海の東南アジア史 ──港市・女性・外来者

海の東南アジア史 ──港市・女性・外来者

825円 (税込)

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3.5

近世から現代まで、ヨーロッパ諸国、中国、日本などから外来者が多く訪れ、交易をし、また植民地支配を行った東南アジア。そこでは、人喰いの風聞を広める人、現地人女性、ヨーロッパ人と現地人の間の子孫、華人などさまざまな存在が、外の世界と現地の間に介在していた。その様相を見ると、いかに多様な人々が各地に存在し、複雑な関係を持っていたか、各地の国民国家形成に影響を与えたかがよくわかる。主に東南アジア海域を舞台に、前近代と近現代、西と東をつなげる画期的な一冊。

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海の東南アジア史 ──港市・女性・外来者 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年07月24日

    海の東南アジア史を、外来者と一時的な婚姻関係を結ぶ現地人女性をとおして概観する。
    古来から交易の盛んであった海の東南アジアでは
    、コスモポリスの港市が発展していた。清朝の経済的発展にともなう華人の増加、ヨーロッパによる植民地化の新天、民族主義や社会主義、日本の軍政といったトピック。

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    Posted by ブクログ 2023年08月24日

     「東南アジアで交易活動が活性化し、東西世界から多数の来訪者がこの地域を訪れた近世の十五〜十九世紀前半、さらに植民地社会が成立し国民国家形成運動が展開する近現代(十九世紀後半〜)を対象」(p.12)としたもの。サブタイトルに「港市(こうし、と読むらしい)・女性・外来者」とあるように、東南アジアの港町...続きを読む

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