学術・語学 - 国家作品一覧

  • テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想
    4.2
    シリコンバレーの天才たちが希求する「1%のマイノリティだけの世界」 そこは楽園か、ディストピアか? アメリカのIT企業家の資産総額は上位10数名だけで1兆ドルを超え、日本のGDPの25%にも達する。いまや国家に匹敵する莫大な富と強力なテクノロジーを独占する彼らは、「究極の自由」が約束された社会――既存の国家も民主主義も超越した、数学的に正しい統治――の実現を待ち望んでいる。 いわば「ハイテク自由至上主義」と呼べる哲学を信奉する彼らによって、今後の世界がどう変わりうるのか? ハイテク分野で活躍する天才には、極端にシステム化された知能をもつ「ハイパー・システマイザー」が多い。彼らはきわめて高い数学的・論理的能力に恵まれているが、認知的共感力に乏しい。それゆえ、幼少時代に周囲になじめず、世界を敵対的なものだと捉えるようになってしまう。イノベーションで驚異的な能力を発揮する一方、他者への痛みを理解しない。テスラのイーロン・マスク、ペイパルの創業者のピーター・ティールなどはその代表格といえる。 社会とのアイデンティティ融合ができない彼らは、「テクノ・リバタリアニズム」を信奉するようになる。自由原理主義(リバタリアニズム)を、シリコンバレーで勃興するハイテクによって実現しようという思想である。 「この惑星上の約40~50億の人間は、去るべき運命にあります。暗号法は、残りの1%のための安全な世界を作り出そうとしているんです」(ティモシー・メイ) ――とてつもない富を獲得した、とてつもなく賢い人々は、いったいこの世界をどう変えようとしているのか? 衝撃の未来像が本書で明かされる。
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語
    4.1
    1~2巻1,760円 (税込)
    本書で紹介する奇書とは、数“奇”な運命をたどった“書”物です。 「かつて当たり前に読まれていたが、いま読むとトンデモない本」 「かつて悪書として虐げられたが、いま読めば偉大な名著」 1冊の本を「昔」と「今」の両面から見ると、時代の流れに伴う価値観の「変化」と「差分」が浮かび上がります。 過去の人々は、私たちと比べ、「どこまで偉大だったか」「どこまで愚かだったか」――。 これらから得られる「教訓」は、私たちに未来への示唆を与えてくれるでしょう。 【目次】 魔女に与える鉄槌  ~10万人を焼き尽くした、魔女狩りについての大ベストセラー 台湾誌  ~稀代のペテン師が妄想で書き上げた「嘘の国の歩き方」 ヴォイニッチ手稿  ~万能薬のレシピか? へんな植物図鑑か? 未だ判らない謎の書 野球と其害毒  ~明治の偉人たちが吠える「最近の若者けしからん論」 穏健なる提案  ~妖精の国に突き付けられた、不穏な国家再建案 天体の回転について  ~偉人たちの知のリレーが、地球を動かした 非現実の王国で  ~大人になりたくない男の、ネバーエンディングストーリー フラーレンによる52Kでの超伝導  ~物理学界のカリスマがやらかした“神の手” 軟膏を拭うスポンジ / そのスポンジを絞り上げる  ~奇妙な医療にまつわる、奇妙な論争 物の本質について  ~世界で最初の快楽主義者は、この世の真理を語る サンゴルスキーの「ルバイヤート」  ~読めば酒に溺れたくなる、水難の書物 椿井文書  ~いまも地域に根差す、江戸時代の偽歴史書 ビリティスの歌  ~古代ギリシャ女流詩人が紡ぐ、赤裸々な愛の独白 月世界旅行  ~1つの創作が科学へ導く、壮大なムーンショット
  • 地中海世界の歴史1 神々のささやく世界 オリエントの文明
    -
    地中海を中心に興亡を繰り返したさまざまな古代文明の世界、すなわち「地中海世界」の歴史を、古代ローマ史研究の第一人者、本村凌二氏が描きつくす。講談社選書メチエ創刊30周年を記念して堂々刊行する、全8巻。第1回配本は、1・2巻の同時発売。 「地中海世界」といえば、従来は「古代ギリシア・ローマ世界」と同義と思われてきたが、近年の研究ではもっと広く、古い時代からとらえられるようになったきた。それは、文明の発祥地メソポタミア、エジプトから、ペルシア帝国、ギリシアの都市国家を経て、ローマ帝国の誕生と崩壊にいたる、約4000年の歴史世界である。文字・貨幣・一神教の誕生、独裁制と民主主義、哲学と科学による真理の探究など、現代に続く人類の営みは、この「地中海世界」で始まっている。 第1巻は、地中海世界が共有する神話の世界から説き起こす。メソポタミアに文明を興したシュメール人の神々は、人間に何を語りかけたのか。古代エジプトの異形の王が断行した宗教改革とは。弱小勢力が興亡するパレスティナに起こった人類史的変動とは何か――。 1000年に一度の「文明の転換期」とも言われる現在、「1000年単位の歴史の変動」とはどんなものなのか、人類の歴史と現在を考える全ての読者にお送りする必読のシリーズ。 目次 序章  地中海世界とは何か 第一章 愛の女神イナンナに始まる 1 文字と都市の出現 2 シュメールの王、ギルガメシュ 3 「戦争」と「平和」の風景 4 アッカドからバビロニアへ 第二章 神々の河は地中海にそそぐ 1 聖なるナイルの王権 2 時はピラミッドを怖れる 3 古王国・中王国時代 4 新王国時代 第三章 両翼の狭間で 1 シリア・パレスチナの馬と群雄 2 ヘブライ人の登場 3 海の民とフェニキア人     第四章 神々の声が聞こえる 1 叙事詩のなかの神 2 神の声を聞く人々 3 自然信仰とマアト 4 心性の考古学
  • [新版]日本国紀<上>
    4.4
    大増量150ページ!! 著者こだわりの超大幅加筆により新しく生まれ変わった、令和完全版! 神話とともに誕生し、万世一系の天皇を中心に独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。聖徳太子、平清盛、北条時宗、徳川家康ら最重要人物を“一本の線"でつなぐことで国家の変遷を浮き彫りにすると同時に、大伴部博麻、荻原重秀など、重要な脇役にも焦点を当てる。当代一のストーリーテラーによる日本通史の決定版。(古代~江戸時代までを収録) 日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。<略>ヒストリーという言葉はストーリーと同じ語源とされています。つまり歴史とは「物語」です。本書は日本人の物語、いや私たち自身の壮大な物語なのです。(序にかえて、より)
  • 国富論 上下合本版
    -
    『国富論』1776年に出版されたアダム・スミスの『道徳感情論』(講談社学術文庫)とならぶ主要二大著作のひとつです。近代経済学の嚆矢とされ、社会思想史上の最重要古典でもあります。『国富論』の取り扱う主題は、多岐にわたり、 分業の役割、 貨幣の特徴、 労働と利子についての考察、 国家間貿易の意味、 国家社会の発展段階とその特徴、 分業と製造業の発展の関係、 国家における軍隊の維持、 道路、港湾、運河などのインフラストラクチャーの整備と維持、 税金の種類と意味、 会社による独占の問題、 重商主義と重農主義の検討、 公債についての考え方、 などなどです。 かつては、市場という「神の見えざる手」に委ね「レッセフェール(自由放任主義)」で、経済は自然と最善へと向かうと主張した書物と受け取られてきました。 しかしそのような読み方は単純にすぎます。 スミス『道徳感情論』とあわせて読むことで、真に国家が豊かになることの哲学を探究しています。
  • ドローン操縦士試験合格の教科書 2024-2025 無人航空機操縦士学科試験(一等・二等)対応
    -
    1巻2,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2022年12月から国家資格となったドローン操縦士免許一等二等に対応!この本が受験者を合格へと導きます!年度版なので法改正にも対応。オールカラー。イラストや写真・図表を中心に据えた構成で要点を端的にわかりやすく解説しています。
  • 幕藩体制国家の法と権力I:幕府法と藩法
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「幕府法と藩法」。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • バトルマンガで歴史が超わかる本
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史とは...生き残りをかけた「バトル」の連続だ!  負けたら、滅亡!? 古代(アテネVSペルシア/ペルシア戦争)から、 現代(アメリカVS日本/日米戦争)まで... 超人気予備校講師がおくる、 歴史の「流れ」と「本質」がわかる最強18バトル! 【これが18のバトルだ! 】 バトル01 ペルシアvsアテネ   民主主義と自由を死守「ペルシア戦争」 バトル02 ローマ帝国vsユダヤ 信仰は武力に屈しない「ユダヤ戦争」 バトル03 ヤマトvs隋帝国 独立国だと認めさせた「遣隋使」 バトル04 唐帝国vsヤマト 独立国家としての決意「白村江の戦い」 バトル05 ムハンマドvs多神教徒 世界史の大勢力が誕生「啓示/聖戦(ジハード)」 バトル06 イスラム教徒vs十字軍(キリスト教徒) 仁義なき聖地争奪戦「エルサレム攻防戦」 バトル07 金vs南宋 平和国家の悲劇「宋金戦争」 バトル08 元(モンゴル帝国)vs日本 モンゴルの侵略を防いだ「文永・弘安の役」 バトル09 オスマン帝国vsビザンツ帝国 交通の要所をめぐる「コンスタンティノープル包囲戦」 バトル10 スペイン人征服者vsアステカ王国 信仰心が欲望を正当化「アメリカ大陸征服」 バトル11 スペイン王国vsイングランド王国(イギリス) 新旧のキリスト教が激突「アルマダの海戦」 バトル12 江戸幕府+オランダvsキリシタン 列強による介入の危機「島原の乱」 バトル13 イギリスvsアメリカ13植民地 植民地が主権を奪取「アメリカ独立戦争」 バトル14 18世紀末 ヨーロッパ諸国vsフランス革命政府 国王から主権を奪取「フランス革命戦争」 バトル15 フランス帝国vsロシア帝国 ヨーロッパ統一に挫折「ナポレオンのロシア遠征」 バトル16 欧米列強+江戸幕府vs日本+長州藩 明治維新のはじまり「下関戦争/倒幕運動」 バトル17 大日本帝国vsロシア帝国 植民地に希望を与えた「日露戦争」 バトル18 大日本帝国vsアメリカ合衆国 太平洋で二大勢力が激突「真珠湾攻撃」
  • 「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」
    4.0
    能登半島地震 表現・出版へのキャンセル ALPS処理水海洋放出 原発再稼働 ワクチン… 情報災害はなぜ再び繰り返されるのか? 被害者を護る「優しさ」を掲げて行動すれば 当事者の現実と乖離しても「正しい」のか? 救われるべき弱者・被害者を決めているのは誰? 身勝手な「社会正義」と安易な優しさを免罪符に掲げた風評加害者は流言蜚語は拡散を続ける。 国内にはびこるメディア、活動家、政治家らデマゴーグ 中・韓・北・露など国家規模の風評加害と我々はどう闘うべきか。 『「正しさ」の商人』で注目の気鋭、最新刊。 <目次> 第1章 被害者文化という侵略者 「絶対的弱者性」は免罪符になるのか 「社会運動」は何を達成すれば終わるのか ファクトよりも感情が正当化される 善と悪、敵と味方の二元論で語る危うさ 「被害者文化」に蝕まれる「社会正義」・他 第2章 処理水海洋放出と情報災害 被災地の声を踏みにじった「社会正義」 「フクシマ」神話とオリエンタリズム 東京新聞は「なぜIAEA考査に触れないか」 権力監視は「事実を伝える」ことより優先・他 第3章 海外からの加害行為 国連広報センターが処理水へのフェイクを拡散 北朝鮮に踊らされた韓国社会 東京五輪に向けられた非常識な偏見と捏造情報 伊達市及び市議会に「偏見差別の拡散」を糾す 「被曝の世界チャンピオン」独公共放送の悪辣・他 第4章 風評加害との対峙 『「食べて応援」は自殺行為』をめぐって 「日本の基準値は安全とは言えない」のか 「汚染」呼ばわりに加担し続ける国会議員達 「根拠を示せ」と朝日新聞記者からの挑発 「被曝で鼻血」を訴えつつ、病院にも行かない人々・ 他 第5章 「やさしさ」は福島のためか 海洋放出で炙り出された「立場」と「本音」 公教育の場で平然と広がる「嘘と偏見」 声を聞くべき弱者と、対応されるべき被害 災禍の中で宗教が果たすべき役割とは・他 第6章 はずれた予言がもたらすもの 「宗教の代替」と化した「社会正義運動」 先鋭化していく歪んだ正義感 ターゲットを変えて繰り返される「予言」 メディアの暴走を誰が止めるのか・他 終章 能登半島地震と情報災害 能登地震での印象操作を糾す 忘れるな!「デマは人を殺す」 政府と外務省による誤情報への反撃 田中角栄の言葉と社会への希望・他
  • 小学館版学習まんが 日本の歴史 1 日本文化のあけぼの ~旧石器~縄文~弥生~古墳時代~
    -
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 最新、最詳、最先端の日本史学習まんが! 第1巻 日本文化のあけぼの  日本がまだ「倭国」とよばれていた時代。そこに「大王」という権力者が現れた! 第1章 狩猟と採集の人びと 第2章 争いの弥生時代 -「王」の出現- 第3章 古墳の出現 -ヤマト政権の成立-  第4章 「大王」の成立 -ヤマト政権の発展- 全20巻の新シリーズ、第1巻では、日本列島に人びとが暮らし始めた今から約3万8000年以上前の旧石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代までを扱います。 過酷な環境を人びとが生き抜いた旧石器時代。 定住化や土器の使用などが見られるようになった縄文時代。 稲作や金属製の道具や武器が伝わり、大規模な集団である「クニ」が日本各地に誕生する弥生時代。 大型の前方後円墳が畿内から西日本、そして東日本へと広がった古墳時代。 …といった、はるか昔の日本列島での人びとの営みを、最新の学説を元に描いていきます。   この巻の監修は、国立歴史民族博物館名誉教授の白石太一郎先生と、東京大学名誉教授の設楽博己先生。 作画は、動物のまんがを得意とする、よはきて・エウ氏。いにしえの日本列島を、ソフトで情緒的なタッチの絵で描き上げています。 (底本 2022年12月発売作品) ※この作品はカラーが含まれます。
  • 管理栄養士のためのイラスト解剖生理学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イントロのマンガでリラックス、小・中学校の理科と高校生物の復習もしつつ、栄養学を学ぶために必要な人体の構造と機能を豊富なイラストで学ぶ。文章もすべて箇条書きですっきり頭に入ってくる。管理栄養士国家試験準拠、コメディカル系カリキュラムに対応。 【おもな目次】 まえがき 索引 第1章 細胞 第2章 組織 第3章 消化管 第4章 肝・胆・膵 第5章 呼吸器 第6章 循環器 第7章 血液 第8章 免疫 第9章 腎・泌尿器 第10章 体液 第11章 自律神経 第12章 内分泌 第13章 骨 第14章 筋 第15章 神経 第16章 感覚器 第17章 皮膚 第18章 生殖器 第19章 人体の一生 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 十九世紀英国の基金立文法学校 チャリティの伝統と変容
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 有名パブリック・スクールの多くは、チャリティ(市民公益活動)によって創設された基金立学校である。19世紀教育改革期、国民教育全体の原資として再編が期待されたにも拘わらず、基金立学校はなぜ中流階級の中等教育機関として、国家統制を回避し独立セクターの中にその公益性を閉じ込めることになったのか。その過程を階層統合の挫折として捉える本書は、王立委員会報告書など公文書からその実態を解明する。教育理念・教育内容を巡る問題を、従来看過されてきた財政基盤との関わりで法制史的に論じた教育史の労作。 【目次より】 はしがき 序論 問題の所在と研究課題の設定 第I部 一九世紀初期基金立学校の実態と再編課題 第一章 基金立学校の基本的形態 第二章 基金立文法学校における「エルドン判決」の意義 第三章 基本財産(endowment)をめぐる論争 第II部 チャリティの監督機関の創設と基金立学校の改組構想 第四章 産業社会におけるリベラル・エデュケーション論争 第五章 チャリティ監督機関の設立と中流階級教育の高揚 第六章 基金立学校の改革構想 第III部 基金立学校の再編過程と二元的セクターの形成 第七章 基金立学校委員会(一八六九─七四年)の政策執行とその性格 第八章 基金立学校への公費補助 第九章 中等教育における公的セクターの成立 結論 あとがき 年表 文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮腰 英一 教育学者。東北大学名誉教授。東北大学教育学部卒業。専門は、教育学、教育社会学。 著書に、『比較教育学事典』(共編者)『学校と大学のガバナンス改革』(共著)『比較教育制度論』(共著)『19世紀英国の基金立文法学校』『地方教育行政の研究』(共著)『イギリスにおけるIB校と多文化教育に関する調査研究』『校舎が変わる』『国境を越える子どもたち』『国際バカロレア』『地方教育行政と学校事務』『国際的学力の探究』(共著)『現代日本の教育と国際化』(共著)などがある。
  • 帝国と慈善 ビザンツ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 史上初のキリスト教帝国ビザンツ。普遍的なキリスト教ローマ理念は、多様な民族から成る世界に号令をかける皇帝のもと、集権的な富の収奪・再分配機構を構築した。神の恩寵としての慈善を実践する帝権。市民の旺盛な寄進行為。叢生する修道士。古代ポリスの寛厚は、帝国財政に包摂され、救済の摂理(オイコノミア)に基礎付けられた財の再分配原理を定立した。諸民族を包含する統合の範型を創った帝国は、後のキリスト教、イスラム両世界にとって一つの規範となり、現代にも甦る。近代西欧の合わせ鏡として、ネガティブ・イメージのもとに語られたビザンツ。その認識像に潜む近代人の自画像を検証しつつ、今日世界に伏流する帝国の文法を、源流に遡って解きほぐす。帝国とは何か、を考える上で貴重な参照系となろう。日経・経済図書文化賞受賞。 【目次より】 序論 「帝国」の原像ヘ ビザンツ国家の射程 一 歴史の律動のなかで 二 ビザンツ国家の帝国性 三 本書のねらいと構成 第一部 帝国教会の財産形成 第一章 キリスト教帝国と教会 教会の税制特権形成 第二章 教会寄進と国家権力 五・六世紀の法制化 第二部 寄進・慈善・国家権力 第三章 マリアの遺言と帝国役人 貴族の遺言執行と国家機構 第四章 アッタレイアテスの家産政策 慈善施設設立の理念と打算 第五章 ヨハネスニ世と帝国病院 皇帝寄進とコンスタンティノープルの福祉 第六章 ビザンツ国家と慈善施設 皇帝・教会・市民をめぐる救貧制度 第三部 神の資産と皇帝の配慮 第七章 財政問題のなかの修道院 皇帝たちの苦悩と配慮 第八章 教会施設の俗人管理問題 カリスティキアの展開と濫用 第九章 修道院所領と帝国租税システム 神の恩寵・皇帝の管理 結語 注 あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大月 康弘 1962年生まれ。 歴史学者、経済学者。一橋大学大学院経済学研究科教授。専門は、東ローマ帝国史、ヨーロッパ経済史。 一橋大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了、同大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。経済学博士。 著書に、『帝国と慈善 ビザンツ』(日経・経済図書文化賞)『ヨーロッパ 時空の交差点』 『コンスタンティノープル使節記』(リウトプランドの原文全訳+註および論文)など、 訳書に、ピエール・マラヴァル『皇帝ユスティニアヌス』ベルナール・フリューザン『ビザンツ文明』マガリ・クメール/ブリューノ・デュメジル『ヨーロッパとゲルマン部族国家』(共訳)などがある。
  • 謎の平安前期―桓武天皇から『源氏物語』誕生までの200年
    3.8
    電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 平安遷都(794年)に始まる200年は激変の時代だった。律令国家は大きな政府から小さな政府へと変わり、豊かになった。その富はどこへ行ったのか? 奈良時代宮廷を支えた女官たちはどこへ行ったのか? 新しく生まれた摂関家とはなにか? 桓武天皇・在原業平・菅原道真・藤原基経らの超個性的メンバー、斎宮女御・中宮定子・紫式部ら綺羅星の女性たちが織り成すドラマとは? 「この国のかたち」を決めた平安前期のすべてが明かされる。
  • 台湾の歴史
    5.0
    経済発展と民主化を達成し、ますます存在感を高めている「台湾」は、どんな歴史を歩み、どこへ向かうのか。2024年1月の総統選挙を控えて、その歴史と現在を知る文庫版。 その歴史は「海のアジア」と「陸のアジア」がせめぎ合う「気圧の谷間」が、台湾という場所を行ったり来たりした歴史だった。その動きから生じる政治・経済の国際的な激動の中で、多様な人々が織りなしてきた「複雑で濃密な歴史」を見つめることなしに、現在の台湾を理解することはできない。 はるか以前から、さまざまな原住民族(先住民族)が生きていた台湾島が、決定的な転機を迎えたのは17世紀のことだった。オランダ東インド会社が初めて「国家」といえる統治機構をこの島に持ち込んだのである。短いオランダ統治の後、明朝の遺臣・鄭成功ら漢族軍人の時代を経て、清朝による統治は200年に及ぶが、1895年、日清戦争に勝利した日本の植民地支配が始まる。そして1945年に始まった中華民国による統治は、当時の民衆に「犬が去って、豚が来た」と言われるものだった。その中で、本省人・外省人の区別を超えて「台湾人」のアイデンティが育まれ、1990年、直接選挙による第1回総統選で「初の台湾人総統」李登輝が登場する。 『台湾――変容し躊躇するアイデンティティ』(2001年、ちくま新書)を、大幅増補して改題し、文庫化。 目次 はじめに――芝山巖の光景 第一章 「海のアジア」と「陸のアジア」を往還する島――東アジア史の「気圧の谷」と台湾 第二章 「海のアジア」への再編入――清末開港と日本の植民地統治 第三章 「中華民国」がやって来た――二・二八事件と中国内戦 第四章 「中華民国」の台湾定着――東西冷戦下の安定と発展 第五章 「変に処して驚かず」――「中華民国」の対外危機と台湾社会の自己主張 第六章 李登輝の登場と「憲政改革」 第七章 台湾ナショナリズムとエスノポリティクス 第八章 中華人民共和国と台湾――結びつく経済、離れる心? 第九章 「中華民国第二共和制」の出発 結び 補説1 総統選挙が刻む台湾の四半世紀――なおも変容し躊躇するアイデンティティ 補説2 「台湾は何処にあるか」と「台湾は何であるか」 学術文庫版あとがき 参考文献  台湾史略年表 索引
  • ドローン操縦士免許 完全合格テキスト ―学科試験+実地試験対応―
    -
    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 国家資格「無人航空機操縦者技能証明」取得に完全対応した決定版テキスト! 2022年12月より国家資格(「無人航空機操縦者技能証明」)となったドローン操縦ライセンス取得の本邦初の対策書です。 学科試験に関しては、操縦士に求められる知識として国交省より公表されている教則の内容を各単元ごとに解説するとともに、それぞれの単元で実際の試験を意識したチェックテスト(三肢択一式)を設け、合格の参考となるような内容でまとめています。実地試験については、公表されている実地試験実施基準に沿い、実技試験、机上試験、口述試験のあらましを解説し、受験者の理解を助ける内容となっています。 §0 試験の概要・本書の使い方  1章 ドローンの国家資格制度成立の背景   1.1 ドローンの産業応用のはじまり   1.2 ドローンの操縦技能証明が国家資格制度化された理由  2章 試験概要、資格取得までの流れ   2.1 試験の概要   2.2 試験申込みから資格取得までの流れ   2.3 学科試験の内容と合格基準   2.4 実地試験の内容   2.5 身体検査  3章 本書の使い方   3.1 本書の構成   3.2 本書の使い方 §1 学科試験  1章 無人航空機に関する規則   1.1 航空法全般   1.2 航空法に関する各論   1.3 航空法以外の法令等    1.3.1 小型無人機等飛行禁止法    1.3.2 電波法    1.3.3 その他の法令等    1.3.4 飛行自粛要請空域  2章 無人航空機のシステム   2.1 無人航空機の機体の特徴(機体種類別)    2.1.1 無人航空機の種類と特徴    2.1.2 飛行機    2.1.3 回転翼航空機(ヘリコプター)    2.1.4 回転翼航空機(マルチローター)   2.2 無人航空機の機体の特徴(飛行方法別)    2.2.1 夜間飛行    2.2.2 目視外飛行   2.3 飛行原理と飛行性能    2.3.1 無人航空機の飛行原理    2.3.2 揚力発生の特徴    2.3.3 無人航空機の飛行性能    2.3.4 無人航空機へのペイロード搭載    2.3.5 飛行性能の基本的な計算   2.4 機体の構成    2.4.1 フライトコントロールシステム    2.4.2 無人航空機の主たる構成要素    2.4.3 送信機    2.4.4 機体の動力源    2.4.5 物件投下のために装備される機器    2.4.6 機体又はバッテリーの故障及び事故の分析   2.5 機体以外の要素技術    2.5.1 電 波    2.5.2 磁気方位    2.5.3 GNSS   2.6 機体の整備・点検・保管・交換・廃棄    2.6.1 電動機における整備・点検・保管・交換・廃棄    2.6.2 エンジン機における整備・点検  3章 無人航空機の操縦者及び運航体制   3.1 操縦者の行動規範及び遵守事項   3.2 運航時の点検及び確認事項   3.3 飛行申請   3.4 保険及びセキュリティ   3.5 操縦者に求められる操縦知識   3.6 操縦者のパフォーマンス   3.7 安全な運航のための意思決定体制(CRM 等の理解)  4章 運航上のリスク管理   4.1 運航リスクの評価及び最適な運航の計画の立案の基礎   4.2 気象の基礎知識及び気象情報をもとにしたリスク評価及び運航の計画の立案   4.3 機体の種類に応じた運航リスクの評価及び最適な運航の計画の立案   4.4  飛行の方法に応じた運航リスクの評価及び最適な運航の計画の立案 §2 実地試験  1章 実地試験の概要   1.1 試験科目の構成   1.2 合格基準と減点適用基準  2章 机上試験  3章 口述試験  4章 実技試験
  • 中国史とつなげて学ぶ 日本全史
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    気候変動、人口動態、経済ネットワーク……アジア史の視点から俯瞰的に捉えた意欲作 気鋭の東洋史家による、教科書で語られない「真実の日本史」。 日本史の見方が大きく変わる! 漢語資料上の日本/「コピー国家」からの脱却/元寇後も続いた〝政冷経熱?/日本を豊かにした「倭寇的状況」/意図せざる幕府の「鎖国」政策/享保の改革は「中国離れ」/江戸中期に固まった「日本人」の定義/帝国「日本」の誕生/中国の近代をつくった梁啓超の慧眼/「一体化」日本と「多元共存」中国の相剋 etc.
  • なぜか惹かれる人の話し方 100の習慣
    NEW
    -
    コミュニケーションがうまくいけば、人生はもっと楽しくなる! 「何を話したらいいかわからない……」 「言いたいことがうまく伝わらない」 「話が弾まない」 など、話すことに苦手意識を持っている方へ。 うまく話そうとする必要はありません。 話していて心地いい人、「この人ともっと話したい!」と相手に感じさせる人は、相手から自然と話を引き出しています。 どんな相手とも心地よくコミュニケーションするためのコツを知っているのです。 初対面の相手、家族、友人、同僚や上司・部下との会話、説明、プレゼン、営業、接客…… 本書では、頑張りすぎなくても相手の心を掴める、言いたいことをうまく伝えられる会話のコツを、 さまざまな場面に合わせて紹介します。 《「はじめに」より》 もし、初対面でも、どんな人とでも会話が弾んだら? もし、「もっとあなたと話がしたい」と切望されるようになったら? もし、自分が提案したことがすぐに快諾されるようになったら? あなたの人生は、どんな風に変化するのでしょうか? もしあなたが、会話が盛り上がらない、うまく気持ちを伝えられないなど、会話への苦手意識を持っているとしたら、それはあなたが悪いのではなく、これまで会話について学ぶ機会がなかっただけです。 多くの人が「できない」と思っていることは、やり方を知らないだけなのです。 出会いは会話から始まります。 だから、話し方を変えると、人やチャンス、お金や幸せでさえも、あなたに集まってきます。 つまり、話し方を変えることは、あなたの未来を変えることなのです。 ■目次 第1章 話し方の基本 編 第2章 心地よい人間関係 編 第3章 雑談 編 第4章 仕事・プレゼン 編 第5章 話す前の心得 編 第6章 人を動かす話し方 編 第7章 魅力的な話し方 編■著者略歴ファイン・メンタルカラー研究所代表米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー国家資格 キャリアコンサルタント産業カウンセラーパーソナルアナリストカラーセラピスト愛知県生まれ。10年以上デザイナーを経験。当時月130時間を超える残業のストレスで前歯が折れる。この時期に友人の死も重なり、「幸せな生き方とは何か?」を考え、本格的にキャリアカウンセリングや心理学を学ぶ。NLP心理学を中心にコーチング、カウンセリング、マインドフルネス瞑想などの手法を習得し統合。その手法を生かし、キャリアカウンセラー・講師として独立。各企業・大学・公共機関の講演の登壇数は2000回を超え、婚活から就活まで相談者数は1万人を超えている。コーチング、パーソナルカラー、カラーセラピスト、骨格診断ファッションアナリスト等のプロ養成講座の卒業生は500人を超え、個人診断においては1000人を超える。(著書)『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』『なぜかうまくいく人の気遣い 100の習慣』『なぜか感じがいい人の聞き方 100の習慣』(明日香出版社)『いつもよりラクに生きられる50の習慣』(かんき出版)
  • 文明が衰亡するとき
    4.0
    なぜ文明は衰亡してしまうのか? 繁栄の中に隠された失敗の本質とは? 古代の巨大帝国ローマ、中世の通商国家ヴェネツィア、そして現代の超大国アメリカ……栄華を極めた強国が衰退する過程を詳しく検証、その驚くべき共通項を洞察する。人類の栄光と挫折のドラマを描く、日本人必読の史的文明論。
  • 世界史とつなげて学ぶ 中国全史
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    気鋭の東洋史家による渾身の書き下ろし! 教科書では教えてくれない真実の中国史 ・黄河文明はどのように生まれたか ・中華思想が誕生した理由 ・気候変動と遊牧民がつくる歴史 ・ソグド人が支えた唐の繁栄 ・「唐宋変革」で激変した中国社会 ・モンゴル帝国は温暖化の産物 ・なぜ「満洲」と表記するのが正しいか ・明治日本の登場が中国の歴史を変えたetc. 驚くほど仕事に効く知識が満載! 現代中国を理解する最高の入門書 現代中国とは、過去の歴史の積み重ねの決算であり、通過点でもあります。そこに至るプロセスを知ることなしに、「中国人の考え方は理解できない」「中国の存在は日本にとって脅威」などと評論しても意味がありません。問題はそのプロセス・歴史をうまく捉えていない、そのため偏見に満ちた見方になっていることで、そういう〝偏見〟の自覚すらないのが、一般的な日本人の姿ではないでしょうか。 日本人の多くが、中国は太古より強大な統一国家だったとか、中国は常に強大で、常にアジアの覇権国家だった、という印象を持っています。「中国は異質」「理解できない」といった印象を持ってしまうのは、こういう下地があるからなのです。そこで重要なのは、リアルな中国史を認識することです。それを通じて、はじめて現代中国が抱える問題も、その本質を理解することができるでしょう。 歴史といっても、細かい年号や人名、事件などにこだわる必要はありません。何よりも時代の特徴、ならびにその流れを摑むことが大事です。本書では、文明の発祥から今日に至るまでの中国史の展開を一気呵成に描いて、現代につながるリアルな中国の姿を浮き彫りにしていきたいと思っています。(「まえがき」より要約抜粋)
  • 改宗と亡命の社会史 近世スイスにおける国家・共同体・個人
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 近世社会は、古くは絶対主義の時代と呼ばれ、近年においては「宗派化」「社会的規律化」の時代と把握されている。この時代の教会は、国家権力と手を携えて臣民(信徒)の内面と日常生活を徹底的に「宗派化」し、また「規律」への服従を教え込んだというのである。一方、都市・農村の「共同体原理」を重視する歴史家は、市民・農民は受動的な臣民ではなく、共同体の維持と繁栄のために「宗派化」と「規律化」を下から担っていたと説く。いずれにしても近年の西欧近世史は「国家」と「共同体」を軸に展開されている。しかし実際には、諸宗派の混在を克服できない地域が随所にあり、こうした状態のなかでは「社会的規律化」も至難の業であった。近世人にとって宗派の境界は絶対的なものではなく、異宗派の土地に移り、改宗を行う無数の人々が存在したのである。本書は16世紀から18世紀初頭までのスイスとその周辺地域に焦点を当て、改宗と亡命という現象に注目しながら「個人」の覚醒と自立化の過程を浮き彫りにし、図式的に捉えられてきた西欧近世史像に再考を迫る。 【目次より】 貨幣換算表 序論 近世史研究の動向と問題の所在 諸宗派の歴史的役割をめぐって はじめに 一 「社会的規律化」と「宗派化」の理論 二 家父長制強化論と女性抑圧論 三 「宗派化」「規律化」論への批判 その達成度をめぐって 四 「宗派化」「規律化」論への批判 その担い手をめぐって 五 家父長制強化論・女性抑圧論への批判 六 「個人」のゆくえ おわりに 本書の課題と方法 第一章 近世スイスの宗派情勢 はじめに 一 スイス盟約者団の内部構造 二 「宗派化」と「規律化」の諸相 三 日常現象としての改宗 おわりに 第二章 聖職者の改宗と亡命 はじめに 一 真の宗教と偽りの宗教 二 奇妙な人材の交換 三 改宗聖職者の事件簿 四 再改宗 おわりに 第三章 信徒の改宗と亡命 はじめに 一 新しい信仰と古い信仰 二 つくられた改宗者 三 諸邦の改宗者援助政策 四 したたかな個人 五 貧しい人々 おわりに 第四章 女性および未成年者の改宗と亡命 はじめに 一 生存競争 二 転落者と放浪者 三 結婚と家族の秩序 四 遺産相続 五 未成年者 おわりに 第五章 国家・共同体・個人 はじめに 一 門閥都市国家の政治と社会 ルツェルンの場合 二 村落共同体と改宗者 三 都市共同体と改宗者 四 国家による新しい「公益」政策 五 国家と共同体のあいだで 六 スイス農民戦争と平民世界の「脱宗派化」 おわりに 結論 あとがき 注 参考文献一覧(略記号付) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 踊 共二 1960年生まれ。歴史学者。武蔵大学人文学部教授。早稲田大学第一文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程を満期退学。博士(文学)。専門は、スイス史、中近世ヨーロッパ史。 著書に、『改宗と亡命の社会史 近世スイスにおける国家・共同体・個人』『ヨーロッパ読本 スイス』(共編著)『図説スイスの歴史』『スイス史研究の新地平 都市・農村・国家』(共編著)『中近世ヨーロッパの宗教と政治 キリスト教世界の統一性と多元性』(共編著)などがある。
  • 中欧の模索 ドイツ・ナショナリズムの一系譜
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「中欧」とは、単なる地理的な名称ではなく、歴史的・政治的に構成された概念である。冷戦の終焉とともに歴史の表舞台に回帰したこの概念は、多文化・多民族が共存するユートピアを想起させる一方、ドイツ帝国主義やナチスの「生存圏」を正当化するイデオロギーとして忌避されてもきた。本書は、この「中欧」という概念に着目し、それを近代ドイツの自己意識の根源に関わる問題として捉えることによって、従来の研究とは異なるドイツ・ナショナリズム像を提示する。1848年革命期の中欧連邦構想から、第一次世界大戦時の「中欧」をめぐる国際的な論争、そしてヴァイマル共和国期の「ヨーロッパ合衆国」構想とナチス時代の「広域秩序」論。これら「中欧」をめぐる議論の多角的・実証的検討を通して見えてくるのは、国民国家中心的な視座を超えた、重層的なドイツ・ナショナリズム像である。近代ドイツにおけるナショナリズムと「中欧」の関係を問いながら、地域主義とナショナリズムが絡み合う現代世界にも歴史的洞察を与える試み。 【目次より】 凡例 序章 問題の所在 ドイツ近現代史と「中欧」 第一章 「中欧」という視座 ドイツ・ナショナリズム論の再検討 第一節 ドイツ・ナショナリズム再考 第二節 対象と分析視角 第二章 「国民国家」か「中欧」か ドイツ問題とコンスタンティン・フランツの中欧連邦構想 第一節 一八四八年革命以降のドイツ問題 第二節 フランツとは誰か 第三節 フランツの中欧連邦構想 第四節 二〇世紀のなかのフランツ 第五節 フランツの遺産 第三章 「中欧」の夢と現実 フリードリヒ・ナウマンの『中欧論』とその反響 第一節 ナウマンと「中欧」 第二節 「中欧論』の検討 第三節 『中欧論』の反響 第四節 ナウマンの遺産 第四章 「ヨーロッパ合衆国」から「広域秩序」まで ヴァイマル共和国期・ナチス期における「中欧」の分岐……… 第一節 戦間期における「中欧」の位相 第二節 「中欧」から「ヨーロッパ合衆国」へ ヴィルヘルム・ハイレの欧州統合思想 第三節 第三帝国下の「中欧」の運命 カール・シュミットの広域秩序論 終章 「中欧」から「ヨーロッパ」へ? 結論と展望 あとがき 註 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 板橋 拓己 1978年生まれ。政治学者。成蹊大学法学部教授。 北海道大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は、国際政治史、ヨーロッパ政治史。 著書に、『中欧の模索』『アデナウアー 現代ドイツを創った政治家』『黒いヨーロッパ』『現代ドイツ政治』(共著)『歴史のなかの国際秩序観』(共著)『国際政治史』(共著)など、 訳書に、ジャック・ル・リデー『中欧論 帝国からEUへ』(共訳)アンネッテ・ヴァインケ著『ニュルンベルク裁判』ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』アンドレアス・レダー『ドイツ統一』などがある。
  • ホッブズ 人為と自然 自由意志論争から政治思想へ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 17世紀のヨーロッパに生きた思想家は、いくつもの難題に直面していた。人為と自然、精神と物体、そして認識と存在。キリスト教共同体とコスモロジーの動揺は、一方では人間を自己の存在の主体としつつ、他方では存在のもろさを露呈させたからである。しかも、人間存在には強さと弱さが共存するという自覚に、自然についての学の展開が重なり合う。まさにホッブズは、人間は精神を持つ肉体として自ら決定できる、しかし物体の運動には全て法則がある、という両立困難な二側面に正面から向き合った。だからこそ彼は、言語のありかたと物体の運動から根源的に考え抜き、人間の情念にも眼を向ける。そして、決定論を直視しつつも、人為的な秩序を作り出そうと苦闘する。自由意志論争から論を起こし、ホッブズの政治思想における精神の役割を探究する本書は、スコラ哲学の伝統を視野に入れつつ、大陸の合理主義的哲学と共通の地平に立ってホッブズの政治思想を捉えようとする、独創的な業績である。 【目次より】 凡例 序論 一節 問題の所在 二節 研究史 三節 本書の構成 一章 ジョン=ブラモール 一節 自由意志論争の背景 二節 スコラ哲学の継承 三節 ブラモールの政治思想 四節 中世哲学史におけるブラモールの位償づけ 二章 自由意志論争におけるホッブズの視座 一節 研究史と分析視角 二節 自由と強制 三節 熟慮と選択 四節 国家と個人 五節 三つの視座に関する思想史的考察 三章 制作と二つの自然 『物体論』をめぐって 一節 三つの原因概念 二節 運動一元論の難点 三節 制作と二つの自然 四節 制作の条件 四章 情念論とその政治的射程 一節 運動としての位相 二節 主観的経験という位相 三節 人間的位相 四節 情念と政治 五章 政治思想における人為と自然 一節 自然法と理性 二節 日常言語としるし 三節 人為と自然 結論 自然の変容と国家の制作 補論 ホッブズ研究史の一断面 はじめに 一節 ソレルのホッブズ解釈 二節 ザルカのホッブズ解釈 おわりに 註 あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 川添 美央子 1970年生まれ。政治思想史家。慶応大学教授。慶應義塾大学法学部卒業。慶應義塾大学法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は、西洋政治思想史。 著書に、『ホッブズ 人為と自然』などがある。
  • 新版 知ってはいけない現代史の正体
    5.0
    「誰が戦争を望み、利を得てきたか」 そこから、本当の歴史がみえてくる。 歴史は国際金融資本=グローバリストによって都合よく捻じ曲げられてきた! 世界の真の支配者が基盤を固めた100年程前までさかのぼり、混迷する現在まで。 第二次世界大戦から、ウクライナ戦争、イスラエル・ハマス戦争など最近のニュースも含めた新版。 元駐ウクライナ大使の著者が歴史の真相を明らかにします。 ■国家に干渉できる権力を持つ機関の出現が国際連盟 ■ニューディール政策の目的はアメリカ経済の社会主義化 ■戦後処理の大枠を決めていたのはロンドンの銀行家 ■ジョージ・マーシャルこそが中華人民共和国の生みの親 ■東西冷戦は仕組まれたデキレースだった ■ネオコンはウクライナをロシア攻撃の前線基地にした ■ハマスの奇襲をイスラエルは知りつつわざと攻撃させた ほか ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 唯幻論大全
    3.0
    “私”、国家、歴史、神、セックス……全ては幻想である 「人間は本能が壊れた生命体である」たった一つの原理から、人間のすべての文化と愚行を説明し尽くした。戦後最大の思想が、いま再び、閉塞した世界を切り開く。 岸田精神分析40年の集大成!! 目次 第1部 自我論(自我の精神分析:母の術策:現実喪失:母の立場 ほか) 第2部 歴史論(時間と空間の起源:精神分析は集団心理学である:差別が人種を生んだ:唯幻史観による歴史 ほか) 第3部 セックス論(性的唯幻論:男の性欲:文句を言い始めた女たち:商品としての女 ほか)
  • 国家 上
    4.1
    ソクラテスは国家の名において処刑された。それを契機としてプラトンは、師が説きつづけた正義の徳の実現には人間の魂の在り方だけでなく、国家そのものを原理的に問わねばならぬと考えるに至る。この課題の追求の末に提示されるのが、本書の中心テーゼをなすあの哲人統治の思想に他ならなかった。プラトン対話篇中の最高峰。

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  • ニューエクスプレスプラス ヒンディー語
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 会話+文法、入門書の決定版がパワーアップ インドは多言語国家です。その中で第一の公用語ヒンディー語は、世界的に見ても有数の母語話者を抱える大言語で、系統としてはヨーロッパの言語と祖先を共通にすることが知られています。デーヴァナーガリー文字と言われる固有の文字は、その優雅な字形がなじみにくいかもしれませんが、子音文字と母音記号からなる合理的なシステムです。語順は意外にも日本語とあまりかわりません。南アジアの多彩な言語の世界の入口としても重要。★音声アプリ無料ダウンロード
  • 皇帝たちの中国史〈新装版〉
    -
    中国という国はなかった! ただ皇帝たちに支配された国だけがあっただけ。 中国史はなぜわかりにくいのか? 国名も違えば、民族も違う――それなのに「中国5000年」の歴史などという真っ赤な嘘をつくからわからなくなる。 日本では歴史教科書で中国という国の歴史がずっと続いているように教えられているが、中国という国があったわけではない。皇帝たちがそれぞれ異なる国をつくって、その国が交代しただけなのだ。 例えば、フランス大革命でブルボン王朝が倒れたが、フランスがフランスであることは変わらなかった。しかしシナの最初の皇帝である始皇帝のあと、武帝が建てた漢はまったく別の国家と見なければならない。そう考えると中華人民共和国はわずか70年の歴史しかないことになる。 本書は、始皇帝、漢の武帝など古代シナの皇帝たちから、元のフビライ・ハーン、明の朱元璋、清の康熙帝など歴代皇帝たちの治乱興亡を中心に、これまでの通説を根底からくつがえし、日本人には想像もつかない誤解もプロパガンダもたっぷりのシナの歴史の謎を解明する。まったく新しい中国史がここから始まる。
  • 危機と人類(上下合本版)
    4.0
    『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ大絶賛! 「国家がいかに危機を乗り越えたか? 明快な筆致に引き込まれる。本書は、地球規模の危機に直面する全人類を救うかもしれない」 遠くない過去の人類史から 何を学び、どう将来の危機に備えるか? ペリー来航で開国を迫られた日本、ソ連に侵攻されたフィンランド、軍事クーデターとピノチェトの独裁政権に苦しんだチリ、クーデター失敗と大量虐殺を経験したインドネシア、東西分断とナチスの負の遺産に向き合ったドイツ、白豪主義の放棄とナショナル・アイデンティティの危機に直面したオーストラリア、そして現在進行中の危機に直面するアメリカと日本・・・。 国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進むことができたのか『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』で知られるジャレド・ダイアモンド博士が、世界7カ国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を解き明かす!
  • 世界史のリテラシー 「中国」は、いかにして統一されたか 始皇帝の六国平定
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    現代まで引き継がれる一元的支配――その原点は秦王政の「キングダム」にあった。 今の中国の一元的支配の根源は何か? 世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズの第5弾! 初めて統一されて以降、二千年以上にわたって広大なエリアを保持し続けてきた「中国」。なぜいくたびも王朝交替を繰り返しながら、一元的支配体制は引き継がれてきたのか? 「辺境の蛮国」と見なされていた秦に現れた、希代の権力者の理想にその原点を見る。 【内容】 第1章 秦王政はいかにして中華統一を成し遂げたのか? 第2章 後進国の秦がなぜ最先端の社会体制を作り出せたのか? 第3章 始皇帝の理想は中華統一の達成であり、統一の維持ではなかった!? 第4章 その後の中国大陸で二千年にわたって影響を与えた「国家モデル」の完成へ
  • 一瞬で数字をつかむ!「概算・暗算」トレーニング
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 学生の頃までの計算といえば、間違えてはいけないものでした。ほんのわずかな間違いも0点となってしまうものでした。しかし大人になった今、実は学生の頃よりも身のまわりには数字があふれていて、生活でも仕事でも、何かしらの“計算”を求められる場面は多いのですが、100%正確に答えを出さなければならない場面は限られています。多くの場面では、ざっくりと計算し、その全体像を把握できればよいのです。本書では、そのざっくりとした計算である概算とそれにともなう暗算のコツや考え方を理解しながら実際の問題に触れていきます。日常の買い物のポイント計算、自社の商品の原価率、はたまた国家予算規模の兆の値まで、社会人が日ごろ接するあらゆる数字の意味をパッと掴む力を身につけられる一冊です。
  • 戦争と国際法を知らない日本人へ
    4.0
    1巻990円 (税込)
    【ご購入の前に】本書は1997年に徳間書店より刊行された『世紀末・戦争の構造』を改題した新装版です。 副島隆彦氏推薦・解説 「いまこそ大天才・小室直樹に学べ!」 日本人の外交・戦争オンチは国際法の無知に理由がある。 戦争、国際政治、国際法は三位一体でないと理解できない。国際経済も加えれば四位一体となる。 国家(ネーション)ができる前に、すでにヨーロッパには国際社会が存在していた。 そのヨーロッパにおけるキリスト教共同体からいかにして、国家、資本主義、近代法、戦争が生まれたか。 本書はその根源にある宗教を徹底分析したものである。 そしてヨーロッパで生まれたこの怪獣は、世界中に広まり、新環境に応じて姿を変じていった。 この怪獣の変貌を追跡し、その意味を真に把握する。 でないと……我々は気がつけば戦場に立っていたという羽目に陥ることだろう。 不世出の大天才・小室直樹だから解明できたヨーロッパ近代の根本原理。
  • アリストテレス ニコマコス倫理学 上
    3.9
    古代ギリシアにおいて初めて倫理学を確立した名著。万人が人生の究極の目的として求めるものは「幸福」即ち「よく生きること」であると規定し、このあいまいな概念を精緻な分析で闡明する。これは当時の都市国家市民を対象に述べられたものであるが、ルネサンス以後、西洋の思想、学問、人間形成に重大な影響を及ぼした。

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  • 天皇の国史
    4.5
    1巻1,699円 (税込)
    日本の歴史を紐解いていくと、歴史を貫く一本の線があることに気付く。それが「天皇」である。天皇は日本人の歴史そのもの、といってよい。しかし、これまで通史といえば、目まぐるしく交代する権力者を中心とした政治史が一般的だった。本書はそれとは異なり、二千年来変わることがなかった天皇を軸として、国史を取り纏めたものである。故に主題を『天皇の国史』としている。また、通史で陥りがちなのは、客観的かつ冷静的になり過ぎることである。これまで「日本史」は、「外国人が学ぶ日本の歴史」というような扱いで、感情を排して淡々と綴られているものだった。だが、日本人が学ぶべき日本の歴史は、本来はそうではないはずである。我が国は現存する世界最古の国家であり、その歴史を紐解くことは興奮の連続となる。そこで本書では、その興奮を文章に積極的に著し、日本人の日本人による日本人のための歴史を描いている。さらに今回、国史の全ての時代について、考古学や史学、人類学、分子生物学など、学界の最新の議論を把握することに努め、それをふんだんに織り込んでいる。平成18年に『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)を上梓してから、単著21冊、共著10冊を世に送り出してきた著者が、「これまでの研究活動と執筆活動の集大成となった」と自ら語る、渾身の1冊。
  • プルードンの社会革命論
    -
    いま関心を集めながらなお曲解されるプルードン。情況の中でつかみとられた反国家と連合の思想の核心と現代的意義を明確にとらえる。
  • 薬剤師国家試験のための薬問 薬理 一問一答問題集
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 薬剤師国家試験の要点チェックに使える一問一答形式の問題集。同著者の既刊『薬剤師国家試験のための薬単』『薬剤師国家試験のための病単』とセットで利用できます。
  • 卑弥呼とヤマト王権
    3.5
    1巻2,860円 (税込)
    卑弥呼はヤマト王権の初代大王、その王都は奈良盆地東南部の纒向(まきむく)にあった! 盟主不在の「倭国乱」ののち、3世紀初めの「卑弥呼共立」によって「新生倭国」=ヤマト王権は誕生した。考古学の成果と中国史書の精読から導き出された、この国の国家形成史の新しい枠組み。 ◆纒向遺跡はいつ出現し、どのような特徴をもった特別な遺跡なのか? 詳細に解説 ◆王権はのちに畿内と呼ばれる地域の勢力から誕生したのか? 新しいストーリーを提示 ◆卑弥呼はそもそも「邪馬台国の女王」だったのか? 彼女はどこに眠っているのか? 箸墓古墳の被葬者はいったい誰なのか? 最新の研究成果にもとづいて推理 本書の構成(目次) 第一章 纒向遺跡論/第二章 日本国家の起源を求めて/第三章 王権誕生への道/第四章 王権の系譜と継承/第五章 卑弥呼共立事情――私の邪馬台国論/第六章 卑弥呼とその後
  • [新訳]ローマ帝国衰亡史
    5.0
    近世最大の歴史家と言われるエドワード・ギボンの著書『ローマ帝国衰亡史』。1776年に発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立し、英国首相ウィンストン・チャーチルやインド首相ジャワハルラル・ネルー、経済学者アダム・スミスなど、多くの知識人を魅了してきた。本書は、大著である原著『ローマ帝国衰亡史』の中から各時代の代表的な章を選び、翻訳、再編集して一冊にまとめた抄訳の書である。全体は15の章で構成され、ほとんどの章の終わりに編訳者による「解説」が付いている。初代皇帝アウグストゥスの指針、その後の各皇帝による波乱万丈の治世、蛮族の侵略や宗教問題などを通して、歴史の盛衰を眺望できる。国家の衰亡、文明の衰退は必然なのかという人類永遠のテーマを考えるうえでの必読書であり、人生の指針ともなり得る一冊である。歴史的傑作の新訳ロングセラー、待望の文庫版を電子書籍化!
  • インド思想史
    3.0
    インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』にはじまり、世界的にも類がないほど深遠な思想を生みだしてきたインド。ウパニシャッド、ジャイナ教、仏教、マハーバーラタ、正統バラモンの六派哲学、ヒンドゥー教から、近代のガンジーやタゴールに至るまで、3000年以上にわたる複雑で多様な思想の全領域をコンパクトに大観する。 アーリヤ人の侵入や農村社会の成立、王朝の興亡など、それぞれの時代の社会変動の影響も踏まえつつ、各思想大系の特質を明らかにすることで、〈解脱〉をもとめてやまない人類の思索の歴史が描き出される。 世界的なインド哲学、仏教学者であり、比較思想の開拓者でもあった著者による、半世紀以上にわたって読み継がれてきた不朽の概説書。原本:『インド思想史 第2版』岩波書店、1968年) 第一章 アーリヤ人の侵入とリグ・ヴェーダの宗教 第二章 農村社会の確立とバラモン教 第三章 都市の興隆と自由な思索の出現 第四章 国家統一と諸宗教の変動 第五章 統一国家崩壊後における諸宗教の変遷 第六章 クシャーナ帝国時代における新思想  第一節 時代の趨勢  第二節 仏 教   第三節 ジャイナ教   第四節 南インド文化の開花 第七章 集権的国家における諸哲学学派の確立  第一節 正統バラモン系統  第二節 仏 教   第三節 ジャイナ教  第八章 諸王朝分立時代における諸学派の継続的発展  第一節 バラモン教およびヒンドゥー教   第二節 仏 教  第九章 回教徒の侵入と思想の変化  第一節 中世的宗教の発展   第二節 近代的思惟の発展  第十章 外国資本主義制圧下における思想運動 第十一章 〔附論〕科学思想
  • 新版 プラトン 理想国の現在
    4.0
    「理想」という語は、明治の時代、プラトンの「イデア」の訳語として造られ、定着した。そしてプラトンの最高傑作『ポリテイア』(『国家』)が『理想国』の標題で出版され、近代国家建設をめざす多くの日本人の希望の拠りどころとなる。だが、新たな理想社会を創らんとするその熱情は、やがて全体主義に利用される運命を辿った――。かくも激しく人々の魂を突き動かしたプラトンの理想主義哲学とは、果たしていかなるものか。『ポリテイア』の核心を読み解くことで、哲学という営みが切りひらく最良の地平を描き出す。初学者への案内として「プラトン『ポリテイア』を読むために」を付した決定版。
  • 技術とは何か
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 たくましい生活力に内的規律を! 原水爆という形で尖端的に現れた科学主義による野蛮化の危機がひしひしと世界に迫っている今日、われわれは深い反省をもって「現代の賢者」オルテガの所論に耳を傾けるべきであろう。文化的荒廃のなかで若き世代の人たちは、オルテガのうちにこそ生の方向決定に、己がよき助言者と導師を見出すに違いない。 『目次』 1 テーマとの最初の小競合い 2 「在る」ことと「よく在る」こと/陶酔の「必要性」/必要としての過剰/技術の相対性 3 努力を節約するための力は努力である/節約された力の問題 創作された生 4 技術の深層地帯をパトロールする 5 自己を製造することとしての生/技術と願望 6 人間の超自然的運命/人間を導いてきた存在の諸プラン/チベットにおける国家の起源 7 「ゼントルマン」という類型/その技術的要求/「ゼントルマン」と「ヒダルゴー」 8 事物とその存在/物以前/人間・動物・道具/技術の発展 9 技術の諸段階 10 手仕事としての技術/技術者の技術 11 人間と技術はいかなる関係にあるか/古代の技術者 12 近代のテクニシズム/科学と仕事場/現代の奇蹟 知識人と他者 訳注 あとがき オルテガ 1883~1955年。スペインの哲学者。マドリード大学で学士号、博士号取得。「生の理性」の思想を提唱。主著に、『ドン・キホーテをめぐる思索』『大衆の反逆』がある。 著書に、『オルテガ著作集(全8巻)』など多数ある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • アリストテレス 弁論術
    4.0
    古代民主制国家の下で発展したギリシア弁論術の精華。著者は弁論術を、あらゆる場合にその問題に見合った説得手段を見つけ出す能力――と定義、師プラトンが経験による〈慣れ〉にすぎないとした従来の弁論術も、その成功の原因を観察し、方法化することによって〈技術〉として成立させ得ると主張する。明解で読みやすい新訳。

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  • 教養としての神道―生きのびる神々
    3.0
    神道1300年の歴史は日本人の必須教養。「神道」研究の第一人者がその起源から解き明かす。ビジネスエリート必読書。 明治以降の近代化で、「国家総動員」の精神的装置となった「神道」。近年、「右傾化」とも言われる流れの中で、「日本会議」に象徴されるような「国家」の装置として「神道」を取り戻そうとする勢力も生まれている。 では、そもそも神道とは何か。 神道は古来より天皇とともにあった。神道は古代におけるその成り立ちより「宗教性」と「国家」を伴い、中心に「天皇」の存在を考えずには語れない。 しかし「神道」および日本の宗教は、その誕生以降「神仏習合」の長い歴史も持っている。いわば土着的なもの、アニミズム的なものに拡張していった。そのうえで神祇信仰が有力だった中世から、近世になると神道が自立していく傾向が目立ち、明治維新期、ついに神道はそのあり方を大きく変えていく。「国家神道」が古代律令制以来、社会にふたたび登場する。神聖天皇崇敬のシステムを社会に埋め込み、戦争へ向かっていく。 近代日本社会の精神文化形成に「神道」がいかに関わったか、現代に連なるテーマをその源流から仔細に論じる。同時に、「国家」と直接結びついた明治以降の「神道」は「異形の形態」であったことを、宗教学の権威で、神道研究の第一人者が明らかにする。
  • クビライの挑戦 モンゴルによる世界史の大転回
    4.0
    13世紀初頭に忽然と現れた遊牧国家モンゴルは、ユーラシアの東西をたちまち統合し、世界史に画期をもたらした。チンギス・カンの孫、クビライが構想した世界国家と経済のシステムとは。「元寇」や「タタルのくびき」など「野蛮な破壊者」というイメージを覆し、西欧中心・中華中心の歴史観を超える新たな世界史像を描く。サントリー学芸賞受賞作。(講談社学術文庫)
  • わかり易くて、面白い! マンガで読み解く「仏教」のはじまり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仏教は、釈尊の滅後その教えが誤解されつづけてきた!! 仏教の名のもとに、人間の幸、不幸を「霊」に帰してみたり、供養によって問題が解決することを説くものが巷にあふれている。さらに、仏教がさまざまな差別を助長することによって、社会秩序の維持をはかり、国家を、あるいは特定の人々を支える基盤にもなっていた。本書は、そのような仏教理解の誤りと、そこには問題解決の道がないことを釈尊に照らして示している。それは、今日の宗教状況に対する的確な批判であり、霊感商法などに対する痛棒でもある。ともすれば、複雑になりがちなこれらの問題を、マンガというメディアでわかり易く解説。時代の変遷という垢をそぎ落とした、何ものにもとらわれない「原始仏教」の教えとその原点は、時代を越えて現代にも輝きを放ちつづけている!
  • ハーバート・スペンサー コレクション
    4.0
    19世紀、日本をはじめ世界中に圧倒的影響を及ぼしたスペンサーは、20世紀に入ると、社会的ダーウィニズムを唱えた弱肉強食の冷酷な思想家として激しい批判にさらされ、忘却された。しかし、そうした理解は正当だろうか? 否。自由の意味を根源から問うたその議論は、いまこそ再評価されるべきである。本書では、彼の思想の核心を伝える論考を精選して収録。そこからは国家の強制による福祉ではなく、個人の自発的な意志に基づく協力の原理を探究し、社会的弱者への慈悲を説いた姿が浮かび上がる。国家を無視する権利まで容認する、その徹底した自由の理論を詳らかにする。文庫オリジナル編訳。
  • 日本哲学入門
    -
    西洋哲学と出会って150年、日本の哲学者たちは何を考え、何を目指してきたのか。日本哲学のオリジナリティに迫る、第一人者による入門書の決定版! 【哲学を知るための10講】 第1講「日本の哲学」とは/第2講 哲学の受容第/3講 経験/第4講 言葉/第5講 自己と他者/第6講 身体/第7講 社会・国家・歴史/第8講 自然/第9講 美/第10講 生と死 【本書のおもな内容】 ・日本最初の哲学講義はいつ行われた? ・「哲学」という呼び名はこうして生まれた ・西田幾多郎の「純粋経験」を知る ・経験と言葉のあいだにあるもの ・言葉の創造性を考える ・人間の生のはかなさと死に迫る ・心によって生かされた身体とは ・田辺元が生み出した「種の理論」 ・「自然」という言葉の歴史 ・和辻哲郎の「風土論」 ・美とは何か、芸術とは何か ・移ろうものと移ろわぬもの ・光の世界と闇の世界
  • インド史 南アジアの歴史と文化
    4.5
    インダス文明に起源を持ち、思想、数学、仏教など、独自の文化を育んできたインド。多様な民族、言語、宗教を包含する国民国家はいかに生まれたのか。成長著しい大国の通史を第一人者が描き出す。
  • ギリシア人の物語1―民主政のはじまり―(新潮文庫)
    4.5
    1~4巻825~1,320円 (税込)
    古代ギリシアで民主政はいかにして生まれ、いかに有効活用され、見事に機能したのか? なぜ現代まで脈々と続く哲学や科学、芸術の起源となることができたのか? そこには数少ない市民で強大な帝国ペルシアと対峙しなければならない、苛酷な状況があった――。ギリシア人なくしてローマ人なし。「ローマ人の物語」以前の世界を描き、現代の民主主義の意義までを問う著者最後の歴史長編全四巻。
  • 格差と序列の日本史
    4.2
    歴史の核心は、「格差」と「序列」でつかめる──。日本史の流れを学び、時代ごとの特徴を知ろうとするとき、国家と社会の本質が、必ずそこに表れているからだ。古代の王朝でも、中世の幕府でも、二つのキーワードから歴史上の組織を捉え直せば、日本史の基本構造は手に取るように見えてくる。初学者から学び直しの教養人まで、歴史の見方を転換させる充実の一冊。
  • ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル
    4.0
    世論調査では日本国民の8割が死刑制度に賛成だ。 だが死刑の詳細は法務省によって徹底的に伏せられ、国民は実態を知らずに是非を判断させられている。 暴れて嫌がる囚人をどうやって刑場に連れて行くのか? 執行後の体が左右に揺れないよう抱きかかえる刑務官はどんな思いか? 薬物による執行ではなく絞首刑にこだわる理由はなにか? 死刑囚、元死刑囚の遺族、刑務官、検察官、教誨師、元法相、法務官僚など異なる立場の人へのインタビューを通して、 密行主義が貫かれる死刑制度の全貌と問題点に迫る。 ●「勘弁してください」刑務官が涙する刑場の業務 ●絞首刑を再現した実験では頭部が切断 ●最期に会う牧師の苦悩「殺人に加担して赦されるのか」 ●確定囚78人が自筆で答えた獄中アンケート ●囚人が目撃した、刑場へと連行されるオウム元幹部 ●死刑制度が国家にもたらすプラスとマイナス ●執行方法を定めた法律は明治6年のもの ●極刑を望まない被害者遺族が浴びたバッシング
  • 自然法論 (歴史学叢書)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書はナチスの弾圧にも屈しなかった20世紀ドイツ最大の法制史家が、第二次大戦直後、その深刻な体験に裏づけられた豊かな法思想のすべてを語った講演の邦訳である。内容は簡潔な自然法思想史であると同時に、独自の現代自然法論であり、自然法=正義はけっして死滅しないという著者の信念が力強く表明されている。 【目次】 凡例 目次 自然法論 序論 一 自然法理念の現象形態 二 自然法の古典時代 三 自然法の現代的意義 訳註 訳者あとがき ミッタイス,ハインリッヒ 1889~1952年。ドイツの法制史家。ハイデルベルク大学、ミュンヘン大学、ベルリン大学で教授を歴任。専門は、ヨーロッパの比較法史、法制史。 著書に『封建法と国家権力』『中世盛期の国家』『自然法論』『ドイツ法制史』『ドイツ私法史』 『法制史の存在価値』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 現代メディア史 新版
    4.0
    19世紀後半以降のメディアの発達は,あらゆる情報が氾濫する現代社会の成り立ちにどのような影響を与えてきたのか.国民国家形成の歴史のなかに,出版・新聞・映画・ラジオ・テレビといった各領域の発展を位置付け,英米独日の各国を時系列的に比較する画期的なメディア史.98年の刊行以来読み継がれてきたロングセラー,待望の新版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 神聖ローマ帝国 「弱体なる大国」の実像
    NEW
    -
    電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載。 オットー一世の皇帝戴冠(九六二年)を起源とする神聖ローマ帝国は、ドイツを中心に周辺へと領域を広げた。皇帝位は一四三八年以降、ハプスブルク家がほぼ独占。十六世紀に最盛期を迎える。宗教改革、三十年戦争といった混乱を経て帝国は衰退し、一八〇六年に消滅した。弱体に見える国家が八五〇年も存続したのはなぜか。叙任権闘争など、皇帝と教皇の関係はいかなる推移をたどったのか。捉えにくい「大国」の実像に迫る。
  • 福田恆存の言葉 処世術から宗教まで
    3.0
    戦後日本を代表する知識人“最後の講演”初の書籍化! ゴマはうまくすれ 近代化に呑まれるな エゴイズムを肯定しろ 世界一流だった陸軍、海軍がどうして戦争に負けたのか 人生はエゴとエゴとの賃借関係 理想家は現実世界に適応できない 日本では民主主義が運営できない 状況を読む深さで勝負は決まる 国家意識がない日本人 家族にも想像力、演出力が必要 アメリカの目的は敵の排除だけ 「愛」と「理解」は全く別問題 神様との付き合い方 戦後を代表する知識人である福田恆存は、近代化の弊害を問い続けた。 その思想のエッセンスが詰まった「伝説の名講演」を初の活字化! 保守派の知識人が問う「君たちはどう生きるか」――。
  • 桂太郎 外に帝国主義、内に立憲主義
    3.4
    日本最長の八年に及ぶ首相在任期間を誇った桂太郎。三度の政権下、日露戦争、韓国併合と、外には帝国主義政策を断行、内には伊藤博文らの次世代として、最後には政党結成に動く。山県有朋の“傀儡”と、低く評価されてきた桂だが、軍人出身ながら、軍の予算を抑制、国家全体の利益を最優先し、緊縮財政を追求し続ける。時代の制約の中、「ニコポン」と呼ばれた調整型政治家が求めたものは何か――。その全貌を描く。
  • 世界史を創ったビジネスモデル(新潮選書)
    4.0
    歴史上の国家を“企業”、その活動を“ビジネス”として理解すれば、新たな視点が得られる。ローマ帝国の盛衰、大航海時代の競争、さらに現代のAT&T、グーグル、人工知能についても。人類が経験してきた「成功」と「失敗」から導き出される「歴史法則」とは? 日本社会の停滞を打破する「フロンティア」がここにある。 ※新潮選書に掲載の図版の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    4.0
    蒙古は上陸に失敗していた! 秀吉には奇想天外な戦略があった! 大和には活躍できない理由があった! 日本史の3大ミステリーに、映画『アルキメデスの大戦』で戦艦の図面をすべて描いた船舶設計のプロが挑む。 リアルな歴史が、「数字」から浮かび上がる!  【謎の一】蒙古軍はなぜ一夜で撤退したのか? 最初の蒙古襲来「文永の役」で日本の武士団は敗北を重ね、博多は陥落寸前となったが、なぜか突然、蒙古軍が船に引き返したのはなぜか?  【謎の二】秀吉はなぜ中国大返しに成功したのか? 本能寺の変のとき備中高松城にいた羽柴秀吉が、変を知るや猛スピードで2万の大軍を率いて京都に戻り明智光秀を破った「中国大返し」はなぜ実現できたのか? 【謎の三】戦艦大和は「無用の長物」だったのか? 国家予算の3%を費やし建造された世界最強戦艦は、なぜ活躍できなかったのか? そこには帝国海軍が冒していたある致命的な設計ミスが影を落としていた――。 小さな「数字」を徹底して読みとり、積み重ねていくと、 大きな「真実」のかたちが見えてくる!
  • 皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史
    3.3
    『古事記』『日本書紀』をはじめ、日本古代の歴史書には、天皇として「即位できなかった皇子」の記事が多数残されている。これらの皇子たちの多くには、残念では済まされない苛烈な未来が待っていた。彼らは、なぜ即位することができなかったのか。記紀の伝承時代から、律令制成立期、律令制下、さらには平安時代の摂関期から院政期にかけて、敗者となった皇子たちの政治的背景を探求し、日本古代国家の本質に背面から迫る。
  • 持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」
    3.7
    後の天智天皇の子として大化改新の年に誕生した少女は、五歳のときに祖父が自害し、心痛の余り母が没するという悲劇を体験する。十三歳で叔父の大海人皇子(後の天武天皇)と結婚。有間皇子の謀反や白村江の戦いの後、二十七歳のとき、古代最大の争乱である壬申の乱を夫と共に起こし、弟・大友皇子に勝利する。その後は中央集権化に邁進し、兄弟継承だった皇位を父子継承に転換させた。古代国家を形作った女帝の実像とは。
  • ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ
    4.3
    一八世紀になるとヨーロッパをまとめてきたキリスト教の影響力が弱まり,ヨーロッパを形成する国々はさらなる合体や分裂をくり返すことになった.近代国家成立を決定づけた革命や新しい思想の誕生,二度にわたる大戦,アメリカや中国の台頭を経て,「古い大陸」ヨーロッパはどこへ向かうのか? 近代から現代までの歴史を俯瞰する.

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  • 満洲国から見た近現代史の真実
    4.3
    1巻1,188円 (税込)
    実は清朝史以降しか中国には歴史などなかったし、いまの中国人のアイデンティティは実は清朝という満州人によってつくられた国家にルーツがあった。ところが、中国・韓国などが国民国家となっていく過程で満州人という存在が消されていった。本書は、大興安嶺の東側にいた満州人の視点からこれまでゆがめられてきたアジアの近現代史を大きくとらえなおす試みである。
  • 海の東南アジア史 ──港市・女性・外来者
    3.5
    近世から現代まで、ヨーロッパ諸国、中国、日本などから外来者が多く訪れ、交易をし、また植民地支配を行った東南アジア。そこでは、人喰いの風聞を広める人、現地人女性、ヨーロッパ人と現地人の間の子孫、華人などさまざまな存在が、外の世界と現地の間に介在していた。その様相を見ると、いかに多様な人々が各地に存在し、複雑な関係を持っていたか、各地の国民国家形成に影響を与えたかがよくわかる。主に東南アジア海域を舞台に、前近代と近現代、西と東をつなげる画期的な一冊。
  • 元老―近代日本の真の指導者たち
    4.4
    明治憲法成立後の1890年代以降、天皇の特別な補佐として、首相選出を始め、内閣の存廃、戦争、条約改正など重要国務を取り仕切った元老。近代日本は、伊藤博文、山県有朋、西園寺公望ら元老8人の指導下にあった。非公式な組織のため、当初は政治の黒幕として批判されたが、昭和初期の軍部台頭下では未成熟な立憲国家を補う存在として期待が高まる。本書は、半世紀にわたり権力中枢にいた元老から描く近代日本の軌跡である。
  • 現代語訳 学問のすすめ
    4.5
    近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』を、原書のリズムをいかしつつ、文語を口語に移した現代語訳。国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身も充実する生き方を示した彼の言葉は色あせない。時代情勢を的確に見極め、今すべきことを客観的に判断する力を身につけよう。
  • 国民国家と戦争 挫折の日本近代史
    -
    開国から明治維新の近代国家創設、日清・日露戦争を経て植民地帝国への拡大、満州事変から日中戦争、第二次世界大戦敗北による帝国崩壊まで……。日本は、アメリカ・フランスのような理念型ではなく、民族型の国民国家を形成し、天皇中心の国体に収斂してしまった。国民による戦争への積極的な関わりにも注目。「国民」をキーワードに、日本近代史を解明し、単純な支配・被支配関係ではない国民国家・日本の実像に迫る。
  • トッド人類史入門 西洋の没落
    4.3
    世界の混迷の起源がわかる! トッド理解の最良の入門書にして、主著『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』を読み解くための最適なガイド。政治学、経済学ではわからない現代の混迷(「西洋の没落」)を人類学が解き明かす。「世界」がそれまでとは違って見えてくる! 世界で物議を醸した仏フィガロ紙インタビュー「第三次世界大戦が始まった」も特別収録。 『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』 ―「21世紀の人文書の古典だ」(佐藤優氏) ―「読めば読むほど味わい深い」(片山杜秀氏) 内容 1日本から「家族」が消滅する日――「家族」の重視が少子化を招く E・トッド 2ウクライナ戦争と西洋の没落――「露と独(欧州)の分断」こそが米国の狙いだ トッド+片山+佐藤 3トッドと日本人と人類の謎――「西洋人」は「未開人」である 片山+佐藤 4水戸で世界と日本を考える――日本に恋してしまった トッド 5第三次世界大戦が始まった――弱体化する米国が同盟国への支配を強めている トッド ●エマニュエル・トッド 1951年生。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、「ソ連崩壊」「米国発の金融危機」「アラブの春」、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に“予言”。著書に『老人支配国家 日本の危機』『第三次世界大戦はもう始まっている』など。 ●片山杜秀 1963年宮城県生。思想史研究者・慶應義塾大学教授。著書に『11人の考える日本人』など。 ●佐藤優 1960年東京都生。作家・元外務省主任分析官。著書に『佐藤優の集中講義 民族問題』など。
  • 日本国史(上)
    4.2
    最新の歴史研究を踏まえた「田中日本史」の決定版。日本史を各時代のエピソードを中心に通史で概観! *上巻は縄文から平安時代まで。 第一章・日高見国――縄文・弥生時代、関東にあった祭祀国家 第二章・天孫降臨――関東から九州へ、船で渡った瓊瓊杵尊 第三章・大和時代――神武天皇と日本の統治 第四章・飛鳥時代――日本人の神髄「和」の思想の確立 第五章・律令国家の誕生と国家意識の確立 第六章・奈良時代――日本の古典を成熟させた天平文化 第七章・平安時代――貴族が極めた宮廷文化の頂点 ※本書は平成24年刊行の田中英道著『日本の歴史 本当は何がすごいのか』(育鵬社刊)をもとに、最新の歴史研究の成果を踏まえ、大幅な加筆を行い刊行するものです。
  • ―教養としての歴史―日本の近代(上)
    3.3
    1~2巻660円 (税込)
    近代化の原動力となった江戸の実力、アジア初の立憲国家として憲法を守り通した意義、韓国から近代化という「青春」を奪った日清・日露の二度の対外戦争――。アジアの小国から世界標準の国家を作りあげた苦闘の道程をたどりながら、著者の卓越した歴史観を通して、「日本にとっての近代とは何であったのか」を大胆に整理する。単なる知識ではない教養としての日本近代史入門。〔全二冊〕

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  • ケンブリッジ数学史探偵
    4.0
    斬新な日本史講義がハーバードで熱狂を呼んだ歴史学者が、ケンブリッジに移って選んだテーマは「17世紀の数学史」。近代国家が成立する以前、知識人たちは 国家の枠にとらわれず、自由に知識を交換しあっていた。著者は京都で花開いた和算を起点に、西洋、さらには中国の数学文化まで縦横無尽にたどっていく。「知の生成」の瞬間を追い求め、真にグローバルな時代に相応しい歴史の語り方を探った知的興奮の書。
  • 一神教と戦争
    4.0
    なぜキリスト教徒は戦争に強いのか? なぜキリスト教圏とそこから派生した世俗国家が覇権を制しているのか? そして、西欧とイスラームの衝突の思想的な原因はどこにあるのか? 本書は、この大きな「なぜ?」に答えを提示している。西欧思想に通じた社会学者とイスラーム学者による、互いの立場に妥協せずに展開されるスリリングな対話からは、紛争の時代を見通す智慧が見えてくる。一神教とその社会、そして戦争の関係を考察する文明論の決定版。【目次】はじめに 橋爪大三郎/第一章 戦争観の違い イスラームvsキリスト教/第二章 ナショナリズムと戦争/第三章 キリスト教徒はなぜ戦争がうまいのか/第四章 ヨーロッパのシステムは普遍的なのか/第五章 核の脅威と国際社会/第六章 イスラームは国際社会と、どのように調和するのか/第七章 破滅的な核戦争を防ぐ智慧を持てるか/おわりに 中田 考
  • 大学・中庸
    4.0
    天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』。人間の本性とは何かを論じ、「誠」の哲学を説く『中庸』。朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の1つとされた儒教の代表的な経典。本書では、朱子以前の古い読み方を探求して、両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした。朱子の『大学章句』等を併収。

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  • だめだし日本語論
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    日本語は、そもそも文字を持たなかった日本人が、いい加減に漢字を使うところから始まった―― 成り行き任せ、混沌だらけの日本語の謎に挑みながら、日本人の本質にまで迫る。 あっけに取られるほど手ごわくて、面白い日本語論。 ■日本語のできあがり方 鎌倉時代まで 文字を持たなかった日本人 日本語のDNA螺旋構造 外国に説明できない日本史 学問に向かない日本語 日本語は「意味の言葉」ではない 言葉は神から与えられる? お経を日本語に訳さなかった理由 言葉はまず音であった 音の多様性 ひらがなができた理由 歌があったから日本語がある 話し言葉を文字化する日本、文字化しない朝鮮 男女のコミュニケーションが国家体制の根幹 書きながら成長する紫式部 男は和歌が詠めない 公式には認めない女性とひらがな
  • 日本人だけが知らない戦争論
    4.4
    ■戦争はなぜ、地球上からなくならないのか? 20世紀は戦争の世紀でした。 全世界を巻き込んだ2度にわたる世界大戦をはじめ 中東戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争、米ソ冷戦……。 東西冷戦終結後は 内戦が世界各地で勃発するようになり 戦争はますます複雑化、多様化します。 戦争やテロがこの世からなくならないのでしょうか? その答えはいたってシンプル。 いつの時代にも 戦争を起こしたい奴らがいるからです。 ■「戦争とは何か?」をほとんどの日本人は知らない 人殺しは犯罪ですが 戦争は国家に権利として与えられています。 一方、日本は憲法9条で戦争放棄をした唯一の国です。 日本は国連加盟国の中で唯一、 戦争を起こす権利を持っていない国なのです。 ■そんな平和ボケした日本人は 「戦争とは何か?」がまったくわかっていません その証拠に戦争に関するまちがった認識を 「事実」として信じ込まされて疑いません ・石油の対日全面禁輸が原因で日本は大戦に突入した ⇒ ウソ! ・中国が尖閣諸島に侵攻したら米軍が出動する ⇒ 99%ありません! ・倒幕運動に参加した坂本竜馬らは歴史的ヒーローだ ⇒ ウソ! ・南北戦争はリンカーンによる奴隷解放が目的だった ⇒ ウソ! ・戦争のきっかけとなる大恐慌は人為的なものではない ⇒ ウソ! これはほんの一例にすぎません。 日本人の戦争に関する誤った常識、歴史認識を徹底的に正します。 すべての日本人必読の書。
  • 学習まんが 少年少女日本の歴史1 日本の誕生 ―旧石器・縄文・弥生時代―
    3.9
    映画「ビリギャル」にも登場!! 中・高、大学受験におすすめ!第1巻-日本の誕生(旧石器・縄文・弥生時代) 旧石器時代~邪馬台国の出現まで、日本の夜明けを描写。人々の暮らしぶりも楽しく紹介。 第1章 マンモスの狩りうど 第2章 海と山のめぐみ 第3章 戦いのムラ 第4章 女王 ヒミコ 【ご注意】 本書電子版には、底本の巻頭口絵ページ、巻末資料編は掲載されていません ※この作品はレイアウトの関係でお使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。 この作品は一部カラ―です。
  • 図解でわかる14歳から知る日本人の宗教と文化
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「信じる」より「感じる」、そんなゆるやかな宗教の時代へ 日本人の7割以上が無宗教? それは、大きな誤解! 万物に命を感じ、ゆるーく神仏を祀る 縄文から続く日本人の宗教と文化をたどる。 14歳から読める! わかる! カラ―図版満載!! 図解でわかる「世界の宗教と文化」シリーズ登場! 【目次より】 縄文の人々が生きた円環の世界/土偶に何を祈ったか/弥生の人の祖先崇拝/銅鐸の音、呪術師のよびかけ/日本の建国神話がつくられるまで/聖徳太子と在家重視の日本仏教/道教・陰陽道・儒教/「神仏習合」と日本人の宗教観/平安貴族と密教僧と陰陽師/末法意識と来世の地獄/法然が開く専修念仏/浄土真宗の開祖・親鸞/禅と日本人の人間観/法華信仰を広めた日蓮/2度の歴史断絶と宗教文化/明治政府は神道を国家宗教に/高度経済成長期と新しい巨大宗教団体/20世紀末頃から生まれた多くのオカルト教団 ほか ●Part1 日本人の祖先・縄文人の世界 ●Part2 倭人と弥生文化の時代 ●Part3 倭国から大和へ、そして日本に ●Part4 日本人、仏教と出あう ●Part5 変貌する日本の宗教
  • 未来の法 新たなる地球世紀へ
    5.0
    素晴らしい未来を創りだしてゆこう。 〇あなたの未来を創る 人生のあらゆる苦難や逆境を乗りこえる「心の秘密」と「信仰の奇跡」を説き明かす。 〇この国の未来を創る 国防危機や経済不況を打破し、自立国家としてさらなる発展・繁栄を実現する。 〇世界の未来を創る 無神論国家との戦争や宗教対立を解決し、中国や北朝鮮、そして世界に幸福と平和をもたらす。
  • 幕末暗殺
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 時の大老・井伊直弼が襲われた「桜田門外の変」の衝撃に始まる幕末暗殺史。本書は、安政から明治初期という未曾有の国家の変革期に、対立する思想の激突が引き起こした様々な暗殺事件を、奇才黒鉄ヒロシがその時代の景色の中で俯瞰的に描き出し、幕末という時代を捉え直した作品である。構成は、まず「桜田門外の変」の全容を、綿密な史料検証によって、見事に再現する。そして「黒鉄歴画」の真骨頂、「人斬り」と呼ばれた5人の男たちの人間劇がつづく。5人とは岡田以蔵、田中新兵衛、大楽源太郎、中村半次郎、河上彦斎。この時代に生まれたがために「刀」を手にし、この時代ゆえにその使い道を「人斬り」に収斂していった各々の宿命をシュールに描き出していく。さらにブラックユーモアたっぷりの味付けによる、約140頁に及ぶ幕末暗殺年譜は圧巻。大ベストセラーとなった『新選組』、『坂本龍馬』につづく、「黒鉄歴画」シリーズの第三弾である。
  • かわいそうな歴史の国の中国人〈新装版〉
    -
    1巻891円 (税込)
    《待望のニュー・クラシック・ライブラリー版》 平気でウソをつき、ウソを本当にしようとする 中国人の強さの秘密は、中華文明の弱さに理由があった。 新型コロナウイルスの感染源でありながら、 いつの間にかウイルス対策の救世主としてふるまっている中国―― 中国人はなぜかくも露骨にウソをつき、世界に不信を蔓延させるのか。 その原因をたどっていくと中国の歴史にたどり着く。 中国五〇〇〇年の歴史などと豪語するが、 実際には王朝ごとの断絶した歴史しかなく、 皇帝と官僚たちの点と線だけの統治では、民は収奪の対象でしかなかった。 かつて国家が国民を守ったことなど一度たりとない。 ないないづくしの歴史の国の中国人だから、残酷なくらい利己的にならざるをえなかったのである。 習近平は中華文明を復興するというが、 じつは中華文明そのものが不毛の原因だったのである。 コロナ禍で、さらに露わになってきた中国人の本質を 透徹した歴史認識によってあぶり出した日本人必読の書。
  • 日本人はなぜ日本のことを知らないのか
    3.7
    自分の国がいつできたのか答えられますか?学校が教えてくれない「世界最古の国」の奇跡を、明治天皇の玄孫にして、ベストセラー『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』(PHP新書)の著者が、強い信念をもって語った意欲作。巻末の「子供に読ませたい建国の教科書」では、「日本ってすごい!」という思いが自然と湧いてきます。【内容】「建国記念の日はなぜ二月十一日なのか」「日本はいつどのようにできたのか」――世界中の国民が知っている自分の国の成り立ちを、日本人の多くは答えられない。初代天皇の存在は伏せられ、『古事記』『日本書紀』は非科学的として封印される。何より、日本が現存する世界最古の国家である事実を学校は教えてくれない。まるで誇りを持たせたくないかのような歪んだ歴史教育。戦争もなく統一を果たし、中国から独立を守り抜いた奇跡の歩みを紐解こう。世界でいちばん人気がある日本を、私たち自身が愛せるように。

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  • 日本神話はいかに描かれてきたか―近代国家が求めたイメージ―(新潮選書)
    4.0
    明治維新後、天皇による支配の正統性を周知させるべく、『古事記』『日本書紀』がさまざまに図像化されていった。イザナキ・イザナミ神の国生みから、ヤマタノヲロチ退治やイナバのシロウサギ譚、神武天皇、神功皇后の雄姿まで、原典から逸脱・変容しつつも巷にあふれたイメージ群に、「近代日本」の心性と目論見を探る。
  • いまさら聞けない「日本書紀」と天皇126代
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2020年は、『日本書紀』編纂1300年の年にあたります。 『日本書紀』は『古事記』とともに日本の古代史を語るうえで欠かすことのできない史料ですが、聖徳太子やそれ以降の事件などに関して、『古事記』にはない記述も多く、重要で魅力あふれる内容が多く含まれています。 本書では、知っているようで知らない、今さら人に聞くことのできない『日本書紀』の内容をダイジェストでご紹介します。初代天皇からつづく126代全ての天皇の系譜を、チャートとSTORYで分かりやすく解説。 この国の成り立ちとその後の歴史を、鮮やかなイラストともに再認識できます。 【ご利用前に必ずお読みください】 ■誌面内の目次やページ表記などは紙版のものです。一部の記事は、電子版では掲載されていない場合がございます。 ■一部マスキングしている写真、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。 ■電子版からは応募できないプレゼントやアンケート、クーポンなどがございます。以上をご理解のうえ、ご購入、ご利用ください。 《目次》 4ページでわかる!…『日本書紀』すごろく いまさら聞けないQ&A…『日本書紀』とは何か? いまなお謎多き日本の正史…『日本書紀』研究最前線 [1]蘇我氏は悪者ではなかった? [2]聖徳太子は実在しなかった? [3]『日本書紀』では「二種の神器」だった? [4]『日本書紀』の編纂には渡来人もかかわっていた? 【第1章/『日本書紀』ダイジェスト 前編】 巻1 神代上─天地のはじまり 巻2 神代下─国譲りと天孫降臨 巻3 神武天皇─神武天皇の東征 巻4~6 綏靖~垂仁天皇─崇神天皇の諸国平定 巻7 景行・成務天皇─日本武尊の遠征 巻8・9 仲哀天皇・神功皇后─神功皇后の新羅遠征 巻10 応神天皇─渡来人の来訪 【第2章/『日本書紀』ダイジェスト中編】 巻11~13 仁徳~安康天皇─倭の五王 巻14 雄略天皇─雄略天皇の治世 巻15・16 清寧~武烈天皇─皇統断絶の危機 巻17 継体天皇─継体天皇の大和入り 巻18 安閑・宣化天皇─屯倉の設置 【第3章/『日本書紀』ダイジェスト後編】 巻19・20 欽明・敏達天皇─仏教の伝来 巻21 用明・崇峻天皇─蘇我氏と物部氏の争い 巻22 推古天皇─聖徳太子の執政 巻23・24 舒明・皇極天皇─乙巳の変 巻25・26 孝徳・斉明天皇─新政権の発足 巻27 天智天皇─白村江の戦い 巻28・29 天武天皇─壬申の乱 巻30 持統天皇─律令国家の完成
  • 古代日本の官僚 天皇に仕えた怠惰な面々
    4.3
    壬申の乱の勝者である天武天皇以降の日本は、律令に基づく専制君主国家とされる。だが貴族たち上級官僚とは異なり、下級官僚は職務に忠実とは言えず、勤勉でもなかった。朝廷の重要な儀式すら無断欠席し、日常の職務をしばしば放棄した。なぜ政府は寛大な措置に徹したのか。その背後にあった現実主義とは。飛鳥・奈良時代から平安時代にかけて、下級官僚たちの勤務実態を具体的に検証し、古代国家の知られざる実像に迫る。
  • 中韓を滅ぼす儒教の呪縛
    -
    【ご購入の前に】 ・本電子書籍は『脱・中国で繁栄する日本』を改題した文庫版を底本としております。 ・本電子書籍には、紙版に収録されている写真が収録されておりません。予めご了承ください。 なぜ、韓国歴代大統領は必ず不正行為に手を染めるのか? なぜ、中国は自国の利益ばかり優先するのか? 日本人には理解しがたい中韓の振る舞い。その裏には、猛毒の影響があった! 国家理念として導入されたは、政治、経済、外交、文化など、様々な分野で悪影響を両国に及ぼし現在に至っている。日本も例外ではない。いち早く儒教の呪縛から逃れ、停滞から脱するための方法を解説!
  • 人間の条件
    4.4
    条件づけられた人間が環境に働きかける内発的な能力、すなわち「人間の条件」の最も基本的要素となる活動力は、《労働》《仕事》《活動》の三側面から考察することができよう。ところが《労働》の優位のもと、《仕事》《活動》が人間的意味を失った近代以降、現代世界の危機が用意されることになったのである。こうした「人間の条件」の変貌は、遠くギリシアのポリスに源を発する「公的領域」の喪失と、国民国家の規模にまで肥大化した「私的領域」の支配をもたらすだろう。本書は、全体主義の現実的基盤となった大衆社会の思想的系譜を明らかにしようした、アレントの主著のひとつである。
  • ホツマ日本の歴史物語 2 建国の秘密
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 <目次> 序『ホツマッタヱ』の伝来 1季節と方角のとらえ方 2天体の理解、大宇宙の始まり 3国家のなりそめの頃 4「二のココロ」の真実 5ヤマトコトハのミチ 6国家の発展の頃 7縄文から弥生へ 8「アワウタ」から「ツツウタ」まで 9「縄文建国」からの展望 あとがき (※本書は2021-10-01に展望社より発売された書籍を電子化したものです。)
  • 家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ
    4.0
    最大の政治団体、家族と国家による暴力。 日々、私たちはそれに抵抗している。 家族は、以心伝心ではなく同床異夢。 DV、虐待、性犯罪。最も身近な「家族」ほど暴力的な存在はない。 イエは「国家のミニチュア」に陥りやすいのだ。その中で、私たちは日々格闘している。いわんや、被害の当事者は闘い続けている。 絶え間ない加害に対し、被害者がとる愛想笑いも自虐も、実はサバイバルを超えたレジスタンスなのだ。 エスケープでもサバイバルでも、レリジエンスでもない。 私たちはレジスタンスとして、加害者に後ろめたさを抱かせる――。 被害を認知することは服従ではなく抵抗だ ■家族は無法地帯である ■愛情交換という暴力 ■家族における暴力の連鎖は権力による抑圧委譲 ■報道では虐待だけが選ばれて強調される ■殴られれば、誰もがDV被害者と自覚するわけではない ■被害者は不幸の比較を犯してしまう ■父のDV目撃が息子をDV加害者に陥らせる ■被害者支援に加害者へのアプローチは必須だ ■彼らの暴力は否定するが人格は尊重する 【目次】  まえがき――母の増殖が止まらない 第一部 家族という政治  第一章 母と息子とナショナリズム  第二章 家族は再生するのか――加害・被害の果てに  第三章 DV支援と虐待支援のハレーション  第四章 面前DVという用語が生んだもの  第五章 「DV」という政治問題  第六章 家族の構造改革 第二部 家族のレジスタンス  第一章 被害者の不幸の比較をどう防ぐか  第二章 加害者と被害者が出会う意味  第三章 加害者アプローチこそ被害者支援  第四章 レジリエンスからレジスタンへ  第五章 心に砦を築きなおす  あとがき  主要参考文献一覧
  • 敗戦真相記 予告されていた平成日本の没落
    3.9
    1巻550円 (税込)
    官栄えて 国滅ぶ 無気力国家ニッポン 昭和二十年九月、魂の講演録が提示する日本再生策。今蘇る異色経済人・永野護のメッセージ 日本はまた闘えるのだ!

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  • 「革命」再考 資本主義後の世界を想う
    4.0
    アメリカに続き、フランス大統領選も!? グローバル“後”の世界が来る。 革命とは、新しい価値観による旧来の価値観の転覆である。 資本主義の危機は、勝利の美酒に酔ったときに始まった。 アラブの春の時は泡沫の夢として。IS台頭の際は悪夢として。ウォール街のオキュパイ運動を始めとした反グローバリズム運動の際には希望として。 ロシア革命より100年、皮肉な事にソ連崩壊後の方が「革命」を望む声・警戒する声が起きている。 アメリカ大統領選を筆頭に、極左と極右に揺れる世界はグローバル“後”に向かっているのだ。 革命は起こりえる。今こそ、その現象を分析する必要がある。 革命は、新しい価値観による旧来の価値観の転覆だ ■政治的解放が政治への無関心へと進む ■歴史修正主義は現実肯定主義から生まれた ■資本は儲からなくなると国家主義的になる ■階級闘争は利益に対する闘争ではない ■現代社会の問題は、もはやたんなる人権の問題ではない <目次> 最初にひとこと はじめに 序章 革命とは何か 第一章 二〇世紀革命論の母 第二章 現実肯定主義からの革命批判 第三章 新しい暴力、無政府運動 第四章 革命と反革命 第五章 新自由主義と結合した「革命」 終章 人間の新しい可能性を示す おわりに
  • キリスト教でたどるアメリカ史
    3.6
    合衆国の理念を形作ってきたキリスト教。アメリカ大陸の「発見」から現代の反知性主義に至るまで、宗教国家・アメリカの歩みを通覧する一冊。神学研究のトップランナーが記す、新しいアメリカ史。
  • 日蓮の手紙 ビギナーズ 日本の思想
    4.0
    相手の境遇や困難を思いやる細やかな文体に、仏教思想の根本を込めた日蓮の手紙。仏典や故事、説話を駆使したその遺文からは、平等と人間尊重を説く『法華経』や、国家の腐敗を糺し災害や疫病に立ち向かう『立正安国論』のエッセンスが立体的に立ち上がる。人生相談あり、生活指導あり、激励あり。息子ほどの歳の少年へ、夫をなくした女性へ、子に先立たれた母親へ。厳選された25通の原文・現代語訳・解説によって人間日蓮の実像に迫る。
  • [音声DL付き]ベストセラー『銃・病原菌・鉄』著者 ジャレド・ダイアモンド「国家の危機をどう乗り越えるか」(CNNEE ベスト・セレクション インタビュー39)
    -
    〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 【今週のトピック】  1万3000年にわたる人類史の謎を解き明かす世界的なベストセラー『銃・病原菌・鉄』の著者であるジャレド・ダイアモンド氏。その最新刊が、今月号のインタビューに登場する『危機と人類』だ。戦争、軍事クーデター、大量虐殺—国家の存亡の機に立たされたとき、各国国民はどのようにして乗り越えてきたのかを描き出す。本インタビューでは、アメリカが直面する危機、そしてそれを乗り越えるためのヒントを語ってくれた。 【本書の内容】 ・インタビュー英文(リフロー型) ・インタビュー和訳(リフロー型) ・インタビュー語注(リフロー型) ・[雑誌再現]英和対訳/語注/文法・用語の解説(PDF型) ※スマホなどで読みやすいリフロー型と、雑誌掲載時のレイアウト(対訳)をそのまま再現したPDF型の2パターンで学習できます。 【音声ファイルの入手方法】 ・本書の購入者は、本電子書籍内に記載の方法により音声を無料でダウンロードできます。 ・音声ファイルはZip形式に圧縮されています。 *『CNN ENGLISH EXPRESS』編集部編『CNN ENGLISH EXPRESS』2020年3月号掲載の「CNNスペシャル・インタビュー」をもとに制作されました。
  • メノン
    4.2
    「徳は教えられうるか」というメノンの問は、ソクラテスによって、その前に把握されるべき「徳とはそもそも何であるか」という問に置きかえられ、「徳」の定義への試みがはじまる……。「哲人政治家の教育」という、主著『国家』の中心テーゼであり、プラトンが生涯をかけて追求した実践的課題につながる重要な短篇。

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  • 戦犯の孫―「日本人」はいかに裁かれてきたか―
    3.0
    「戦犯」の末裔たちはどのように生きてきたのか。敗戦で個人に背負わされた“黒い烙印”は、その一族にどのような影響を与えてきたか。東条英機、土肥原賢二、広田弘毅、東郷茂徳という「A級戦犯」の孫たちの生々流転から、アジア地域での知られざる「BC級戦犯」の生き様までを掘り起こし、戦後から現在まで「国家と個人」の狭間で苦悩する末裔たちの宿命を、若き俊英が丹念な調査のもとに活写する問題作。
  • 満州と自民党
    3.5
    戦後の高度成長は、満州国で行われていた統制経済が元になっていた。かつて満州における経済システムを一手に作り上げた知の集団・満鉄調査部、官僚として赴いた岸信介、椎名悦三郎、星野直樹、あるいは日産コンツェルンの鮎川義介……彼らは戦後も国家建設の夢を捨てがたく、日本経済のグランドデザインを描き続けたのである。そして、彼らの見果てぬ夢は、やがて政治の世界でも保守合同を実現させていく――。

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  • 答えのない世界に立ち向かう哲学講座 AI・バイオサイエンス・資本主義の未来 〔拡大無料お試し版〕
    無料あり
    5.0
    【先行拡大お試し版/本電子書籍は、通常書籍11月6日発売、電子書籍11月15日配信開始『答えのない世界に立ち向かう哲学講座 AI・バイオサイエンス・資本主義の未来』の97ページ相当分まで、および同書あとがきを読むことができます】ベストセラー『いま世界の哲学者が考えていること』著者最新作。『WIRED』日本版のビジネスパーソン向け人気講義を完全書籍化! 「自動運転車が事故を起こしたら、誰が責任を負う?」「私たちの雇用がAIに奪われた社会の姿とは?」「ゲノム編集で天才を生み出すことは許される?「ビットコインは「国家の終わり」の始まり?」……最新テクノロジーがもたらす倫理的課題と未来像を、プラトン、アリストテレスから、ハンナ・アーレント、マイケル・サンデル、マルクス・ガブリエルまで、古今の哲学者の思考を通して徹底議論する。答えなき世界の明日を切り拓く哲学講座、開講。

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  • 講談社 学習まんが 日本の歴史(全20巻) 無料試し読み版
    無料あり
    4.4
    1巻0円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◎無料試し読み版 講談社創業110周年記念企画『講談社 学習まんが 日本の歴史』発刊記念として 全20巻の中から選りすぐりの10話、350ページを収録した無料ダイジェスト版です! 〈収録作品〉 1巻から「列島のあけぼの」寺沢大介 5巻から「源氏物語」池沢理美 6巻から「壇の浦の戦い」神宮寺一 10巻から「桶狭間の戦い」石垣ゆうき 12巻から「琉球と蝦夷」沢田ひろふみ 13巻から「探検の時代」能田達規 15巻から「大日本国憲法」山下てつお 17巻から「大正の文化」西山優里子 19巻から「東京オリンピック」三枝義浩 20巻から「沖縄返還」西山優里子 ◎講談社の学習まんが、ここがすごい! 1 受験には情報量!「受験対応力がすごい!」 総ページ数4480ページはナンバー1!欄外には「マメ知識」が約3500本!! 圧倒的な情報量で記述式問題にも対応。中学から大学受験まで使えます!! 〇「カリスマ講師」スタディサプリの伊藤賀一先生、絶賛! 2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」 歴史の教科書は、どんどん更新されています!ベストセラー『応仁の乱』の呉座勇一氏をはじめ新進気鋭の若手研究者5名が専門の時代を監修。「新学習指導要領に対応した最新の歴史まんが」です! 3  面白いから読みたくなる!「漫画家がすごい!」 「学習まんがこそ面白さが大事」!全員「週刊少年マガジン」はじめメジャー誌での連載経験のあるベテランが、表紙から中身まですべて描き下ろし。小学生から大人まで楽しめます! <講談社学習まんが 日本の歴史 全20巻ラインナップ> 魅力的な人物ドラマで歴史が好きになる! 各巻6話、計120の物語。 1巻「列島のあけぼの」 2巻「律令国家への道」 3巻「仏教の時代」 4巻「平安京遷都」 5巻「貴族の栄華」 6巻「源平の争乱」 7巻「モンゴル軍の来襲」 8巻「ふたつの朝廷」 9巻「応仁の乱」 10巻「戦国大名の争い」 11巻「天下一統」 12巻「江戸幕府」 13巻「江戸の町人文化」 14巻「開国と倒幕」 15巻「明治維新」 16巻「列強をめざして」 17巻「大正デモクラシー」 18巻「アジア・太平洋戦争」 19巻「復興と高度成長」 20巻「昭和・平成・令和」 <監修者一覧> 若狭徹 明治大学文学部准教授 遠藤慶太 皇學館大学文学部教授 呉座勇一 国際日本文化研究センター助教 高尾善希 三重大学准教授 舟橋正真 成城大学非常勤講師

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  • 「4京3000兆円」の巨額マネーが天皇陛下と小沢一郎に託された ついに動き出した吉備太秦のシナリオ
    -
    1巻2,189円 (税込)
    ついに動き出した、京を超える天皇家の巨額資金! 天皇家を支えてきた縄文八咫烏(じょうもんやたがらす)直系の吉備太秦が明かした、"新世界機軸"のシナリオが明らかに! 世界は今こそ、日本人の覚醒を待ち望んでいる。 ◎ 世界支配層は、IMFによる巨額資金4京3000兆円を「ゴールド・ボンド」と名づけて分配を進めている。 ◎ オバマ大統領とプーチン大統領が、安倍晋三首相から巨額資金をせしめようと猛烈な駆け引きを続けている! ? ◎ 米国の金塊が枯渇する一方で、日本銀行の金庫では、金塊がどんどん増え続けていた! ◎ オバマ大統領を中心とする米英仏3国による「サイバー攻撃」を「闇のコンピューター帝国」が手引きしていた/天皇陛下が「闇のサイバー攻撃」から世界を救った ◎ オバマ大統領は、ヒラリー・クリントン候補とともに「第2次朝鮮戦争=核戦争」から「米中戦争」までを密かに画策していた ◎ 「パナマ文書」が「強欲資本主義」の亡者と化した国家最高指導者の退場を迫り、世界中に革命を起こす ◎ 天皇陛下の「ビデオ・メッセージ」の真意は、G7に分配(シェア)される「ゴールド・ボンド」が世界平和と繁栄のために有効に使われることを願うメッセージだった ◎ 夢のような建物「全天候ドーム型ハイテクエコタウン」計画が、人類をエネルギーと食糧危機から救済する ◎ 天皇陛下を戴く世界支配層「ゴールドマン・ファミリーズ・グループ」は、世界恒久の平和を築くために、小沢一郎代表をリーダーとして具体的行動を始めた! ◎ 小沢一郎代表は、田中角栄元首相を超え、「新世界」を切り拓く天命を授けられた

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  • 99%がバカに洗脳された国NIPPON!   《世界レベルの覚醒》から完全に取り残されてしまった日本人に告げたい《リアル陰謀論》) (超☆はらはら)
    5.0
    1巻2,079円 (税込)
    私の生まれ育った南米で《反ロックフェラー政権》が次々に誕生していることをあなたは知ってますか? もちろん知らないでしょう! だってあなた方は完膚なきまでに騙されているのですから――テレビに、新聞に、国家に、そして世界支配者に! ◎ 石油市場を支配したロックフェラー財閥、地球温暖化説をでっちあげたロスチャイルド財閥――そしてイルミナティによる数々の狂った人口削減計画――あなたの脳に決して入ることのない《リアル陰謀論》をわたくし宮城ジョージが徹底的に解析してみせましょう! ! ◎ 知ってほしい! ベネズエラのチャベス政権を支持し、ロックフェラーに公然と抗った南米の大統領たち――ブラジルのルセフ大統領、ルラ前大統領、パラグアイのルゴ大統領、アルゼンチンのフェルナンデス大統領、ボリビアのモラレス大統領たちのこと ◎ しかし彼らはなぜかみながんを患った――むろん、チャベス大統領もだ。これは偶然ではない、黒幕はアメリカだ! ――それでも彼らは屈しない! ! ◎ がんは人工的に発病可能! ?アメリカは過去、グアテマラでがんを人工的に感染させる研究をしていた! ◎ ウクライナ紛争は支配者1%による資源強奪のため ◎ プーチンは反ロックフェラー、反ロスチャイルド勢力の希望である ◎ マレーシア航空機2つの事件はフリースケール社のKL03マイクロチップ(軍事特許)独占のために起こされた ◎ フリースケール社はロスチャイルドのもの、マレーシア航空370便と14便は実は同じ機体 ◎ 日本のテレビ、新聞では決して知ることのできない世界の事件の裏側を大暴露します! ◎ デング熱騒動は原発再稼働反対の大規模デモを潰すため ◎ 日本でロスチャイルド原発利権の勢いが止まらない理由 ◎ 小保方晴子STAP細胞騒動は、支配者1%の医療利権確保のため ◎ 日本の選挙システムは「ムサシ」を通して支配者1%に乗っ取られている ◎ 舛添都知事誕生を目論んで支配者1%は選挙当日HAARPで人工的な大雪を降らせた ◎ TPPは、国家の壁を取り払って支配者1%の利益強奪を許すための仕組み ◎ 国家戦略特区は、支配者1%が日本で無法者のごとく強奪するのを許すため ◎ 意図的に作られた日本の若者ワーキングプア層は、戦場に送られる運命 ◎ 戦争は武器製造あるいは空母、戦闘機、戦車の大量の燃料消費、爆薬の期限内消化、戦争後の復興事業独占など、石油市場を独占し、金融を操る支配者1%にとって最高この上ないビジネス ◎ 支配者1%に服従する一方の日本政府の人々の中から、ベネズエラのチャベス氏のような指導者が現れる日はいつか ◎ 人間家畜化と人口削減のセットが支配者1%たちの計画の骨子 ◎ 支配者1%はすべての人にマイクロチップを埋め込み、コンピューターで人類を管理したい――これはすでに実行段階、まずはアメリカから、次は日本だ! ◎ このままでは悪魔崇拝者の計画通り! それを阻止すべく、我々は情報を得て、今すぐ立ち上がる必要がある! ! ◎ 本書を読む1%の目覚めた日本人よ、ここにある情報を拡散して下さい。10%の日本人が彼らの計画を知れば、転換が可能だ!

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  • IRA《第4版増補》 アイルランド共和国軍
    -
    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ケルト民族の国でありながら、分断国家にして複合社会のアイルランド。「一つのアイルランド」を目指す民族主義運動の担い手として非妥協的な反英・反権力闘争を展開したIRAの創設から'98年の“和平合意”までの活動を詳述。

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