多数決を疑う 社会的選択理論とは何か

多数決を疑う 社会的選択理論とは何か

968円 (税込)

4pt

選挙の正統性が保たれないとき、統治の根幹が揺らぎはじめる。選挙制度の欠陥と綻びが露呈する現在の日本。多数決は本当に国民の意思を適切に反映しているのか? 本書では社会的選択理論の視点から、人びとの意思をよりよく集約できる選び方について考える。多数決に代わるルールは、果たしてあるのだろうか。

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多数決を疑う 社会的選択理論とは何か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を読んで選挙制度を変えてほしい。
    まずは地方から。
    支持率が低い与党がのさばることができる理由の一端がわかる。
    (一番の理由は民度の低さだろう。)

    払ってもいい金額:1,000円
    貼った付箋の数:8

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    THE SECONDの採点方式はボルダルールだったのか…
    モーニングサテライトの今週の株価予想は中位投票者定理だったのか…

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    ルソーによる『人間不平等起源論』。主に社会不平等が拡大するなかで人間同士が疎外していくプロセスを描いたもの。支配する者の中には高慢と虚栄が、支配されるものの中には卑屈と追従が生まれる。しかし、結局は、富者さえも、欲望の奴隷。

    ー 人間は、欲望の奴隷。
    私も10代だった頃、よくその事を考えた。しかし

    0
    2022年10月14日

    Posted by ブクログ

    タイトルを見て手に取った人は多少なりとも多数決という仕組みが不完全であることには気づいていると思うが,本書は多数決が不完全であることからスタートして,では完全な投票システムとはどのようなものかを数学の知識がない人にもわかるように解説してくれている。
    後半多少難解な部分もあるけれど,読み飛ばしたとして

    0
    2022年08月21日

    Posted by ブクログ

    多数決で、と聞いて全く疑問も意見も持たなかった過去を反省。
    ルソーの社会契約論を読んでみたくなる一冊。

    0
    2022年04月20日

    Posted by ブクログ

    単純な多数決には色々と問題がある。選挙で票が割れた結果、必ずしも多数派とは言えない候補が当選したりということもある。それを解決するための、ボルダルールやコンドルセルールの解説から入り、そもそもなぜ多数決の結果に従わなければならないか、憲法や代表民主制についてなど、民主主義の本質論についての議論まで、

    0
    2021年09月04日

    Posted by ブクログ

    多数決の弱点についての議論にとても関心をもった。ボルダルール、コンドルセのパラドクスなど、この問題についての基本的概念を学べた。

    0
    2021年05月02日

    Posted by ブクログ

    (3章)少数派が多数決の結果に従う正当性の根拠とその議論の前提条件、抑えときたい。社会的分断と少数派抑圧を防ぐ策も。(4章)64%以上の賛成で多数決するとペア勝者のサイクルが生じないと数理的に示されているらしい。不思議。(5章)50年前の計画道路の実施を例に、行政を有権者が制御しにくい現状。ルソーと

    0
    2021年02月13日

    Posted by ブクログ

    『多数決を疑う』おもしろかった。少数意見も尊重しましょうという話では全然無く、多数決より優れた意見集約ルールを探る話。多数決は票割れで結果が変わるので、意見集約ルールとしては性能が悪いという。著者の結論は、ペア勝者弱基準もペア敗者基準も棄権防止性も満たすボルダルール(1位に3点、2位に2点、3位に1

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    物事を決める際に当たり前のように用いられる多数決。そこに潜む課題を素人にもわかりやすく解説した良書。中身は専門的だが一般教養として面白い。

    ・ブッシュとゴアの大統領選挙のように、1対1ならゴアが勝利していたはずが、ゴアに考えが近いネーダーの出現によりゴア票が割れ、結果的にブッシュが勝利した。多数決

    0
    2025年03月18日

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