【感想・ネタバレ】流浪の月のレビュー

あらすじ

【2020年本屋大賞受賞作】【映画化決定 2022年5月公開 監督・脚本 李相日 出演 広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子ほか】最初にお父さんがいなくなって、次にお母さんもいなくなって、わたしの幸福な日々は終わりを告げた。すこしずつ心が死んでいくわたしに居場所をくれたのが文だった。それがどのような結末を迎えるかも知らないままに――。だから十五年の時を経て彼と再会を果たし、わたしは再び願った。この願いを、きっと誰もが認めないだろう。周囲のひとびとの善意を打ち捨て、あるいは大切なひとさえも傷付けることになるかもしれない。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。本屋大賞受賞作。/解説=吉田大助

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「せっかくの善意を、わたしは捨てていく。
そんなものでは、わたしはかけらも救われない。」

温かい両親の元で幸せな暮らしを送っていた家内更紗(かないさらさ)は
ある事情で両親を失い、伯母の家に引き取られることになった。
自分の居場所がないと感じるようになった更紗は、ある日公園で一人の青年・文(ふみ)に家に来ないかと誘われーー……。

男と女。大人と子供。加害者と被害者。
人をカテゴライズし、勝手な解釈で物事を把握してしまうことの危うさに気づかされる作品です。人を「かわいそうな人」だとラベリングし、保護しようとすることが本当に正義なのか。善意は無条件に正しいものなのか。当事者たちにしかわからない「本当」があるのではないだろうか。

主人公二人の静かな幸せを祈りたくなるような、そんな一冊です。
ぜひ読んでみてください。

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QM

購入済み

文が警察につれていかれる時に泣き叫ぶ更紗の声が脳内で再生されるようでとても辛かった。文の家に転がり込んだ傍若無人な更紗に文が少しでも救われていたならよかった。梨花が2人の良き理解者になってくれてよかった。最終的に亮と完全に関係を終わらせることができてよかった。一筋縄ではいかないけど、更紗と文がまた一緒になれてよかった。いろんな感情がごちゃ混ぜになって、ひどく悲しくもどかしく、悔しく、じれったかったけど、これは悲しみの行き場のない女の子と男の子の美しい話だった。

1
2024年11月30日

Posted by ブクログ

人間って、もろくて、強くて、愚かで、弱い。矛盾する心と事実と真実と。すっごく考えさせられた。私も偏見や、理解しようとすることによる傷つけをしてしまってるのかもしれないな。すごくささった。

0
2026年02月02日

Posted by ブクログ

自分の中にある良心を疑うような本でした。
途中感情が谷底で苦しかったけど、ふたりが幸せで生きてるなら良かったなと思う。ふたりにしかほんとのことなんて分からないのにな。

0
2026年02月01日

Posted by ブクログ

私に色彩をくれた人

                                        坂本真綾「色彩」
━━━━━━━━━━━━
 凪良ゆうの真骨頂とは「憐憫」の否定であり、新たな「愛」の獲得である。
 他人からの善意の否定。「過去の工程」を受け入れるために全てを拒絶し、「今の自分」を否定する。私の姿は昔からこれであった、と自分に言い聞かせるほどの自己矛盾の先。自己嫌悪から起こる拒否感を極限まで煮詰めて文学として昇華したものが凪良ゆう作品のベースである。つまり、他人だけでなく、自分自身への「憐憫」でさえも否定する。
 登場人物たちは、多くのものを手のひらから溢れ落とす。家族であったり、地位、それまでの努力の結果と所謂「普通の人」が当たり前に持っている幸福。しかし、失っただけではない。失ったものの価値に見合うだけの「何か」を必ず手に入れる。いや、正確には本人たちだけは手に入れたと思い込む。それは家族愛であったり、恋人への愛であったり、友人としての愛であったり形は定まらないし、目には見えない。しかし、感情の一方通行でないのであれば、それは「愛」である。
 さて、ここで少し勉強の時間だ。皆さんはアメリカの心理学者アブラハム・マズローが唱えた「マズローの欲求段階説」という人間の欲求を段階的に説明した表をみたことがあるだろうか。
・自己実現の欲求 (Self-actualization)
・承認(尊重)の欲求 (Esteem)
・社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
・安全の欲求 (Safety needs)
・生理的欲求 (Physiological needs)
以上の5段階となる。上から順に高次の欲求となっている。つまり満たされている人は上のものを欲しがる。これに倣うのであれば、登場人物たちは全く満たされていない。憐憫を否定するということは、他者から尊重される権利を放棄し、承認を諦めるということだ。そして、彼女たちには「愛」から下の次元の欲求しかない。自己実現なんてもってのほかだ。精々が「私たちは満たされている」と自己欺瞞に微睡む程度だろう。再起の話と言えば聞こえはいいが、これからも彼女たちは闇の中を手探りで歩まなくてはならない。故に、この「物語自体」が彷徨える中に月明かりとして、道標となるのだろう。

━━━━━━━━━━━━
 今回も非常に面白かった。ただ、読み進める内に非常に気分は悪くなっていった。臨場感マックスで更紗たちの自己嫌悪も感じとれたのだから、気分も悪くなろう。

0
2026年01月31日

Posted by ブクログ

性同一性障害とは違う、ホルモン系の、女のこを愛せない男の子の話。
救ってもらった女の子は、掴み用のない優しい男に惹かれる
男の子は、自分を心から好きでいてくれる女の子を好き(恋愛とかではない)
恋愛とかではない、男女の、信頼と愛情
男性と女性では理解しがたい、その愛の形
複雑だけど単純で、すごく面白かった
最高のハッピーエンド

0
2026年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

亮くんとの会話の中で、出来事にはそれぞれの解釈があるだけ。ほんとにそう思う。2人の間に起きたことでも、解釈がちがうと別のことのようになる。

亮くん自身も傷があって、DVやるのはぜったい最低やけど、更生プログラムとか受けて救われてほしい。

事実と真実はちがう。
自分の真実があればそれでいい。

後のファミレスでのシーンを読み終えて、最初の少女のはなしに戻って、なんだかほっこりした。

更紗と文と梨花が幸せでいてほしい。

安西さんも亮くんも。

0
2026年01月31日

Posted by ブクログ

事実と真実
彼女と彼にしか分からない
本当に?、、本当は?
愛とは 優しさとは 自由とは
読むのが辛かった。読んでよかった。
心理描写、情景描写が美しかった。
救われる

0
2026年01月30日

Posted by ブクログ

今まで読んだ凪良ゆうさんの作品の中で、1番好きです。名前のつけられない互いを想う気持ちがすごく苦しくて、二人の行く末を神妙な気持ちで読み進めました。他人に理解されなくても、自分にとって必要なものは手放さなくていい、色んな形の情があっていい。そういった凪良ゆうさんの作風が色濃く出ている作品だと、個人的に思いました。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

 善意は時として逆効果をもたらすことがあったり、事実と真実は違っていたり、物事には当事者にしかわからないことがあったりと、読んでいて学ぶことの多い作品だった。
 更紗と文の関係に明確な名前を当てはめることは難しいけれど、無理にそうする必要はなく、その関係を言葉で理解することよりも心で受け入れることの方が大切なのではないかと思った。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

流し読みをしてしまっていたため再読
大切にし合える人との出会いっていいなぁと思える作品。
すごくおすすめです。

0
2026年01月27日

Posted by ブクログ

ずっと積本だった本屋大賞のベストセラー作品に手をつけました。

なんとも形容の難しい人間ドラマ小説。
孤独な境遇にある9歳の少女が一人の青年に出会って心の安らぎを得るが、それは社会的には許されない関係であり、不幸な別れへと向かっていく・・・

主人公の2人の関係、生い立ち、家庭環境、周囲の人間模様まで、本作を構成するあらゆる要素が繊細・複雑です。
人間ドラマでありながら平凡な私の人生からはかけ離れているので、ストーリーが展開するたびに衝撃とドキドキ感が襲ってきて一気読みでした。
最後の締め方も好みで、読後の余韻も心地よいです。

0
2026年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後まで一気に読んだ、、とてもよかった、、個人的に汝星の如くはあんまり刺さらなかったので、自分には合ってないかもって思いながら読み始めたけどすっごくよかった。事実と真実は違う。事実は合ってるけど真実はそうじゃないっていう場面がいっぱい書かれてて読んでて苦しくなったし歯痒くなった、、どうやって終わらせるんだろう?とも思ったけど最終的な終わり方もすごくすごくよかった。恋愛とかそんなんじゃなくて2人にしか形作れない関係性を自分たちで見つけて穏やかに生活しているラストにも余韻に浸らせてくれる要因になったし、ずっとずっとぐるぐる考えさせてくれる。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

人を見た目や立場、世間のレッテルで単純化することはとても簡単だけれど、その人がどんな人生を歩み、何を抱えて生きてきたのか、
その「真実」までは、他人には決して分からない。
だからこそ、
「分かったつもり」になることの危うさを、
常に自覚しておく必要があるのだとも思いました。

もっと色々な気づきがありましたが、一番最初に頭に浮かんだ感想です。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

今まで読んだ本で1番早く読み終わりました
そのくらいページを捲る手が止まらなかった
読後の余韻も凄かった、また再読したい1冊

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2026年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

打ち勝つのでも、乗り越えるのでもなく、自由になるための物語。
主人公二人が抱えている問題は表面的には解決していない。
二人に向けられる社会の視線、更紗のトラウマや母親の話、文の身体的コンプレックスや家族との話。こういったについては向き合ったり、対策したりといったことを一切しない。
だが、彼らはそれらを気にせずに二人で過ごすという道を見出し、周りと何かトラブルになれば引っ越して新しい場所で暮らすことにする。その軽やかさが心地よい。
読んでいる最中は、かなりくるしい気持ちになることが多かったが、最後に二人が選んだ結論は好き。

0
2026年01月21日

Posted by ブクログ

その人たちにしかわからない世界を、他人が『普通』をかかげて決めつけては当人たちを苦しめていく。
残念ながら最後まで大衆の理解は得られないので、バッドエンド…ではなく
新しい理解者がえられたことや、お互いがお互いの命綱として共生することで、辛さを乗りこなしていくことでなんとか生きていく。幸せな結末でした。

普通をかかげた善意はときに暴力になりますね。
誰かの正しさが誰かを傷つけてしまう、仕方ないことだけど、それがなんとかならないかと思いました…

自分がこうされたら嬉しいから他人もきっとそう、は
優しさにみせかけた悪意や押し付けだ、とまなびました。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

これまであまり読んだことのなかった、感情の揺らぎを丁寧にすくい取るような文体の小説だった。というより、小説そのものを最後まで自然に読み切れたのが初めてかもしれない。それほど文章が静かで、無理に読ませる感じがなく、気づけば物語の中に入り込んでいた。登場人物たちの繊細で不安定な感情は、彼らの関係性や閉じた世界観と強く結びつき、読んでいる側の感情も静かに引き寄せられていく。

物語を通して強く残ったのは、「真実と事実は違う」という感覚だった。世の中で起きる出来事や事件も、私たちがニュースで目にしているものがすべてではなく、その奥にある真実は当事者にしか分からないのかもしれない。善悪や正しさが簡単に決められてしまう社会の中で、優しさが誤解され、理解されないまま傷ついていく人がいるという現実が、静かだが重く突きつけられた。

また、これまで言葉にならなかった感情を言語化されてあるところは、そのたびに立ち止まって読み返したくなった。感情は曖昧で不安定なものだが、それでも言葉にできた瞬間、少しだけ自分の中で整理される。この読書体験をきっかけに、今後はそうした一文一文をメモとして残し、自分自身の感情と言葉の関係を大切にしていきたいと思った。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2020年本屋大賞。
三章までは更紗視点で語られている。四章を読むまで、文が不憫すぎて、更紗が身勝手にさえ思えていた。
だけど四章 彼のはなしを読んで、事実と真実は本当に違うのだなと思った。文の救いも更紗だけだった。読みながら涙が溢れそうになった。
私自身、事実だけを見て真実を見ることが全くできていなかった。当事者以外には何も分からない。
ありふれたネットニュースを目にして、憶測の域を出ないことに関して、それを決めつけて楽しむのはやめようと思った。
ただ登場するどの母親の考えも自分には受付けられなかった。更紗を捨てた母親も、安西さんも更紗に連絡くらいはできただろう。
客観的に見ると、文の身体的な未熟さよりも親の精神的未熟さのほうが危険だと感じた。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

自分が浅はかで無神経だと
どんどん突きつけられる小説
正欲を読んだ時の感覚に似てる

解説の吉田大助さんの
『凪良ゆうの小説を読むことは、自分の中にある優しさを疑う契機になる。』
という言葉がとてもしっくり

最後の章で救われたのは2人じゃなくて
私だったなあ

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

夜中に読み始めて朝まで読んでしまった。読み終わった時の感情に名前がなかった。面白いでも、悲しいでも感動でも虚しいでもない。映画化してるみたいだがどう考えても本を超えないだろう。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

やっぱり凪良ゆうさんの書く文章は素晴らしいなと思わされた。自然と泣けてきて心が締め付けられる。人間の身勝手さと共に愛と絆を感じた。映画も観たくなったな。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

映画で見るよりストーリーが細かくて夢中になって読んじゃいました。
一緒にいたいって感情だけではいられない世の中、
付き合う=スキンシップを取らなきゃいけないと私自身も思っていました。
でもそうじゃなくて、心からそばにいたいと思える人。それこそが素敵な出会いだと思います。
世の中で出回る情報や偏見、それを信じることで苦しむ人がいるかもしれない。事実は本人にしかわからない。だからこそ、むやみに当人の気持ちを決めつけたり、情報から勝手に推測することには気をつけなければいけない。
改めてそう感じられる作品でした。

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2026年01月21日

購入済み

人はみな弱さを抱えて生きている

めちゃくちゃ情景が思い浮かぶいい表現をするんだけどそのせいでものすごく心の内側に感情や心象風景が入り込んでくる
だからかなりしんどい気持ちとめちゃくちゃ羨ましいなという気持ちになった心に残る1冊

#深い

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2025年12月29日

ネタバレ 購入済み

考えさせられる

実際に自分を投影できるような内容では無いが、人間関係、大切にしたい人、その人にとって本当に良い対応をできているのか、幸せとはということを再度考えさせられた。LGBTQについても自分には関係ないからと思っていたがこれからの人間関係において少し考えてみようと思った。

#泣ける #切ない #深い

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2025年06月02日

購入済み

事実とは

凪良ゆうさんの作品は初読。更紗や文の気持ちや言葉が丁寧に書かれていて、繊細さとか、儚さをすごく身近に感じた。映画公開時に簡単なあらすじは知っていた。読もうがどうか迷っていたが、読んでよかった。事実を知ってどうなるのか?それを伝える意味はあるのか?色々、考えさせられた。

#切ない #深い #シュール

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2024年07月24日

ネタバレ 購入済み

深い

読んで良かった。
当事者にしか分からない真実が、上手く伝わらなく、真実ではない事が事実として広まっていく辛さが読んでて少し苦しかった。

#ほのぼの #切ない #深い

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2024年06月13日

購入済み

最高でした…!

凪良ゆう先生は美しい彼きっかけで読み始めるようになったのですが、この本もめちゃくちゃ良かったです。本当にこの作者の本はハズレがないです。更紗と文の物語が実際に身近で起きているかのように感じられ、何度も感情移入し、感情を揺さぶられました。紡がれていく文章がとても美しく、読んでから一日だった今でも、いくつか好きな文章を思い出せるほどです。非BLで激しい内容も少ないため、他人に気兼ねなくおすすめしやすいところも良いです。

#泣ける #切ない #感動する

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2024年05月15日

購入済み

一人一人の荷物

「彼女の話Ⅱ」、「彼の話Ⅰ」までを
一気に読んだ。
こういうことかと思った。
私たち人間は一人一人が自分にしか
上手く扱えない荷物を持っている。
自分の弱さが相手を傷つける。
だが、そうそう荷物に見合った力が
与えられる、あるいは力があることに
気づけるものでもない。
この話には、一番意地悪なめぐり合わせがある。
でも、一面では最上の相手に会ったともいえる。

結末は明日読もう。

#切ない

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2023年05月08日

匿名

購入済み

良かったです。

面白くて一気読みしました。
胸に突き刺さる言葉が幾つかあり、切なくて涙しました。映画も観てみようと思います。

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2022年12月25日

ネタバレ 購入済み

更紗の思いや事件の真実が、世の中に受け入れられず違った解釈のままである事に対してもどかしさを感じると同時に、これが現実なんだというやりきれない思いで複雑な心境になった。
そんな事件を経験した後で、共に生きて行くという選択をした2人を誇りに思う。
堂々と生きていって欲しいと願う。

#切ない

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2022年05月23日

ネタバレ 購入済み

良い作品と出会えました

真実を聞いてくれる誰かが現れないか、この2人が自分らしく生きることは許されないのか、読みながらとにかくもどかしくて苦しい気持ちでした。自身の物事の見方や考え方、受け取り方を考えさせられる場面が幾度もあり、また、言葉選びに良い意味で何度も衝撃を受け、読了後は何とも言い難い気持ちになりました。良い作品に出会えました。

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2022年05月21日

購入済み

せつないけど優しい

優しかった世界に、近づいてきた黒いもの。そこから逃れようとしても落ちていく闇。ただ静かな場所に居たかっただけなのに許されなくて壊される。
最後に辿り着いた場所はいつまで優しく静かにいられるのだろう。
そんなことをしみじみおもいました。

#切ない

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2022年05月13日

ネタバレ 購入済み

流浪の月

文と更紗、お互いが支えとなり生きてこれた事、2人の思いが同じだった時、ホッとし泣きそうになった。世間の目は辛いものだったけど。
読み終わるのがもったいなくて途中で読むスピードをゆっくりにした。凪良ゆうさんの他の作品も読んでみようと思う。久々にハマった作品でした。

#切ない #深い

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2022年03月05日

Posted by ブクログ

いろいろと考えさせられて、とても難しい作品。
事実と真実は異なる。
そこにあるのは恋でもなく愛でもない。
でも離れることはできない。
それは相手を想ってのことかも知れないし、自分のためかも知れないし。
ただの依存なのかも知れない。
考えれば考えるほど、頭を悩ませる作品。
でもそれでいいのかも。明確な答えなんてなくていいのかも。
ひとつだけ言えるのは梨花ちゃんという存在が読者に希望を与えてくれている。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

朝井リョウさんの「正欲」と似ているような感じがした。他人には理解されない価値観等に劣等感を感じながら生きていく、そういった人達が現実社会にも多くいらっしゃる。
また、事実とされている事も、氷山の一角に過ぎず、色々とねじ曲げられたものが多いと感じた。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

誰しも過去があり、今がある。犯罪に関与したともなれば、現代ではネットにいつまでも残り、レッテルを貼られ偏見と戦わなければならない。それを知った人の攻撃はもちろん、配慮も時に被害者,加害者の心を蝕んでいく。この本を読んだのならそれがどんなに辛いことかわかると思う。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「汝、星のごとく」を機に凪良ゆう作品にたくさん触れたくなったので購入。

世間から見ると文は小児性愛者で責められるべきで、更紗はストックホルム症候群の少女であり同情や哀れみの対象となる。
2人を取り巻く人々も誘拐という事実と固定観念に縛られ、2人の中でしか共有されてない真実に気づくことはできない。最終的にお互いの真実を共有できた文と更紗の間ですら、思い込みによってすれ違いが起きる。

人は自分の都合の良いように様々なものを解釈し、それに従って行動するが、そういったものに縛られず、対話を通じて相手を理解する努力を怠るべきではないと感じた。
真実を共有出来る人はきっと片手で数えるくらいしか現れないかもしれない。だからそういった人に出会えたら、感謝を忘れないだけでなく、相手のことを受け止めようと思った。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

"凪良ゆうの小説を読むことは、自分の中にある優しさを疑う契機となる"と解説にあったが、その通りだなあと思う。バイト先の店長や警察官、みんな優しさがゆえにしているつもりでも、その言葉や行動で更紗が救われることはない。事実は本人にしかわからない。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真実は当事者にしかわからないのだろうけど、この本を読んでいる最中、どこか第三者視点から冷静に見てしまっている自分がいた。
更紗は文の人生をめちゃくちゃしてしまったと責任を感じていて、一生添い遂げるしかないと思い込んでしまっているような気もする。そう言う意味ではやっぱり更紗は被害者だと思う。本人が幸せだと思えるのならばそれでいいのかもしれないけれども。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ


真実は当事者にしかわからない。当たり前のようで忘れがちなこの言葉を忘れず胸に刻んで生きていこうと思う。2026年最初に読んだ本がこれでよかった!

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2026年01月15日

購入済み

しんどい描写もあるのだけれど。

とても滑らかな文体で、また表現される心の細かな描写に引き込まれる。こんなふうに表現できたら、この気持ちの表現を知っていたら、もっと相手に優しくなれたかもしれない。自分にも。言葉で人を傷つけることは少なくなるのかもしれない。。。そう思った。心配して声をかけることも、無神経にしないかもしれない。事実と真実は違う。私を取り巻くニュースや出来事をそのまま受け取ることを躊躇してしまいそうだ。でもそういう人が増えたら、心無い振る舞いや発言、言葉ははもっと減るかもしれない。読んでいてしんどい描写もあるのだけれど、読み終わって少し優しい気持ちになれた気がする。

#深い #ドロドロ #憧れる

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2025年04月11日

購入済み

映画を先に観ました。

映画で理解できなかったところなどの答え合わせがしたくてこちらを読むことにしました。私の中では映画より活字でのこちらが深く心に刺さりました。

#泣ける #切ない #深い

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2024年07月01日

購入済み

良作です

現実に対するもどかしさは残るものの、そこはリアリティーとして受け入れれば良作だと思います。
でも思う。
「それでは世界はあまりに救いがないではないかと」

#切ない #深い

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2023年07月19日

購入済み

切実な女の子の話を読んで

文章が優しめな表現によって構成されているため非常に読みやすい。主人公の心情描写にも心惹かれるが、彼女を取り巻く人間関係にも注目して欲しい。

#切ない #深い

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2022年08月19日

購入済み

居場所

居場所がどこにも無い、二人の物語。心の置き所や平穏な生活を与えられない二人の行き着く先はお互いを理解し、赦しあえばそこが二人にとっての安住の地であり最良の居場所を見つけた二人の物語。

#切ない

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2022年04月16日

Posted by ブクログ

一元的なものの見方や身勝手な正義感、同情がいかに傲慢かを突きつけられた。
とは言え主人公の行動原理が理解できない点も多く、常にストレスにさらされながら読んだ。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

更紗が文を庇うほどに、世間はそれを「ストックホルム症候群」というラベルで定義し、彼女の意思を奪っていく。その「正しさ」による包囲網が、二人を追い詰めていく。
正直に言えば、私には二人の生き方を実感として理解する術はない。彼女が背負った孤独も、文が抱える欠落も、それはそうなのかと文字で追うしかない。
しかし、ラストシーンに漂う静かな空気感に触れたとき、そこには「元被害者と加害者」でも「男と女」でもない、既存の言葉では言い表せない信頼関係が確かに存在していると感じた。
誰にも理解されず、誰にも祝福されない。けれど、誰にも侵されることのない領域。
それを「絆」や「愛」といった安易な言葉で括る必要さえないのかもしれない。ただ、他者が口を挟む余地のない場所で二人が息をしている。その事実だけを、そのまま受け止めたいと思う。

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2026年01月24日

悲しくて切ないが、すがすがしい

かなり特殊なシチュエーションだが、15年後のいろんな展開の中にあっても、更紗のフェアな考え方がすばらしい。

#泣ける #切ない #ドキドキハラハラ

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2022年04月24日

匿名

購入済み

本屋大賞だから買ってみたけど

私は夢中になって読むことはできなかった。途中で真面目に読むのをやめた。登場人物の行動や思考の流れに共感することはできずなんでそうなるの?と疑問が湧いた。思ってたのと違う方向に進んでいく物語は読むことに疲れた。多数派の感想が面白いと支持してる内容なので面白いのだろうと期待していたが勢いで購入して後悔を感じ泣きたい気持ちになった。私は少数派の読者だった模様。本屋大賞が面白い本ではなく売りたい本を推すということであればこれを売りたいという事なんだろう。今後本を選ぶ時は受賞作品よりも自分の信用に値する人の声を参考にしようと思う。この作品がつまらない訳ではなく自分には合わなかった。それだけです。人にはオススメしない泣ける作品

#泣ける

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2024年05月29日

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