内山節の作品一覧

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作品一覧

2024/04/12更新

ユーザーレビュー

  • 山里の釣りから
    ここには内山節の原風景がある、と思う。
    釣りをしに山里に入り、里の人々と交歓しながら釣りと自然との関わりを学ぶ。
    釣りをするということは、魚の習性を知ることであり、川と山と季節を知ることであり、自らの心身を練磨することでもある。
    内山の労働哲学と自然哲学の源を生き生きと見せてくれる好著。
  • 労働過程論ノート
    弱冠26歳で、すでに内山節は内山節であったということを、鮮烈に印象づけるデビュー作。
    資本主義というシステムを労働者の外なる経済構造としてその論理と法則を解明したマルクスの資本論に依拠しながら、主体としての労働者を核に資本主義システムとは何なのかを明らかにしようとする試み。
    そのために内山が着目する...続きを読む
  • 日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか
    かつての日本にありふれていたキツネにだまされるという話が1965年頃を境に発生しなくなったということに著者は着目する。そこから1965年の革命とは何だったかを論じる。
    なぜ人はこの頃からキツネにだまされなくなったのか。
    様々な人々からの聞き書きの体裁をとりながら著者は6つプラス2つの仮説を提示する。...続きを読む
  • 自然と人間の哲学
    内山は、人間が人間になった本質的な契機を労働であるとする。ここで労働とは広い意味で用いられており、人間の自然への働きかけの全体を意味する。
    動物と異なり人間は、自然を改変し、また自然によって変容していく。
    したがって自然と人間との交通のあり方が変われば、自然が変わり、人間も変わる。
    近代以降、貨幣経...続きを読む
  • 内山節と語る未来社会のデザイン3 新しい共同体の思想とは
    現在の日本では、過去から伝わってきたものを守ろうとすると、むしろ変革を志さねばならないという逆説。(たとえば保守とされてきた自民党が新自由主義を導入して日本をここまで変わり果てた姿にしたのだから)

    伝統回帰ということの本当の意味を、山村での暮らし、自然と農業に親しむ生活実感から、身体レベルで腑に落...続きを読む

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