光明皇后 平城京にかけた夢と祈り

光明皇后 平城京にかけた夢と祈り

968円 (税込)

4pt

3.7

大宝元年(七〇一)、藤原不比等の子として生まれ、同い年の聖武天皇と同じ邸宅で育った光明子。やがて皇后となり、天武―文武―聖武と続く皇統の維持が最大の使命となる。だが、長屋王の変、相次ぐ遷都、身近な人々の死など、動乱の荒波は彼女にひとときの安らぎも与えることはなかった。「稀代の女傑」か、慈悲深い篤信の女性か。毀誉褒貶半ばする光明皇后の心奥まで光を当て、天平のヒロインの実像にダイナミックに迫る。

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光明皇后 平城京にかけた夢と祈り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    聖武天皇の妻である光明皇后の生涯と時代背景を学べるおすすめの参考書です。
    従来の説で語られがちだった政治的野心の強い光明皇后像ははたして本当に正しかったのかということを本書では見ていきます。
    同じく瀧浪貞子氏によって書かれた『聖武天皇』とセットで読めばより相乗効果がある一冊です。

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

     著者の講演を聴き、そして同郷の二年先輩という親近感もあり読んだ本です。聖武天皇・光明皇后のことは少し歴史の教科書をかじったくらいであまり認識はなかったのですが、この本を読んで、二人は同い年で、兄妹のように育ったということを初めてしりました。
     そして、藤原不比等、藤原氏、橘氏、大伴氏などなどの権力

    0
    2018年11月04日

    Posted by ブクログ

    聖武天皇の妻で、孝謙天皇の母。藤原不比等の娘。
    60年を生き抜くことは大変なタスクだったと思う。
    聖武天皇と幼い頃から不比等邸で共に育ち、お互いをよく理解し、大切に思った良きパートナーだったという、著者のあたたかい視点から描かれており、古代に思いを馳せながら心地良く読み通せた。

    0
    2018年01月18日

    Posted by ブクログ

    聖武天皇の皇后である藤原光明子の一生を辿る一冊。論証のしようがない心情を元にした仮説が多いのはどうなんだろう…仏教的視点からの論述は色々と興味深い点も多かった。

    0
    2020年08月25日

    Posted by ブクログ

    長屋王の神仙思想は知らなかった
    左道じゃん!
    臣下が天皇の長命を祈り写経してもいいものだろうか?
    本当に邪な気持ちがなかったのかな?

    0
    2019年04月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    20220503 -0518 丁度奈良旅行へ行くので、どっぷり浸ろうと持参。光明皇后については、どちらかというと夫の聖武天皇を支えてというか凌駕するような男勝りの藤原家の皇后、というイメージが強い(漫画や小説などでもそんな感じ)。本書では夫(天皇家)と実家(藤原氏)の狭間に立って調整を図りながら苦悶

    0
    2022年06月09日

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