持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」

持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」

ビジネス・実用
1,100円 (税込)

5pt

3.8

後の天智天皇の子として大化改新の年に誕生した少女は、五歳のときに祖父が自害し、心痛の余り母が没するという悲劇を体験する。十三歳で叔父の大海人皇子(後の天武天皇)と結婚。有間皇子の謀反や白村江の戦いの後、二十七歳のとき、古代最大の争乱である壬申の乱を夫と共に起こし、弟・大友皇子に勝利する。その後は中央集権化に邁進し、兄弟継承だった皇位を父子継承に転換させた。古代国家を形作った女帝の実像とは。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」
  • タイトルID
    :
    723955
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年03月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    17MB

閲覧環境

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持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    飛鳥・藤原の宮都が世界遺産に登録されることになったというニュースを知り飛鳥に興味を持ちこの本を手に取った。
    持統天皇は天智天皇の娘で天武天皇の妃という程度の知識しか持ち合わせていなかったが、この本を読んで、パワフルかつ意志の強い凄い女性天皇がいたもんだなと思った。とても面白く読むことができた。
    はじめにで、万葉集の有名な歌
    「春過ぎて 夏来るらし 白たえの 衣干したり 天香久山」
    の説明が記載されている。
    百人一首にもあるこの歌、そういえば高校ぐらいのとき覚えさせられた記憶があるので知っていた。当時は夏の到来を詠んだ爽やかな季節の歌という程度の理解だった。
    この本を読んで、その理解がガラリと変わった。
    そもそも天皇が単なる季節を愛でる歌を詠むだろうかという疑問。
    もしこれが天皇即位時に読んだ歌であれば、持統天皇の思いが込められているはず。その心情とは一体なにか?
    夫、天武天皇を亡くした哀しみを乗り越えて、最愛の子である草壁皇子をやがて天皇にするという決意を神聖なる香久山に誓った歌と読めないだろうか。
    想像を掻き立てられる。
    瀧浪先生の著書は、読者に様々な想像を掻き立てるような文章を書く。260ページの新書の至ることが付箋や赤線だらけになった。
    そう、驚いたことに、116ページに「日本書記」には天智天皇の陵墓の記載がないとか書かれている。そんなことがあるのか。あえて記載していないのか。そのあとに、京都市山科区にある山科陵にほぼ間違いないとある。どうしてそんなところにあるの?教えてと言いたい。
    あと、74ページに斉明天皇の葬儀に、高句麗、百済、新羅の人も参加していると書かれている。日本は、数年前、白村江の戦いで新羅と一戦交えている。そんな国がなんで日本に無事にこれるの?
    このように飛鳥時代は謎が多く、想像の翼が広がる。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

     持統天皇の生涯を新たな視点も交えて書かれている。持統天皇は父、中大兄皇子や母方の蘇我氏が持っていた深謀遠慮、機を見るに敏、競争相手に対する容赦ない仕打ちなどを受け継いだ女性である。壬申の乱に勝ち抜き、自らの血筋を皇位に即けるべく、さまざまな策を弄して権力の座を保持し続けてきたのである。譲位制度や、若年即位、不可解な「不改常典」、吉野行幸など理を通すよりは情で突破したという感がある。ただ天智、天武と通う野望の強い女帝であったことが本書を通してうかがえる。
     女性天皇の是非については今日的問題にもなっている。その際によく持ち出されるのは古代の女帝は男系が途切れそうなときの時間稼ぎであり、実権はさほどなかったという論である。持統もまた文武天皇即位までのつなぎであったことは確かであるが、単なる時代の傍観者ではなく、積極的に政権に携わった持統天皇のような存在がいたということは忘れてはなるまい。

    0
    2019年12月23日

    Posted by ブクログ

    この本は凄い!
    詳しくて、文章が読みやすい
    知りたい事が全てわかった。
    所々で、「わたくしの見るところ」と言って、私見を述べている。1300〜1400年もの昔、その歴史を解釈し、様々な推定が出来るところに深みがあって面白いなと思った。
    20代の若さで処罰されてしまう有間や大友には、哀しさを感じ、いたたまれない気持ちでいっぱいになった。

    0
    2024年07月31日

    Posted by ブクログ

    先に読んだ「壬申の乱」との大きな違いは、持統天皇の役割を重視している点だろうか。後の皇位継承問題への影響も大きかったとの評価。万葉集編纂に関する記述など興味深い点も多かった。

    0
    2020年02月13日

    Posted by ブクログ

    持統天皇、天智天皇の娘、天武天皇の妻、百人一首の人、くらいの知識しかなかったので、壬申の乱から即位、孫の文武天皇への譲位まで、ひと通り理解できました。政治的な能力もあり、野心家でもあった女性なんだなぁと思いました。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    持統天皇の一代記なのですが、この本で書かれている通り持統帝の血統に対するこだわりは通説であると思うものの、「私は」で考えを書くところが多いこともあって筆者の私見を通説に対抗して記述しているように見えるのが残念かなと。先日テレビで筆者の方を見たときは持説に固執するような話し方ではなかったですので、書き方の問題だとは思うのですが……

    0
    2023年05月11日

    Posted by ブクログ

    持統天皇の生涯をたどった最新の新書。壬申の乱における持統天皇(鸕野皇女)の果たした役割を高く評価していますが、鸕野の働き掛けにより大海人が計画的に事を運び、新羅征討のための兵をそっくり自軍として圧倒的有利に戦いを進めたとする倉本一宏氏の説には否定的です。また、7世紀の女帝の役割やその条件については独自の見解を示されており、女帝の実子は立太子できないとの説には「本当にそうなのかなぁ」と思いました。他の文献も読みながら、この本に立ち返りたいと思います。

    0
    2021年02月25日

    Posted by ブクログ

    皇位継承の論理(どういう理屈で誰が選ばれるかの方法)についてはいくつかの説があって、著者の瀧浪氏の考えもこのなかで示されている。
    持統の人生の勝負どころ(壬申の乱、大津皇子の変、珂瑠皇子立太子)が皇位継承にからむもので、本著もそこに割く割合が大きいため、前提となる著者の考えに納得できないとその後の展開も読んでてよくわからなくなる。
    もちろん、全体が理解できなければ無意味なんてことはなく、部分的にでもなるほどと思わされるところはある。

    0
    2020年01月07日

持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」
  • タイトルID
    :
    723955
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年03月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    17MB

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