流浪の月

流浪の月

小説・文芸
799円 (税込)

3pt

【2020年本屋大賞受賞作】【映画化決定 2022年5月公開 監督・脚本 李相日 出演 広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子ほか】最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。/解説=吉田大助

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元文芸文庫
  • タイトル
    :
    流浪の月
  • タイトルID
    :
    1057940
  • ページ数
    :
    356ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年02月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB
  • 映画化

    「流浪の月」

    2022年5月13日公開
    出演:広瀬すず、松坂桃李、横浜流星

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流浪の月 のユーザーレビュー

「せっかくの善意を、わたしは捨てていく。
そんなものでは、わたしはかけらも救われない。」

温かい両親の元で幸せな暮らしを送っていた家内更紗(かないさらさ)は
ある事情で両親を失い、伯母の家に引き取られることになった。
自分の居場所がないと感じるようになった更紗は、ある日公園で一人の青年・文(ふみ)に家に来ないかと誘われーー……。

男と女。大人と子供。加害者と被害者。
人をカテゴライズし、勝手な解釈で物事を把握してしまうことの危うさに気づかされる作品です。人を「かわいそうな人」だとラベリングし、保護しようとすることが本当に正義なのか。善意は無条件に正しいものなのか。当事者たちにしかわからない「本当」があるのではないだろうか。

主人公二人の静かな幸せを祈りたくなるような、そんな一冊です。
ぜひ読んでみてください。

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感情タグBEST3

    QM

    購入済み

    文が警察につれていかれる時に泣き叫ぶ更紗の声が脳内で再生されるようでとても辛かった。文の家に転がり込んだ傍若無人な更紗に文が少しでも救われていたならよかった。梨花が2人の良き理解者になってくれてよかった。最終的に亮と完全に関係を終わらせることができてよかった。一筋縄ではいかないけど、更紗と文がまた一緒になれてよかった。いろんな感情がごちゃ混ぜになって、ひどく悲しくもどかしく、悔しく、じれったかったけど、これは悲しみの行き場のない女の子と男の子の美しい話だった。

    1
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    「事実と真実は違う」
    「解釈の違い」
    自分が心から正しい・優しさだと思って行っている言動が、実は逆に相手を深く傷つけているかもしれない。。
    人生の教訓になる、人生に響く作品だった。

    物語としても面白くて、先が気になりすぎて、
    そんなつもりなかったのに朝4時まで
    一気読みしてしまった。仕事なのに。。。
    次の日はかなりナイーブな気持ちになった。
    苦しい作品だった。
    再会のシーンなどで泣いた。
    全てを知った上でまた読み返したい。
    自分の人生のためにも。


    ただ、、、途中かなり更紗にイライラする。。。
    今からでもいいから、
    ちゃんと世間に「真実」を発信してほしい。

    0
    2026年09月28日

    Posted by ブクログ

    勉強の本ばっか読んでて、小説読めて無かったモヤモヤ?が土日でこの本を読めてスッキリした!
    やっぱり読書は良いですね。

    朝井リョウの正欲を思い出すような内容で、
    アブノーマルであるが故の社会とのギャップ、理解されない不条理さが描かれていてズシンと来た。

    デジタルタトゥーを刻まれた主人公の2人はどこにも居場所が無いかもしれないが、裏を返せばどこにでも行けるということ。

    重く悲しいことが続くけど、2人はそれでも等身大の幸せを感じられる瞬間がきっとある。そんな希望を感じられた。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    事実と真実は違う

    「流浪」とは、住む場所を定めずに、あちこちとさまよい歩くこと

    梨花のようになりたい。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    更紗と両親がお酒とソーダを作って飲んでいるシーンが大好き
    この作者は本当に情景描写が上手くて自分もその中で飲み物を飲んでいる気分になれる
    更紗とおなじ感覚で微睡むことができる

    自分しか知らない一面で人を判断することの残酷さ、身勝手さが書かれていて、またもこの作品は人生のままならなさを訴えてくる

    記憶に残る一冊

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    凪良ゆうさんは、他者には理解してもらえない特別な心の結びつきの男女を美しく描くのが上手だなぁ。

    「世の中に『本物の愛』なんてどれくらいある?だから自分が手にしたものを愛と定めてそこに殉じようと心に決める。それが結婚かもしれない。」

    更紗と文は、人に言いたい事も言えず、理解もしてもらえず、辛く苦しいことばかりだったと思う。
    だけど、この世に1人でも分かり合える人間がいて『本物の愛』を知ってるという点では羨ましかった。

    更紗の彼氏からのDVの描写は個人的に動悸がするほどリアルだった。
    DVに限らず、孤独が怖いから感情を押し殺して、何も悪くないのに謝って、身体中の痛みに耐えて、違和感を見て見ぬ振りして生きてる全ての人にこの本を読んで欲しいな。

    「誰かと一緒にいても、私はずっとひとりだったじゃないか」
    「1人の方がずっと楽に生きられる。それでも、やっぱり1人は怖い」

    恋愛とか友達とか家族とかスタンダードな結びつきがなくたって、本物の愛は築ける。
    そして、ひとりは怖いけど分かってくれない人とはいる必要無いね。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    事実と真実は違う

    命綱

    普通では無い劣等感、孤独感と戦うためには誰かとの命綱が必要。文と更紗の関係が美しくて、切なかった。
    朝井リョウさんの「正欲」とテーマが近しくて、"普通"ではないもを背負って生きているひとにとって、"似ているひと"とのネットワーク・命綱がどれだけ必要なものかが書かれていて、涙涙、、
    命綱を築けるひとの羨ましさを感じる一方で、命綱に依存しなければ生きるのが辛い人の孤独、儚さにとんでもなく辛くなった。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    名刺代わりの本にしたいと思った作品。
    偏見というものがガラガラと崩れる感覚。
    衝撃的な作品。凪良ゆうさんの文章は読みやすく、心に残る一文が多い。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    次が気になる展開で、どんどん読み進めてしまった。
    でも全体的には静かで、暗い印象の残る作品。

    文と更紗が、いつまで経っても世間から誤解され続けることには、読んでいて絶望的な気持ちになった。
    それでも最後には、世間の目や決めつけを超越したような二人の姿が描かれていて、ようやく本当に自由になれたんだなと、少し安心した。

    切ないけど、最後は静かに救われるような読後感だった。

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    ★4.5〜5

    恋愛に発展するのかと思ったら、そうではなかった。

    色々な形があってもいい、と思った。
    特にこの2人の関係は、とても素敵だった。

    最後はハッピーエンドでよかった。
    文も、ずっと更紗を求めていたんだね。

    途中のDVはちょっとこわかった。

    更紗が優しすぎるし、受け入れすぎてて、歯がゆかったかな。
    でも自分とは違って、いい性格だなと思った。

    日頃からワイドショーとかでコメンテーターが犯罪の背景を知らずに黒は黒!と責め立てて、物事を多角的に考えないのが気になっていたから、余計に感じるものがあった。
    法による犯罪に触れた方が黒!と。
    そこまでに至るのに色々あったんじゃないの??と思ったりして。
    それはこの本とはまたちょっと違う話だけど。

    カフェの名前がきっと更紗の名前にちなんだものだろうと途中で思ったのが当たった。

    冒頭のファミレスは保護されたあとの更紗と謎の保護者みたいな存在の2人だと思っていたら、なんと最後、保護者側が更紗と文だった。

    勝手に脳内キャスティング 文:坂口健太郎

    0
    2026年09月17日

流浪の月 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元文芸文庫
  • タイトル
    :
    流浪の月
  • タイトルID
    :
    1057940
  • ページ数
    :
    356ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年02月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB
  • 映画化

    「流浪の月」

    2022年5月13日公開
    出演:広瀬すず、松坂桃李、横浜流星

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