佐藤航陽の作品一覧
「佐藤航陽」の「ゆるストイック」「行動する人に世界は優しい―自分の可能性を解き放つ言葉― 無料お試し版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
【ゆるストイックとは】
・競争に囚われすぎず、かといって怠惰にも流されず、淡々と自分のペースで歩み続けること。自分を追い込むのではなく、無理なく前進を続けられる仕組みをつくる姿勢だと理解した。願望や美学と、現実や成果を混同せず、冷静に切り分けることも大切になる。
【リスクと失敗への向き合い方】
・リスクがなくなるまで待っていては、チャンスを逃してしまう。リスクゼロはリターンもゼロ。大勝負をするのではなく、小さなリスクを分散して取り、小刻みに試行錯誤することが現代の合理的な戦略になる。「成功の対義語は失敗ではなく無挑戦」であり、失敗は成功に必要な素材。失敗に慣れること自体が成長につながる。
【運は試行回数で高められる】
・運のいい人とは、チャンスに遭遇する確率が高い行動をしている人。好きなことに没頭するクリエイター、深く考えすぎず動く起業家、戦略的に試行を重ねる投資家という形は違っても、共通するのは試行回数の多さだった。失敗を無能の証明と捉えると挑戦できなくなる。周囲の評価よりも、好きなことへの没頭を原動力に試行を続けたい。
【不完全でも、今できることをする】
・人間は物事の全体を見通せず、不完全な情報のもとで判断するしかない。完全に合理的な判断を待つより、コントロールできないことへ無駄なエネルギーを使わず、自分の行動など手の届く範囲に集中する。不安や失敗への恐怖に囚われたときほど、目の前のことに没頭したい。
【成功は能力だけでは決まらない】
・才能やスキルは正規分布でも、成功は一部に集中するべき乗則の世界にある。成功は独自性だけでなく、既存の仕組みや時流へ「タダ乗り」してレバレッジを利かせることで大きくなる。また、自分は個人だけで完結せず、周囲の環境との共同作品でもある。成果をすべて自分の能力だけに帰属させず、縁や環境も含めて捉えたい。
【努力を自動化する】
・学習や生活、新しい挑戦をルーティン化し、意志力をあまり使わずに処理できる状態をつくる。毎回気合いを入れるのではなく、淡々と続けられる仕組みにすることで、重要な場面のためにエネルギーを温存する。これが自分にとって最も実践しやすい「ゆるストイック」だと感じた。
【成功の先に置きたいもの】
・「モテたい」「稼ぎたい」「認められたい」という欲望は、大きな成果を生む一方、それだけでは達成後に新たな問題を招くこともある。外的な成功を終着点にせず、得た力を使って新しい経験を増やし、人生を楽しむことを次の欲望にしたい。
Posted by ブクログ
現代社会を分析しながら、自己の在り方をレベルアップしたい人への良書。
「メタ思考」と似てる部分がたくさんあり、
経営者や成功者として今現在を生きたい人の1冊。
キーワードは、正解がない世界のなかで「自己発見と好きなことへの研鑽、柔軟性のある考え方」といったところか。
あとがきが印象的で、この思いの筆者が書いた本というだけで、読む価値はあるのではないかと思う。
「がんばらなくてもいいだよ、と発信する人は、逃げ帰る場所があり頼れる日がいて恵まれた環境がある。彼らは甘い言葉の責任は一切取ってくれない。
逃げ帰る場所がない人はたくさんいて、その方が多い。この本はそんな人たちに書いた」
この内容を、どうやって消化して、自分のものにしていくか、だな。
第1章 時代がゆるストイックを求めている
・意識高い系でもなく低い系でもない、その中間
・先進国の中流層が消滅
・格差は拡大しつづける
・格差社会の閉塞感
・個人が多面的になってきた。指導は教える方のコスパが悪くなってきたなかで、黙々と自分で積み上げる。
第2章 ゆるストイックの心の準備
★真っ先にやらないといけないのは、古い価値観・固定観念を「忘れること」
1公正世界仮説
努力が報われるわけではない
2被害者意識
周りのせいにせず、自分ができることを考える
3自己責任論
元々は権力者にとって都合のいいルール。自己と他者、環境の影響も冷静に見極める
4ゼロリスク思考
VUCAの時代
変動性、不確実性、複雑性、曖昧性
リスクは前提の時代。小さなリスクを取りながら、小 刻みにトライアンドエラー
5ゼロ失敗思考
失敗に慣れ受け入れる。挑戦の気持ちを忘れない
6ロジカルシンキング信仰
限定的合理性。全てを見通すことは難しく、変化の予測も難しいと理解
★自分がコントロール出来ないことに焦点をあてない
★「世の中がこうあって欲しい」願望と
「世の中がどう動いているか」現実を混同しない
★正しさのワナにハマらない。たった1つの要因に依存しない柔軟な思考が必要
第3章「世の中の仕組み」をゆるく理解する
・成功を支配するのは才能ではなく運
・自分は、自分自身と環境が作り上げる共同作品
・成功は、環境が作り出す現象。どんな成功にもたまたまが含まれる
・成功の要素は「独自性(常識から少しズレたもの、新しさと懐かしさを組み合わせる)」×「タダ乗り(存在している基盤を最大限に活用する)」
・独自性をストイックに追求し、基盤をゆるくフル活用
・人は理論(ロジック)よりも物語を好む傾向がある。
第4章ゆるストイックに過ごす方法
・自分が活躍したできるほどのニッチな領域に絞り込む
・「好き」と「得意」を軸にニッチを探す。周りから褒められるが、自分にとっては楽にこなせること。
・好き➝得意➝需要
・才能と運が支配する世界では、「自分に配られたカードを知る」「活動に没頭する」「柔軟に変化し続ける」
・世界には正解がないのが当たり前。分からないものは分からない、
・日々の取り組みを楽しむためには、あらゆることをゲーム化する
・脳をハックしてストレスを解消する。紙に書く、声に出して読む➝問題は外に出した
第5章ゆるストイックを持続するコツ
・ゆるストイックは、「自力での成長」と「環境の助けを借りる柔軟さ」の両立
・因果にとらわれず、ランダムな出来事を自然なものとして受け入れる
・試行回数を増やし運のいい人になる
・運がいい人は「好きなことに没頭するタイプ」「深く考えず行動するタイプ」「戦略的に試行をこなすタイプ」
・運の悪い人から脱するためには「失敗=無能」という固定観念から抜け出す。失敗したくない人は、自分が無能であることを証明したくない恐怖
・完璧主義を手放して80%の完成度を目指す
★自分と環境に向き合うメンテナンス時間を意識的に作る。日記や毎日を評価するのもひとつの方法。
★複数のコミュニティに属して、リアルなつながりを持つ
★意志に頼らず、習慣に頼る。新しいことに挑戦すること自体を習慣にしてしまう。
・ゆるさとは怠惰ではなく「柔軟さ」
・新しい技術に触れ続けることが大切
・35歳が分かれ目
第6章不確実な未来に備える
★「複数の多様な正しさ」がある時代。どちらが正しいか論破に労力を割いて疲弊するより、自分の人生に集中
・現代はエリートへの不信感や独裁者への指示などが生まれ、対立が深まっている。エビデンスや合理性だけで人々を説得することが困難。
★「自分は自分、他人は他人」というゆるさ
・「真実」が消えた世界でどのように生きていくべきか
・コミュニケーションは目や耳からの刺激が9割なのに対し、言葉が過剰に評価されている。言語はあくまで補助ツール。
・「視覚と聴覚」を活かす情報発信をしよう
★「伝わらない」ということへの寛容さ
★自分の視点だけで他者の行動を評価してはいけない
Posted by ブクログ
お金2.0 新しい経済のルールと生き方
中央銀行が保有する金の量に基づいてお金の発行量をコントロールしはじめた金本位制が200年前、金の担保が無くなったのが80年前。
今、お金の信用は中央銀行の信用のみに依存している。
これがブロックチェーンで必要なくなる。
そうすると・・・
世の中は、お金と欲望とテクノロジーで動いているという観察は達観。
ちょっとテクノロジーが強調されているような気がしますが、テクノロジーによるパラダイムシフトによりお金と人との関わり方が変わるという点では正論。
お金を商品としてやり取りする金融経済が実際の生活を行う実体経済の10倍近くあるということ自体の異常さから、その揺り戻しは確実にあると思います。
それが著者の予想している「価値に基づく経済」に移行するまでにはいろいろと曲折がある気がします。
それは、人が果てしない欲望を持つ壊れた存在だからであって、お金とのかかわり方が変わるだけでは価値のコンフリクトが解決できないから。
目から鱗の指摘がたくさんありますが、特に前半部分の考察は経済学者や哲学者の先生よりもすっと入って来ましたが、後半部分はちょっと理想論っぽくてその通りになっていくかは分かりません。
なにはともあれ、若い人に是非読んでもらいたい本です。
竹蔵