神さまのビオトープ
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神さまのビオトープ

792円 (税込)
554円 (税込) 12月29日まで

2pt

うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。彼の存在は秘密にしていたが、大学の後輩で恋人どうしの佐々と千花に知られてしまう。うる波が事実を打ち明けて程なく佐々は不審な死を遂げる。遺された千花が秘匿するある事情とは? 機械の親友を持つ少年、小さな子どもを一途に愛する青年など、密やかな愛情がこぼれ落ちる瞬間をとらえた四編の救済の物語。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死んだ夫の幽霊と暮らす主人公。ファンタジーかラブコメと思いきや、秘密を抱えて懸命に生きるさまざまな登場人物のヒューマンドラマだった。静かな心地よさの作品でしま。

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    ビオトープの中でたくさんの生き物が生息し、共存したり時には弱肉強食の中で生きたり死んだりする。人間界もまたそれと同じ。二足歩行の動物として同じ世界で生きているが、同じではない。
    しかし、姿形がほぼ同じだからこそ生き方や考え方、感じ方まで同じと考えてしまう人が多数だと思う。相手が考えている事がわからな

    0
    2024年12月06日

    Posted by ブクログ

    主人公のうる波は夫である鹿野くんの幽霊と暮らしている。
    一見普通に過ごしているように見える彼女たちの日常はフィルターを外せば周囲から同情される光景に見えるのも無理はない。
    鹿野くんのために作った夕飯を次の日の朝食として食べるうる波の愛ある行為がかえって残酷な現実を突きつけているようで胸が苦しくなった

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    凄く考えさせられる一冊でした。世の中の「普通」って何だろう、「普通」に当てはまらないとされる考えって何だろう。人の心、想い、愛の形はその人それぞれの自由であって、周りになんて言われようと想いを貫くことも一つの手段であると思えた。

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

    愛するって自由なのに、自由な愛は生きづらい。

    幽霊の夫と生活する女性を中心として、世間には許されない関係に、傷つきながらも愛に生きる人々の話。

    2話目の「春秋ロボット」がとくに好き。

    登場人物たちが皆常識を備えているがゆえに生じる葛藤や諦観に、揉まれてなお求めずにいられない愛の形がうつくしく、

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

    愛って全然美しいものなんかじゃなくて、一般の人には受け入れられないようなものだったり、自分でもどうしたらいいか分からなくて悩んで迷っていくものだったりする。
    でも、法に触れない限り、一般のの価値観に収まらないからといって何かを強制したり、否定して非難したりすることは絶対にあってはならないと感じた。

    0
    2024年09月28日

    Posted by ブクログ

    多様な愛や友情について、書かれた作品。
    特に主人公が数年前に旦那を亡くし、それから旦那の幽霊と暮らしている女性。
    他の出てくる登場人物には心は動かされたけど、共感はなかった。(心動かされるくらい良い物語だった)けど、特に主人公の旦那への強い愛情、世の中から変な目で見られたとしても幽霊として感じられる

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    法に触れない限り誰かの心の中や行動を否定することは出来ないし、心の中で大切にしている人たちを拒絶する人になりたくないなって強く思った

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    誰もが人に言えない秘密を抱えて生きている。
    理解されなくても、自分が信じるものを信じていい。
    表紙から得た印象よりも全体的に重めのストーリーが多かった。なぜだか分からないけど、心がすっと軽くなった。

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    登場人物達は普通じゃないのかもしれないけど、ものすごい人間らしさがあり心の中のどこかにいる自分を見ているかのような気持ちになった。 普通じゃなくて良い‥普通じゃない事が普通‥だからこそ愛おしい。誰にも秘密はある。それで良い。どんな自分でも良いのだと思わせてくれる、ほろ苦くて切ないでも少しホッとする

    0
    2024年07月12日

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