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Posted by ブクログ
抽象的なものを抽象的なまま描くことっていうのはただでさえ難しく、ましてや小説は文章(言葉)だけで表現しなくちゃいけない。
漫画や音楽にはそれぞれ、絵や音に加えて言葉もあることを考えれば、その難しさは想像を絶する。
けれど、恐らくそれをやるだけならば、それほど難しくはないのでしょう。上遠野さんの凄さはそれをこなすだけじゃなくて、それがちゃんと小説の形を成していることだと思う。
ストーリーが敷き詰められていて、その上を登場人物達が動き回る、秩序を作り出している。
それこそ期待である酸素を固めて、目に見えるようにするレベルの芸当でしょう。
酸素は人間に必要不可欠なものではありますが、酸素濃度が高過ぎれば人間は死にます。
これをどう捉えるかが問題なんですが、私は「酸素は毒にもなりえる」と今まで捉えてました。
けれど、本書で語られるのは「酸素は毒で、人間は生きて行くために毒を吸っている」という視点であり、それにとても納得した。
その考え方の方がしっくりくる。
例えば、全ての毒を排除して綺麗な空気、水、食料の中で生活している人間はそこから出てしまえば本当に脆く、すぐに感染症にかかって死んでしまうでしょう。
つまり、強く生きようとするならば、毒は必要不可欠。けれど、毒はあくまでも毒であるためにあまり摂取すると死んでしまう。その調整が難しいってことなんだろう。
Posted by ブクログ
読んだんですけれども、どんな話だか忘れました…なんだか中二病というのか、青年期の不安みたいなものが表現されていたんじゃないかと…思うんですけれども、思えば著者の「ブギポシリーズ」だってアレですよね、青年期というか、思春期の悩みが主なテーマだったり? するんじゃないかと個人的には思っているんですけれども、ともかくまあ、ブギポシリーズと似た雰囲気を持ったお話だったかと思います…。
あとがきも結構ダラダラと書きますねぇ…それが摂り得というか、特徴だった? ような気がしなくもないですねぇ…ブギポシリーズは2,3冊読んでそれきりだったりします…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
児童書と捉えていいのかライトノベルと捉えていいのか。
主人公は少年。ボーイミーツガールもあって成長物語もあるけど、でもそれは少年の話じゃなくて。
少年は少年で「世界を支配する力」を手に入れて、これからを過ごしていくのだろうけど。
捉えどころのないもやもやとした何かのような、それでいて荒削りなごつごつとした何かのような、なんかそんな印象のお話。嫌いじゃない、好きだと思う。
上遠野さんの作品は煙に巻かれた感じでもやもやと掴みきれずにでもこの感覚が嫌いじゃないから、今度こそ何か掴もうと次の作品に手を伸ばしているような、そんな気がする。
読後クレしんの一番最初の映画を思い出しました。
多分ヒーローと鏡のせい。
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