サプライウェブ 次世代の商流・物流プラットフォーム

サプライウェブ 次世代の商流・物流プラットフォーム

1,980円 (税込)

9pt

4.0

●露呈したサプライチェーンの脆弱性
コロナ・ショックでは、改めてサプライチェーンの脆弱性が露呈された。まず中国での生産活動がストップすると、その部品を調達できなくなった先進国に影響が及んだ。続いて中国での生産活動が再開されると、今度は先進国がストップするという悪循環。日本国内でも、スーパーは品不足でも飲食業向けは商品が余るという非効率が生じた。
実のところ、東日本大震災や近年多発する集中豪雨でもサプライチェーンマネジメントの限界が見えていた。だましだまし対応してきたことが、今回のコロナ・ショックで全世界規模で暴発してしまったわけだ。
これを機に、サプライチェーンからサプライウェブの流れがますます進むだろう。本書ではそういった近未来を予測し、メーカーマネジメント層、物流会社等にその備えを促す。

●サプライウェブとは
固定的な「チェーン=鎖」ではなく、不特定多数の調達先・納品先と自由につながることができる「ウェブ=クモの巣」へと進化することこそが、物流・商流のあるべき未来の姿といえるだろう。自動車業界で進んだ「脱モノ売り」、医薬品業界での「脱コモディティ」の動きが、さらに複雑となり、川上・川下の区別なく、最適な取引先を見つける流れがますます加速する。
次世代を見据えた戦略的な投資を実行し、その仕組みを構築できれば、サプライウェブプラットフォーマーとして飛躍的な成長を遂げることも可能になる。

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サプライウェブ 次世代の商流・物流プラットフォーム のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    従来型の固定的なサプライチェーンから、サプライウェブと呼ばれる最適な取引先を選択する柔軟な体制へと進化していく現象についての背景や構成要素、展望が書かれている。テーマが概念的なものではあったけれど、一部事例なども用いて説明されていたので、何となくイメージすることができた。

    0
    2022年04月23日

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