藤枝静男の一覧

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作品一覧

2020/07/24更新

ユーザーレビュー

  • 田紳有楽 空気頭
    何というか呆気にとられてしまった。現実と妄想がこんな絡み方をするなんて。冒頭に筆者の断り書きがあるけれど、そんなもの消し飛んでしまった。ただ、奥様の闘病の様子が凄まじく、胸が痛む。医者ならではの冷静で緻密な描写だからこそ、静かで冷たい悲しみがひたひたと染みてくるようだ。
  • 田紳有楽 空気頭
    『空気頭』のほうは読み始めてしばらくして読むのをやめてしまった。
    『田紳有楽』、これは読み始めてしばらく何が起きているのかわからず呆然としっぱなしだった。それが中盤、驚愕にかわり、終盤は笑った。無生物が生物に、言語が音楽に「変身」する過程を描いた小説。
  • 田紳有楽 空気頭
    【田紳有楽】
    骨董屋の部屋を訪れた男が、自己流処世術を語り庭の池に飛び込むところから物語は始まる。
    男は池に沈められている朝鮮生まれの抹茶茶碗の柿の蔕(ヘタ)。地下水脈を通って出歩いたり人に化けたりしている。
    池の中には偽物陶器たちが埋められ、五十六億年後の弥勒説法の成仏永世を得るまでなんとかうまい...続きを読む
  • 悲しいだけ 欣求浄土
    息をひそめて、自分の呼吸音に耳を澄ます。静かに人生を見つめるとこうなるのかな、と思わせられた作品群。
  • 田紳有楽 空気頭
    田紳有楽はとにかく素晴らしい。
    池に放られた茶碗は妖怪の様でいて人間臭い。
    静物である筈の彼らは皆うるさい。
    どれがイカモノでどれが本物なのかがわからなくなる。
    それは空気頭にも同じことが言える。
    著者自身の創作のスタンスもそうなんだろうか。
    空想と現実が混同していく様子は、一体何が偽物で何が本当な...続きを読む