お金2.0で有名な著者の最新本です!
久しぶりにとんでもない良本!!!!
メモが止まりませんでした…!!!
以下ネタバレ含みます!
いい本なのでネタバレ要約読む前に、
ぜひ本を読んでみてほしいです!
〆
一昔前のような根性論のストイックではなく、
かといってがんばらなくていいのだ自然体で行こうというわけでもなく、
いわゆる「ゴール」を達成したあとも燃え尽きずに継続できる程度の「ゆるストイック」を続けようという本です。
昔と違って「人に口出ししない」という風潮がますます強くなっている現代で自分を律する能力の必要性が高まっている。
→今後どんどん怠惰な人が多くなる。かといって努力して成功した人が燃え尽きて自滅するような生き方もしたくないので、無理せず楽しんで継続できる程度の努力が大事。
色々な価値観の破壊も書いてくれてます。
・「努力は報われる」「正義は勝つ」などの公正世界は仮説だと理解する。
→この考えに囚われすぎると「なぜ自分は報われないのか」「なぜあんな人が評価されるのか」という自己否定や他者への不満が募る。しかし「努力と報酬は比例する」時代は昔の話で、技術革新の現代はそうじゃなくなっている。努力は必ずしも報われるわけではないことをきちんと理解する。
・ロジカルシンキング信仰には限界があることを理解する。
→あくまでも見えてる情報から判断した「限定合理性」であることを理解すべし。情報への理解度や知識によっても導く答えは変わり、状況によっても答えは変わり、運や環境によっても要素が変わるので、ロジカルシンキングは意思決定の「正確さ」を保証するものではない。物事や人間は合理に基づいて動いてるとも限らず、多少の非合理を受け入れた上で判断する方がよい。
・自分がコントロールできないことに焦点を当てない。
→職場での人間関係、景気、戦争、事件、予測不能な出来事etc…気を取られるのはわかるけど「自分が今できること」に集中する。
・どんな成功にもたまたまの部分がある。
→成功を個人の能力が示す成果物だと思いすぎない。
・人々は論理より物語を好む。
・需要に飛び付いてはいけない。
→好きでも得意でもない分野で「需要」だけに飛びつくと心から楽しんでいる人と比べて結果に差が出る。あとうまくいかなかった時、人生に何も残らなくなる危険がある。
・「こうすれば人生は安泰」という正解がある昭和の方が歴史的な見れば稀であり、正解のない現代は通常の世界に戻っただけだと理解する。
・「わからないものはわからない」を受け入れる。
→科学の発展により「考えれば理解できる」「わからないものをそのままにしておくことが許されない」という風潮が強まったが、予測不能の事態や、運としか言いようがないことはいくらでもある。
・本当にできないことは現在の自分に思いつきもしないこと。「これはできなそう」と考えることは、実は射程圏内。大きな目標を掲げずにまずはできることからちょっとずつコツコツ毎日続ける。
・格差社会が広がり二極化している。「正しさ」も状況によって「どちらも正しい」になりうる。複数の真実が存在することを受け入れる。
・自分の視点だけで他者の行動を評価してはいけない。例えばギャンブルが趣味で毎回負けている人が非合理だとは限らない。楽しくてストレス発散できる遊びだったら、本人にとっては合理性がある。
→世界全体に対する最適と、個人にとっての最適の違いを分けて考える。
以上!!
本当はもっと色々書きたいけど、アドラー心理学をわかりやすく具体的に書いたような内容ですね。
自分に変えられないものに必死にならず、今できることを淡々とやる。自分が好きなことを楽しみながらコツコツ続ける。
そのために固定観念を捨てて柔軟さを手に入れる必要がある。ってことだと思った
頑張ってみよー!