリー。新薬を使ったが故に失明してしまった母を持つ女性と、その事件を追っている記者、新薬を開発した製薬会社の社長代行、新薬を使用した病院などがからまっていろいろなことが明らかになる。
    医療や薬のミステリーというのが変わっていて面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月17日

    医者、製薬会社、患者。薬の持つ影響力は測り知れない。何の影響もなく完璧に効く薬は無いと思う。完璧な診断力を持つ医者もいないと思う。悲観しているのではなく盲信しないという意味で。
    体調が悪い時は自分の体に聞いてみる。数日、色々やってみても自力対応が無理そうなら病院に行く。早く行くほうが良いだろうか?

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年11月21日

    何気ない描写やキャラのしぐさで、登場人物に深みを与えてくれるところが鏑木蓮の強みの一つだと思ってるのですが、序盤に怜花が近所の高校生相手に変顔を見せるという何気ない描写に「あ、この本良さそう」と予感しました。

    こうした描写って、読み手にキャラの人物像をさりげなく、かつ深く伝えてくれてる気がして、読...続きを読む

    0

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