【感想・ネタバレ】流浪の月のレビュー

あらすじ

【2020年本屋大賞受賞作】【映画化決定 2022年5月公開 監督・脚本 李相日 出演 広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子ほか】最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。/解説=吉田大助

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「せっかくの善意を、わたしは捨てていく。
そんなものでは、わたしはかけらも救われない。」

温かい両親の元で幸せな暮らしを送っていた家内更紗(かないさらさ)は
ある事情で両親を失い、伯母の家に引き取られることになった。
自分の居場所がないと感じるようになった更紗は、ある日公園で一人の青年・文(ふみ)に家に来ないかと誘われーー……。

男と女。大人と子供。加害者と被害者。
人をカテゴライズし、勝手な解釈で物事を把握してしまうことの危うさに気づかされる作品です。人を「かわいそうな人」だとラベリングし、保護しようとすることが本当に正義なのか。善意は無条件に正しいものなのか。当事者たちにしかわからない「本当」があるのではないだろうか。

主人公二人の静かな幸せを祈りたくなるような、そんな一冊です。
ぜひ読んでみてください。

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QM

購入済み

文が警察につれていかれる時に泣き叫ぶ更紗の声が脳内で再生されるようでとても辛かった。文の家に転がり込んだ傍若無人な更紗に文が少しでも救われていたならよかった。梨花が2人の良き理解者になってくれてよかった。最終的に亮と完全に関係を終わらせることができてよかった。一筋縄ではいかないけど、更紗と文がまた一緒になれてよかった。いろんな感情がごちゃ混ぜになって、ひどく悲しくもどかしく、悔しく、じれったかったけど、これは悲しみの行き場のない女の子と男の子の美しい話だった。

1
2024年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「私たちはおかしいのだろうか。その判定は、どうか、私たち以外の人がしてほしい。わたしたちは、もうそこにはいないので。」

世界で常識とされているものはいつ誰が定義したものなのだろうか。
一般論に則ることが正しさで、そこから逸れていく人を笑うこと、一般論へと導こうとすることは優しさに該当される。
昔の更紗に理解してくれる家族がいたように、1人ではないということ、理解してくれる人がいるということが、マイノリティーであることや世界と異なる正解を持ちながら生きる背中を押してくれる。

0
2026年09月20日

Posted by ブクログ

次が気になる展開で、どんどん読み進めてしまった。
でも全体的には静かで、暗い印象の残る作品。

文と更紗が、いつまで経っても世間から誤解され続けることには、読んでいて絶望的な気持ちになった。
それでも最後には、世間の目や決めつけを超越したような二人の姿が描かれていて、ようやく本当に自由になれたんだなと、少し安心した。

切ないけど、最後は静かに救われるような読後感だった。

0
2026年09月19日

Posted by ブクログ

★4.5〜5

恋愛に発展するのかと思ったら、そうではなかった。

色々な形があってもいい、と思った。
特にこの2人の関係は、とても素敵だった。

最後はハッピーエンドでよかった。
文も、ずっと更紗を求めていたんだね。

途中のDVはちょっとこわかった。

更紗が優しすぎるし、受け入れすぎてて、歯がゆかったかな。
でも自分とは違って、いい性格だなと思った。

日頃からワイドショーとかでコメンテーターが犯罪の背景を知らずに黒は黒!と責め立てて、物事を多角的に考えないのが気になっていたから、余計に感じるものがあった。
法による犯罪に触れた方が黒!と。
そこまでに至るのに色々あったんじゃないの??と思ったりして。
それはこの本とはまたちょっと違う話だけど。

カフェの名前がきっと更紗の名前にちなんだものだろうと途中で思ったのが当たった。

冒頭のファミレスは保護されたあとの更紗と謎の保護者みたいな存在の2人だと思っていたら、なんと最後、保護者側が更紗と文だった。

勝手に脳内キャスティング 文:坂口健太郎

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2026年09月17日

Posted by ブクログ

自分の優しさとは何かを疑う契機となる。
事実と真実は違う。

固定概念に縛られた優しさを
人に押し付けていないか考えさせらた。
普通ってなんなんだろう
普通じゃないといけない理由ってなんなんだろう
自分の考えを人に押し付ける前に
相手の意見を聞ける人間になりたい

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

読み終わって静かに少しホッとして、しばらくぼーっと余韻に浸る感じ。途中で読むのをやめるのが惜しいくらい引き込まれた。

最初は少女の環境がつらくて重かったけど、二人の互いの心を支え合う姿がすごく心に残った。でも恋愛とは違い普通じゃない、正しくもない理解されない。

現実にいたら自分も「関わらないほうがいい」と思ったり、偏見を持つ周囲の人と同じだと思うけど、どうか二人をそっとしておいてほしいと思う矛盾。

羨ましいとか憧れではないけど、二人の間にあるものは、ただただ尊い

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

街中で偶然会うとか、小説でよくある非現実的な展開だなぁと思いながらも、するすると一気に読んでしまった。そして「街中で偶然会う」が、ほんとうは偶然ではなかったと後から分かりハッとさせられた。まさかそこが伏線になっているとは思っていなかったので。
男女の友情でも恋愛でもない、人と人との繋がりを描いているのも良かった。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文と更紗は当事者同士にしか分からない関係性であり、しかしその当事者同士でも知ることの出来ない個人の心が切なかったです。

読んでいく中で、文がただの小児性愛者の誘拐犯として描かれ続けていくもどかしさや虚しさを自分自身は持ちつつ、15年経ち文の前に梨花が現れた瞬間に、何も起こさないでくれと願ってしまっている自分もいました。背景を知っている私でさえただ子どもにあっただけでなにか性的欲求を満たそうとしてしまうのではないかという恐怖があるから、作中での世間からの風当たりの強さは当たり前なのだとも思い知らされました。私は自分と同世代の男性が性対象ではありますが、異性として興味を持つ人はひと握りです。自分はそうなのに小児性愛者にはそう思えない自分の矛盾にも違和感を覚えてしまいました。

事実と真実の間に様々な人の解釈が混ざると厄介だなとも個人的に思いました。

書いていてよく分かんなくなっちゃった!
面白かったです!

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2026年09月14日

Posted by ブクログ


事実と真実は違う。世界中の事実に取り残されて孤立した時、誰かひとり、真実を共有できる相手がいたらどうだろう。

たとえそれが、世間では罪と捉えられる場合でも、相手を求め、突っ走る選択をすると私も思う。機会を逃し、塗炭の苦しみに耐えるだけの人生は想像を絶する。

法や理性では語りきれない、自分だけの真実は、流浪の月を取り囲む星の数だけあるのだろう。
それらはどれも、人には理解されないほどに複雑で、自分の中では「ただ真っ直ぐ進んできた結果」。

誰かの正義が、誰かの正解が、時に呪縛になり、時に凶器になる。
この小説を読むことは、過剰に蔓延る正義を眠らせ、漂う星たちを見つめる眼差しに、仄かな灯をともす作業である。

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2026年09月14日

Posted by ブクログ

どんな犯罪にもストーリーがあるのだろうと考えさせられた。
犯罪者は悪、被害者は可哀想という固定概念を見直すべきだと考えさせれた。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

更紗と文にとても感情移入させられ、読んでいる間かなり心を揺さぶられました。
更紗や文ほどの過去ではなくても、誰に迷惑をかけたわけでもないのに、まるで罪かのような冷ややかな目で見られたり、所謂「普通」で蓋をされるような思いをしたこと、
また、自分の「普通」で誰かを傷つけてしまったのではという心当たりは誰しもあるのではと思いました。
更紗と文、そして梨花ちゃんという関係性がとても羨ましく癒されました。
更紗と文が再会した後の幸せな時間を終わらないでと願いながら時間を忘れて読み進め、亮くんがインタビュイーとして出てきた時は思わず本を閉じました…。
そんな亮くんに対する「わたしも酷かった」といった更紗の言葉に、どうにもならない哀しさで胸がいっぱいになりました。
どこにも居場所がなく満ち欠けていくような流浪の月、というイメージから穏やかで優しい明かりで漂う流浪の月へとイメージが変わるラストでほっとしました。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ただ、文と更紗の物語を描いているだけなのではなく
この世の中だったり物事の捉え方だったりそういう部分が大半を占めている気がして、とても深くおもしろかった!
私と相手にしか分からないこと、って沢山あって
好きに言わせておけばいいと言ってくれた誰かのことを思い出したりしました

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2026年09月10日

Posted by ブクログ

事実と真実は違う。己の事実を根拠に平等に判断しようとする思考の癖は誰かにとって凶器となるかもしれないと思った。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

大好きな作品の1つになった。
この2人のなんとも言えない関係性がすごく羨ましかなった。
言葉では表せないこの2人だけの関係性が心地よかった。

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

当事者にしか分からないことがある。
事実と真実は違う。傍から見たら理解出来ないかもしれない。切なくてもろくて美しい。2人の世界が良かった。
これもお気に入りの本のひとつになった。
ハッピーエンドで良かった。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

再読。大好きな小説。
優しさってなんだろうと思うし、結局人は表面的な部分しか見れないのかな。
自分が物語の中にいて、更紗に打ち明けてもらったら受け入れられるのかな。と色々考えさせてもらった。

読んでる間ずっと苦しい〜
けど友達でも家族でも恋人でもない。文と更紗が文と更紗であるための存在。お互いがそう認識して共に生きていく姿。
2人はこの先も辛いことは続いていくんだろうけど、こんなにも求め合える存在がいることに羨ましさも感じた。

亮くんも〜暴力は絶対ダメだけど〜辛いよ〜
結局心で人と繋がれないって悲しい。

文がカフェの名前を「calico」にした理由が良すぎませんか。更紗の名前をすごく綺麗だと思っていそうで〜好き。

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

どうか救われる話であってほしいと思いながら読むのがとまらなかった。
事実だけが世間にまわって、真実が伝わらない。どうしようもない。世の中が悪いわけでもない。善意が苦しい。言葉にできないだせないだしたくない『秘密』も、心情がすごく伝わってきた。
自分の価値観など今後に影響を与えるものではなかったが、ただただ幸せな結末を祈りながら読み続け、深い海みたいな静かな文に魅力を感じて、読書に没頭できる作品だった。

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2026年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 テーマがはっきりとしていて、且つ描写力も高く作品の世界に引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。事実と真実との間の葛藤を割とメジャーなシチュエーションの、誘拐犯との恋愛(作品を読むと果たして恋と言えるのか?とはなるが確実に愛であったとは思う)を通じてしっかりと描いていて、実力をひしひしと感じた。大人とは何か、大人になっても人は成長すること、自由とは何か、正義の行き違いと優しさ。そしてデジタルタトゥーやインターネットの普及による人間の醜い部分の露呈。メインテーマ以外にも普遍的な葛藤に対する描写が多々あり、ただ大衆小説として片付けることはできないとも思った。
 タイトルもとても良い。「流浪の月」。物語の最後2人は文字通り流浪しながら暮らしていく。物理的には流浪しているが、2人の心の中では互いの側こそが居場所だと分かっている。ここにも事実と真実とのギャップが表されているのではと思う。そして月、月は新月から満月へ何度でもサイクルを繰り返す。それはいつまでも何度でも2人が新たな人生を始めるメタファーかもしれない。そして月の模様は国によって見え方が変わる。うさぎだったりカニだったりに。月が輝いているという事実に、さまざまな見え方、つまり真実がある。これもこの文章のテーマである事実と真実を表しているのではないか。

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2026年09月09日

購入済み

人はみな弱さを抱えて生きている

めちゃくちゃ情景が思い浮かぶいい表現をするんだけどそのせいでものすごく心の内側に感情や心象風景が入り込んでくる
だからかなりしんどい気持ちとめちゃくちゃ羨ましいなという気持ちになった心に残る1冊

#深い

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2025年12月29日

ネタバレ 購入済み

考えさせられる

実際に自分を投影できるような内容では無いが、人間関係、大切にしたい人、その人にとって本当に良い対応をできているのか、幸せとはということを再度考えさせられた。LGBTQについても自分には関係ないからと思っていたがこれからの人間関係において少し考えてみようと思った。

#泣ける #切ない #深い

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2025年06月02日

購入済み

事実とは

凪良ゆうさんの作品は初読。更紗や文の気持ちや言葉が丁寧に書かれていて、繊細さとか、儚さをすごく身近に感じた。映画公開時に簡単なあらすじは知っていた。読もうがどうか迷っていたが、読んでよかった。事実を知ってどうなるのか?それを伝える意味はあるのか?色々、考えさせられた。

#切ない #深い #シュール

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2024年07月24日

ネタバレ 購入済み

深い

読んで良かった。
当事者にしか分からない真実が、上手く伝わらなく、真実ではない事が事実として広まっていく辛さが読んでて少し苦しかった。

#ほのぼの #切ない #深い

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2024年06月13日

購入済み

最高でした…!

凪良ゆう先生は美しい彼きっかけで読み始めるようになったのですが、この本もめちゃくちゃ良かったです。本当にこの作者の本はハズレがないです。更紗と文の物語が実際に身近で起きているかのように感じられ、何度も感情移入し、感情を揺さぶられました。紡がれていく文章がとても美しく、読んでから一日だった今でも、いくつか好きな文章を思い出せるほどです。非BLで激しい内容も少ないため、他人に気兼ねなくおすすめしやすいところも良いです。

#泣ける #切ない #感動する

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2024年05月15日

購入済み

一人一人の荷物

「彼女の話Ⅱ」、「彼の話Ⅰ」までを
一気に読んだ。
こういうことかと思った。
私たち人間は一人一人が自分にしか
上手く扱えない荷物を持っている。
自分の弱さが相手を傷つける。
だが、そうそう荷物に見合った力が
与えられる、あるいは力があることに
気づけるものでもない。
この話には、一番意地悪なめぐり合わせがある。
でも、一面では最上の相手に会ったともいえる。

結末は明日読もう。

#切ない

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2023年05月08日

匿名

購入済み

良かったです。

面白くて一気読みしました。
胸に突き刺さる言葉が幾つかあり、切なくて涙しました。映画も観てみようと思います。

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2022年12月25日

ネタバレ 購入済み

更紗の思いや事件の真実が、世の中に受け入れられず違った解釈のままである事に対してもどかしさを感じると同時に、これが現実なんだというやりきれない思いで複雑な心境になった。
そんな事件を経験した後で、共に生きて行くという選択をした2人を誇りに思う。
堂々と生きていって欲しいと願う。

#切ない

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2022年05月23日

ネタバレ 購入済み

良い作品と出会えました

真実を聞いてくれる誰かが現れないか、この2人が自分らしく生きることは許されないのか、読みながらとにかくもどかしくて苦しい気持ちでした。自身の物事の見方や考え方、受け取り方を考えさせられる場面が幾度もあり、また、言葉選びに良い意味で何度も衝撃を受け、読了後は何とも言い難い気持ちになりました。良い作品に出会えました。

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2022年05月21日

購入済み

せつないけど優しい

優しかった世界に、近づいてきた黒いもの。そこから逃れようとしても落ちていく闇。ただ静かな場所に居たかっただけなのに許されなくて壊される。
最後に辿り着いた場所はいつまで優しく静かにいられるのだろう。
そんなことをしみじみおもいました。

#切ない

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2022年05月13日

ネタバレ 購入済み

流浪の月

文と更紗、お互いが支えとなり生きてこれた事、2人の思いが同じだった時、ホッとし泣きそうになった。世間の目は辛いものだったけど。
読み終わるのがもったいなくて途中で読むスピードをゆっくりにした。凪良ゆうさんの他の作品も読んでみようと思う。久々にハマった作品でした。

#切ない #深い

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2022年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すっかりレビューを忘れて、また買おうとしていた・・・。
これを読んで良かったから、わたしの美しい庭を読もうと思ったことを思い出した。

読んでいてしんどい場面は多かった。
2人は知っている。2人がどういう関係でお互いを思いやっていることは。でも周りは、世間の常識的には間違っているとされているから、2人を引き離そうとする。

私が同じ場所にいたら・・・やはり他の人と同じ判断をすると思う、残念ながら。そして、こんなにもきれいな物語がこの世に存在するのかと疑ってしまう私はもう心が汚れているんだろうか。

一般的な常識から離れた性質を生まれながらに持ってしまった人は、常識に従って生きても、逆らって生きても結局は社会には溶け込まずに辛い思いをする、人を傷付ける、そして自分を傷付けてしまうんだと思う。

何も回答はないし解決策もないし、大半心がしんどい。でも彼らが穏やかに暮らせればと願ってしまう最後だった。

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2026年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この2人をみると悪くない?ってことが分かるけど現実では真実を見ることはできなくて、ほんとに悪いことをされてる可能性もあるから難しいなーって思う、でも勝手に決めつけて傷つけるような言葉をかけるのは本当に良くないなって思う、悪いことをした人でもそうなる背景があったと思うからそこを色んな視点で想像できる人でいたいし、自分の周りの人達のことは決めつけずにその人を見て考えたい!

2人の関係はほんと素敵だなー2人が幸せに暮らせますよーに!!2人の生活は幸せそうだった!夜ごはんでアイス食べたい!

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

こういう生き方があると理解した上で、自分はきっと選ばないけど凪良ゆうさんの文章が好きなので楽しく読めた。

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2026年09月17日

Posted by ブクログ

自分が見ているものだけが確かではないということは頭では理解しているようで、みんなできていないのかなと思った。親切や優しさから来ている言動も全てはそんlフィルターがかかって自分の解釈でしかなく、当事者の本当の気持ちを理解しようとしなければいけないと思った。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

人間関係の歪みや、世間の「普通」から少し外れた二人の姿に心が締め付けられる感覚になった。
装丁にあしらわれた三つのアイスクリームの意味がわかった瞬間、何故かほっとした。
全体的に薄曇りの空気が覆っていて、悲しい。
それでも美しく、静かに心に残る一冊だった。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

悲しいけど人の優しさにも触れられる話で良かったです。
一穂ミチ先生の『光のとこにいてね』に似ていると感じました。
この手の作品は心が優しい人には刺さる。優しくない人には刺さらない。優しくない人間にこそ読んで欲しいと思うけど理解されない、出来ないだろうな。

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2026年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間はたった一人でも自分のことを分かってくれる存在がいれば、どんなに苦しい状況でも生きていけるのではないかと思った。文と更紗の間には、周りの人には理解されなくても、お互いにしか分からない「真実」があった。

一方で、亮くんの気持ちにも理解できる部分はあったが、どんな理由があっても暴力で相手を傷つけることはよくない。

世間が決めつける「事実」の前では、二人の間にあった「真実」が簡単に押しつぶされてしまうということだ。周りから見た情報だけで人や出来事を判断するのではなく、その人自身が感じていることや、本当の気持ちを知ろうとすることが大切なのだと感じた。

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2026年09月12日

Posted by ブクログ

2人にしか分からない愛。きっとこの世界には、私たちが勘違いしているだけの関係がたくさんある。真実は分からないし、当人たちもきっと分かってもらおうとしないんだろう。誰かが誰かと一緒にいる、その理由に勝手に名前をつけるのをやめようと思った。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

世の中に『本物の愛』なんてどれくらいある?よく似ていて、でも少しちがうもののほうが多いんじゃない?みんなうっすら気づいていて、でもこれは本物じゃないからと捨てたりしない。本物なんてそうそう世の中に転がっていない。だから自分が手にしたものを愛と定めて、そこに殉じようと心を決める。それが結婚かもしれない。

大共感

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

更紗と文の2人にしかわからないこと、2人にもお互いのことはわからないことがあって、当たり前だけど第三者なんて表面でしか2人のことをみていない。私もそう。
表面すら見ず、どこの誰かも知らないのにSNSというデジタルタトゥーによる中傷を受けて、でも2人は一緒に暮らすことで安心感と助け合いと愛ではないなにかで強い絆があった。他人からの優しさってなんだろう。親友でも心は開けない。多分親友って枠だけ先行してるだけで、本当の絆なんてないのかなと、2人を見て思った。

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2026年09月07日

購入済み

しんどい描写もあるのだけれど。

とても滑らかな文体で、また表現される心の細かな描写に引き込まれる。こんなふうに表現できたら、この気持ちの表現を知っていたら、もっと相手に優しくなれたかもしれない。自分にも。言葉で人を傷つけることは少なくなるのかもしれない。。。そう思った。心配して声をかけることも、無神経にしないかもしれない。事実と真実は違う。私を取り巻くニュースや出来事をそのまま受け取ることを躊躇してしまいそうだ。でもそういう人が増えたら、心無い振る舞いや発言、言葉ははもっと減るかもしれない。読んでいてしんどい描写もあるのだけれど、読み終わって少し優しい気持ちになれた気がする。

#深い #ドロドロ #憧れる

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2025年04月11日

購入済み

映画を先に観ました。

映画で理解できなかったところなどの答え合わせがしたくてこちらを読むことにしました。私の中では映画より活字でのこちらが深く心に刺さりました。

#泣ける #切ない #深い

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2024年07月01日

購入済み

良作です

現実に対するもどかしさは残るものの、そこはリアリティーとして受け入れれば良作だと思います。
でも思う。
「それでは世界はあまりに救いがないではないかと」

#切ない #深い

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2023年07月19日

購入済み

切実な女の子の話を読んで

文章が優しめな表現によって構成されているため非常に読みやすい。主人公の心情描写にも心惹かれるが、彼女を取り巻く人間関係にも注目して欲しい。

#切ない #深い

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2022年08月19日

購入済み

居場所

居場所がどこにも無い、二人の物語。心の置き所や平穏な生活を与えられない二人の行き着く先はお互いを理解し、赦しあえばそこが二人にとっての安住の地であり最良の居場所を見つけた二人の物語。

#切ない

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2022年04月16日

Posted by ブクログ

事実と解釈と真実の勉強になった。SNSや噂話とかに流されず真実と自分軸の解釈で世界を捉えたいなと思った

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2026年09月20日

Posted by ブクログ

本屋大賞ということだが自分にはあまり響かなかった。
主人公の「言うべきところで言うべきことを言わない」姿勢にもやもやする。
まぁそれも含めての構成なんだろうけど。
ただ、一気に読ませるだけの内容と文章力はあるのでつまらないというわけではない。

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2026年09月16日

Posted by ブクログ

凪良ゆうは2020年この作品で「本屋大賞」を受賞した。彼女はもともとBL(ボーイズラブ)を描いて売り出した作家だが、これはロリコンの少女誘拐事件の話である。
家庭崩壊やDV(家庭内暴力)、外食業界のパート勤めのシフト繰りなど切実な社会実態も描いている。

文(ふみ)は成人女性には興味なく小さい女の子にだけ惹かれる。厳格な母親に過剰管理されて育った優しい大学生で、女児誘拐犯とされるこの物語の当事者である。誤解されやすく、それに弁解も主張もしない。

被害者の更紗は当時9歳で伯母の家で面倒を見てもらっている少女である。奔放な母親に捨てられ孤独ななか、文に自分からついて行きその部屋に居つく。
彼女の勝手気ままは文には新鮮な自由にうつる。

文は女児誘拐犯として逮捕されメディアなど社会の好奇の目に晒される。彼は更生施設を経てひっそりと喫茶店を開く。更紗も過去の噂から隠れて生活するなか、15年後偶然文に再会しまた騒動に巻き込まれる。

更紗は婚約者のDVなど一悶着の末、逃れてやっと文と一緒になる。皆と同じでないことを責める社会で過去の事件に翻弄された二人は居場所を遠くに移す。
そこで男女としてではなく「ともにいて心から安心できる」生活にたどり着く。

肩肘張らず一時も気を抜かずに読めるが、作者の心に秘めた怨みのオーラは家族や夫婦や人間関係、社会を冷めた目で鋭く射抜く。過酷な人生体験は逆境に抗う本当の幸せを描き出す思いに筋金を通す。

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2026年09月13日

悲しくて切ないが、すがすがしい

かなり特殊なシチュエーションだが、15年後のいろんな展開の中にあっても、更紗のフェアな考え方がすばらしい。

#泣ける #切ない #ドキドキハラハラ

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2022年04月24日

匿名

購入済み

本屋大賞だから買ってみたけど

私は夢中になって読むことはできなかった。途中で真面目に読むのをやめた。登場人物の行動や思考の流れに共感することはできずなんでそうなるの?と疑問が湧いた。思ってたのと違う方向に進んでいく物語は読むことに疲れた。多数派の感想が面白いと支持してる内容なので面白いのだろうと期待していたが勢いで購入して後悔を感じ泣きたい気持ちになった。私は少数派の読者だった模様。本屋大賞が面白い本ではなく売りたい本を推すということであればこれを売りたいという事なんだろう。今後本を選ぶ時は受賞作品よりも自分の信用に値する人の声を参考にしようと思う。この作品がつまらない訳ではなく自分には合わなかった。それだけです。人にはオススメしない泣ける作品

#泣ける

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2024年05月29日

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