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Posted by ブクログ
現代社会を分析しながら、自己の在り方をレベルアップしたい人への良書。
「メタ思考」と似てる部分がたくさんあり、
経営者や成功者として今現在を生きたい人の1冊。
キーワードは、正解がない世界のなかで「自己発見と好きなことへの研鑽、柔軟性のある考え方」といったところか。
あとがきが印象的で、この思いの筆者が書いた本というだけで、読む価値はあるのではないかと思う。
「がんばらなくてもいいだよ、と発信する人は、逃げ帰る場所があり頼れる日がいて恵まれた環境がある。彼らは甘い言葉の責任は一切取ってくれない。
逃げ帰る場所がない人はたくさんいて、その方が多い。この本はそんな人たちに書いた」
この内容を、どうやって消化して、自分のものにしていくか、だな。
第1章 時代がゆるストイックを求めている
・意識高い系でもなく低い系でもない、その中間
・先進国の中流層が消滅
・格差は拡大しつづける
・格差社会の閉塞感
・個人が多面的になってきた。指導は教える方のコスパが悪くなってきたなかで、黙々と自分で積み上げる。
第2章 ゆるストイックの心の準備
★真っ先にやらないといけないのは、古い価値観・固定観念を「忘れること」
1公正世界仮説
努力が報われるわけではない
2被害者意識
周りのせいにせず、自分ができることを考える
3自己責任論
元々は権力者にとって都合のいいルール。自己と他者、環境の影響も冷静に見極める
4ゼロリスク思考
VUCAの時代
変動性、不確実性、複雑性、曖昧性
リスクは前提の時代。小さなリスクを取りながら、小 刻みにトライアンドエラー
5ゼロ失敗思考
失敗に慣れ受け入れる。挑戦の気持ちを忘れない
6ロジカルシンキング信仰
限定的合理性。全てを見通すことは難しく、変化の予測も難しいと理解
★自分がコントロール出来ないことに焦点をあてない
★「世の中がこうあって欲しい」願望と
「世の中がどう動いているか」現実を混同しない
★正しさのワナにハマらない。たった1つの要因に依存しない柔軟な思考が必要
第3章「世の中の仕組み」をゆるく理解する
・成功を支配するのは才能ではなく運
・自分は、自分自身と環境が作り上げる共同作品
・成功は、環境が作り出す現象。どんな成功にもたまたまが含まれる
・成功の要素は「独自性(常識から少しズレたもの、新しさと懐かしさを組み合わせる)」×「タダ乗り(存在している基盤を最大限に活用する)」
・独自性をストイックに追求し、基盤をゆるくフル活用
・人は理論(ロジック)よりも物語を好む傾向がある。
第4章ゆるストイックに過ごす方法
・自分が活躍したできるほどのニッチな領域に絞り込む
・「好き」と「得意」を軸にニッチを探す。周りから褒められるが、自分にとっては楽にこなせること。
・好き➝得意➝需要
・才能と運が支配する世界では、「自分に配られたカードを知る」「活動に没頭する」「柔軟に変化し続ける」
・世界には正解がないのが当たり前。分からないものは分からない、
・日々の取り組みを楽しむためには、あらゆることをゲーム化する
・脳をハックしてストレスを解消する。紙に書く、声に出して読む➝問題は外に出した
第5章ゆるストイックを持続するコツ
・ゆるストイックは、「自力での成長」と「環境の助けを借りる柔軟さ」の両立
・因果にとらわれず、ランダムな出来事を自然なものとして受け入れる
・試行回数を増やし運のいい人になる
・運がいい人は「好きなことに没頭するタイプ」「深く考えず行動するタイプ」「戦略的に試行をこなすタイプ」
・運の悪い人から脱するためには「失敗=無能」という固定観念から抜け出す。失敗したくない人は、自分が無能であることを証明したくない恐怖
・完璧主義を手放して80%の完成度を目指す
★自分と環境に向き合うメンテナンス時間を意識的に作る。日記や毎日を評価するのもひとつの方法。
★複数のコミュニティに属して、リアルなつながりを持つ
★意志に頼らず、習慣に頼る。新しいことに挑戦すること自体を習慣にしてしまう。
・ゆるさとは怠惰ではなく「柔軟さ」
・新しい技術に触れ続けることが大切
・35歳が分かれ目
第6章不確実な未来に備える
★「複数の多様な正しさ」がある時代。どちらが正しいか論破に労力を割いて疲弊するより、自分の人生に集中
・現代はエリートへの不信感や独裁者への指示などが生まれ、対立が深まっている。エビデンスや合理性だけで人々を説得することが困難。
★「自分は自分、他人は他人」というゆるさ
・「真実」が消えた世界でどのように生きていくべきか
・コミュニケーションは目や耳からの刺激が9割なのに対し、言葉が過剰に評価されている。言語はあくまで補助ツール。
・「視覚と聴覚」を活かす情報発信をしよう
★「伝わらない」ということへの寛容さ
★自分の視点だけで他者の行動を評価してはいけない
Posted by ブクログ
『ゆるストイック ノイズに邪魔されずに1日を積み上げる思考』
佐藤航陽
現代の生活には、情報・人間関係・感情のノイズが絶えず押し寄せ、集中力を奪っていく。
佐藤航陽は、その雑音を意識的に減らし、“静かな環境”を自分の内側につくることで、毎日を積み上げる方法を提示する。
努力を気合や根性に頼るのではなく、仕組み化と環境づくりによって自然に継続できる状態をつくることが重要だと説く。
また、他人の評価や外部の刺激に振り回されず、自分の軸で判断する“ゆるいストイックさ”が長期的な成果を生むと語る。
全体を通して、静かに淡々と積み上げる生き方を支える、実践的で現代的な思考法がまとめられている。
Posted by ブクログ
「35歳限界説を乗り越える」って項目あったから、「お、なんか方法あるのか」と期待してみたら何のことはない、35歳までに死ぬ気で頑張るというover35にとってはどうしようもない陳腐な内容。今10代20代の人が読んだら参考にはなるかもしれないけど、でもどう頑張るかもわからんし、そんなに若くで自分の道や目標が見つけられている人、軸が定まっている人も少数派だろうからねえ。何が好きで何が得意か、何が嫌いで苦手でどんな生き方をしたいか。頑張る心持やスタンスはわかるけど、何をどうやってがんばるのさ?という意味ではほかのビジネス書と変わらないけど、それ以外は新たな発見もある。18歳で体が完成し、28歳で脳の発達が止まり、38歳で精生物学的な寿命を迎える・・・じゃあもう死ななきゃダメじゃん?日本人の半分以上は今すぐに。と冷酷無慈悲な現実が突きつけられるが、無駄に期待を煽る本よりはいいのかなあ。
メラビアンの法則も有名だけど、まさか「言語は意外と役に立たない」という文脈で使われるとは。感覚的なものに訴えるって難しい気がする、ある意味アーティストじゃない?話し方とか表情、声のトーンなどが話す内容より大事って、コミュ障(根暗タイプ)にはキツイよ。
<メモ>
・ゆるストイックとは、自分に厳しくストイックでありながら他人に自分の価値観を押し付けない柔軟さ
・全部自分一人で成し遂げようとするのではなく、時には周りの助けを素直に受け入れるゆるさも必要
・意識高い系とがんばらなくてもいい系の二極化、で頑張らなくてもいい系は今の時代生き残りづらくなっている(頑張らないことの目的化)
・急がない。がんばればすぐに成果が出るはずだと意気込むと燃え尽きる可能性
★見直すべき過去の価値観
①公正世界仮説(努力は報われる)→思い通りに結果が得られないとき、自己否定や他者への不満が生じてしまう「なぜ自分は報われないのか」「なぜほかの人だけが評価されるのか」
もともと宗教や社会秩序の維持のために作られたもの。産業革命後の近代国家の成長にも寄与している。労働者に「努力と報酬は結び付く」という考えを浸透させることで生産性向上の手段として利用された。
→努力は必ず報われるわけではないという現実を冷静に受け入れる。
②被害者意識
自尊心を保つための心理的防衛反応だが、成長の機会も見過ごしてしまう。トラブルが起きても、今の自分に何ができるかフォーカスする。
③自己責任論
もともとは権力者のツール。自己責任に取り組む一方、環境の影響も冷静に見極める。格差や不平等など。
④ゼロリスク思考
今は予測不可能な時代、リスクの完全排除は不可能。リスクをゼロにするよりリスクを前提に柔軟な行動をとる。慎重になりすぎるとチャンスを逃すだけ。
⑤ゼロ失敗思考
小さな失敗を積み重ねながら成長していく
⑥ロジカルシンキング
合理性には限界がある。人間が物事の全体を見通すことは難しく、常に不完全な情報の下で不完全な判断を下さざるを得ない。競争環境がどう変わるかも予測しきれない。
成功に至るプロセスは「独自性(ユニークネス)」と「ただ乗り(フリーライド)」
自分が活躍できるほどニッチな領域に絞り込む、そして変化に対応し続ける。
好き→得意→需要がある、の順番に見つけていく。好きでも得意でもない分野で需要があるというだけで飛びつくのは危険、本当に好きな人と比べて結果に差が出てしまう。好きは自分との対話、得意は周りの反応やフィードバックから見つけられるが、需要は見極めが難しい。好きで得意を続けていてもうまくいかない場合は、ジャンルを絞るなど「独自性が発揮できるまでフィールドを狭める」または「2つ3つの要素を掛け合わせる」の工夫が効果的。
・運がいい人は試行回数が多い人
・オンラインだけではなく複数のコミュニティに属してリアルなつながりを
・新しいテクノロジーに触れ続ける
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