小室直樹の作品一覧
「小室直樹」の「数学嫌いな人のための数学―数学原論」「憲法とは国家権力への国民からの命令である」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小室直樹」の「数学嫌いな人のための数学―数学原論」「憲法とは国家権力への国民からの命令である」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は同時多発テロ翌年の2002年に上梓され、2023年に新装版として再刊されたものです。
いつもの小室作品の如く、「イスラム原論」と銘打ちながら、直接イスラム教の説明に割かれているのは約400ページのうち三分の一もないかもしれません。
しかしながら、キリスト教や仏教、はたまた(規範のない)日本教にも筆が及ぶ中で、それら宗教との対比がイスラム教を理解するための補助線として絶大に効いているのが小室先生の真骨頂!
特に第二章の、ユダヤ教に始まる「一神教の系譜」などは息もつかせぬ面白さでした。
イスラム教に対して欧米や日本では正確な理解がなされていないようですが、本書を読めば世界史におけるイスラ
Posted by ブクログ
もともとは2000年に発刊された書籍で、2021年に新装版として再刊されたものです。
400ページほどの割合分量多めの本ですが、一気に読み進み、いかに自分が宗教に無知であったかということを思い知らされることに。
宗教とは、氏の著作に頻繁に登場するキーワードでもある「エトス」(行動様式)であり、この定義づけを行ったのはかのマックス・ヴェーバーだそうです。
本書では、世界三大宗教であるキリスト教、仏教、イスラム教、加えて、あまり宗教としては理解されていない儒教、そして日本人と宗教の関わり方について論じられており、宗教に寛容(というか無知)な日本人には驚くべき事実が多いかもしれません。
以下、備忘も