[新訳]ローマ帝国衰亡史

[新訳]ローマ帝国衰亡史

1,699円 (税込)

8pt

4.8

近世最大の歴史家と言われるエドワード・ギボンの著書『ローマ帝国衰亡史』。1776年に発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立し、英国首相ウィンストン・チャーチルやインド首相ジャワハルラル・ネルー、経済学者アダム・スミスなど、多くの知識人を魅了してきた。本書は、大著である原著『ローマ帝国衰亡史』の中から各時代の代表的な章を選び、翻訳、再編集して一冊にまとめた抄訳の書である。全体は15の章で構成され、ほとんどの章の終わりに編訳者による「解説」が付いている。初代皇帝アウグストゥスの指針、その後の各皇帝による波乱万丈の治世、蛮族の侵略や宗教問題などを通して、歴史の盛衰を眺望できる。国家の衰亡、文明の衰退は必然なのかという人類永遠のテーマを考えるうえでの必読書であり、人生の指針ともなり得る一冊である。歴史的傑作の新訳ロングセラー、待望の文庫版を電子書籍化!

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[新訳]ローマ帝国衰亡史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    山川の世界史でも5〜6ページしか扱われないアウグストゥス以降、特に五賢帝〜西ローマ帝国滅亡までを中心に描かれた歴史の古典。ヘロドトスにこそ遠く及ばないものの、250年前の英国の歴史書が未だに日本語に訳されて読まれると言うのはものすごい。時間の暴力に耐えられるだけの内容が詰まっている。
    最近こそ時代解

    2
    2023年12月15日

    Posted by ブクログ

    ローマ帝国は長く続いたが、その秘訣や原理が存在するかと思い読み進めている。
    というよりは、権利闘争の繰り返しの中で、必要性により制度が作り変えられていった印象。いまのところ。初期の多様性の尊重はKeyと思うが、集権化、キリスト国教化による統治の時代も経ているし、移り変わるなかで、政体が選択されていっ

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    非常に浩瀚な書物として名高い本書であるが、要所をおさえた抄訳なので、誰でも挫折することなく完読できると思う。翻訳も上手く、おそらく原書の醸し出しているであろう古典的な雰囲気がよく出ている。飛ばされる箇所はダイジェスト的にコラムで補われるので、全体の流れは掴めるように配慮されている。
    ローマ帝国の衰亡

    0
    2024年07月28日

    Posted by ブクログ

    壮大なストーリー。皇帝を比較すると良い皇帝の共通項が見えてくる。また、土地が広くなればなるほど防衛は難しくなり、国は発展できず衰退していく。
    しかし、本当の衰退は外部にあるのではなく、内部から崩れることで起こる。皇帝の多大な出費、皇帝の周りの宦官や近衛兵など信用できる人をおいているか、国民への多大な

    0
    2025年11月28日

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