露呈作品一覧

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  • 最下層の僕が奴隷を飼ったら ―監禁観察日記― (1)
    続巻入荷
    -
    学校ではいじめられ、友達もいない。 家では独りで、両親には見捨てられている。 孤独で人生に絶望した高校生・ヒナタは「死ぬ前に好きな女の子をめちゃくちゃにしたい」と才色兼備な女子生徒・ハルカを監禁する凶行に走る。 しかしハルカはニコニコとヒナタを受け入れ、監禁生活の中で隠していた裏の顔を露呈していく…。 奇妙な監禁生活の先に、ふたりが見るものは――?
  • ラスト・ノートが香るとき 1【電子限定かきおろしマンガ付】
    4.9
    御園 馨は人を誘惑してしまう自分の香りがコンプレックス。他人と距離を取るのが常になっていた。 ある日、香水開発のタッグを組むことになった調香師・黒蜂翔生に自身の香りを嗅ぎ取られ秘密が露呈してしまう。 また自分の香りで人を溺れさせてしまう――と思いきや、翔生は正気を保っていた。 翔生なら「香り」ではなく「俺自身」を好きになってくれるかもしれない…そう思い始めるが――。 電子書籍は雑誌掲載時のカラーページを再現&電子限定描き下ろしマンガ3Pも収録。
  • 嫌がってるキミが好き(1)
    完結
    4.9
    ある日の学校で、生まれて初めて「好きです」と告白された白川みこと。相手の大槻まことは「顔も髪型も変。なんか暗そう。ていうかこんな人、この学校にいたっけ?」と思うほど、全然好みのタイプではない。しかし、彼氏がいることで女友達の話題に入れたり、自慢できると考えたみことは、その場でつき合うことを決めた。ずっと憧れていた「彼氏がいる私」というシチュエーションに浮かれるみこと。デートにキスにそれ以上……と妄想をふくらませていたのだが、まことはその後、声すらかけてこない。さんざん焦らされた頃、ようやくまことが声をかけてきた。みことの家で映画鑑賞をしたいという。ついに来たお誘いに、みことは初体験までを覚悟して慌てるのだが、そこで起きたのは……!? 次々と露呈するまことの性癖。そう、彼はみことが「嫌がってる顔が好き」なのだった。まことの歪んだ性癖は、やがてみことの新たな性癖を覚醒させていくのか……!? 多くの女性読者を「気持ち悪い。けど……早く続きを読みたい」と虜にした異色&魅惑のラブストーリー! もしかすると、あなたの秘めたる性癖が目覚めてしまうかも…!?
  • 恋愛体質 恋を知らない僕が君を愛するまで1
    無料あり
    4.2
    1~10巻0~220円 (税込)
    恋愛なんて必要ない――。過去のトラウマからキスすると拒否反応が出てしまう体質の一宮。だから人とも深く関わらないようにしていたけど、ある日会社の飲み会で潰れてしまって目を覚ますと目の前には同僚の深山の姿が。介抱してくれた深山は無愛想な自分とは違って、人当たりの良さと柔和な笑顔から社内では人気者。その上仕事も出来る完璧人間と思っていたが、何やら様子がおかしい…?「僕に挿れてください」酔って欲求不満が露呈した深山に、大胆に迫られ跨られ童貞を奪われて――!!さらに深山から『体質改善』の手伝いを提案されたけど、深山も一宮と同様にとある“体質”の悩みがあるようで…?
  • 最下層の僕が奴隷を飼ったら ―監禁観察日記―(分冊版) 【第1話】
    続巻入荷
    3.3
    学校ではいじめられ、友達もいない。 家では独りで、両親には見捨てられている。 孤独で人生に絶望した高校生・ヒナタは「死ぬ前に好きな女の子をめちゃくちゃにしたい」と才色兼備な女子生徒・ハルカを監禁する凶行に走る。 しかしハルカはニコニコとヒナタを受け入れ、監禁生活の中で隠していた裏の顔を露呈していく…。 奇妙な監禁生活の先に、ふたりが見るものは――? ※この作品は「comic Killa Vol.1」に収録されています。重複購入にご注意ください。
  • ホッブズ 人為と自然 自由意志論争から政治思想へ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 17世紀のヨーロッパに生きた思想家は、いくつもの難題に直面していた。人為と自然、精神と物体、そして認識と存在。キリスト教共同体とコスモロジーの動揺は、一方では人間を自己の存在の主体としつつ、他方では存在のもろさを露呈させたからである。しかも、人間存在には強さと弱さが共存するという自覚に、自然についての学の展開が重なり合う。まさにホッブズは、人間は精神を持つ肉体として自ら決定できる、しかし物体の運動には全て法則がある、という両立困難な二側面に正面から向き合った。だからこそ彼は、言語のありかたと物体の運動から根源的に考え抜き、人間の情念にも眼を向ける。そして、決定論を直視しつつも、人為的な秩序を作り出そうと苦闘する。自由意志論争から論を起こし、ホッブズの政治思想における精神の役割を探究する本書は、スコラ哲学の伝統を視野に入れつつ、大陸の合理主義的哲学と共通の地平に立ってホッブズの政治思想を捉えようとする、独創的な業績である。 【目次より】 凡例 序論 一節 問題の所在 二節 研究史 三節 本書の構成 一章 ジョン=ブラモール 一節 自由意志論争の背景 二節 スコラ哲学の継承 三節 ブラモールの政治思想 四節 中世哲学史におけるブラモールの位償づけ 二章 自由意志論争におけるホッブズの視座 一節 研究史と分析視角 二節 自由と強制 三節 熟慮と選択 四節 国家と個人 五節 三つの視座に関する思想史的考察 三章 制作と二つの自然 『物体論』をめぐって 一節 三つの原因概念 二節 運動一元論の難点 三節 制作と二つの自然 四節 制作の条件 四章 情念論とその政治的射程 一節 運動としての位相 二節 主観的経験という位相 三節 人間的位相 四節 情念と政治 五章 政治思想における人為と自然 一節 自然法と理性 二節 日常言語としるし 三節 人為と自然 結論 自然の変容と国家の制作 補論 ホッブズ研究史の一断面 はじめに 一節 ソレルのホッブズ解釈 二節 ザルカのホッブズ解釈 おわりに 註 あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 川添 美央子 1970年生まれ。政治思想史家。慶応大学教授。慶應義塾大学法学部卒業。慶應義塾大学法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は、西洋政治思想史。 著書に、『ホッブズ 人為と自然』などがある。
  • 恋愛体質 恋を知らない僕が君を愛するまで【合冊版】1
    無料あり
    3.0
    1~3巻0~660円 (税込)
    『恋愛体質 恋を知らない僕が君を愛するまで』1~3話を収録した合冊版!恋愛なんて必要ない――。過去のトラウマからキスすると拒否反応が出てしまう体質の一宮。だから人とも深く関わらないようにしていたけど、ある日会社の飲み会で潰れてしまって目を覚ますと目の前には同僚の深山の姿が。介抱してくれた深山は無愛想な自分とは違って、人当たりの良さと柔和な笑顔から社内では人気者。その上仕事も出来る完璧人間と思っていたが、何やら様子がおかしい…?「僕に挿れてください」酔って欲求不満が露呈した深山に、大胆に迫られ跨られ童貞を奪われて――!!さらに深山から『体質改善』の手伝いを提案されたけど、深山も一宮と同様にとある“体質”の悩みがあるようで…?
  • 夫(26)が自宅で不倫したので突撃したら熟女(57)が出てきた【タテスク】 第1話
    無料あり
    -
    1~23巻0~66円 (税込)
    幼なじみと結婚、憧れのマイホーム。幸せの絶頂にいたナギサをどん底に落としたのは夫でした。夫婦の寝室から出てきたコンドームの袋と生理用品。新居を汚されたナギサは、後日、罠を仕掛けて不倫現場に突入する。そこにいたのは、私の勝負下着を着た50代の熟女だった。夫の隠された性癖が露呈し離婚を決意するも、実父には「不倫される女が悪い。お前には忍耐も、夫をつなぎとめる努力も足りない」と言われ……。夫も、親も、みんな敵。絶縁する前に、復讐してやる!

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  • 日航機遺体収容 ―123便、事故処理の真相
    5.0
    当時の警察総指揮官が初めて明かす、事故三日目から百三十三日間の一部始終。 現場経験者だからこそ語れる危機管理への考察。それは、その後の阪神・淡路大震災、東日本大震災でも露呈し、いまだ活かされていない。
  • 精神医療の現実
    3.0
    躁うつ病や統合失調症はもとより、いまや「発達障害」も一般名称化した。もはや「心の病」は特殊ではない風潮の一方、医療現場では何が変わり、何が変わらず、何が起こっているのか。最前線を走り続ける現役医師が、精神医療「内部」の諸問題、精神医療と「外部」事象との問題、精神医療と心理社会的な問題との関連を批評・露呈させる。 第1章 医療の中の精神科 第2章 流行の病 第3章 精神病院の風景 第4章 精神鑑定のウソ 第5章 カウンセリングと精神分析 第6章 ヒステリーと神経症 第7章 精神療法のワナ 第8章 精神疾患の治療法 第9章 特異な精神症状
  • お金2.0 新しい経済のルールと生き方
    4.3
    【発売前重版決定!話題沸騰】 仮想通貨、フィンテック、シェアリングエコノミー、評論経済。 「新しい経済」を私たちはどう生きるか。 メタップス創業者が明かす、資本主義の先の世界。 〈資本主義を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か〉 2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。 第1章 お金の正体 ・お金とは何か?・仮想通貨は鏡の世界?・膨大なデータから見えてきた「経済システム」の構造・経済とは「欲望のネットワーク」・人の手で経済は創れるか?・発展する「経済システム」の5つの要素・ビットコインに感じた「報酬設計」の秀逸さ・持続的に成長する組織の条件・「小米(シャオミ)」に学ぶ経済圏の作り方 ・経済と脳の深い関係・自然の秩序に反したルールの危険性・ダ・ヴィンチには見えていた“ひとつの世界”… 第2章 テクノロジーが変えるお金のカタチ ・今起きているのはあらゆる仕組みの「分散化」・分散化する社会とシェアリングエコノミー・中国がリードするシェアの世界・国家を代替するトークンエコノミーの可能性・「自律分散」という次世代の成功モデル・AIとブロックチェーンによる無人ヘッジファンド・テクノロジーによって経済は「作る」対象に変わった… 第3章 価値主義とは何か? ・限界を露呈し始めた資本主義・資産経済の肥大化と金余り現象・資本主義から「価値主義」へ・「共感」や「感謝」などの内面的な「価値」の可視化と流通・「評価経済」の落とし穴・社会的な価値・ソーシャルキャピタルの可視化・ベーシックインカム普及後の「お金」・複数の経済圏に生きる安心感・タイムバンクとVALUの正体・デジタルネイティブからトークンネイティブへ・「価値主義」とは経済の民主化である… 第4章「お金」から解放される生き方 ・人生の意義を持つことが「価値」になった世代・「儲かること」から「情熱を傾けられること」へ・人間の心は放っておくとすぐサビる・「お金」のためではなく「価値」を上げるために働く・枠組みの中での競争から「枠組み自体を作る競争」へ… 第5章 加速する人類の進化 ・お金にならなかったテクノロジーに膨大なお金が流れ込む・電子国家の誕生:エストニア ・宗教と価値主義・「現実」も選ぶ時代へ・人類の経済圏は大気圏を突破する・「お金」は単なる「道具」である…
  • 火村英生に捧げる犯罪
    3.7
    臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖のかけあいが楽しい「作家アリス」シリーズの短篇集。「とっておきの探偵にきわめつけの謎を」──火村英生のもとにprof. Rを名乗る者から送られてきた犯罪予告めいたファックス。トリックの小さな綻びから犯罪が露呈する表題作ほか、過去の影におびえる男の哀しさが余韻を残す「長い影」、殺された男の側にいた鸚鵡(おうむ)が真実を暴く「鸚鵡返し」など、ごく短い掌篇から短篇まで珠玉の作品が並ぶ1冊。
  • 嘘と感情論で封殺された5つの日本の真実
    3.3
    1巻1,485円 (税込)
    真実は嘘で隠され、事実は感情論で否定される。 内閣官房参与を辞任した著者が、封殺圧力で隠された日本の真の姿を暴く! twiter“炎上”を経て考えた、マスコミ「切り取り報道」の問題点! 野党とマスコミの存在意義を問う! 【目次】 第1章 日本は本当にコロナ封じ込め「失敗国」なのか? ・「五輪中止」と「ワクチン副反応」で「菅政権批判」を演出したいマスコミと野党 ・ワクチンを巡り問われている野党とメディアの存在意義 ・野党の能力不足は“国民の不幸” ・GoToトラベルが再開できない理由、ほか 第2章 マスコミによって覆い隠された真実 ・温暖化ガス削減報道のウラにあるもの ・菅首相長男「違法接待問題」で、テレビ・新聞の歯切れが悪すぎる ・新聞はあと10年で「消滅」する ・「森喜朗氏批判」のウラで、マスコミの女性登用は全く進んでいない ・賃金の伸びが低すぎる メディアや日銀が理解していない「日本のヤバい現実」 ・Eテレ周波数帯の売却案  NHK会長らの反論は電波と番組の意図的な混同か ・NHK受信料は、公共性特化なら国民1人300円 ・種苗法改正反対の「お花畑」議論 日本の農業守る取り組みを中国の法制度に委ねるのか ・国会での改正見送りとなった入管法 対象はごく一部の偽装難民、ほか 第3章 バイデン政権で変わる日本の役割 ・米中「新冷戦」が始まった。孤立した中国が「やがて没落する」理由 ・日米首脳共同声明で追い詰められた中国 ・世界的に注目の経済安全保障 危機感が薄い日本 ・バイデン政権で日韓外交はどうなる? ・イエレン財政 50年債は日本も見習うべき、ほか 第4章 非民主国家の牙を剥き出す中国 ・全人代で露呈した中国の野望 海警法の目的は「習近平強軍思想の徹底」 ・中国船の尖閣領海侵入には定点カメラでライブ配信を ・中国経済「独り勝ち」は本当か ・参加国から富を吸い上げる「一帯一路」の罠 ・北朝鮮の脅威はどうなるか ・蠢くプーチン大統領の「超長期」政権 中国と共同歩調で反米路線 ・ウイグル問題で北米と欧州の対中制裁包囲網 ・日本と中国に見放された韓国、ほか 第5章 コロナ後の日本経済 蠢き出す財務省には警戒せよ ・2021年後半の景気回復実現へ “財政と金融の発動”が必要だ ・日銀短観で見えた改善格差 痛かった「GoTo」の停止 ・「消費税率19%」まで引き上げが必要? 国の財政は悪くなっていない ・懲りない「コロナ後増税」論 復興増税の二の舞いを許すな、ほか
  • ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ
    4.4
    巨大化する中国。 迎え撃つ米国。 新たな冷戦の水面下で忍び寄る〈七つの戦争〉。 覇権と覇権のはざまを、 日本はこうして泳ぎ抜く!    ----- コロナ敗戦国、日本。 感染症危機に襲われながらも無為無策で通した我が国は、防衛力、行政効率、政治指導力、ありとあらゆる実力の程度を露呈させ、危機管理能力の欠如を知らしめてしまった。 にもかかわらず日本は、ますます覇権国化する中国と、それを迎え撃つアメリカとのはざまに位置する運命から逃れることができない。 覇権と覇権のはざまで脅かされる新冷戦時代を、我々は泳ぎ抜くことができるのか。 本書は親中でも反中でもなく、 ファクトから米中〈七つの戦争〉を分析し、 日中韓台4か国を俯瞰することで日本のサバイバル戦略を提示する。 【 それでも、日本なら生き抜ける! 】 ◆本書の内容◆ ■第1章 米中、七つの戦争 習近平の長期政権は「台湾統一」を前提にした了解事項――。 中国政府の方針に照らしても、米中の対立は長期化・全面化せざるを得ない。 (1)貿易、(2)技術、(3)人権、(4)金融、(5)コロナ、(6)外交、そして最後に(7)軍事まで。台湾有事を視野に〈七つの戦争〉の行く末を予測する。 ■第2章 「コロナ対応」の東アジア比較 コロナ対応では日本が東アジアで「一人負け」――。 OECDによる2020年までの経済回復予測では日本はG20のなかで最低とされている。新型コロナ感染症では感染者も死亡者も東アジア周辺国のなかでは飛び抜けている。日本・中国・韓国・台湾、4ヵ国のコロナ対応を比較検討し、日本が克服しなければいけない課題を明らかにする。 ■第3章 韓国と台湾を見ると5年後の日本がわかる 韓国と台湾を襲う「激震」に日本もやがて直面する――。 巨大化する中国に迫られていながら日本より規模の小さい韓国と台湾では、新冷戦による「激震」が先に来る。だがその対応策も彼らが先に模索している。日本が学ぶべきこと、学べることは何か? ■第4章 日本は中国とどう付き合うか アフター・コロナの時代だからこそ「幸福な日本」になることができる――。 日本人にとって「古くて新しい問題」である巨龍・中国との付き合い方。それが焦眉の課題となる新冷戦体制下で、譲れるもの、譲れないもの、死守しなければならないものを腑分けしながら、日本のお家芸でもあったはずの戦略的な曖昧さを〈貫徹〉する方策を提示する。
  • 恋愛禁止
    3.6
    瑞帆の前に現れた3人の男――。1人は、ある時期、彼女の世界の中心だった。だが、いつしか愛情は憎しみに変わり、口論の末、彼を衝動的に殺してしまう。発覚を恐れた瑞帆だったが、一向に殺人は露呈しない。そのことに戸惑う中、知人の紹介で知り合った男と交際を重ね、やがて子供を授かる。そしてもう1人は、純粋さの果てに歪な愛を向けてきた……。彼らは瑞帆に何をもたらしたのか。恋愛の“業を描き出す戦慄の長編!
  • かみくじむら ~ぬめりロワイヤル~
    5.0
    くじですべてが決まるかみくじむらに次期村長として招かれた永瀬はそのへっぽこぶりが露呈して苦境に立たされていた。そんな時不思議なぬめりを持つ湧水が発見され!?大ヒット「かみくじむら」のifの世界が描かれたスピンオフ!「ぼくらのふしだら」など歴代大見作品の主人公もでてくる大見ファン必読の1冊!
  • なまみこ物語
    3.8
    たぐいなきみやびの陰に、摂関政治の忌わしい相剋を露呈した平安朝。一条帝のもとに中宮として入内し、帝の狂おしいばかりの愛を得ながら、なお悲運の生涯を辿らねばならなかった定子。その、はかない宿命を物語りつつ、関白・道長の野望実現のため、策動させられる生神子姉妹の、あやなす悲劇を鮮明に描き上げた「なまみこ物語」。ほかに「歌のふるさと」「ますらお」を併録する。
  • 反・民主主義論
    4.3
    「民主主義を守れ」と叫ぶ人がいる。「憲法を守れ」と怒る人がいる。だが、われわれは「民主主義」「憲法」を本当に考えてきたのか。それらを疑うことをタブーとし、思考停止を続けてきただけではないのか。戦後70年で露呈したのは「憲法」「平和」「国民主権」を正義とする民主主義の欺瞞と醜態だった――安保法制、無差別テロ、トランプ現象……直近の出来事から稀代の思想家が本質を鋭く衝く。知的刺激に満ちた本格論考。
  • ifの悲劇
    3.5
    北海道・網走に住む小説家の加納豪は、かわいい妹の彩を溺愛していたが、彩が商社に就職して夕張でひとり暮らしを始め、やがて同期の奥津と結婚することになり悲嘆に暮れる。しかし婚約者・奥津の浮気が発覚し、彩はショックで飛び降り自殺してしまう。奥津への復讐を誓った兄は、奥津を網走に誘い出し殺害する。奥津の遺体を車に隠しアリバイを構築するために夕張に向かう途中、加納は交通事故を起こしてしまう――。 ここから物語はふたつに分岐していく⇒ A:交通事故で人身事故を起こし、殺人が露呈した場合 B:交通事故を起こしたものの事なきを得て、殺人が露呈しない場合 ……果たして加納の運命やいかに。 ふたつのパラレルワールドがひとつに結びつくとき、衝撃の事実が明らかになる。
  • 閨房哲学
    4.0
    老若男女を問わず、放蕩者と呼ばれる者にのみ、この作品が捧げられる。この作品の教えによって、われわれの精神を養い、それにつれて情欲も生き生きとするだろう。情欲の源こそ、幸福にみちびいてくれる唯一のものなのだから。辛らつな対話体で、若い娘に快楽と悪徳の本質を説き、またサドの反社会性の哲学が最も攻撃的、論戦的な形で露呈された希有な著作である。
  • 殺意のまつり
    4.5
    二十年前に起きた殺人事件の真犯人が突然名のりをあげた。しかし、別に捕えられた男は無実を叫びながら十五年の刑期を終え、事件もすでに時効を迎えている。真相を追う弁護士の前に過去の殺意がつぎつぎ露呈する──。冤罪を巧みに利用しようとした悪意なのか、それともまことの罪悪感からのがれたい人間の善性を信じるべきか。元犯人、真犯人を幾重にもとりかこむ思惑と愛憎がベールをさらに厚くする。人間模様を見事に捉えた表題作をはじめトリックメーカーが織りなす傑作推理七篇。
  • 人が集まる街、逃げる街
    値引きあり
    -
    郊外>都心 逆転の鍵は防災&防疫にあり!! ●タワマンは現代版ニュータウン ――30年後を想像できるか? ●「分譲逃げ切り」型ビジネスの崩壊 ●「脱通勤」で重視される昼間の住環境 《不動産分析の第一人者が徹底解明》 あなたが知っている人気の街の「常識」はもう古い! ●昼間人口が夜間人口を上回る! なぜ、多摩ニュータウンは生まれ変わりつつあるのか? ●水害に弱い武蔵小杉よりも、災害に強い台地をウリに、「職住近接」の住環境で印西が人気になる!? ●「それ、どこ?」の野々市(石川県)が、自力で人口5万人を達成し、市に「昇格」したワケ ●医療介護サービスの充実化で、「住」を求めるお年寄りと、「職」を求める若者を呼ぶ、超高齢化を逆手にとった周防大島のチャレンジ 他 【本書の内容】 都心から郊外へ人気は回帰した。近年の災害で脆弱性を露呈したタワーマンション群に、新型コロナ禍で「通勤」の概念が崩れ、価値が低下した「都心」。 その一方、郊外が好調だ。未来の「郊外タウン」立川に、「成長管理」型の開発が行われるユーカリが丘、「新しい下町」像の清澄白河など、新しい試みが生まれている。 不動産開発の専門家が人々を惹きつける街の魅力、その要因を解き明かす!
  • マンガ論争 22
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 自己プロデュースを行っているマンガ家、徳光康之さんと森田崇さんを直撃! ◆第1特集:マンガ家、セルフプロデュースの時代? ・徳光康之さんに訊く:セルフ・プロデュースで喰う!! ・森田崇さんに訊く:版元、取次とも組みブランド力UPを目指す ・電書時代の到来とセルフ・プロデュース/佐藤圭亮 ◆第2特集:2020年代に突入! どうする、マンガの自由!? シリーズ:議員に訊くマンガと自由 ・山田太郎参議院議員(自由民主党)の100+α日 ・ここがヘンだよ不健全図書類指定 ・栗下善行東京都議会議員(都民ファースト/青少年健全育成審議会委員)に訊く ・藪原太郎武蔵野市議会議員(立憲民主党/元東京都青少年健全育成協力員)に訊く ・せめて議員は議事録に実名を公開して欲しい/永山薫 ・東京都不健全図書類カタログ2019/永山薫 ◆第3特集:2019年下半期イベント わいせつ表現規制を考える ・わいせつではない裸? 荻野幸太郎×松沢呉一講演会 ・『長い闘いには若い人が必要だ』発表レポート/伊東圭右 ・子供の権利条約と表現規制に関する整理と展望 ・創作物に登場する児童の性表現禁止は妥当か?/荻野幸太郎 ・愛知「あいちトリエンナーレ 表現の不自由展・その後」/荻野幸太郎 ・時代によって変遷するワイセツ観/伊東圭右 ・舞台版『はみだしっ子』第3弾記者発表会/永山薫 ・マンガ・アニメ・ゲーム・特撮のミュージアム計画/永山薫 ◆第4特集:2019年のマンガ ・男性マンガ編「アナ雪ステマ事件で露呈した経験不足」/佐藤圭亮 ・女性マンガ編「今年はきっとジェンダー観の転換点」/ヤマダトモコ×川原和子 ・エロマンガ編1「コンビニ向け成人向け雑誌の終焉」/稀見理都 ・エロマンガ編2「『イジラレ』に慄き、『ラミュロス』を祝った2019年」/新野安 ・同人誌界編「もっとも変化に対応できるものが生き残る」/国里コクリ ・アニメ編「アニメと社会との関係を意識させられた一年」/小川びい ・日本における海外マンガ編「漸進的な変化と歴史の欠如」/小田切博 ・復刊マンガ編「読めない作品」は本当に少なくなっている昨今/才生文佳 ・中華圏編「安定の台湾と混乱が続く香港のマンガ状況」/てんしゅ松田×山田えむ ・訃報編「旅立った人々に花束を・2019」/永山薫 ◆海外レポート ヘンタイ・コミック(ヘンにマニアックなタイ・コミック)の歴史【前編】/大江・留・丈二 ◆年末恒例インタビュー:市川孝一コミケット準備会共同代表に訊く 「状況、条件が激変する中での対応が大変!」 ◆連載 ・Twitterで炎上しない7つの方法/ろくでなし子 ・マンガたちよ! 吾妻ひでおファン葬によせて/飯田耕一郎 ・超おフランス漫画第6回『トロイメライ』/谷口敬 ・蛙の漫画雑記帖 第二楽章その3/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編16『天気の子』の行方/あびゅうきょ
  • キリングメンバー ~遥か彼方と冬の音~
    値引きあり
    4.0
    ある朝、学校の理科準備室で桜井夏希が殺された。密室殺人だった。当日学校を休んでいた遠藤彼方は、友人の山崎快斗から事件の話を聞き、不謹慎ながら興味を惹かれる。刑事である山本観月と柴田旭は捜査に乗り出し、被害者の父である桜井秋園もまた独自に犯人特定を急いでいた。事件が起きても日常は進む。彼方と快斗は、休日近藤此方と遊んだり、また彼方は翌週の放課後、恋人である久保詩織と談笑しながら下校する。しかし、そこで観月に声を掛けられたことから事態は急転する。次々と不審死を遂げる学校関係者。連続殺人犯と連続誘拐犯。六年前に起きた凄惨な事件とその被害者。全てに関与する一人の人間。夏希の死をきっかけに、あらゆる歪みが露呈する。これは、謎を解き、犯人を暴く物語――ではない。
  • 社会を結びなおす 教育・仕事・家族の連携へ
    4.1
    日本社会が露呈しているほころびとはどのようなものか.どんな方向に軌道修正をしていけばよいのか.教育・仕事・家族という三領域がきわめて強固で一方向的な矢印で結合し,循環していた従来の日本的社会モデルが破綻するまでのプロセスと要因を分析し,それにかわる新しい社会像をうち出す.「社会を結びなおす」ための見取り図.

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  • 婚活戦線~狩れ、そして磨け~ 1巻
    完結
    4.0
    35歳・絶賛婚活中のようこがお見合いパーティで出会ったのは、気配り上手な年下イケメン・康太。見事マッチング成立、結婚前提のお付き合いに発展し「このままゴールインなるか!?」と心躍らせるようこ。しかし康太が頻繁に連絡を取り合っている”里美”の存在を疑い始めたある日、街で別の女性と歩く康太を目撃しーー? 次々と露呈していく康太の秘密に、ようこが取った行動とは!? ほか、結婚にトラウマ持ちの面食いエリートリーマン・4年交際した相手に突然フラれたアラサー女子など…。現役仲人ならではの、実話に基づくリアルなエピソードを盛り込んだ、「婚活」をめぐる男女の奮闘を描くオムニバスシリーズ、開幕!
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性
    3.8
    数々のベンチャーを世界的企業に育成したシリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストが、日本を舞台に未来を語る。アメリカ発の金融危機は、市場万能・株主至上の金融資本主義の欠陥を露呈した。2003年時点ですでにこの事態を予見していた著者は、格差も恐慌も打ち破る究極の解決策を提言する。「ストックオプションは即刻禁止せよ」「エネルギーと食糧は自由競争だけに任せるな」「5年以上株式を保有する人だけの市場をつくれ」「投資減税で新技術開発への資金を促せ」「コンピュータに代わる新たなテクノロジーを生み出せ」。マネーゲームに明け暮れるファンドの横暴を止め、終焉が近いパソコンに代わる新しい基幹産業の創生をめざす。バブル頼みの「幻の好景気」から、みんなが恩恵を受ける「本物の好景気」へ。日本こそが、この新しい資本主義の担い手となれる!処女作『21世紀の国富論』(平凡社)で一躍、時の人となった著者の第二作。

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  • あなたの病気には意味がある
    3.0
    「脳梗塞や心筋梗塞を起こすような人は、昔なら大変な英雄だった。……これら重大な病気は、なぜ起こるのか、その原因を深く探っていくと、それは単にからだの中の“異常箇所のトラブル”や“弱点の露呈”ではなく、むしろある意味で“強さの表われ”だということが分かってきます。」と、著者は語る。 わたしたちを蝕む病気が、体の弱さによるものではなく、人としての優れた特性だとしたら? 病気との向き合い方も考え方もおおきく変わる、病気についてまったく新しい視点で捉えた貴重な書だ。
  • あの戦争から何を学ぶのか
    4.0
    私たちの「歴史感覚」を鍛えなおすための「保阪昭和史」の集大成。教訓いまだ尽きず! ――緒戦の勝利での空疎な熱狂、情報と科学技術の軽視、偏狭なセクショナリズム、責任追及における主体性の欠如……。あの戦争で露呈した日本人の錯誤を、再び繰り返さぬためにはどうすればよいか? 凡人は経験から学び、賢者は歴史に学ぶ。体験の風化を前に、ぜひ繙くべき「保阪昭和史」の集大成。
  • アベノミクスの終わり・リフレ派の嘘
    -
    参議院選挙で圧勝して勢いがつくかと思ったアベノミクスが、急に失速しています。黒田日銀総裁の「量的・質的緩和」は予告どおり激しくマネタリーベースを増やしましたが、物価(コアコアCPI)はデフレのまま。彼の重視する予想インフレ率(ブレークイーブン・インフレ率)は下がってしまいました。  「2年で2%のインフレ目標が実現できなければ辞任する」と大見得を切った岩田副総裁も、最近の記者会見で「予想インフレ率は下がっている」と追及されて「もう少し長い目で見てほしい」と苦しい言い訳をしています。  おまけに与野党3党で合意して法律で実施が決まった消費税率の引き上げを、土壇場になって見直すとか見直さないとか安倍首相の方針が迷走し、その決断力のなさが露呈して政権の求心力が失われてきました。  「第2の矢」の財政政策は、旧態依然のバラマキ公共事業で、財政を悪化させる以外の効果はありません。「第3の矢」の成長戦略は各官庁の概算要求をホッチキスで綴じただけ、という伝統的な自民党の政策で、中身が何もありません。  GDP(国内総生産)の半分を超える270兆円の日銀券をばらまく「異次元緩和」は、失敗したら金融危機が発生するだけでなく、財政が破綻するリスクもある、史上最大規模のギャンブルです。  何もやらないより新しい政策にチャレンジすべきだ、という意見もありますが、このギャンブルが失敗すると、莫大な損害を負担するのは国民です。この結果がどう出るのか、外資系金融機関でキャリアを歩んできた藤沢数希氏と一緒に考えてみました。池田信夫――プロローグより

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  • アメリカ帝国衰亡論・序説
    4.3
    移民排斥、孤立主義、日本企業批判、新たなる戦争…… トランプの絶叫は、大国の断末魔の悲鳴である。 今こそ日本はこの災いを転じて福となせ。 名著『大英帝国衰亡史』の著者が予言する これが覇権大国「終わりの始まり」のシナリオだ。 アメリカが自滅するとき、日本はどうすれはいいのだろうか。 名著『大英帝国衰亡史』の著者が予言する、 トランプ・アメリカの「終わりの始まり」とは? もくじ プロローグ――覇権国・アメリカの「終わりの始まり」 【衰亡のシナリオ1】 北朝鮮危機に隠されたトランプ・アメリカの「悪あがき」 【衰亡のシナリオ2】 トランプで加速するアメリカ自滅の「三つの大罪」 【衰亡のシナリオ3】 トランプの孤立主義は建国の理念を裏切る 【衰亡のシナリオ4】 アメリカに潜む階層・差別の矛盾を露呈するトランプ 【衰亡のシナリオ5】 失敗した「アメリカ化」とアメリカ・ファーストの行方 【衰亡のシナリオ6】 “グレイト宣言”はもはやグレイトたり得ないアメリカの窮状 【衰亡のシナリオ7】 「パクス・トランピアーナ」の虚妄 【衰亡のシナリオ8】 中ロの圧力に屈し、英とともに「離脱」に向かう罠 エピローグ――アメリカ衰亡の時代に備え、日本の生きる道を考えておくこと
  • 家を建てる前に知っておきたい地盤のすべて
    -
    1巻1,567円 (税込)
    10万件以上の地盤改良工事の実績を持つ 「地盤改良のスペシャリスト」が、 “安心して家を建てられる地盤”を徹底解説 --------------------------- 近年、地盤の脆弱さによって引き起こされた住宅の事故が目立ちます。 2021年7月に熱海で発生し、約30名もの方が亡くなった大規模な土石流では、 盛り土のずさんな工事が被害を拡大したことが判明しました。 このような大規模災害ほどではなくとも、床の傾きや雨漏り、外壁のひび割れの発生や、 建物自体の重みで建物が不ぞろいに沈んだり地面の上を滑りだしたりする 不同沈下というトラブルも、地盤改良工事の欠陥に原因があると言われています。 そのため不安定なままの地盤に建つ住宅は、 最悪の場合大きな地震が起これば倒壊してしまい、命を脅かしかねません。 本書の著者は地盤調査・地盤改良工事を専門とする企業を経営し、 過去約20年間で10万件以上の地盤改良工事を行ってきた「地盤改良のスペシャリスト」です。 著者によると、地盤改良工事の欠陥は施工後すぐに判明するものではないため、 なかには前述の住宅事故を引き起こすような手抜き工事をしている業者も実際にいるといいます。 マイホーム完成後に地盤の問題が露呈したとしても、大きな出費を伴うため簡単に建て替えはできません。 そのため施主も業者に任せきりにするのではなく 家を建てる前に土地の安全性について考えることが重要となります。 本書では代表的な地盤トラブルである不同沈下・液状化現象などを防ぐ方法、 地盤調査と地盤改良の費用と工法、施工業者の見極め方などを分かりやすくまとめています。 長く、安心して暮らせる住まいを手に入れるために必要な、地盤の知識を得られる一冊です。

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  • 偽りの帝国 緊急報告・フォルクスワーゲン排ガス不正の闇
    4.0
    「まじめなドイツ企業が、どうしてこんなことを?」 2015年9月、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題が 発覚したとき、上記のような感想を抱いた日本人は少なくないだろう。 だが、ドイツの経済界を26年間にわたって取材してきた著者には意外ではなかった。 「VWよ、やはりお前もか」 販売台数世界一をめざして、年々、成長してきた同社も大企業病に蝕まれていたのだ。 上司の命令にNoといえない社風、はげしい権力争い、問答無用の成果主義・・・ この不正の根にある問題は、おなじ物づくり国家である日本にとっても、けっして 対岸の火事ではない。企業人必読の現地レポート! 【おもな目次】 ◆第1章 VW排ガス不正の衝撃◆ 上限値の35倍の排出データ/違法ソフトの使用を「自供」/史上3番目の大規模リコール/ VW株価、一時暴落/社内調査の不十分さを露呈 など ◆第2章 帝国の内なる不安◆ 陰の最高権力者/帝国の父・ポルシェ博士/ヒトラーが国民車開発を命令/ 家庭内でも成果主義/骨肉の経営権争い/「経営に調和は不要だ」 など ◆第3章 不正はいかにして行われたか◆ 訴訟抗弁書が明らかにする不正の実態/「取締役より下のレベル」の犯罪?/ 時間を空費した3週間の休暇/危機管理システムの機能不全/空気を読んだエンジニアたち など ◆第4章 襲いかかる巨額の経済負担◆ 米国でのマンモス訴訟開始/訴状に浮かび上がる米国人の怒り/147億ドルの支払い/ 史上最悪の赤字 など ◆第5章 不正は氷山の一角◆ すべての企業が抱えるジレンマ/規則違反が法律違反にエスカレート/変革と合理化に 抵抗する労働組合/歴史的転換点に立つVW/日本への教訓 など
  • 命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる
    3.8
    【内容紹介】 2020年初頭、アジアの一都市で発生した感染症は爆発的に広がり、西側諸国のロックダウン、さらには世界規模での経済停止という前代未聞の事態を引き起こしました。 なぜ、中国は抑え込みに失敗したのか。 パンデミック(感染症の世界的流行)の発生を許した先進諸国の初動の誤りはどこにあったのか。甘い幻想に溺れることなく、第二波の直撃を避けるには何をなすべきなのか。 本書でアタリ氏は、世界にまたがる自身の情報ネットワークを駆使して今回の危機の真相を明らかにし、パンデミック後の世界を克明に描きます。古代文明の時代から現代まで、感染症は社会と経済の構造に変化をもたらし、世界の勢力図を大きく描き換えてきました。 米中という二つの大国のひずみが露呈したいま、今後の世界の覇権を握るのは誰なのか。ヒトとモノの移動が制限されるなか、未来の個人、企業、国家は何を指針としていくべきか。ヨーロッパ随一の知性が訴えるのは、事実から目を背けずに向き合い、真実を語ることの重要性です。 歴史を紐解き、現状を分析し、未来を見通す。 傍観者でも、隷属者でもなく、自ら主体的に生きる存在となるために。 博覧強記のアタリ氏が、2020年のロックダウン下のフランスで書き上げ、日本語版刊行を前に、最新のデータに基づく加筆を行った渾身の一冊です。 【著者紹介】 [著]ジャック・アタリ(Jacques Attali) 1943年アルジェリア生まれ。フランス国立行政学院(ENA)業、81年フランソワ・ミッテラン大統領顧問、91年欧州復興開発銀行の初代総裁などの、要職を歴任。 政治・経済・文化に精通することから、ソ連の崩壊、金融危機の勃発やテロの脅威などを予測し、2016年の米大統領選挙におけるトランプ の勝利など的中させた。 林昌宏氏の翻訳で、「2030年 ジャック・アタリの未来予測』(小社刊)、『新世界秩序』『21世紀の歴史』、『金融危機後の世界』、『国家債務危機一ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?」、『危機とサバイバルー21世紀を生き抜くための(7つの原則〉』(いずれも作品社)、『アタリの文明論講義:未来は予測できるか」(筑摩書房)など、著書は多数ある。 [翻訳]林昌宏(はやし・まさひろ) 1965年名古屋市生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部卒業。 訳書にジャック・アタリ『2030年 ジャック・アタリの未来予測』(小社刊)、『21世紀の歴史』、ダニエル・コーエン「経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える」、ボリス・シリュルニク『憎むのでもなく、許すのでもなく』他多数。 [翻訳]坪子理美(つぼこ・さとみ) 1986年栃木県生まれ。翻訳者。博士(理学)。東京大学理学部生物学科卒業。同大学院理学系研究科生物科学専攻修了。 訳書に『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』(ランディ・オルソン著、慶應義塾大学出版会)、『性と愛の脳科学—新たな愛の物語』(ラリー・ヤング、ブライアン・アレグザンダー著、中央公論新社)等。 現在、広範囲薬剤耐性菌(スーパーバグ)感染症との闘いを描いた科学ドキュメンタリー『The Perfect Predator』(原題)の翻訳に取り組むほか、『遺伝子命名物語』(仮題)を共著で執筆中。 【目次抜粋】 はじめに 第一章 命の値段が安かったとき 第二章 未曾有のパンデミック 第三章 一時停止した世界経済 第四章 国民を守り、死を悼む政治 第五章 最悪から最良を引き出す 第六章 命の経済 第七章 パンデミック後の世界 結論 「闘う民主主義」のために
  • インフレ不可避の世界
    3.4
    1巻1,595円 (税込)
    米国では、2022年1月の消費者物価指数が前年同月比7.5%の上昇となり、 約40年ぶりの物価高に見舞われています。 日本でもガソリン高や食料品の値上げなど、日々の生活にも影響が出始めてきました。 これは一時的なものなのか? 今後、私たちの生活はどうなるのか? 本書では、投資運用の世界で50年のキャリアを持つ「さわかみファンド」創設者で、 長期の見通しをもとに圧倒的な実績を残している長期投資のパイオニア、澤上篤人氏の見解をまとめました。 氏は本書で、「想像を絶するひどい事態を、いかに軽傷でやり過ごすかを考えておきたい」と語ります。 株式・国債・不動産など多方面に影響が及ぶこと、そして今般のインフレが制御不能なマネーの暴走に発展することを、丁寧に解説します。 ■読者特典 本書発売後の国内外の情勢変動を受けた著者の見解を、読者限定ブログで読むことができます。 詳細は本書の「おわりに」末尾に記載しています。 ■目次 第1章 今回のインフレ、甘くみてはいけない 第2章 金融緩和バブル、崩れは近いぞ 第3章 露呈しだした張りボテ経済の限界 第4章 金融緩和政策、なんだったのか? 第5章 バブル崩壊、インフレ、財政危機 第6章 世界の運用の「常識」が総崩れに 第7章 長期投資の復活 第8章 年金問題、こうすれば解消できる 第9章 バブル崩壊とインフレ襲来、どう乗り切るか 第10章 「お金をまわす文化」を高めよう ■著者略歴 さわかみホールディングス代表取締役、さわかみ投信創業者。1971 年から 74 年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後 79 年から 96 年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問(現さわかみ投信)を設立。販売会社を介さない直販にこだわり、長期投資の志を共にできる顧客を対象に、長期保有型の本格派投信「さわかみファンド」を99年に設定した。同社の投信はこの 1 本のみで、純資産は約 3300 億円、顧客数は 11 万 7000 人を超え、日本における長期投資のパイオニアとして熱い支持を集めている。著書多数。『日経マネー』で 2000 年 9 月号から連載執筆中。
  • EUの経済・通貨同盟――ガバナンス改革と欧州単一通貨制度のゆくえ――
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 EUは1999年に単一通貨ユーロを導入し,経済・通貨同盟の第3段階に進んだ.しかし,欧州金融危機はEUの通貨制度の脆弱さを露呈させるに至る.本書は,欧州金融危機を契機とするガバナンス改革と改革後のEMUの第3段階の展開を考察し,EUの単一通貨制度の特質と問題点を明らかにする.
  • 内山節と語る未来社会のデザイン1 民主主義を問いなおす
    -
    1~3巻1,210~1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 デマゴーグ政治の跋扈や国家独立問題、そしてコロナ禍と、世界は分解と混乱を極めている。それは、近代国家やそのもとでの「民主主義・自由・平等」のもつ欺瞞が限界を露呈したからではないのか。ゆきづまる近代的世界を超えて、どのような未来社会を構想するのか。その答えを、伝統社会、そして農山村で活発化する伝統回帰の動きのなかにみいだす。自然と人間の関係、労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた在野の哲学者が、米トランプ政権発足直後の2017年2月に開催された「東北農家の二月セミナー」で語った政治・社会論。
  • 夫(26)が自宅で不倫したので突撃したら熟女(57)が出てきた
    完結
    -
    全1巻1,100円 (税込)
    幼馴染と結婚、憧れのマイホームも建てて幸せいっぱいのナギサ。しかし新居のベッドルームで夫の不倫の証拠を見つけてしまう。 裏切られたショックを怒りに変え、報復のため情事の最中に突撃!夫とともに裸でベッドに隠れていた不倫相手の女は――親と同世代の熟女だった! 夫の隠れた性癖が露呈し離婚を決意するも、実家や義実家も巻き込んだ泥沼展開に発展して!? ※本作はタテスクコミック『夫(26)が自宅で不倫したので突撃したら熟女(57)が出てきた』CH1~23(完結)を再編集したフルカラー単行本です。
  • 「女の痛み」はなぜ無視されるのか?
    3.3
    臨床試験で女性が排除される、コロナ禍でマイノリティの人々が受ける影響、アメリカで中絶の権利が争点になる理由は 著者がアメリカで出産したとき、彼女は死にかけた。痛み止めが効いていないと訴えても無視された。痛みを証明するために手術台まで歩くように言われた。 彼女はこの医療トラウマ体験をきっかけに、女性の痛み、特に有色人種の訴えがまともに受け止められない事実を、 あらゆるデータ、記事、証言をもとに執筆した。 さらにコロナ禍で女性、マイノリティの人々が受けた甚大な影響も考察する。 初期設定が男性になっている現状は、医療ケアにおいても例外ではない。 「女の痛み」が軽視されている事実と、医療ケアにおける性差別・人種差別に切り込むノンフィクション。 「女性の痛みという概念が、世界中でどのように捉えられ、管理され、考えられているかを見れば、それは常に男性や『文化』によって定義されてきたことがわかる。多くの社会では男性による支配が続いていることから、女性の痛みや苦しみに対する世界の認識は、女性ではなく、男性によって確立されてきたのだ」(「日本の読者へ」より) 「困惑させられたのは、『女性は自分の健康や身体について決めることができない』と、いまだに世間が思い込んでいる点だ」(5章「知られざる女性の身体」より) 「私はできる限り、フェミニズムと平等主義を重んじる結婚生活を送っていた。そんな夫婦ですら、コロナは伝統的な男女の断層を露呈させた。ロックダウンで誰もが自宅で仕事をするようになれば、より稼ぎの多い人の仕事が優先されるようになる。気づけば夫は自宅のオフィスを占拠しており、私はやむをえず家庭という領域に追いやられた。まるで、1950年代の主婦みたいに」(5章「知られざる女性の身体」より) (目次) 日本の読者へ 本書に寄せて――ジェシカ・ヴァレンティ はじめに 第1章 私が出会った最初のフェミニスト 第2章 バングラデシュ女子、キャピトル・ヒルに立つ――アメリカでの中絶の権利をめぐる混沌 第3章 気のせいにされる有色人種の女性の痛み 第4章 見えない症状 第5章 知られざる女性の身体 第6章 コロナ禍で妊娠するということ 第7章 代替手段の模索 第8章 自分の体の声の一番の代弁者になるには 第9章 自分の声を届ける おわりに 謝辞 訳者あとがき 出典
  • 海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる
    3.6
    学生時代、英会話が大の苦手だったという著者。ところが、ソフトバンクに転職するやいなや、孫正義社長の秘書として海外出張への同行を命じられ、そこで英語ができないことがものの見事に露呈してしまう。唖然とする孫社長の表情を見て、「このままではクビになる」と感じた著者は一念発起し、「流暢に話せるわけではないのに、ネイティブとの交渉で絶対負けない」孫社長の英語を参考に勉強をスタート。その後、仕事に必要な英語だけを集中的に学習する独自のやり方で、「通訳なしで交渉ができるレベル」の英語をわずか1年でマスターした(しかも、孫正義社長の下で忙しく働きながら)。本書では、自らの実体験をもとに編み出した「最短最速の英語勉強法」を開陳。著者の勉強法は、一見ユニークだが、誰もが実践できるもの。英語学習に対する「不安」が「希望」に変わる1冊。

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  • 隠されたパンデミック
    4.3
    ワクチンが足りない!情報が操作されている!ウイルス学者・永谷綾は、厚労省の新型インフルエンザ対策の不備を追及、本省を追われる。同時期に、“弱毒型”インフルエンザが発生、同省の対策の甘さが露呈した。もし今“強毒型”が流行したら、被害は何百倍にもなる。綾は、政界や経済界に直訴を始めた。厚労省の闇を暴く、問題の社会派小説。
  • 影法師
    -
    大手洋酒メーカーの社長が、突然何の関係もないマンションから転落死した。果たして、「自殺」か、「他殺」か?警察の捜査は状況から「自殺」に絞られ、その原因を追求していく。そして、企業トップが関わった事件を隠そうと企業の論理を振りまわす会社関係者の対応や、また典型的な同族企業体質の厚い壁にはばまれながらも、意外な事実が次々に判明し、企業のスキャンダルが露呈してくる……。著者渾身の長篇企業ミステリー
  • 価値変容する世界 人種・ウイルス・国家の行方
    5.0
    従来の価値観が崩壊し始めた社会に私達はどう向き合えばいいのか。災害と国際紛争を取材の柱として、長年にわたり「危機の本質」を追求し続けてきたジャーナリストの著者が、政治経済、科学、哲学、歴史など様々な分野の専門家への取材を通して、コロナ禍で可視化された社会問題の根本原因に迫る。社会の限界が露呈される一方、地方自治、働き方、暮らし方への変化が指し示すあらたな可能性についても論考する。大きな犠牲をもたらしたコロナ禍を無駄に終わらせてはならない、と著者は語る。圧倒されるほどの深い考察で、類書とは一線を画す必読の一冊。 ●取材にご協力をいただいた方々(登場順/敬称略) 千田忠、大塚隆、山口二郎、上田文雄、森啓、齋藤雅俊、浅井文和、服部桂、村木太郎、渡邊直樹、高橋伸彰、水野和夫、坂東眞理子、香山リカ、高橋哲哉、磯田道史、吉岡桂子、藤原帰一、古矢旬、スラヴォイ・ジジェク、宮本太郎 ●著者紹介 外岡秀俊(そとおか・ひでとし) ジャーナリスト、北海道大学公共政策大学院(HOPS)公共政策学研究センター上席研究員。 1953年生まれ。東京大学法学部在学中に石川啄木をテーマにした『北帰行』(河出書房新社)で文藝賞を受賞。77年、朝日新聞社に入社、ニューヨーク特派員、編集委員、ヨーロッパ総局長などを経て、東京本社編集局長。同社を退職後は震災報道と沖縄報道を主な守備範囲として取材・執筆活動を展開。『地震と社会』『アジアへ』『傍観者からの手紙』(ともにみすず書房)、『3・11複合被災』(岩波新書)、『震災と原発 国家の過ち』(朝日新書)などのジャーナリストとしての著書のほかに、中原清一郎のペンネームで小説『カノン』『人の昏れ方』(ともに河出書房新社)なども発表している。
  • 可愛げがないと公爵令息に婚約破棄されましたが、王太子様はそんな私が好きだと言ってくれています。 : 前編
    -
    一見、普通の子爵令嬢であるエミリー・アネットには、周りに秘密にしている事があった。それは、武道の大会に出場していること。この事実が婚約者に露呈し「野蛮」となじられ、婚約を破棄されてしまう。 愛する人に自分を受け入れてもらえず、深く傷つくエミリー。そんな彼女の元に届いた一通の手紙。それは王太子スレインからの招待状だった。 王宮を訪ねたエミリーを待っていたのは、スレインからの決闘の申し込み。 何度負かしても不屈の精神で立ち上がるスレインに、エミリーは次第に心を動かされ始める。 二人の間で徐々に芽生える微妙な感情とは――? 武道の強さと恋愛の甘さが交差する、情熱的なロマンスファンタジー!
  • 危機管理の死角―狙われる企業、安全な企業
    -
    日本年金機構の個人情報流出125万件・100万人分 IS(イスラム国)による日本人殺害とテロ標的 東日本大震災と福島第1原発事故………… テロ、大災害、サイバー攻撃、不祥事対応に日本は国家・政府も企業も脆弱であることが露呈しています。 日本政府や企業は自らがねらわれていると考え、備えなければならないのに、有効な手だてを実行している企業は限られているし、考えたこともない企業が大多数を占めているのが実情です。 企業には、経済活動を展開する環境、すなわち世界と日本と自社を安全な状態にしなければならない責任があります。危機管理への取り組みはテロ・犯罪を抑止するだけでなく、企業イメージを高め、信頼を生むための基盤作りです。世界企業は、世界経済への責任としてセキュリティの課題に取り組んでいる。一方の日本企業の危機管理のレベルの低さは一目瞭然である。立ち後れた日本企業はテロリストにとっての格好のターゲットである。IS(イスラム国)などのテロリストは必ず日本企業を狙うと考え備えなければならないのに、有効な手だてを実行している日本企業は限られている。 「こんな状態では、貴社に危機管理を語る資格はない」 軍事アナリストとして、日本政府と地方自治体の危機管理に専門的に取り組んできた著者が、危機管理コンサルタントとして積み重ねてきた危機管理対応構築のためのノウハウを初めて明らかにするのが本書です。 日本政府・企業とビジネスパーソンが心得るべき危機管理の基本とは何か? 具体例を通じて国際水準をクリアした危機管理のあり方が本書では示されます。  「序――本書を読まずして危機管理を語るなかれ」より 危機管理は、必要なことを適切なタイミングでできなければ零点の世界である。そのための人員や装備の準備・訓練、資金の手当てもできていなければ、危機管理を語る資格はない。いくら社員と家族の安全を口にしたところで、海外安全問題が発生するたびに、経営者であるあなた自身、身辺を見回してみて、口先だけのきれいごとになっていることに肝を冷やすことはないだろうか。
  • 北朝鮮・絶対秘密文書―体制を脅かす「悪党」たち―
    5.0
    記者が秘かに入手した、あの国が「絶対秘密」と指定する内部文書。そこには、統制に抗い、管理から外れた「悪党」たちのたくましいまでの行動が描かれていた。金鉱山のヤミ採掘、放射性物質の密輸出、世界遺産地区からの文化財窃盗──。数々の経済犯罪は、市場経済の拡大から露呈した国家管理の限界でもあった。文書分析と北朝鮮住民たちへの直接取材の積み重ねから、閉鎖国家の現在と、その体制崩壊への道筋に迫る。
  • 希望論 2010年代の文化と社会
    4.0
    日本の現在に切り込む、若き俊英の徹底討論! 震災が露呈させたものとは何か? 情報社会とサブカルチャーの戦後から最先端までをふまえ、日常と非日常が交差する日本社会の現在を徹底分析する。戦後からポスト戦後への変化を理解するヒントは、「仮想現実から拡張現実へ」というトレンドのなかにあった。震災からの復興が叫ばれる今日、ありうべき日本の未来を探るため、この時代の「希望」と「絶望」を問い直す。今もっとも注目される新世代の論客二人による迫真の対話!

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  • 99パーセントのための社会契約 会社、国家、市民の未来
    3.0
    企業・政府・市民。かつてその均衡は保たれていたが、近年、企業は株価を上げることに苦心し、損失を税金による救済で賄うようになった。なぜこのような資本主義の負の側面が露呈したのか。そして新たな経済を構想することは可能か。理想的な社会契約論を描く
  • 教師たちの犯罪 若いいのちが壊されていく
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1979年、埼玉県上福岡で、いじめを苦にした中学一年の少年が空を飛んだ。そこに、現在に至る現実がすべて露呈している。現在もなお、なぜ、つぎつぎと事件は起こり、子どもたちは死へ疾走してゆくのか?

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  • 嫌われるジャーナリスト
    5.0
    国民が知りたいことを 聞かないメディアは必要か!? コロナ禍で露呈した権力とマスコミの馴れ合い。緊張感のないこの関係が、日本を停滞させる要因となっているのではないだろうか。ジャーナリストとは本来、波風を立てるもの。権力を監視し、対峙することで、国民の知る権利にこたえていくべきである。記者クラブに代表される従来のメディアのあり方がこのままでよいのか。新しい時代のジャーナリストに必要なこととは何か。嫌われることを厭わない二人が徹底討論。
  • 金のゆりかご
    3.5
    タクシー運転手の野上雄貴は、GCS幼児教育センターから入社要請を受け、不審を抱く。GCSが発明した「金のゆりかご」と呼ばれる機械で育てられ、一時は天才少年ともてはやされたが、能力の限界を露呈し見捨てられた自分。真意を探るうち、子供が次々と精神に錯乱をきたした事件が浮かび上がる。やがて、ある母親が失踪、殺人が……。先端科学に切り込む新感覚ミステリー。
  • 銀行VS.証券 腐敗の構造と新展開
    -
    金融スキャンダルは、その病巣を取り除くことなく幕となった。バブル経済の崩壊で、行政・大企業・金融が一体となった「もたれあい構造」が露呈した。大蔵省との癒着関係など、馴れ合い資本主義を脱却しない限り、金融市場の健全化はやってこない。信用破綻を招いた現在、すさまじい生き残り競争が始まった。警告の書! ……病根が残された金融スキャンダルの幕切れで、もはや通用しなくなった日本的ル-ル。大蔵省を解体しなければ金融界の一人立ちはできない!
  • グローバル資本主義の終わりとガンディーの経済学(インターナショナル新書)
    4.0
    大型で猛烈な台風が次々と日本を襲う最大の理由は地球温暖化で海面温度が上昇しているから。温暖化は待ったなしだ。国連サミットのSDGs(持続可能な開発目標)のゴールは格差をなくし地球を守ることだが、世界はこの理念とは真逆の方向に進んでいる。そこに新型コロナウイルスのパンデミックが追い打ちをかけ、グローバル資本主義の限界が露呈した。これから世界を救うのはガンディーの経済学だ。それは環境問題に加え、貧困や格差もなくす「隣人を助ける」原理である。
  • 結婚の条件 1
    完結
    -
    卒業したら結婚しよう! 天涯孤独の特待生・ジャスミンにプロポーズをしたアルフレッドだったが、家柄重視のママはジャスミンではアルフレッドと釣り合わないと結婚には大反対。 別れなければ今後の彼の進学や生活費用の支援は一切ストップすると言い渡された。 どんな苦労もふたりでなら乗り越えられる! そう思うジャスミンだったが、ママの強い言葉になにひとつ言い返せず、お坊ちゃん育ちの甘さが露呈したアルフレッドの姿にジャスミンの怒りが爆発! 将来を巡って大げんかをしたふたりは、勢いあまって婚約を解消してしまう。 「こうなったら彼以上の男性と結婚して幸せになってみせるわ!」と最高のパートナーを見つけるために、愛の狩人となるジャスミン! 果たしてジャスミンの望みは叶うのか? 表題作の他に『大すきケーリー!』を収録。
  • 原因において自由な物語
    3.7
    1巻1,716円 (税込)
    謎を解かなければ。 私は作家なのだから。 人気作家・二階堂紡季には、 誰にも言えない秘密があった。 露呈すれば、すべてを失う。 しかし、その秘密と引き換えにしても、 書かねばならない物語に出会ってしまい――。 デビュー作『法廷遊戯』が、ミステリランキングを席捲! 注目の弁護士作家第3作! 装画/junaida
  • 現代フランス哲学
    5.0
    1968年五月にパリで起こった「革命」を起点に、若者や労働者を巻き込み、時代や経験に深く根ざす思想運動として発展した現代フランス哲学。資本主義の矛盾や構造的な抑圧がさまざまに露呈する1980年代以降、それは大きな変化を遂げた。構造主義からポスト構造主義を経て、政治や宗教、労働、ジェンダー/フェミニズム、科学と技術、エコロジーをめぐる諸思想にいたるまで。フーコー、ドゥルーズ、デリダに続き、変容する社会を鋭くとらえる強靭な思想の広がりを一望する。
  • 原発事故と甲状腺がん
    4.5
    原発事故から27年経った今も、チェルノブイリの健康被害は終息していない。 福島で同じ悲劇を起こさないためにできることは何か。 チェルノブイリで医療支援活動に携わった医師による提言。 2011年3月11日、福島第一原発事故が発生。政府や東京電力が繰り出す事故対策は後手にまわり、放射能災害の危機管理の甘さが露呈した。事故後2年が経ったいまも、その状況はほとんど変わっていない。チェルノブイリ原発事故の被災地で医療支援活動に携わった医師であり、現在は長野県松本市長を務める著者が、被曝による健康被害の実相を明らかにし、その具体策を果敢に提言する。

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  • 荒原の巨塔 傭兵代理店・改
    3.0
    南米に忍び寄る超大国の影―― ギアナで起きたフランス人女子大生拉致事件に潜む驚愕の事実とは……。 超弩級の謀略をぶっ潰せ! 南米ギアナでフランス人女子大生が拉致された―― その行方を追うことになった明石柊真と仲間たち。だが、現地に赴く直前、柊真は何者かに狙撃される。残された薬莢は、狙撃手がかつて殲滅したはずの人民軍特殊部隊である可能性を示していた。 リベンジャーズも加わり真相究明に乗り出すが、やがて露呈した驚愕の事実とは……。
  • 国防の死角 わが国は「有事」を想定しているか
    5.0
    平成23年3月11日に発生した東日本大震災で、われわれ日本人は、巨大地震、津波、そして原子力発電所の事故という「有事」を経験した。この大震災に際して、防衛省は陸・海・空三自衛隊から10万6,000名を動員。現場の部隊、個々の隊員たちは献身的に任務を遂行した。今回は多くのメディアが自衛隊の活躍をクローズアップしたこともあり、国民も自衛隊がどれほど頼りになる存在であるかを実感したはずだ。だが、その「光」の反面、「影」があったことは報道されていない。たしかに、現場の部隊は頑張った。ところが、彼らを支える体制が整っておらず、装備の不足や人的な問題など、多くの欠点が露呈したのだ。軍事ジャーナリストである著者によれば、それは自衛隊の体制が「平時」を想定しており、戦時や、戦時に匹敵する大規模災害といった「有事」を想定していないことに起因するという。いざというときに国家・国民・国益を守るための緊急提言。

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  • 国家戦略の本質 世界を変えたリーダーの知略
    4.3
    本書は、11月刊の『知略の本質』で最終巻となった「失敗の本質」シリーズ第3作の待望の文庫化です。 リーダーシップ不在が嘆かれる日本。国家レベルでは経済低迷のてこ入れ、世界秩序の大混乱、企業レベルでもネタに尽きることはありません。 だが、漫然とリーダーシップの不在を嘆き、真のリーダーの登場を期待するだけでは、何の展望も見えてきません。我々が指導者に求めるものは何なのかを明らかにしなくてはならないのです。 すぐれたリーダーの特質として人柄、人間的魅力、牽引力、構想力など様々なものがあげられますが、こうした資質や能力に負けず劣らず重要なのが、事業部門長や現場指揮官に必要とされる戦略構想力を超えた、国そのものを動かす大戦略の視点です。それが本書の国家戦略にあたります。 本書は、2014年に刊行された『国家経営の本質』を改題し、文庫化するもの。国家を動かす大戦略とは何か、どうあるべきか、を分析します。 1980年代を福祉国家経済の限界、共産主義国家の限界などが露呈した歴史の大きなうねりが生まれた大転換期と位置づけます。その危機に直面し、リーダーシップを発揮した、サッチャー、レーガン、中曽根、ゴルバチョフ、コール、トウ小平の6人を事例として取り上げ、彼らがどのように歴史のうねりを始動させ、うねりに乗って歴史を動かし、そのうねりに翻弄されたのかを、経営学・政治学・歴史学・軍事学の知見にもとづいて解明します。
  • 言葉で心をつかむ。 私たちが考えていること、続けていること。
    -
    一晩で100人のフォロワーが2万人になった謎の主婦、DJあおいさんと、大学時代からカリスマブロガーとなり、常にネット界を牽引しつづける、はあちゅうさん。 いったい、どういう人が、ネットで有名人になれるのでしょうか? また、どうすれば、SNSを使いこなし、楽しむことができるのでしょうか? フォロワーとの付き合い方、自意識の飼い慣らし方、人を惹きつける言葉の生み出し方、そしてネット世界に対する違和感――。 初対談のお二人がネット未公開の秘訣と本音を赤裸々に明かします。 <目次> ●1つのツイートで100人のフォロワーが2万人に ●言葉が言葉を連れてきてくれる時、書くことが快感になる ●朝に生まれる言葉と夜に生まれる言葉 ●誰もが自分の悩みは特別だと信じたがる ●人を気持ちよくさせる言葉は、時に偽善と媚になってしまう ●ネットで生まれた恋は成就するのか ●SNSで露呈される世代別の自己顕示欲 ●他者の言葉が浸透しすぎると、自分の言葉のように錯覚してしまう ●質の良い炎上は最高のエンターテインメント ●文脈を理解せず頭の中で事実を捏造してしまう読者 ●今後書きたいテーマは「反アイドル論」(DJあおい) ●自分の未来に手紙を出し続けることで理想に近づきたい(はあちゅう)
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講
    4.3
    今日の世界は、かつてないほど急速な変化を遂げている。 資本主義はその限界を露呈し、人工知能は人間の仕事を奪い始め、誰もが100歳まで生きる人生100年時代が到来しつつある。 旧来の価値観が通用しなくなっていくなかで、「これから」をよりよく生きるためには、現在進行形のリベラル・アーツ(教養)が欠かせない。 思想から経済、デザインにアートまで、各界のフロントランナー11人が、 各分野の「これまで」と「これから」を紐解きながら、「これからの教養」を語り尽くす。 ◎目次 1.これからの思想――東浩紀 2.これからの生命――池上高志 3.これからの健康――石川善樹 4.これからの建築――伊東豊雄 5.これからの経済――水野和夫 6.これからのメディア――佐々木紀彦 7.これからのデザイン――原研哉 8.これからのプロダクト――深澤直人 9.これからの文学――平野啓一郎 10.これからのアート――松井みどり 11.これからの人類――山極寿一 ◎未来の創り手11人が考える、変わりゆく世界の「これから」 「僕たちは偶然性=弱いつながりを意図的に回復しなくてはいけない」(東) 「人間も機械も『人工生命化』していく」(池上) 「人生100年時代には『大きな問い』が必要になる」(石川) 「新しいコミュニケーションやコミュニティをどう居心地よく造るかが問われている」(伊東) 「近代社会の原理から脱し、『よりゆっくり、より近く、より寛容に』」(水野) 「いまはまたゼロからビジネスをつくらなければならない時代」(佐々木) 「これからはものではなく価値を作っていく時代」(原) 「デザインをする部分が本質的になってきた」(深澤) 「『個人』という概念が社会システムを考えていく上で限界に来ている」(平野) 「スペクタクルの蔓延の中で見失われている『個人の独自性』を取り戻す」(松井) 「人間はデータから脱出しなければならない」(山極) ◎「はじめに」より 爆発的に増える情報量とそれらを瞬時に検索するネット環境、 ビッグデータを駆使するコンピュータの発展にともなって、 僕らは「既になんでも知っている」かのようなイメージがあるが、果たしてそうだろうか。 逆に、より受動的で、自分の関心領域だけに閉じこもる人が多くなっているのではないか。 さらに、世界で何が起きているかよりも、国内の事象や 文化にだけ関心を向けている人も多いように思う。 そうした精神ならびに知性の不自由さから解き放たれるためにも、 異なる分野や言語を学ぶことには意味がある。 教養はリベラル・アーツの訳語だが、人が自由(リベラル)であるためには 技術と知恵(アーツ)がいる。異なるものを知らないと、人は自由になれない。 本書は「これから」をより良く生きるための現在進行形のリベラル・アーツ(教養)の 端緒に触れられるものになれればと意図している。
  • 「殺すな」と「共生」 大震災とともに考える
    3.5
    九五年一月の阪神大震災は,今まで築いてきた「経済大国」日本の現実をも一気に露呈させてしまった.この反省にたって,「殺し,殺され」ることなく本当に「共に生きる」市民社会をこれからどうつくっていくべきか.大空襲の体験を思索の出発点とし,今また大震災を体験した著者が,戦後五○年に力強く訴える.

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  • コロナ敗戦後の世界
    -
    いつまで続く「コロナ大不況」 米中戦争「二股政策」で日本自滅か? 「勝ち組」「負け組」二極化世界 新型コロナウイルスのパンデミックは、中国を例外として世界中で拡大し続けた。そのダメージは計り知れなく大きい。 だが、2020年秋になると、日本政府は感染防止対策より経済対策に注力するようになった。 コロナ禍で露呈した日本の後進性、ガラパゴス化、そして経済衰退はより深刻だ。 この国の最大の問題――少子化による人口減、財政赤字、そして経済の低迷が解消される兆しは一切ない。 ポストコロナの世界を透視する国際政経社会論! 〈こんな方にオススメ〉 ・アフターコロナの国際情勢、日本政治・経済、社会のゆくえに関心ある方 ・米国バイデン新政権の対中、対日政策に関心ある方 ・「ポストコロナ」時代に失われる仕事、経済予測では見通せなくなった未来像に関心ある方 〈本書の内容〉 ■第一章 いつまで続く「コロナ大不況」 ■第二章 「ポストコロナ」時代、失われる仕事 ■第三章 米中戦争「二股政策」で日本自滅か? ■第四章 グリーン・ニューディールの罠 ■第五章 日本が韓国より貧しくなる日 ■第六章 止まらない世界ランキング下落 ■第七章 「コロナバブル」は必ず崩壊する ■第八章 日本は財政破綻してしまうのか? ■第九章 「デジタル通貨」がもたらす絶望未来 ■第一〇章 未来なき老害政治と女性差別    〈本書の特長〉 『コロナショック』『資産フライト』ほか国際政治・経済に精通するジャーナリストが「コロナ後の世界」を緊急書き下ろし! 〈著者プロフィール〉 山田順(やまだ・じゅん)ジャーナリスト、作家。 1952年、神奈川県横浜市に生まれる。立教大学文学部を卒業後、光文社に入社。「光文社ペーパーバックス」を創刊し、編集長を歴任。2010年からフリーランスになり、国際政治・経済・ビジネスの分野で旺盛な取材・執筆活動を展開中。主な著書に、『出版大崩壊』『資産フライト』『円安亡国』(以上、文春新書)、『本当は怖いソーシャルメディア』(小学館新書)、『「中国の夢」は100年たっても実現しない』(PHP研究所)、『希望の地としての新興アジア』(実務教育出版)、『地方創生の罠』(イースト新書)、『永久属国論』『東京「近未来」年表』(以上、さくら舎)、『米中冷戦 中国必敗の結末 THE FATE OF THE U.S.-CHINA COLD WAR』(エムディエヌコーポレーション)、『コロナショック』(MdN新書)などがある。

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  • 婚活戦線~狩れ、そして磨け~【単行本版】 1巻
    完結
    -
    35歳・絶賛婚活中のようこがお見合いパーティで出会ったのは、気配り上手な年下イケメン・康太。見事マッチング成立、結婚前提のお付き合いに発展し「このままゴールインなるか!?」と心躍らせるようこ。しかし康太が頻繁に連絡を取り合っている“里美”の存在を疑い始めたある日、街で別の女性と歩く康太を目撃しーー? 次々と露呈していく康太の秘密に、ようこが取った行動とは!? ほか、結婚にトラウマ持ちの面食いエリートリーマン・4年交際した相手に突然フラれたアラサー女子など…。現役仲人ならではの、実話に基づくリアルなエピソードを盛り込んだ、「婚活」をめぐる男女の奮闘を描くオムニバスシリーズ、開幕!◆収録内容◆「婚活戦線~狩れ、そして磨け~」第1話~第6話※本作品は、電子書籍「婚活戦線~狩れ、そして磨け~」1~6巻を収録した単行本「婚活戦線~狩れ、そして磨け~上巻」の電子書籍版です。
  • 混色メランコリック
    完結
    4.2
    劣等感だらけの宮下に自信をくれたのは、陸上部のイケメン・西村。グラウンドの西村を、暗い美術室で恋心を吐き出すようにキャンバスに描く。気持ちはひた隠し。なのに、最悪のタイミングで、露呈してしまい…。他に、潔癖男子に振り回される世話妬き大学生、優等生に逆襲される見栄っぱり(実は童貞)など、馬鹿で青くて、けれど愛くるしい男子達が勢揃い!
  • 「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場
    3.7
    様々な原発報道において、なぜか盲点になっている場所がある。それが、青森県六ヶ所村の「使用済み核燃料再処理工場」だ。本格稼動すると「原発が一年で放出する放射能を1日で放出する」と言われるこの施設では、いくつものお粗末な欠陥が露呈し、しかも、直下には明らかに活断層が存在する。その危険性は、通常の原子力発電所の比ではない。本書は、それぞれの分野で「六ヶ所」にアプローチしてきた専門家たちの切実な訴えで構成される。このような施設を稼動させれば、日本のみならず地球全体に取り返しのつかない災厄をもたらすのである。【目次】はじめに 国を滅ぼす「自爆スイッチ」 明石昇二郎/第一章 「原子力後進国」日本の再処理工場が招く地球汚染の危機 小出裕章/第二章 シミュレーション「六ヶ所炎上」明石昇二郎 協力・小出裕章/第三章 核燃料サイクル基地は活断層の上に建っている 渡辺満久/第四章 再処理「延命」のため浮上した日本「核武装」論 明石昇二郎
  • サッカー守備戦術の教科書 超ゾーンディフェンス論
    3.7
    日本サッカー協会技術委員を務める、ゾーンディフェンスの パイオニアが正真正銘の守備メソッドを記した「超ゾーンディフェンス論」。 日本に足りない守備の哲学と基本理解。守備の戦術とセオリーを知れば、日本は世界で戦える。 Jリーグの監督として数々のチームを指揮し、守備組織の理論と構築のスペシャリストである 松田浩氏が、その守備メソッドと理論を徹底解説。現状の世界の守備のトレンドも解き明かしていく。 ゾーンディフェンスの理論と実践についても、Jリーグ監督時代に実際に使用していた対戦相手の分析ノートやトレーニングメニューを初公開。 サッカーファンのみならず、指導者やプレーヤーも必読の書。 【目次】 第一章 欧州の守備最前線 4-4-2ゾーンディフェンスは守備の型/ボールの位置、次に味方の位置で決まる守備位置/ 4-3-3の弱点が露呈したバルセロナ戦/バイエルンが見せた『ゲーゲンプレス』封じ 第二章 ゾーンディフェンスの衝撃 ゾーンディフェンスは相手がどう動こうが関係ない/水族館のイワシの群れがワッと動く動きが理想/ 選手全員が常に一個のボールに関わりながらボールホルダーに圧力をかける/ボールに迂闊に飛び込まない=ボクシング・ムーブメント 第三章 ゾーンディフェンスとは何か 守備の主導権を握るのはあくまで守備者/なぜ4-4-2なのか?/4-3-3や4-1-4-1の試行錯誤で見えたメリット・デメリット/ 飛び込まずにパスコースを限定する役割を担う第一線の守備/資料:各ポジションの役割 第四章 ゾーンディフェンス+ゲーム戦術 組織的堅守に不可欠なゲーム戦術/相手の時間と空間を奪う/規格外のタレントたちを止めるラインコントロール/ ドリブラーに対抗するための“くっつくDF”/特に危険な“クリティカルフェイズ”とは?/ クリアしたあと最終ラインはペナルティエリアまではあげる/セットプレーにおけるゾーンとマンツー。失点する確率が低いのは? 第五章 日本サッカーが強くなるために サッカーの本質とは激しいもの。ジャパンズウェイができたとき日本は強くなる/ 育成年代で押さえておきたい3対3のゾーンディフェンス/戦術的な柔軟性を身につけるには 付録1:ゾーンディフェンスのトレーニング集 付録2:松田浩の4-4-2
  • 殺人全書
    5.0
    バラバラ殺人、毒殺、古典的な紐による絞殺、自動車による轢殺、業務上過失致死……殺人行為は、この世に生きる人と人とのかかわりの極限状況を露呈する。同時に、人間が内に持つ、得体の知れない深淵をかいま見せ、時代と文明をも象徴してあらわすものである。小説、評論で活躍する著者が、人間と文明を考察した迫真の衝撃作。
  • サプライウェブ 次世代の商流・物流プラットフォーム
    4.0
    ●露呈したサプライチェーンの脆弱性 コロナ・ショックでは、改めてサプライチェーンの脆弱性が露呈された。まず中国での生産活動がストップすると、その部品を調達できなくなった先進国に影響が及んだ。続いて中国での生産活動が再開されると、今度は先進国がストップするという悪循環。日本国内でも、スーパーは品不足でも飲食業向けは商品が余るという非効率が生じた。 実のところ、東日本大震災や近年多発する集中豪雨でもサプライチェーンマネジメントの限界が見えていた。だましだまし対応してきたことが、今回のコロナ・ショックで全世界規模で暴発してしまったわけだ。 これを機に、サプライチェーンからサプライウェブの流れがますます進むだろう。本書ではそういった近未来を予測し、メーカーマネジメント層、物流会社等にその備えを促す。 ●サプライウェブとは 固定的な「チェーン=鎖」ではなく、不特定多数の調達先・納品先と自由につながることができる「ウェブ=クモの巣」へと進化することこそが、物流・商流のあるべき未来の姿といえるだろう。自動車業界で進んだ「脱モノ売り」、医薬品業界での「脱コモディティ」の動きが、さらに複雑となり、川上・川下の区別なく、最適な取引先を見つける流れがますます加速する。 次世代を見据えた戦略的な投資を実行し、その仕組みを構築できれば、サプライウェブプラットフォーマーとして飛躍的な成長を遂げることも可能になる。
  • さらば、欲望 資本主義の隘路をどう脱出するか
    4.0
    グローバリズムの矛盾が露呈し、新型コロナに襲われ、ついにはプーチンによる戦争が始まった。一体何が、この悪夢のような世界を生み出したのか―― 自由、人権、民主主義という「普遍的価値」を掲げた近代社会は、人間の無限の欲望を肯定する。欲望を原動力とする資本主義はグローバリズムとなり、国益をめぐる国家間の激しい競争に行き着いた。むき出しの「力」の前で、近代的価値はあまりに無力だ。隘路を脱するには、われわれの欲望のあり方を問い直すべきではないか。稀代の思想家による絶望と再生の現代文明論。
  • 市場主義のたそがれ 新自由主義の光と影
    4.0
    ベルリンの壁の崩壊後、世界を席巻した「市場主義」。だが、経済格差や環境破壊を引き起こすなど、欠陥を露呈している。本書では、市場主義の源流に位置するフリードマンの経済思想を、同時代の証言を交えて読み解き、その功罪を明らかにする。第二次大戦後、彼らが勢力を拡大した過程を辿る一方、アメリカの経済思想の多様さにも注意を促す。
  • 七人の証人 新装版
    3.5
    十津川警部は帰宅途中を襲われ、不覚にも誘拐されてしまう。彼が気付いたときには、不可思議な島にいた。島内にはある町の一角が、映画のセットのように忠実に作られていた。その島に連れてこられた十津川以外の者たちは、全員ある殺人事件の関係者だった。事件で有罪判決を受け、獄死した被告の父親が、無実を訴え続けた息子の無念を晴らすため、裁判で証言した証人七人に当時の証言を再現させると、証言の矛盾が露呈し、証人が殺される事態に。十津川は真実を見抜けるのか? 屈指の本格推理を新装版として刊行!
  • 週刊東洋経済臨時増刊 鉄道最前線2017
    -
    2017年はJRが発足して30周年を迎える年です。JR旅客6社、貨物、総研、システム、計9社のトップが30年間の総括や今後の戦略について語り尽くしました。 私鉄や航空がJR発足でどう変わったかも分析。ビジネスパーソン、鉄道ファンともにご満足いただける永久保存版です。 ●●目次●● ■JRの30年 JR各社トップが語る「過去・現在・未来」   東日本旅客鉄道社長●冨田哲郎 鉄道で街を元気にしたい   東海旅客鉄道社長●柘植康英 低い離職率こそ当社の強み   西日本旅客鉄道社長●来島達夫 「福知山線」が私の原点   九州旅客鉄道社長●青柳俊彦 「美しさ」の裏に技術あり   北海道旅客鉄道社長●島田 修 環境変化に目を背けていた   四国旅客鉄道社長●半井真司 四国新幹線は走って当然だ   日本貨物鉄道社長●田村修二 鉄道黒字化し、上場目指す   鉄道総合技術研究所理事長●熊谷則道 強みは人材と豊富な経験   鉄道情報システム社長●藤井和彰 列車予約を一手に担う ■生誕30年でどう変わった? JRの歴史と経営課題 ■ローカル線が直面した国鉄改革 切り離された路線の「その後」 ■国鉄改革はなぜ成功したのか ■JRが変えた大手私鉄の30年 ■新幹線vs.航空 30年の「激戦史」 ■「冬」に入る日本の鉄道業界 革新が生き残りの道 ■新分野に挑み続ける乗車券印刷の老舗 硬券の「技」で最先端へ ■地域復興の核となる公共交通機関 鉄路再建は次の段階に ■中国&ビッグスリー 変貌する世界の車両メーカー※ ■国とメーカーの連携不足が露呈 「オールジャパン」は掛け声だけ※ ■オープンアクセスで大競争時代に 欧州の鉄道会社※  (※は「東洋経済オンライン」掲載記事を加筆修正、再編集したものです。) 【Column】 ・「JRマーク」誕生の舞台裏 ・JR誕生直後の結束が生んだ「奇跡」 オリエント急行日本へ! ・ユーレイルパスで巡る3500キロの旅  4コマ漫画&編集後記
  • 週刊東洋経済臨時増刊 生保・損保特集 2020年版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【ご注意ください!】 ・本コンテンツは冊子版を電子化した大型電子雑誌です。ご利用いただく環境によっては、ダウンロードに時間がかかったり、一部ページの濃淡が明瞭でない場合がございますが、あらかじめご了承ください。 ・本コンテンツに社名や収録情報での検索機能はございません。巻頭の五十音順索引ページまたは本社所在地索引から、各社の掲載ページを探してください。 今年の「生保・損保特集号」は『コロナが問う保険業の存在価値』と題して、世界に蔓延している新型コロナウィルス感染症が、日本の生保・損保業界に与えた影響や、業務や働き方の変化などについて考察しています。 保険会社に与えた影響で最も大きいのは、従来のような「対面営業」が難しくなったことです。コロナへの感染拡大防止のため、人々の非対面・非接触ニーズが高まっています。対面販売が中心の保険会社にとっては、それはビジネスモデルの転換を迫られていることを意味します。 特に国内生命保険会社は営業職員チャネルが主軸であり、4~5月の緊急事態宣言下では新規の保険営業がほぼストップしました。 解決のカギとなるのは「デジタル技術の活用」です。多くの会社ではWeb会議システムによる非接触の保険営業の開始に加えて、非対面でのネット契約が可能なシステム構築に着手しています。 「特集I」では、生保の営業スタイルの改革と、デジタル営業浸透に向けた試行錯誤の様子を6ページの特集でリポートしています。 一方、損害保険会社は、生保会社以上にデジタル活用に積極的です。今回のコロナによってその動きが加速することは間違いありません。「特集II」では、3メガ損保のデジタル技術の現状とその可能性について、具体的な活用事例を交えながら紹介しています。 「特集III」は、生保・損保会社の合計の会社数をしのぐ、100社を超えて急成長中の少額短期保険事業者にスポットを当てました。急拡大するあまり、経営や事業活動における課題が露呈しています。大手生保会社グループによる少額短期保険事業者の買収事例など、ホットなトピックスも盛り込んで、計7ページの大特集です。
  • 焦熱の檻
    -
    見知らぬ男からの怪電話、悪質ないやがらせ…甘い新婚生活の幸福に浸っていた知子を突如、襲った正体不明の悪意。遂には強姦の魔手が知子を地獄に突き落とす。誰が、なぜ?嬲られつくした後、露呈する恐るべき真実!男たちの飽くなき暴力と、憎みつつ歓喜する女の妖しい業…白熱のハード・バイオレンス!

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  • [新書版]海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる
    3.5
    学生時代、英会話が大の苦手だったという著者。ところが、ソフトバンクに転職するやいなや、孫正義社長の秘書として海外出張への同行を命じられ、そこで英語ができないことがものの見事に露呈してしまう。唖然とする孫社長の表情を見て、「このままではクビになる」と感じた著者は一念発起し、「流暢に話せるわけではないのに、ネイティブとの交渉で絶対負けない」孫社長の英語を参考に勉強をスタート。その後、仕事に必要な英語だけを集中的に学習する独自のやり方で、「通訳なしで交渉ができるレベル」の英語をわずか1年でマスターした(しかも、孫正義社長の下で忙しく働きながら)。本書では、自らの実体験をもとに編み出した「最短最速の英語勉強法」を開陳。著者の勉強法は、一見ユニークだが、誰もが実践できるもの。英語学習に対する「不安」が「希望」に変わる1冊。※2014年11月に同名の単行本を発刊後、実際に英語を1年でマスターする人が続出! ベストセラー、待望の新書化。■1年でマスターするための「7つの戦略」 ●【戦略1】「自分に必要なのはどんな英語か」をまず明確にする ●【戦略2】スピーキングとヒアリングを集中的に鍛える ●【戦略3】単語は勉強しない ●【戦略4】言いたいこと一つにつき、覚える言い回しは一つだけ ●【戦略5】文法も勉強しない ●【戦略6】日常会話やスモールトークは後回し ●【戦略7】発音はあきらめる
  • 「自営型」で働く時代――ジョブ型雇用はもう古い!
    4.0
    【内容紹介】 自営業のように一人でまとまった仕事をこなす「自営型」呼ぶべき働き方は、生産性向上と人材不足対策の切り札になる! 「働き方改革」といえば数年前までは長時間労働の是正がメインテーマだったが、労働時間の短縮が急速に進んだ結果、主役の座はジョブ型の導入に移った感がある。ビジネスの世界でも、「日本の伝統的なメンバーシップ型から欧米式のジョブ型へ」というフレーズが、あたかも既定路線のように独り歩きしている。 しかし冷静に考えれば日本式のメンバーシップ型か、欧米式のジョブ型かという単純な二項対立図式が、いかに現実をとらえる視線をゆがめているかがわかるはずだ。たとえば日本人労働者のほぼ四割を占めるパート、アルバイト、派遣といった非正規従業員はメンバーシップ型よりジョブ型雇用に近いし、欧米企業でも上級管理職は「ジョブ」というより「ミッション」に基づいて仕事をする。ついでにいえばアルバイトやインターネット経由で単発の仕事を請け負うギグワーカーの労働条件を見たら、ジョブ型の未来が必ずしもバラ色でないことは容易に想像できるだろう。 ビジネスや労働の世界では、新たな第三の働き方が静かに、しかし急速に広がっている。そして企業の経営者も、働く人々も、めざしている視線の先はそちらを向いている。雇用かフリーランスか、言い換えれば組織に属しているか否かにかかわらず、半ば自営業のようにある程度まとまった仕事を一人でこなす「自営型」と呼ぶべき働き方である。 本書では新たな働き方のモデルとして、なぜジョブ型ではなく「自営型」なのか、自営型の絶対的な優位性はどこにあるのか、その恩恵を企業、個人、社会が得るには何を、どう変えていくべきかについて、具体的な事例やデータを盛り込みながら解説していく。 【著者紹介】 [著]太田 肇(おおた・はじめ) 経済学博士。同志社大学政策学部教授(大学院総合政策科学研究科教授を兼任)。 兵庫県出身。日本における組織論の第一人者として著作のほか、マスコミでの発言、講演なども積極的にこなす。また猫との暮らしがNHKで紹介されるなど、愛猫家としても知られる。近著は、『何もしないほうが得な日本 ― 社会に広がる「消極的利己主義」の構造』(PHP新書、二〇二二年)、『日本人の承認欲求 ― テレワークがさらした深層』(新潮新書、二〇二二年)、『同調圧力の正体』(PHP新書、二〇二一年)、『「承認欲求」の呪縛』(新潮新書、二〇一九年)。著書の文章は大学入試問題などに頻出。 『プロフェッショナルと組織』で組織学会賞、『仕事人と組織 ― インフラ型への企業革新』で経営科学文献賞、『ベンチャー企業の「仕事」』で中小企業研究奨励賞本賞を受賞。ほかに著書三〇冊以上。 【目次抜粋】 第一章 日本企業の病根はどこに? 01コロナ禍、IT化で露呈した日本企業の「弱み」 02日本低迷の原因は共同体型組織にある 第二章 ジョブ型への幻想 01救世主登場? 02立ちはだかる厚い壁 03ジョブ型は時代遅れ? 第三章 自営型という新たな選択肢 01自営業復活の追い風 02雇用と自営が地続きに 03組織はインフラに 第四章 台頭する自営型社員 01「職人」への回帰 02分業制から「一気通貫制」へ 第五章 日本企業の「強み」とは何か 01日本的経営の「捨てる」顔と、「生かす」顔 02知的熟練論、知識創造論、擦り合わせ論の着眼点 第六章 自営型でこそ生かせる日本の「強み」 01集団作業の限界を超える――「統合された知」の発揮 02「やる気の天井」を破る――意欲が飛躍的に高まる理由 03幸福度四七位からの逆転を 第七章 “ジャパンアズナンバーワン”の復活へ 01「後発者の優位」を生かす 02「社内」最適から「社会」最適へ 03「自営型社会」のモデルは足下に
  • 自衛隊が危ない(小学館101新書)
    3.3
    これが巨大軍事組織・自衛隊の「歪み」だ。 発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。足かけ15年、1000人を超える陸海空自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。
  • 自分を鍛える道 ―沈黙の声を聞き、本物の智慧を得る―
    4.0
    すべては、真実のために。 世界の人びとの幸福のために。 著作シリーズついに 3000書! 1985年の第一作から37年―― いま、世界165ヵ国(40言語)に 愛読者がひろがっています。 私たちの周りには、 世紀末的現象が あふれ返っている。 乗り切るには、 智慧を磨くしかない。 世界のコロナ・パンデミック、 ロシア―ウクライナ戦争、 そして新たな世界大戦と さらなる大恐慌の危機…… 混沌と崩壊が加速する世界を 私たちはどう生きるべきか。 霊的な自分にめざめる秘密から、 知的生産性を高める秘訣まで。 時代が急速に変化したとしても 決して変わることのない 人生の真理が、この一冊に結晶。 時代を読む。原点に還る。 本質をつかむ。 ◇精読と多読の両立――  成功者の読書法 ◇なぜ知識を学び続ける  必要があるのか ◇若い人が才能を生かす  ために知るべきこと ◇自分の仕事年齢を  伸ばしていく努力を ◇日本経済と世界情勢の  今後の動向を読む ◇コロナで露呈した現代の  医学信仰の限界 ◇神なき民主主義の  危険性とは何か ◇古典を読み直す――  人類の叡智を学ぶ ◇霊的なものを知ることの  大切さとその難しさ ◇天上界からの  インスピレーションを  得るために ◇霊の声や霊現象に  振り回されない知性を磨く ◇天狗になる人と  天使になる人の違いとは
  • ジャーナリズムの役割は空気を壊すこと
    5.0
    ジャーナリズムの劣化はその国の劣化を意味する。新型コロナの非常事態宣言下での東京五輪強行は、危惧された通り感染爆発と医療崩壊を招いた。当初から問題に塗(まみ)れたこの五輪を批判しきれず空気に迎合した大手メディアは、日本のジャーナリズムの限界を象徴的に露呈した。原発事故、森友加計、公文書改竄等、未解決のまま忘れ去られる問題が堆積する現状は権力監視の役割を果たせないメディアの追認の結果だ。本書は映画「i-新聞記者ドキュメント-」の森達也と望月衣塑子が安倍・菅時代のメディア状況を総括。一方向に暴走する「空気」の壊し方、ジャーナリズムの役割と復活の方途を語りあう。 「この国のメディアはおかしい。 ジャーナリズムが機能していない。 そんな言葉を日常的に見聞きするようになってから、 もう何年が過ぎただろう」森達也 「“鉄壁”という菅(義偉)氏の幻想を創ったのはメディアにほかならない。 もっと強い言い方をすれば、 菅首相を生み出した“共犯”でもある。 菅氏は、市民の命を預けられるような人ではなかった。 メディアの責任は重い」望月衣塑子
  • 自由主義の危機―国際秩序と日本
    -
    過去70年間、日本はアメリカ主導の自由で開かれた国際秩序から、最も利益を得てきた国の一つである。中国も1970年代以降、この秩序の最大の受益国の一つに加わり、数億人の市民を貧困から救い出すことができた。  アジア太平洋地域の発展を支えた、このような自由で開かれた国際秩序とは、アメリカが保証するハードパワーを背景に、開かれた形で国家間の関係を治める一連のルール、規範、そして制度をいう。それは安全保障秩序、経済秩序、人権秩序という三つの柱から構成される。ところがアメリカのトランプ政権はこの秩序を自ら破壊しつつあり、それは国際秩序をめぐって日本が抱える根本的なジレンマを露呈させることになった。  本書は、安倍政権下の政策を分析・評価し、政治的・社会経済的な制約を考慮しつつ、アジア太平洋地域における自由で開かれた国際秩序を守り、 それを改革するために日本はどうすべきかを提案する。
  • 自由の奪還 全体主義、非科学の暴走を止められるか
    4.0
    ●コロナ禍で揺らぐ民主主義、デジタル化で広がる経済格差…… ●「社会の分断」に対処し、信頼ある社会を築くことができるか? ●世界の知性9人が説く「自由と民主を取り戻す」ための提言! 新型コロナウイルスは、民主主義国家における政治指導者たちのリーダーシップの欠如を容赦なく露呈させ、同時に、デジタル経済の発展と絡むかたちで、世界の格差拡大を著しく助長した。さらには「個」の孤立が新たな不安を引き起こし、巷には陰謀論の数々があふれた。インターネットやSNSでいくらつながっていても、それだけでは「信頼感のある社会」を築くのは難しい。これから人類は、国際的連携や信頼ある社会を、どのように取り戻していくべきだろうか? 本書は、国際ジャーナリスト・大野和基氏が9人の「世界の知性」に、「自由と民主の危機」の解決のヒントを訊ねた論考集である。多様な背景を持つ彼ら彼女らの最先端の知見には、我々が未来への希望や目的を失わないようにするための答えがあるはずだ。 【著者】アンデシュ・ハンセン、ロルフ・ドベリ、ジャック・アタリ、ネイサン・シュナイダー、ダニエル・コーエン、ダグラス・マレー、サミュエル・ウーリー、ターリ・シャーロット、スティーヴン・マーフィ重松 【インタビュー・編】大野和基(敬称略)
  • 上品な人、下品な人
    3.6
    集合写真では、いつもちゃっかり中央にいる。タクシーに同乗しても、料金は一切負担しない。仕事の責任は逃れて、手柄だけはしっかり奪う。会社の利益ばかり強調する。「自慢じゃないが……」と言って自慢する。「ちょっとだけ……」と言って平気でプライバシーを侵害する。偉い人に挨拶をする姿を周囲に見せつける。電車やレストランなど、人前で化粧をする。異性をジロジロみる。若者に説教をしたがる。取ってつけたような一点豪華主義ファッション。試食の「はしご」をする。フランス料理店で「おしぼり」を注文する。目一杯おしゃれをしても、足下で「はしたなさ」が露呈する。品よく振る舞っていても、つい、いつもの癖が出て、傍からは下品に映ってしまう。あなたの周りにもそんな「裸の王様」がいるだろう。本書は、ビジネスから恋愛まで、巷にあふれる無作法の実例を挙げつつ、気品ある振る舞い方を考察。人のふり見て我がふり直すための気品学。

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  • 「人権」がわからない政治家たち
    -
    1巻1,430円 (税込)
    「憲法とは国の目指す形を明示するものだが、何よりも権力者を統制するもの」――-。 いま、この民主主義国家、法治国家の基本原則があからさまな形で破壊されつつある。明らかな不法を指摘されても、平然と嘘をつき居直る政治家。その嘘を「忖度」し、あろうことか公文書を改ざん、あるいは隠匿しても「知らぬ、存ぜぬ」を貫き通し、さらにその嘘が露呈しても何ら恥じることのない官僚たち。そして、新たに事実が明かされた政治家、その家族と官僚との不法な関係……。また、コロナ禍によって国民の健康が脅かされている現状にも的確な対応ができていない政治……。日本憲法ではっきりと定められた「国民主権」はいったいどこへ行ってしまったのか。 こうした現状を前に、第一線の憲法学者である慶應義塾大学名誉教授小林節氏は、「法とは何か」を明快な論理で解き明かしながら、現在の劣化した政治家・官僚の欺瞞性、不当性を暴き出し続けてきた。 本書は、2017年7月から2021年4月まで、小林節氏が『日刊ゲンダイ』の連載記事「小林節が斬る!」において展開してきた主張に、大幅な増補を加え、単行本として編集したものである。 1. 無知と矛盾に満ち溢れた自民党の改憲論 2. うやむやのまま放置された森友・加計、そして「桜を見る会」 3. 表現の自由、性差別問題、カジノ問題、日本学術会議問題の本質的理解を欠いた政治家たち 4. 対抗勢力として機能しない野党 5. 安倍政権が残した間違いだらけの「自衛隊加憲論」 6. 主権者として知っておくべき憲法の基礎知識 ●なぜ、安倍氏は平然と嘘をつくのか? ●「教育勅語」の活用など、正気の沙汰ではない ●「大学の自治」を理解しない自民党文科族議員 ●嘘の改憲キャンペーンをやっている自民党 ●「改憲派」の嘘と無知 ●「国民主権」か「国家主権」か? ●安倍前首相の的外れな憲法論 ●嘘と矛盾の自民党「9条改憲」提案 ●国会には疑惑を究明する義務がある ●まずは現行憲法を守ってから言え ●大相撲の女人禁制は憲法違反ではないか ●「セクハラ罪はない」という大きな勘違い ●教員の「良心の自由」を委縮させる最高裁判決 ●記者は紛れもなく「主権者国民」の代表だ ●憲法が要求している2人の障害者議員の公費支援 ●政治家も宗教家も「政教分離」の意味がわかっていない ●自由と民主主義に反する「日の丸損壊罪」 ●「議員の世襲は当然だ」の不当性 ●民主主義国家は連帯して中国をいさめるべき ●まったく理解されていない「文民統制」 ●「LGBT支援は必要ない」という暴論 ●表現の自由を理解できない「嫌『反日』」論者 ●学問の自由がわからない菅首相 ●横浜市のカジノ誘致は憲法違反だ ●「記憶にない」は自白と同様である
  • 人口減少時代の土地問題 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ
    4.1
    持ち主の居所や生死が判明しない土地の「所有者不明化」。この問題が農村から都市に広がっている。空き家、耕作放棄地問題の本質であり、人口増前提だった日本の土地制度の矛盾の露呈だ。過疎化、面倒な手続き、地価の下落による相続放棄、国・自治体の受け取り拒否などで急増している。本書はその実情から、相続・登記など問題の根源、行政の解決断念の実態までを描く。 はしがき 第1章 「誰の土地かわからない」――なぜいま土地問題なのか 1 空き家問題の根源――森林・農村から都市へ 2 なぜ管理を、権利を放置するのか 3 法の死角――あいまいな管轄、面倒な手続き 4 下落する土地の価値――少子・高齢化、相続の増加 第2章 日本全土への拡大――全国888自治体への調査は何を語るか 1 死亡者課税による“回避”――災害とは無関係の現実 2 相続未登記、相続放棄の増加――土地に対する意識の変化 3 行政の解決断念――費用対効果が見込めない 第3章 なぜ「所有者不明化」が起きるのか 1 地籍調査、不動産登記制度の限界 2 強い所有権と「土地神話」の呪縛――人口増時代の“遺物” 3 先進諸外国から遅れた現実――仏、独、韓国、台湾との比較  第4章 解決の糸口はあるのか――人口減少時代の土地のあり方 1 相続時の拡大を防げるか――難しい法改正と義務化 2 土地希望者を探せるか――管理・権利の放置対策 3 「過少利用」の見直しを――新しい土地継承のあり方  参考文献  あとがき
  • スーパーGT公式ガイドブック 2020-2021 総集編
    値引き
    -
    RAYBRIG NSX-GT 不屈の最速魂。 GT500 Champion Car Gallery│RAYBRIG NSX-GT “GENUINE BLUE” 目次 GT500 SEASON REVIEW“ UNUSUAL”「稀に見る混戦」の分岐点  HONDA「KEIHINに倣え」  TOYOTA「露呈した弱点」  NISSAN「意地の2勝」 GT500 Champion Interview 満足感にあふれて。──山本尚貴  戸惑いと喜びと。──牧野任祐 GT500“CLASS1+α”First Impact. 極限で、交わる個性。  NSX│初の土俵で、綱取りの大金星  Supra│“初モノ尽くし”の、わずかな綻び  GT-R│1点突破型の、性格俳優 GT300 SEASON REVIEW No Speed, No Title. The Hearts of GT300 Monsters GT300参戦車種エンジンルーム総覧 GT500 ALL TEAM SEASON REVIEW S-GT“Track & Field” 今季達成された記録 GT300 ALL TEAM SEASON REVIEW 2020 レースレポート&リザルト SUPER GT INFORMATION 読者プレゼント 2021年のスーパーGT 特別付録 A1サイズ特大ポスター RAYBRIG NSX-GT 裏表紙

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  • [図解]海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる
    3.5
    シリーズ累計7万部突破のベストセラー、待望の図解版! 学生時代、英会話が大の苦手だったという著者。ところが、ソフトバンクに転職するやいなや、孫正義社長の秘書として海外出張への同行を命じられ、そこで英語ができないことがものの見事に露呈してしまう。唖然とする孫社長の表情を見て、「このままではクビになる」と感じた著者は一念発起し、「流暢に話せるわけではないのに、ネイティブとの交渉で絶対負けない」孫社長の英語を参考に勉強をスタート。その後、仕事に必要な英語だけを集中的に学習する独自のやり方で、「通訳なしで交渉ができるレベル」の英語をわずか1年でマスターした(しかも、孫正義社長の下で忙しく働きながら)。本書では、自らの実体験をもとに編み出した「最短最速の英語勉強法」を開陳。著者の勉強法は、一見ユニークだが、誰もが実践できるもの。実際、本書のメソッドを実践し、本当に英語を1年でマスターした人が続々出てきている。英語学習に対する「不安」が「希望」に変わる1冊。
  • 【政界・新リーダー論(2)】吉村知事が打ち出した「大阪モデル」誕生の秘密【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.199】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■政府の判断を待たずに大阪府独自の自粛解除基準を公開 ■豊洲移転問題、原発問題でも露呈した「専門家の使い方」の問題点 ■吉村知事の思考パターン:獲得目標を1ないし数点に絞り込む ■政府と新型コロナ専門家会議の「押し問答」 <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 接待は3分 仕事ができる人のもてなし術
    4.0
    得意先に媚びを売り、高級店で派手に騒ぐのが接待じゃない。酒の席を借りたセールス、プレゼン、そして情報収集が真のねらいだ。その目的を果たすためには、相手をどう誘い、どんな店に連れていき、いかなる会話をするのが効果的なのか。あなたの素顔や日ごろの生活ぶりがはからずも露呈する。いっしょに仕事をしたいかしたくないか、3分もあれば相手は判断するのだ。「騒がしい店は意外と使える」「家族についての質問はやめる」「二次会はメンバーを分ける」――。達人たちに学ぶ、相手の心を一瞬でつかむ作法。 【達人たちのもてなし術】コース料理は手抜き料理⇒注文のポイント 食べているときはバカになる⇒酒席のポイント 大切な場面では目立つ色の「勝負服」⇒身だしなみのポイント 相手が聞きたいことを話す⇒話し方のポイント 同席する日本人も理解できるように話す⇒英会話のポイント ゴルフは人間を丸裸にする⇒接待ゴルフのポイントetc.
  • 総孤独社会―週刊東洋経済eビジネス新書No.447
    -
    一人暮らし世帯が4割に迫ろうとする今、頼れる人のいない孤立状態に、あなたの親・子・同僚など、誰もが陥りかねない。とりわけ病気や離婚、失職をきっかけに、相談相手がいない働き盛りの「超孤独」に、ある日突然陥るかもしれない。役職定年世代の50代、コロナ禍で生活困窮が露呈した中高年女性、過度な気遣いで疲弊するZ世代など、「総孤独」ともいえる日本社会の現実から「成年後見人」の巧妙な罠、家事や介護に縛られる20代・30代「若者ケアラー」の実態を追った。 本誌は『週刊東洋経済』2022年11月26日号掲載の32ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。
  • 台湾有事は日本有事 日本がいま、すべきこと【特別版】
    -
    【WedgeONLINE PREMIUM】 台湾有事は日本有事 日本がいま、すべきこと【特別版】 台湾有事は即、日本有事となるが、わが国の備えは極めて脆弱だ。台湾有事のシミュレーションから得られた教訓などを基に、日本の備えや日米同盟強化のための道筋を示す。 月刊誌『Wedge』WEDGE_SPECIAL_OPINION「台湾有事は日本有事 もはや他人事ではいられない」(2021年 11月号、10月20日発売)、「台湾統一を目論む中国 「有事」の日に日本は備えよ」(22年11月号、10月20日発売)、「台湾有事に備えるために 日本に必須の“新発想”と“多様性”」 (23年11月号、10月20日発売)の記事をまとめた特別版です。 WEDGE_SPECIAL_OPINION 台湾有事は日本有事 もはや他人事ではいられない  PART1 いつか必ず訪れる台湾海峡危機 日本は覚悟と備えを持て(武居智久・日本戦略研究フォーラム顧問) PART2 高まる軍事的脅威 「政治の不作為」断つ処方箋とは(勝股秀通・日本大学危機管理学部教授) PART3 法の限界は明らか 「国民保護」に本気で取り組め(中林啓修・国士舘大学防災/救急救助総合研究所准教授) 台湾統一を目論む中国 「有事」の日に日本は備えよ 【INTRODUCTION】中国は米国の最大挑戦者 日本に必要な「拒否的抑止力」(小谷哲男・明海大学外国語学部 教授) 【PART 1】無駄にする時間はない 日米は同盟強化へ手を尽くせ(エルブリッジ・コルビー 元米国防副次官補) 【PART 2】行き詰まる習近平の台湾政策 台湾海峡危機で改めて露呈(飯田将史・防衛省防衛研究所 米欧ロシア研究室長) 【PART 3】台湾有事は絵空事ではない 備えの構築が急務な日本(尾上定正・日本戦略研究フォーラム<JFSS> 政策提言委員) 台湾有事に備えるために 日本に必須の“新発想”と“多様性” 【PART 1】 日本の想定、ここが足りない 島国ゆえの「脆弱性」直視を(渡邊剛次郎 元海将・元横須賀地方総監・日本戦略研究フォーラム 政策提言委員) 【PART 2】 有事における邦人輸送は至難 「政府公船」活用に解を見出せ(武居智久 日本戦略研究フォーラム 顧問) 【PART 3】 感情的な中国脅威論やめ “正しく恐れる”ために必要な視点(量産型カスタム氏 技術者・研究者・ハッカー)
  • 【デジタルオリジナル】竹内薫×谷本真由美 対談 AI時代はシープルにならず好きなことで生きていく子育てがベスト
    -
    親の子供時代の常識は通じない。今、本当に受けたい教育って何だろう。英国在住の日本人有名ツイッタラー「めいろま」こと谷本真由美氏とバイリンガルスクールの名校長が語り合う。『みにろま君とサバイバル 世界の子どもと教育の実態を日本人は何も知らない』記念対談。 ■目次 子供が生まれて初めて見えたこと、考えたこと/学校のカオス化、親のモンスター化/考えるためのスキルがアウトプット型教育の支え/コロナで露呈した海外の絶望的格差/多言語教育で大事なことは家族の自覚/クリエーションの喜びを子供から引き出す/ゲームは禁止すべきか、推奨すべきか/レールを降りて好きなように道をつくる/体を動かすことでいろんな理に気づいていく 本作品は電子版のみでの配信となります。
  • 多数決を疑う 社会的選択理論とは何か
    4.2
    選挙の正統性が保たれないとき、統治の根幹が揺らぎはじめる。選挙制度の欠陥と綻びが露呈する現在の日本。多数決は本当に国民の意思を適切に反映しているのか? 本書では社会的選択理論の視点から、人びとの意思をよりよく集約できる選び方について考える。多数決に代わるルールは、果たしてあるのだろうか。

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  • 大名廃業
    4.0
    泰平の世を過ごした江戸時代のお殿様は、世襲が前提。戦国大名のように弱肉強食、食うか食われるかの日々を送ったわけではない――。 しかしだからといって、身分が保証されたわけではなかった。幕府の意向に沿わなければ身分を突然剥奪され、下手をすれば命を失うこともあった! 怨恨のあるお殿様を殺害して身分剥奪、領民が江戸に押しかけてトラブルが露呈、お家断絶の原因になりかねないと家臣に閉じ込められたお殿様、親族大名や幕府も巻き込んで、お家存続をはかろうとする人々……。 大名としての身分・地位を失った様々な事例――大名廃業に注目して、お家存続をめぐる諸勢力の思惑や隠れた慣行に迫る。
  • 誰にも内緒のアレやソレ(単話版) 【前編】
    完結
    -
    干物OLと社内の王子様は秘密の恋進展中♪ 南崎拓哉と小沢沙織は社内で成績トップの息ピッタリパートナー。 会社には秘密だけど実は私生活でも現在同棲中の結婚秒読みカップルだったりする! そんな公私ともに順風満帆なふたりのはずだけど、悩みもあるらしくて…。 早く会社でふたりの関係を周知の仲にしたい拓哉と、自分の干物っぷりを露呈してしまうこと恐れて皆に知らせることを渋る沙織…。 そんなある日、ふたりのことを何も知らない同僚に沙織が告白されてしまったことをきっかけに、ふたりの関係が思わぬ方向へ…!? ※この作品は「無敵恋愛Sgirl 2021年1月号」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
  • 知事の虚と実
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新型コロナウイルス感染症の拡大で、都道府県知事の存在がクローズアップされている。緊急事態宣言下では休業要請などをめぐり国と地方の役割分担の曖昧さが露呈し、さまざまな論議を呼んだ。“自治体格差”を生んだ、独自の緊急事態宣言、PCR検査、警報基準設定などの施策は知事のパフォーマンスなのか、それとも地方自治の原点回帰なのか……。 ※『中央公論』2020年8月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 (電子版通巻102号) 【目次】 《「首長格差」に迫る》 ①神奈川県 国、県、市町村の曖昧な関係を正せ 小池・吉村両知事のように国を批判すれば済むのか 黒岩祐治 ②鳥取県 目立たず、地味に一歩一歩 感染症対策にパフォーマンスはいらない 平井伸治 ○取材を終えて 国の「政治主導」、地方の「政治主導」 砂原庸介 ●地方分権改革に逆行する首長のコロナ対応 「社長」が自らを「中間管理職」に貶めるな 片山善博 ●データで読み解く感染症対策 保健・医療体制、コロナ対応の47都道府県格差 曽我謙悟 ●吉村大阪府知事の高評価は維新支持を牽引するか 善教将大 ●経済再生大臣に迫る 国と自治体の役割の違いとは? コロナ第一波の総点検 総力あげて第二波に備えよ 西村康稔×〔聞き手〕田原総一朗 ●出でよ「乱暴」なリスクテイカー 冨山和彦
  • 父・安倍晋太郎は語る
    -
    息子へ。そして日本の政治へ。 この国の未来のために、贈る言葉。 天上界の父は、現在の安倍首相と政治の行方をどう見ているのか? アベノミクスの成否と率直な評価は? 消費増税の真の目的は福祉の他にある? 中国やロシア情勢分析と外交アドバイス 香港「雨傘革命」で露呈した中国の脅威 これからアジアで日本が果たすべき役割とは
  • 地方都市の持続可能性 ──「東京ひとり勝ち」を超えて
    3.5
    地方分権の声も虚しく現在の日本は東京ひとり勝ちである。人口データを見ても経済力を見ても、明らかなこの状況、しかしこのままでは行き着く先は共倒れしかない。市町村合併といった具体策も実行されたが、むしろその副作用が露呈した。少子高齢化と長期低迷の時代、地方は衰退するしかないのか? 公共政策に精通する研究者が、全国各都市の栄枯盛衰を人口・産業・競争関係などから俯瞰し、さらに道州制や首都機能移転など、これまでの議論を整理。一風変わった視点から暗い将来像を振り払い、地方が生き残る条件を再検討する。
  • 中国経済の危うい実態(WEDGEセレクション No.22)
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    【WEDGEセレクション No.22】 不動産バブルの崩壊から環境汚染の深刻化まで、中国経済が抱えている破綻リスクを、徹底的に分析する。 ※本書はウェブマガジン「WEDGE Infinity」で2013年5月から2014年2月までに掲載された記事を電子書籍化したものです。電子書籍化に際し、一部加筆・修正を加えております。 ◆中国経済転落の可能性/岡崎研究所 ◆上海株急落で露呈した 中国経済の深刻な「歪み」/石平 ◆中国バブル崩壊序章 習近平政権「袋小路」 引きずられる韓国/WEDGE編集部 ◆多発する暴力事件に経済の凋落 深まる中国の混乱/石平 ◆米国の不動産買い漁る地下銀行マネー その額年1兆円超/富坂聰 ◆空気汚染より深刻な中国の“水”問題/富坂聰 <著者プロフィール> 富坂聰(とみさか・さとし) 1964年、愛知県生まれ。北京大学中文系に留学したのち、豊富な人脈を活かした中国のインサイドリポートを続ける。著書に『苛立つ中国』(文春文庫)、『中国という大難』(新潮社)、『中国官僚覆面座談会』(小学館)、『チャイニーズ・パズル―地方から読み解く中国・習近平体制』(ウェッジ)などがある。 石 平(せき・へい) 1962年、中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒業。1988年に来日。神戸大学文化学研究科博士課程修了。2002年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を著して以来、評論活動へ。近著に『私はなぜ「中国」を捨てたのか』(ワック)『日中をダメにした9人の政治家』(ベストセラーズ)などがある。

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