格差と序列の日本史

格差と序列の日本史

ビジネス・実用
858円 (税込)

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4.2

歴史の核心は、「格差」と「序列」でつかめる──。日本史の流れを学び、時代ごとの特徴を知ろうとするとき、国家と社会の本質が、必ずそこに表れているからだ。古代の王朝でも、中世の幕府でも、二つのキーワードから歴史上の組織を捉え直せば、日本史の基本構造は手に取るように見えてくる。初学者から学び直しの教養人まで、歴史の見方を転換させる充実の一冊。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮新書
  • タイトル
    :
    格差と序列の日本史
  • タイトルID
    :
    380479
  • 電子版発売日
    :
    2016年06月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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格差と序列の日本史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生意気ですが、非常に含蓄のある内容で、「格差」「序列」という切り口で、歴史を学び直すいい機会になりました。
    「歴史をつかむ技法」で、著者の大筋で歴史を掴む考え方に非常に共感をしました。
    私が経営学で興味を持つ、システム論に相通じる考えとして。
    本書を一読し、いままでのNHK大河ドラマで理解できなかったキーワードが腑に落ちました。
    本書で訴求する格差とは、歴史の大きな流れの中においては、非常に狭い範疇における格差のステレオタイプであるということが、よく理解できました。
    今までは、「機会は平等に不平等である」と思っていましたが、満更そんな社会でもないなと思う次第です。
    本書を通読して、かなり前向きな気持ちになりました。
    私にとっては、素晴らしい書でした。

    0
    2017年05月07日

    Posted by ブクログ

    タイトルを売れるためにこうしたんだと思うけど、どちらかというと官僚機構から見る日本の通史みたいな主題。古代から現代まで、日本の支配層とか官僚機構がどう変遷しつつも繋がっているのかがわかる。武士が名乗る官職が本来どういうものかもわかってきた。

    0
    2021年01月14日

    Posted by ブクログ

    権力者が変わっても格差と序列は不変というところの着眼点が面白い本。大臣とかいう名称も相当息が長い。大蔵省といい日本人は名前を大事にしてきた民族である事が伺える。
    基本的な組織や官僚は変わらないとはいえパラダイムをもたらした色で官位を定めた聖徳太子、京都とは別に政権作った源頼朝、網の目のような身分制度を作り上げた徳川家康はやはり偉人。

    0
    2017年08月12日

    Posted by ブクログ

    この本は権力者=官僚組織の変遷を描く。
    学校で習う日本史とは、結局政治制度史だという山本さんの言葉通り、日本史の授業の復習をした感覚になる。
    (学校で習う歴史は、政治制度史と経済史だという話も聞いたことあったなあ。)
    細かい事項を覚えようとせず、流れを掴め、という言葉もあったけれど、やはりそれぞれの制度がどういうものであったかに関心があるし、それぞれをくべつする「名前」を覚えることにも注意が向いてしまう。

    実質的には武士が統治していたけれども、律令制の官職名、位階はずっと後まで残っていくという。
    たしかに、筆者が言う格差がこれまでになくフラットになった太平洋戦争後にも、「大蔵省」「文部省」は残っていたわけだし…。

    それにしても、二年ほど前のあの格差論争はどうなってしまったのだろう?
    ピケティも、あれほど騒がれたのに、その後ぴったりとマスコミでとりあげられなくなったし。

    0
    2017年07月11日

    Posted by ブクログ

    東京大学史料編纂所教授の山本博文(1957-)による、日本の官制を中心とした位階・身分制度の概説。

    【構成】
    序章 時代をあらわす「格差」と「序列」
    第1章 部族的社会から官僚制へ-古代
     1 大王家と豪族
     2 「律令国家」とは何か
     3 摂関政治の官僚たち
    第2章 血筋から実力の世へ-中世
     1 院政と私的主従関係
     2 鎌倉武士たちの官僚制
     3 朝廷権威の失墜と室町幕府
    第3章 武家の論理と政治の安定-近世
     1 織田・豊臣の中央集権
     2 江戸幕府の政治組織
     3 旗本、御家人の出世
     4 幕府制度の近代化
    終章 格差解消の時代-近代・現代

    本書が扱うのは、各時代の政務・行政を担う貴族、武士たちがどう格付けされ、それがどのように固定化・流動化していったのかという点である。

    律令国家の官制、摂関政治下での成功、売位売官などは高校レベルでもそれなりに時間を割いて授業を受けることもあるが、五位以上の貴族=殿上人の中での合議制や六位以下の専門官僚の形成などは、大学レベルに踏み込まないと聞かない話だろう。
    『源氏物語』『枕草子』などメジャーな作品に登場する場面などを引き合いにだしているところは、読者の理解を助ける著者の工夫だろう。

    本書は、比較的制度がよく知られている前半よりも,後半の方が価値が高い。室町幕府における取次となる有力守護大名と遠隔地の大名との関係、管領の位置づけなども面白い記述。
    そして、やはり著者の専門である江戸時代は、武士の中でも細かく序列が規定され、格差が固定化した時期ということもあり、記述の濃度がぐっと増す。江戸期の研究では常識なのかもしれないが、有力大名が目指す老中へのコース、旗本が目指す目付から遠国奉行を目指すコースなど出世街道の典型が示されているのは面白い。特に老中、若年寄の目につきやすい目付での働きがその後の出世を左右するという記述などは、幕府機構の行政官(サラリーマン)としての旗本の立ち位置がよくわかる。
    御家人と旗本の格差は、時代劇でもお馴染みのものであるが、御家人の中でも御目見得を獲得する可能性のある家柄もあったというのは、本書で初めて知った。

    総じて、政治が安定した時代には格差序列が細分化・固定化されていき、乱れた時代はそこが流動的になるという当たり前と言えば当たり前の。だが、それが具体的にどのような秩序を形成していたのかということは、日本史を勉強する際に基礎知識として必要だろう。

    本書は、受験で日本史を選択する予定の高校生、大学1・2年の教養課程の学生が読むと、これから獲得する知識がより有機的につながっていくのではないだろうか。

    0
    2016年07月07日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに
    第1章  部族的社会から官僚制へ~古代
    第2章  血筋から実力の世へ~中世
    第3章  武家の論理と政治の安定~近世
    終章   格差解消の時代~近代・現代

    <内容>
    官僚制を中心に世の中の仕組みを解説した日本史の本。タイトルの感じよりも、古代の官僚制や中、近世の政治の仕組み(官僚制や統治機構)がわかりやすく書かれていて、中・高の社会科(日本史)教員が読むといいと思う。

    0
    2016年05月28日

格差と序列の日本史 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮新書
  • タイトル
    :
    格差と序列の日本史
  • タイトルID
    :
    380479
  • 電子版発売日
    :
    2016年06月17日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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