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気候変動、人口動態、経済ネットワーク……アジア史の視点から俯瞰的に捉えた意欲作
気鋭の東洋史家による、教科書で語られない「真実の日本史」。
日本史の見方が大きく変わる!
漢語資料上の日本/「コピー国家」からの脱却/元寇後も続いた〝政冷経熱?/日本を豊かにした「倭寇的状況」/意図せざる幕府の「鎖国」政策/享保の改革は「中国離れ」/江戸中期に固まった「日本人」の定義/帝国「日本」の誕生/中国の近代をつくった梁啓超の慧眼/「一体化」日本と「多元共存」中国の相剋 etc.
Posted by ブクログ 2023年11月04日
日本は客観的にみてどうだったのかがわかる。
島国発展遅い。文字を使うようになったのは6世紀ごろかぁ。いまもIT化もろもろで遅れをとっている。
日本が中国をコピーし、中国が日本をコピーする。
日本がバルブ崩壊後、中国もコロナ後くらいに崩壊している。日本もかつて鎖国をしたが、中国も情報を遮断している...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月18日
日本の歴史を大変緩やかに大きな時間軸で捉える良書。
冷静に、日本国民が広く西洋を意識し出したのは、江戸時代後半の蘭学以降の、ここ最近のことだし、それが急激に強まったのは、第二次世界大戦以降のアメリカの属国になってのことだ。
地政学的には、中国・朝鮮半島・沖縄の方が死活的に重要なのは言うまでもなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月15日
以前から日本史を理解するには、中国史との関係を探るのが一番ではと思っていて、この本のタイトルを見た時、これが求めていた本だと思った。
古代から近世までの中国王朝と日本の関係は想定内だったが、何より今まで脈々と続く、近代日本と中国の関係こそ、この本の真骨頂と言える。
国民国家になる素性を持っていた島国...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月01日
日本の歴史を中国との歴史との関連という点から捉えた一冊。本書の目的は中国史・世界史のひろがりの中で、日本とその歴史を体系的に捉えなおすこと、著者も述べています。
歴史をいろいろな視点から見ることのできる本は積極的に読もうと思っていますが、これもその一環です。
日本にとって中国は、古代から大きな影響を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月16日
日本が中国から影響を受けているのはそうだよなという感じだったが、近代になって日本が中国に与えた影響もあるというのが興味深かった。国民や憲法という言葉は、西洋から日本経由で中国で広まったらしい。
日本はもともと為政者と一般ピープルの壁があまりなく、中国は完全に分断されてたから国民国家の目覚めも日本の方...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月28日
前著「世界史とつなげて学ぶ中国全史」が面白かったので、読んでみた。
最近、昭和史の本を読んで、どうして日本は中国や米国との戦争に向かったのかというところを学んでいて、一つ一つの事件に含まれるなかなかに現実の複雑性を味わっているところで、いわばかなりミクロの視点を見ていたところ。
で、この本は、「...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月25日
<目次>
まえがき
第1章 日本史は中国の”コピー”から始まった…【古代~平安時代】
第2章 アジア・システムからの離脱…【平安時代~鎌倉時代】
第3章 「日本全体が入れ替わった」時代…【室町時代~戦国時代】
第4章 「国家」の成立…【江戸時代~元禄・享保時代】
第5章 「凝集」...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月08日
おおむね、序盤1/3が奈良時代から江戸時代まで、中盤の1/3が江戸時代、終盤1/3が明治から第二次大戦まで
細かい知識の羅列はなく、著者の考えが分かりやすく展開されているので、読みやすい
序盤1/3の記述はあっさり 遣隋使、遣唐使を通じて中国の知見を積極的に取り入れてたんじゃないの? 日本の仏教文...続きを読む
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