世界史の中の戦国大名

世界史の中の戦国大名

1,155円 (税込)

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ポルトガルインド総督に使節を派遣した大友氏。アユタヤ国王との接触を図る松浦氏。カンボジアとの「国交」樹立を目論む島津氏。さらには天正遣欧使節や伊達政宗による慶長遣欧使節。あるいは、その本拠地で花開いた国際色豊かな「コスモポリタンシティー」ーー国の「王」として、狭い冊封体制の枠組みを越え、東南アジアから南アジアへ、そしてヨーロッパへと、対外活動を地球を俯瞰する広範囲へと拡大してゆく戦国大名たち。日本史の文脈を越え、世界史のコンテクストの中から見えてくる、戦国大名のこれまでとはまったく異なった新たな姿を提示する。

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世界史の中の戦国大名 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み応えありました。
    『大航海時代』、『信長の野望』、子どもの頃に熱狂したゲームタイトルですが、最新の学問の進展状況を鑑み、2つのタイトルを合併させるべきかもしれませんね。私、買うと思います(w。
    分権と集約の波、集約時の原動力には国際性が関与する。これからの日本は、分権のステージでしょうかね?国境

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    科目が分かれているから日本史と世界史を区別しがちなんだけど、戦国から江戸の大名たちは世界と繋がっていたんです。ヨーロッパで有名人だった豊後王の大友宗麟とか。イエズス会布教のキーマンになったアンジロウのくだりが面白し。

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    西日本の戦国大名を中心に、積極的に展開された海外交流の実態を明らかにし、世界史における戦国時代の位置付けを示そうとする内容。分散した外交権が統一政権のもと集約される過程や、近世以降への視点なども興味深い。

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    世界史の中で、戦国大名がどのように貿易をして評価されてたかを、主に海外の文献から調べた一冊。

    大友宗麟をはじめ、日明貿易や南蛮貿易をしていた戦国大名について知ることができた。

    0
    2024年07月15日

    Posted by ブクログ

    やっぱり戦国時代は面白い
    グローバル化する大航海時代のなかの日本

    戦国時代にこれほどのコスモポリタン性が日本にあったからこそ、徳川鎖国によって日本文化は熟成していったのかもしれない

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    大友や島津といった九州の戦国大名が、自らの両国を「国家」と認識して、東南アジアや西欧の海外勢力と活発に外交を行ったという、とても刺激的な内容です。
    西国大名の勘合貿易への参入と対立、「地域国家」による独自外交、秀吉による強硬外交、家康による協調外交、そして「鎖国」へと、まさに、世界史の中の戦国大名の

    0
    2023年12月10日

    Posted by ブクログ

    世界の国々の目線で見ると、大友宗麟などの九州の大名が主に東南アジアやポルトガルで知られていた。あと、世界史と日本史の垣根を無くす動きがあるのにも驚いた。
    グローバルヒストリーというワードが歴史学の間で、トレンドになっている事にも注目したい。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    中盤やや細かいが、大友、大内など地方大名がいかに明や東南アジアといった外国と対等な対外活動を行う存在であったか。
    朝貢と倭寇、天下たる中央政権に対する地域国家、またBVNGOが世界から見た日本の一側面であった事実、そしてインドを往復したりアユタヤと交渉するなど広く活躍した商人たち。
    視点を変えるため

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    足利政権による明との勘合貿易の主体が有力守護大名へ移っていく流れ、キリシタン大名の動きと西欧との関係、カンボジアとの善隣外交を行う島津氏などなど、戦国大名の政治的、経済的な諸外国との付き合いや、その時代の各地域の国際性などあまり知らなかったテーマだったので面白く読みました。これらの動きを知ることで、

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    国外の文献に戦国大名がどのように描かれているかという記述は少なく感じたが、戦国大名それぞれの独自外交で活発になった外国との交流が統一政権樹立で下火になっていく経緯が勉強になった。

    0
    2024年07月08日

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