ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル

ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル

982円 (税込)

4pt

世論調査では日本国民の8割が死刑制度に賛成だ。
だが死刑の詳細は法務省によって徹底的に伏せられ、国民は実態を知らずに是非を判断させられている。
暴れて嫌がる囚人をどうやって刑場に連れて行くのか?
執行後の体が左右に揺れないよう抱きかかえる刑務官はどんな思いか?
薬物による執行ではなく絞首刑にこだわる理由はなにか?
死刑囚、元死刑囚の遺族、刑務官、検察官、教誨師、元法相、法務官僚など異なる立場の人へのインタビューを通して、
密行主義が貫かれる死刑制度の全貌と問題点に迫る。

●「勘弁してください」刑務官が涙する刑場の業務
●絞首刑を再現した実験では頭部が切断
●最期に会う牧師の苦悩「殺人に加担して赦されるのか」
●確定囚78人が自筆で答えた獄中アンケート
●囚人が目撃した、刑場へと連行されるオウム元幹部
●死刑制度が国家にもたらすプラスとマイナス
●執行方法を定めた法律は明治6年のもの
●極刑を望まない被害者遺族が浴びたバッシング

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ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世界的に死刑廃止に動いているなか、日本は数少ない死刑存置国である。
    2021年、死刑廃止国は108に上る。10年以上執行がないなど、事実上の死刑廃止国を加えると144カ国に上ると言われている。
    一方、死刑存続国は日本や中国、北朝鮮、イランなど55カ国。
    先進38カ国が加盟する経済協力開発機構(OEC

    0
    2024年02月16日

    Posted by ブクログ

    以前他の本を読んである程度知っていることも多いと思っていたが、この本では加害者側の葛藤だけでなく、被害者遺族や加害者家族、刑務官など、死刑にかかわる人たちの葛藤が多面的に描かれていて、視野が広がった。

    加害者自身が取り返しのつかないことをしてしまったと自覚して、反省する心情は耐えきれない苦悩なのだ

    0
    2022年04月11日

    Posted by ブクログ

    以前から日本の死刑制度について関心があったのでこの一冊は読んでおかないとと。
    死刑制度について考えるには、死刑やその執行について知ることが不可避なので、青木理『絞首刑』同様、貴重なものでした。
    加えて死刑廃止論を強く主張する被害者遺族の声はとてつもなく重く感じられました。
    世界的に死刑廃止が主流な中

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    刑務官の辛さを実感できた。執行がいつ行われるか恐怖している死刑囚をいい気味と思う反面、えん罪で頭がおかしくなった袴田さんの気持ちを思うとやりきれない。えん罪でない限り、やはり死刑制度はなくてはならないと思う。判決には被害者遺族の意思も反映されてもいいと思った。

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    「ルポ○○」というタイトルの作品が好きでよく読むのだけど、こちらもまたインパクト絶大な一冊。
    死刑囚、元死刑囚の遺族、刑務官、衛生夫、教誨師、元法相、異なる立場の人々からの克明な証言をもとに、謎に包まれている死刑制度の現実と実態を知ることができ、とても意義深い内容だった。
    改元前にオウム真理教元幹部

    0
    2023年09月13日

    購入済み

    死刑を知る良書

    興味あるけど分からない。表面だけ掬って、心のざわめきを楽しむだけ。
    そんな人にこそ読んでほしい。
    死刑の裏側や現状が分かります。
    ただの廃止論ではありません

    #タメになる

    0
    2023年03月29日

    Posted by ブクログ

    死刑制度にやや否定的な論調であるが、死刑制度について、
    ・当事者の心情
    ・制度運営の実情
    ・制度の是非に関する議論の現状
    がまとめられており、死刑制度の基礎的な知識を習得することができる。読者は著者の主張を理解しつつ、自らの意見を持つよう努めながら読むことが肝要である。

    0
    2023年03月13日

    Posted by ブクログ

    死刑制度について、実際のところどんな手順で執行されるのか、死刑囚や被害者はどう思っているのか、刑務官の苦悩など、インタビューを重ねて書き上げられている。死刑のことをよく知らずにその是非を議論することの無意味さを痛感する一冊だった。こういう繊細な内容はもっと想像力を働かせて考えなければならないと改めて

    0
    2022年12月19日

    Posted by ブクログ

    死刑への賛否は別として、日本人の考え方や人権意識を考える素材として良い素材だと思う。巻末のインタビューでも安田弁護士が述べていることに同感。日本人はわあわあいうだけで、議員への働きかける力が弱い。

    0
    2022年11月15日

    Posted by ブクログ

    巻末インタビュー含めて、よくよく踏み込んだ、考えさせられる1冊でした。死刑はいろんな議論がある。だからこそ、もう少しオープンにして国民的な議論があってもいいというのは納得。
    犯罪被害者はどうしたら救われるのか。死刑は解決策となるのか。もちろん、やったことは許されないけど、オウムの井上死刑囚の反省が少

    0
    2022年09月16日

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