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競争原理の市場経済に関わりながらも、より良い働き方やより良き社会をつくろうとする「半市場経済」の営みが広がり始めている。志と価値観の共有が働くことの充足感をもたらす、共創社会の時代を遠望していく。
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Posted by ブクログ
今日、世間では、コミュニティビジネス、ソーシャルビジネス、里山資本主義などなど、社会的な課題解決の対処の仕方として色々なアプローチがあり、それぞれに一応納得できるような提案がなされている。 この本は、「半市場経済」という概念を提起し、序章にあるのだが、ひとつの時代の終わり、前提が崩れた、神話の終焉、...続きを読む新しい経済デザインと鞘木デザインを、新しい価値の創造と経済学 ということで、一定整理し第1章から最終章までそれぞれの専門家が理論整理された本である。 内容は 第1章 経済とは何だったのか。あるいは、労働の意味を 問いなおす ―経済・コミュニティ・社会 ・内山 節 第2章 エシカル・ビジネス ―「縁」を結ぶ、「縁」を紡ぐ働き方― ・細川 あつし 第3章 存在感のある時間を求めて ―「時間による支配」から「時間の創造」へ― ・杉原 学 第4章 ソーシャル・イノベーション ―経済活動を通じて社会変革をもたらす 「産霊(むすび)の力」― ・梅田 一見 最終章 現代社会と市場経済、非市場経済、半市場経済 ・内山 節 副題にある成長だけでない「共創社会」の時代を目指して、第2章から第4章において、違った観点からのアプローチがあり、読者としては新たな触発があり満足いく新書でありました(感謝)。
社会企業が共同体として市場経済の外縁を彩り始めた。この新たな半市場経済という潮流がいったいどこに向かうのかは、語られていないが、これによって人としての幸福を感じる従業員のいる企業が成り立っている現状を伝えている。 ここに弁証法的止揚の視点で語るのであれば、市場経済と半市場経済が互いに折り合いをつけて...続きを読む、新たな経済形態が生まれ発展することを期待したくなる。
好き嫌いがそこそこ分かれそうな内容です。非現実的・理想論と評価される可能性は高いかも。 要点は市場の発達により社会と乖離した市場経済になんとか社会性(人々の生活的な価値のことだと思う)を取り戻していく時代になってきたのではないか、という主張。 課題解決の効率化のためにある程度レイヤーを制限せざる...続きを読むを得ない(国の財政とか、地域の財政とか、家計とか)状況が分断を生むのは仕方ないし、解決策をスケールするために最大公約数的な評価軸である貨幣に単純化されるのも仕方ないのかな、とは思う。それ故に個人の生活からは乖離していくけど。 主な対策としては市場経済だけではない様々な経済を成立させることや社会的価値に基づく活動を広げることを目指しているようでした。 面白かったのは、時計が導入されて「自分の時間」を認識したことにより、逆に取引可能なものとなり、賃労働として搾取されるようになった、という指摘です。皮肉。
内山節の著作をまともに読んだのは初めてなんじゃないかと思う。 学生の時に講演を聞いた時から思っていたが、 時代に対する感覚がとても鋭い。 まだ『時代の走り』ぐらいのものを的確に捉えて、 見事に言語化してしまう。 今回の半市場経済も、まさにっ!!といった感じだった。 市場経済や非市場経済一辺倒なわけで...続きを読むはなく、“適度に”市場経済と関わる人が増えているという指摘は腑に落ちるものがあった。 この流れはたぶん時代を作っていくだろうと思う。 旧態依然の時代にしがみつく人たちとそこから脱したい人たち。 その2つの大きな流れが現在のアンビバレントの状況を作り出してるのだなーと実感した。
いやぁ、半市場経済って何? って思ったけど、意外といいことが書かれていた。ほんまに、いまの時代によくあるような、いわゆる自由な働き方とか、自分でつくる商い。現代の人々は、仕事において他者との関係性を重視する傾向にあることとか、経済とか一人ひとりの日常生活が同時に成り立つ仕事だとか、考えたいことのヒン...続きを読むトを与えられたような気がした。
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半市場経済 成長だけでない「共創社会」の時代
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