神さまのビオトープ

神さまのビオトープ

小説・文芸
792円 (税込)

3pt

うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々と千花に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは? 機械の親友を持つ少年、小さな子どもを一途に愛する青年など、密やかな愛情がこぼれ落ちる瞬間をとらえた四編の救済の物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社タイガ
  • タイトル
    :
    神さまのビオトープ
  • タイトルID
    :
    60006217
  • 電子版発売日
    :
    2017年04月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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神さまのビオトープ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この世界にある“愛”の形は不定形であるからこそ、その想いは尊く、儚く、美しいものだと思う。何に美しさや好意を抱くのかは人それぞれ。それを他者が良し悪しを評価するべきではない。秘密を抱きながらも心は自由に、自分が思う“幸せ”を追い求めていきたいと思った。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    自分にとっての幸せを考えさせられる本だった。
    うる波さんが鹿野くんの幽霊を否認しそうになるシーンはとても切なく胸が痛くなった。

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    凪良ゆうさんが書く、他人には理解されない自分たちにしか分からない関係…みたいなお話が大好きなので例外なくこちらの本も心に刺さりまくりでした。。

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    秘密は、わずかな過失でこぼれる瞬間がもっとも美しい。大多数が歩く道とは少し外れた道をゆく人々の、愛と傷と秘密の物語。エピローグではっと目を見開く秘密がこぼれる瞬間がとても素敵でした。

    0
    2026年09月07日

    Posted by ブクログ

    なぜだろう?凪良ゆうさんの作品を読み進めると、
    私の中で「愛おしさ」がいっぱい溢れてくる。人間愛の不自由さが描かれているけれど、それ以上に登場人物(幽霊、ロボットも含む)達が、せつなく愛おしく涙になる。狩野くん、春くん、愛する人を守ってね。

    0
    2026年09月03日

    Posted by ブクログ

    みんな秘密を持ってる 誰かに理解してもらいたい人もいれば理解される必要なんてないと思う人もいる
    でも秘密は自分の心を柔らかくしたり、逆に無感心も生むと思う その人にはその人の心があって生きてきた時間があるから、他人のことを完全に理解して受け入れることなんてできない 逆も然り それでも誰かと寄り添って体温を分け合いたい時もあるから、私も他人ももがいて生きてる 当たり前のことだけど忘れたくない
    最後、鹿野くんが消えなくてよかった
    それが正しいよとか、こんなのおかしいよとか、お互いのためにならないよとか、そんな綺麗ごと並べて鹿野くんに消えられたら本破ってた
    最後まで歪んだ愛を貫いてくれてよかった 歪んでるのかな?何が歪んでいて何が真っ直ぐなんだろう?

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    本人たちにしか分からない愛の形。
    外野には理解できなくとも、本人たちが幸せならそれでいいのにと私は思っていたい。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    今日も凪良ゆうは不穏で美しい歪んだ日々を綴る。

    鹿野くんが死んだ。新婚2年目。お葬式が終わったら鹿野くんが縁側に座っていた。うる波はこの生活を守ることを決心する。

    叔母さんがやってきて、見合いやメンタルクリニックを勧める。どちらもお断りする。鹿野くんの後輩の佐々くんと千花ちゃんカップルがくる。帰ったので鹿野くんと話していると、忘れ物で戻ってきて、一人で喋っているのをみられてしまった。他の人には鹿野くんは見えないし聞こえない。

    佐々くんが旅行先で蕎麦アレルギーで死ぬ。千花は佐々くんを連れてきたというが、うる波には見えない。鹿野くんにも見えないようだ。しばらくして現れた千花はやつれてボロボロになっていた。エピペンを隠したらしい。それで佐々くんは死んだ。千花ちゃんの隣に佐々くんはいないらしい。

    近所の西島さんはうる波がぶつぶつ言っていても気にしないおおらかな人だ。高校のカリキュラムが変わって休日が増えた。家庭教師を紹介された。ロボットがお友達という子だ。縁日で事故が起きて、ロボット機能が停止されてしまって、秋くんは泣く。

    子供用の絵画教室に金澤くんという大学生くらいの子が来始める。小学生の秋穂ちゃんと好き合っているらしい。

    高校でストーカー事件が起きた。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    凪良さんの作品を読んだのはこれで5作品目。
    主人公うる波と事故死し、幽霊になって帰ってきた夫、「鹿野くん」の2人と、その周りを取り巻く人たちの日常を描いたお話。
    「普通」ってなんだろうと、四編の物語を通してとても考えさせられた。
    うる波は鹿野くんのいる生活が「普通」だと捉えているが、叔母や周りの人たちは幽霊と暮らす生活なんて「普通」ではないと否定し、自身の「普通」を善意で押し付けようとする。他の登場人物も皆、自分だけの「普通」を抱えており、うる波は彼らと関わりながら「普通」とは何かを思考し、成長していく。
    他人の「普通」を肯定も否定もせず、ただ温かく受け止められる西島さん夫妻のような人になりたいなと思った。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    亡くなった夫の幽霊と一緒に暮らし続ける女性。ロボットを親友として心の支えにしている少年。まだ大人になりきらない未成熟な少女を見守り続ける青年。ひたすら美を追求しては辛かった過去の復讐を繰り返す女子高生。そして彼女のストーカーに疑われながらも接触を続ける美大志望生。

    世の中の一般常識や世間体から見れば、はみ出てしまうような人たち。そんな彼や彼女の心の葛藤が、こんなにもストンと自分の心の中に沁みてくるとは思わなかった。

    前掲の人々は、なんとか前向きに生きていこうとするのだけれど、家族、学校、会社、地域の共同体の人たちの目は厳しく、傷ついてしまうことも。

    そんな煩わしいことはまずは横に置いておいて、今という瞬間を悔いなく大切に生きていこう。すべてのことがうまくいくなんてことは思いあがり。最後に守るものは、やはり自分が大事に思っている人・物・ことであるべき。本作を読んでいるとそんなふうに思えてくる。

    凪良さんが紡ぎ出す人々に好感がもてるのは、奥ゆかしく暮らしながら、決して独りよがりにならず、常にそばにいる人を思いやりながら、時に明るくおおらかに、時にユーモアをもって涼やかに生きているところ。

    凪良さんの別著『わたしの美しい庭』に登場する人々にも共通しているよう。ああ、こんなふうに自分も振る舞えたら…とも思うのでした。

    0
    2026年07月28日

神さまのビオトープ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社タイガ
  • タイトル
    :
    神さまのビオトープ
  • タイトルID
    :
    60006217
  • 電子版発売日
    :
    2017年04月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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