千葉功 『桂太郎』(中公新書)
以前、小林先生の桂太郎を呼んだ事があるので、こちらも読んでみました。
紙幅の関係もあるのか、前半生が飛ぶように過ぎていきました(笑)
半分以上が日露以後(首相就任以後)で構成されています。
軍人というよりも政治家としての側面が強い桂の生涯が垣間見る事ができ
...続きを読むます。
山縣閥として目されている桂を取り扱っている割りには、山縣との関係よりも伊藤系との関わりや大蔵系官僚との関わりについて書かれていました。
桂が自身の後継者に誰を選んでいたかなど、高明と後藤のところはとても面白かったです。
統一党の話は小林先生の本にも書いていなかった(多分;;)ので、そこも。
それにしても、ここでもやはり桂太郎は楽観的と書かれているのには笑いました。
ここまで言われるのなら、やはり楽観的だったんだろうなあ…なんて(笑)