光文社 - 笑える作品一覧

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  • ぶぶ漬け伝説の謎~裏(マイナー)京都ミステリー~
    3.4
    地元弱小新聞の自称エース記者・折原けいに殺人容疑が? 京都の裏情報を取材に来ていたフリーライターが毒殺され、接触していた彼女に警察が目をつけたのだ。マイナーな名刹・大悲閣千光寺の寺男・有馬次郎は、容疑を晴らしてやるため、調査に乗り出すが――。(表題作) 知る人ぞ知るミステリアス京都と、古都ならではの謎解きの妙味、じっくりご堪能ください!
  • ブラス・クーバスの死後の回想
    4.0
    死んでから作家となった書き手がつづる、とんでもなくもおかしい、かなしくも心いやされる物語。カバにさらわれ、始原の世紀へとさかのぼった書き手がそこで見たものは……。ありふれた「不倫話」のなかに、読者をたぶらかすさまざまな仕掛けが施される。斬新で型破り、スーザン・ソンタグやハロルド・ブルームなどの高名な批評家も高く評価する、ブラジル文学の頂点に座す作家の最高傑作。
  • ブラック企業、世にはばかる
    3.2
    外見はマトモなのに、内実はとんでもないブラック企業。(1)「新卒使い捨て」の肉食系、(2)成長のチャンスを奪う草食系、(3)大手だけど「時給がコンビニ以下!?」のグレーカラー。今日の勝ち組も「明日はわが身、いやわが子の身」かもしれない。本書は、600人以上の転職支援をした著者の経験とキャリアカウンセラーとして内々に入手した情報に基づく。後半では転落者が再チャレンジできる方策について徹底的に検証する【光文社新書】
  • ブラックホール・膨張宇宙・重力波~一般相対性理論の100年と展開~
    4.1
    2015年は、アインシュタインが一般相対性理論を創り上げてから、ちょうど100年にあたる。一般相対性理論は20世紀の物理学を一変させたが、この理論が描く世界は、アインシュタイン自身の想像を超えるほど奇妙なものだった。本書では、一般相対性理論がどのように理解されてきたのかを俯瞰すると同時に、今日の3つの主流研究テーマを概観。現代物理学の知見は私たちに何をもたらすのか――。最新の研究成果を交えて探る。
  • ブルシャーク
    4.1
    不二宮市職員の矢代は、開催が迫った来常湖トライアスロン大会の準備に奔走していた。そんななか水質異常に気づいた同僚が検体を取りにいくと言い残して失踪し、キャンプにきていたカップルも荷物を残して姿を消す。海洋生物学者の渋川まりは、この湖にオオメジロザメがいるというが、これはサメの仕業なのか……? 映画顔負けの迫力に圧倒される本格サメ小説!!
  • ブルボン小林の末端通信~Web生活を楽にする66+2のヒント【電子増補版】~
    3.5
    2000年当時のインターネット世界の光景を語った時評がまさかの復刊! 当時の驚きやためらい、ワクワクやモヤモヤが、“一周回って知らない”世界として新しい。連載中に著者が本名で小説家デビューし、芥川賞を獲る過程も描かれており、小説の名手誕生の瞬間を、当時のザワザワしたライブ感溢れる筆致で読めるのも魅力。名コラムニスト・ブルボン小林の原点が、電子版特別書き下ろし2編とまえがき・あとがきを加えて堂々の復刊!
  • 寝台特急(ブルートレイン)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~
    3.6
    寝台特急〈はやぶさ〉を取材する週刊誌記者の青木は、1号車の個室寝台で、「薄茶のコートの女」を撮影するが、そのフィルムを何者かに抜き取られてしまう。そして、翌日、多摩川に、その女の死体が浮かんだ。彼女は、いつ、どうやって運ばれたのか? 犯人と、その目的は? ブームは、ここから始まった! 累計一二〇万部を超える、トラベル・ミステリーの金字塔!
  • 「文」とは何か~愉しい日本語文法のはなし~
    4.0
    なぜ授業で習う文法はつまらなかったのか? そもそも「文」とは何なのか? 本書はこうした本質的な問いから論を起こす。私たちの使っている日本語がどのような言語であるか、「文法」の単位である「文」なるものはいったい何なのか。しだいに謎が明らかになっていく構成は、まさに知的なエンターテインメント。誰もが退屈さを覚えた日本語の「文法」について、若き研究者がイメージを鮮やかに一新する。
  • プロタゴラス~あるソフィストとの対話~
    3.7
    「人間の徳(アレテー)は、教えられるものなのか?」「ソフィストとは、そもそも何者か?」。若くて血気盛んなソクラテスは、アテネを訪問中の老獪なソフィスト、プロタゴラスのもとにおもむき、徳をめぐる対話を始める。しかし、議論は二転三転。次第に哲学的色彩を強めながら、やがて意外な結末を迎えることになる。躍動感あふれる新訳で甦る、ギリシャ哲学の傑作!
  • 碧燕(へきえん)の剣
    3.0
    根津権現(ねづごんげん)の門前町、留蔵の辻番所に持ち込まれた前代未聞の闇仕事。理不尽な悪行狼藉(あくぎょうろうぜき)を働いたのは、長崎からやって来たオランダ剣士だという。江戸を離れられない留蔵と伊織を残し、単身、西へ向かう弥十郎。異国の剣の遣い手は、剛力でならす手練(てだれ)だった。果たして弥十郎に勝機はあるのか!?(対決・異人剣)。徐々に記憶を取り戻す弥十郎の行く末は?
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~
    4.3
    南極や北極などの極地、深海底、火山、砂漠、地底、宇宙空間……どんな過酷な環境にも生命は存在する 辺境生物学者とともに“極限環境”を巡り、生命の謎と本質に迫る。
  • ベルサイユの秘密~女子大生桜川東子の推理~
    3.0
    バー〈森へ抜ける道〉の酒のつまみは難事件。パン屋を営む夫婦の妻が何者かに殺されたが、関係者は皆アリバイがあったり、動機がなかったり。一体誰が殺害を?(表題作) ウイスキーを片手にしたおじさんたちの他愛ないトークをスルーし、名探偵・桜川東子は宝塚ファン顔負けの知識でもって華麗な推理を繰り広げる。新たな登場人物も加わり、さらに賑わう人気シリーズ第6弾!
  • 便利屋サルコリ
    3.0
    (サル)猿田(コ)骨崎(リ)リサコ、3人のメンバーによる「便利屋」には、「便利屋」の範疇を超えた依頼が舞い込む。失言を恐れる議員を辞職の危機から救い、自殺志願の少女に思いとどまるよう説得。行方不明者のブログ代筆や替え玉受験、首の切断まで。無理難題が次々と押し寄せる! 破天荒トリオが巻き込まれる7つの短編ミステリーと5つのショートショート。
  • ベートスンの鐘楼~影の探偵と根津愛~
    4.0
    古びた日本家屋の一室で発見された、奇妙な死体。畳に固定された死体には首がなく、体には網がかけられ、玄関には猫の死体が置かれていた。一体なんのために? 一方、寂れ果てたハリストス正教会の墓地では、埋葬された死体が、足跡を残して消滅していた。死者が甦ったのだろうか? 「史上最強の美形探偵」が挑む、有史以来最大の謎! 生と死は何故こんなにも曖昧なのだろう――。
  • ペガサスと一角獣薬局
    3.3
    ドラゴンに踏みつぶされた惨死体。5年前に密閉された小屋から発見された白骨。ユニコーンに突かれ、ペガサスに落とされた兄弟。生命を再生し若返らせる館……。幻獣たちが跳梁し、奇蹟が現実のものとなる奇々怪々の事件に、“世界の伝説と奇観”を取材するフリーカメラマン南美希風が挑む。幻想と論理が融合する柄刀ミステリーの真骨頂!
  • ペット可。ただし、魔物に限る
    4.0
    やっとまるをと一緒に暮らせる! 実家から愛犬のフレンチブルドッグを引き取り、念願の「ペット可」マンションに越してきた青年・猿渡大河。ところが、そこには、ある風変わりな「ルール」があったのでした――。ユニークすぎる住人たちと不思議なペットたちが住む「カシェット緑ヶ丘」を舞台に起こる数々の事件。とびきり愉快で心あたたまる新シリーズ開幕!
  • ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ~ハイテク海洋動物学への招待~
    4.0
    水生動物の生態は、直接観察できないため謎が多かった。だが、今や日本発のハイテク機器を動物に直接取り付ける手法によって、教科書を書き換えるような新発見が相次いでいる。
  • 法王庁の抜け穴
    3.6
    奇蹟によってカトリックに回心したフリーメーソン会員のアンティムと、幽閉されたローマ法王を救い出すという詐欺を企てる《百足(むかで)組》の首領プロトス。そして、予期せぬ莫大な遺産を手にしながらも「無償の行為」に走る19歳の青年ラフカディオ。登場人物それぞれに起こる偶然の出来事が複雑に絡み合う。時代を画したジッドの傑作「犯罪小説」。
  • 崩壊~「窓際の狼」シリーズ~
    3.5
    東阪広告第2SP局部長・館脇一輝は、社長・種田誠に、労働組合委員長・黒川武雄の懐柔を頼まれた。リストラを推し進めんとする種田に対し、黒川がそれに強硬に反対しているのだ。渋々その依頼を引き受ける館脇だったが、黒川の裏には、さらに大きな野望が蠢いていた……。現在の企業と人間を描破! 「窓際の狼」シリーズ第3弾。
  • 包丁浪人
    3.8
    旗本の三男から一転、一介の浪人となった刀根新三郎(とねしんざぶろう)。長屋の連中からも慕われ、侍には珍しく料理の腕もある新三郎のところへ、さまざまな人間が相談にくる。奉公先の金子(きんす)を盗んだとされる手代、仇討(かたきう)ちの武士……。持ち込まれる難題を料理と剣で見事に解決。河豚、湯奴、蕎麦、鴨鍋など垂涎(すいぜん)の料理が満載。風情あり、情あり、そして食欲をそそる新シリーズ第1弾。
  • 放蕩記
    4.3
    私はなぜ小説を書くのか。お金のためである。――処女作が新人賞を取って売れまくり、使っても使ってもお金が入ってくる“ぼく”、海藤正夫(かいどうまさお)。昼も夜もなく、酒と女に溺れる放蕩の日々。それは果てしなく続くと思われたが、ある日金が底をつき、あっけなく終わる。どん底の中、小説家が見つけた真実とは? 各章ごとに文体が変貌する、佐藤正午のみに書きうる傑作。
  • 訪問者ぶたぶた
    4.0
    ホストのコウは焦(あせ)っていた。ナンバーワンは引き抜かれ、オーナーは病に倒れ……。そんなとき耳にした“伝説のホスト”の噂。不滅(ふめつ)の売上記録を持つ謎の男とは?(「伝説のホスト」)もう〆切に間に合わない――。アシスタントたちに逃げられ、独り泣く少女マンガ家の元にスゴ腕の助っ人がやって来た!(「ふたりの夜」) 笑いの後にじんとくる、人気シリーズ!
  • 北陸トンネル殺人事件
    3.0
    二人の囚人が、看守の拳銃を奪って脱獄、南洋台ニュータウンに潜伏した。同じころ、団地のスーパーで売っていたビン詰めから人差し指が! そして幼児誘拐事件。巨大団地を次々と襲う奇怪な事件は、北陸トンネル内で起きた列車火災事故とつながっていた!
  • 星の見える家
    3.2
    安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめべーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が……(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集!
  • 北海道・幽霊列車殺人号
    3.3
    廃線跡を、幽霊列車が走っているという。トラベルライター・瓜生慎(うりゅうしん)は、情報を追って、北海道に飛んだ。到着したペンションでは、同窓会が開かれていた。瓜生はそこで、16年前の鉄道事故で死んだ少年の話を聞く。彼は、本当は殺されたのではないのか──。集まった彼の仲間達は疑問を募らせる。そして瓜生たちの目の前を幽霊列車が轟音(ごうおん)をたてて通り過ぎていった!
  • 北帰行殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~
    4.3
    寝台特急「ゆうづる13号」と青函連絡船で、二人の男が殺された。ともに裸で後ろ手に縛られ、口紅を塗られた猟奇惨殺事件である。急遽、北海道に飛んだ十津川警部は、容疑者として浮かんだ橋本刑事の重大な動機をつかむ。北の大地に響く「北帰行」の歌声は、彼の犯行を証明するものなのか。橋本の運命の事件を描いて、累計一二〇万部に迫る、愛と慟哭の傑作長編推理!
  • ホテルに騙されるな!~プロが教える絶対失敗しない選び方~
    3.7
    近年は様々な形態のホテルが登場し、業界内の競争は熾烈を極めている。食品偽装のように利用客を“騙す”のは許されないが、どのホテルにも利益を確保するための“儲けのカラクリ”はある。それは超一流の高級ホテルも例外ではない。では、どうすればなるべく安く賢く泊まれるのか? 年間200泊を超えるホテルジャーナリストが、一般利用者でもすぐに使えて役立知識を徹底指南。あくまでも“宿泊者目線”を貫いた画期的な一冊。
  • ほら吹き男爵の冒険
    3.3
    世界各地を旅したミュンヒハウゼン男爵は、いかなる奇策で猛獣を退治し、敵軍に打撃を与え、英雄的な活躍をするに至ったのか。そして海中、地底、月世界をも股に掛ける冒険はいかに成し遂げられたのか。奇妙だが真実の体験が、彼自身の口から語られる! 有名なドレの挿画も全点収録。
  • ホラー映画ベスト10殺人事件
    3.7
    ホラー映画評論家・庄内良輔(しょうないりょうすけ)の周囲で、映画関係者が次々と惨殺されていく! しかも『悪魔のいけにえ』『スキャナーズ』など、彼がベスト10に挙げた映画の殺人シーンと同じ殺され方で。動機は山ほどあってアリバイは無い――。庄内は有力容疑者となってしまうが、謎の殺人鬼は、彼自身の背後にも迫っていた。映画界の裏側をブッタ斬る、伝説の傑作がついに文庫化!
  • ホワイトデス
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    原因不明の漁師の失踪が、発端だった。巨大なホホジロザメが目撃されるようになっても、一時的に迷い込んだだけだろうと誰もが考えた。しかし彼らは、いつまでたっても外海に去ることはなかった。事態は悪化の一途を辿る。追い出せないのか。駆除するしか、ないのか。そもそも、そんなことはできるのか!? 平和な海を取り戻すべく、決死の掃討作戦が始まろうとしていた……。圧巻のスケールで放つ海洋パニックエンタテインメント!
  • 本懐
    3.3
    討ち入りの真の目的は――(「親心腹」大石内蔵助良雄)/わが人生は裏切りの連続だった――(「応報腹」織田信長)/幕府御用絵師、衝撃の切腹(「持替腹」)/大政奉還直後若年寄とになった外様大名の策とは(「漸く腹」堀長門守直虎)/おいがもっと早くに死んでおれば――(「漸く腹」西郷隆盛)/死の間際まで、夢枕にたった亡霊の正体は――(「不切腹」今川義元) “切腹の間際”を時代小説の雄が描き出す傑作短編集。
  • 本日、サービスデー
    3.7
    しがないサラリーマンの鶴ヶ崎のもとに、ある日、女の姿をした悪魔が現れた。今日は神さまがくれた、一生に一度の「サービスデー」。どんな願い事も叶う一日だというのだが……。この大チャンスを、彼はどう生かすのか?(表題作) アパートに現れる女性の右手首だけの幽霊と住人の、不思議で心温まる交流(「あおぞら怪談」)。短編の名手が贈る、心に元気をくれる傑作集。
  • ホントはね。【分冊版】1
    完結
    4.0
    ホントは相思相愛なのに、この恋どうして一方通行!? 光文社BLコミックシリーズ『ホントはね。』(全1巻/霧嶋珠生)からの待望の分冊版☆ 幼馴染みで同僚の三崎に片想いして迷走を続ける野口。しかし三崎の求愛に気づかない、おバカな野口。実は本人自身がこの恋の最大の障害物で!? 変化球ラブ満載のリーマンBL痛快作☆
  • ほんのなかのモンスター
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ほんのなかに、モンスターがはいっちゃった! どうやったら、そとにだせる!? 本を開けば即、こどもたちが夢中になる“双方向絵本”。本を揺らしたり、傾けたり、くるくる回したり、大声を出したり。自分でどんどんページをめくり、本の中と現実の世界を行ったりきたり。こんなにこどもが喜ぶ本、今までに見たことない! 英国初、世界的ベストセラーとなったWho’s In Your Book?シリーズ第1作。
  • 忘却の村~完全なる飼育~
    4.0
    調査員・倉橋紀之(くらはしのりゆき)は、翡翠の指輪盗難事件を巡り、伊能麻衣子(いのうまいこ)と知り合った。母親を亡くしたばかりの彼女は、故郷の小さな村まで遺骨を届けることに。ストーカー被害で不安な麻衣子は倉橋に同行を求めた。二人が辿りついたのは、車も通らない山の奥。村の入口の門が閉じられた時、倉橋の背筋に冷たいものが走った……。忘れられた村が「完全なる飼育」を開始する!
  • ぼくの大林宣彦クロニクル
    4.5
    映画に生涯をささげた大林宣彦監督。2020年4月に逝去した巨匠の娘婿は、マンガ家・森泉岳土氏。偉大なる映画作家との日々を綴り、好奇心旺盛でチャーミングな義父の姿を映し出す。ペンを使わない独自の画法で世界で活躍するマンガ家・森泉岳土が、監督の素顔、社会に向ける姿勢など、近くにいたからこそ、血のつながりがない家族だからこそ描けた、わたしたちの知らない、大林宣彦とっておきの話。
  • 僕のお殿様【分冊版】1
    完結
    4.5
    学生の奈津紀は、前世で自分が仕えていたというお殿様の霊に取り憑かれてしまった。生前2人で四十八手を極めようと誓い合ったものの、その約束を果たせないまま討ち死にしてしまい、お殿様はその願いを成就するまで成仏できないという。奈津紀とお殿様のディープな四十八手攻略の日々が始まる!? 第一話。四十八手紹介メモリアルイラスト付。
  • ボク宝~国宝よりも大切なボクだけの宝物~
    3.0
    「ボク宝」──それは個人の好みだけで決めつけた、“オレが掟!“の宝物だ! 「マイブーム」という言葉をつくりだした著者が、今までに出会ったもの、人を再チェックし、「これぞ、ボク宝!」と呼べる究極のコレクションを大公開! エロ・スクラップ、ツッコミ如来、電子念仏機からブルース・リー、安斎(あんざい)肇(はじめ)まで。痛快私的お宝エッセイ!
  • 菩薩天翅(ぼさつてんし)
    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    明治6年東京、侍崩れの男・倉田恭介と、10歳の女の子・サキは、縁あって共に暮らしていた。ある日、大罪人だけを狙った連続殺人事件が起きる。まるで天誅を下したかのような犯行に、いつしか人々は、犯人を闇仏と呼んでいた。その闇仏が大渕伝兵衛殺害を予告する。極悪人の大渕を殺すことで、世直しの総仕上げにすると。大渕は自身を守らせるため、用心棒として倉田を雇うのだが……。衝撃のラストに涙する、傑作小説の誕生!!
  • ボッタクリ資本論~ゼニが来るヤツ逃げるヤツ~
    4.0
    「金を貸す側も借りる側も鬼にするのが、資本主義社会」「資本の奴隷である労働者に、言論の自由などない」「コツコツ稼ぐことができないのが、人間の本質」「この社会では、道徳は何の役にも立たない」「いよいよ危ないなとなったら、国家は平気で国民を見捨てる」など、この非情な社会システムの中で、勝ち逃げするための究極の知恵が、ここに!

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  • 「ボヘミアン・ラプソディ」の謎を解く~“カミングアウト・ソング”説の真相~
    3.0
    イギリス人が選ぶ「過去1000年で最も重要な曲」第1位、Queenの「ボヘミアン・ラプソディ」。6分近くある曲の長さや当時珍しかったPVなどユニークさの際立つ曲だが、とりわけその不可思議な歌詞にはいまだ多くの謎が残る。フレディ・マーキュリーがこの歌に込めたメッセージとは? あるいは意味など何もないのか? 洋楽ファンの映画研究者が膨大な資料をもとに、近年ささやかれている、ある「仮説」を検証する。
  • ボランティア・スピリット
    3.3
    地方都市・K市の市民センターで開かれている外国人労働者向けの日本語教室。講師を務めるのは「ボランティア」の日本人たち。国籍も年齢も習慣も生活環境も異なる生徒や講師たちが集まるこの場所で起こる奇妙な事件。盗難疑惑、ストーカー、恋愛騒動――。善意・悪意・偏見・嫉妬・打算・甘え……。「普通の人々」の裡(うち)にある“本音”が生々しく映し出される傑作ミステリー。
  • ぽんぽこ書房 小説玉石編集部
    完結
    3.0
    全1巻990円 (税込)
    ワンマン社長が下した突然の休刊宣言――文芸誌は滅びてしまうのか!? 斜陽と呼ばれて久しい出版業界で、若手編集者のコン藤リンは、作家のため、作品のため、読者のため……そして文芸の未来のために、あらがい走り続ける! 編集者のリアルを真っ正面から描く“胸アツ”な業界お仕事漫画! 「小説宝石」と「cakes」で掲載された人気連載全18話に、書き下ろしのおまけ漫画と各話解説合わせて40ページ以上を加えた待望の単行本化!
  • 毎朝3分で服を選べる人になる
    4.3
    天気、会う相手、仕事に食事会、子どもの学校行事……。たくさん予定がつまった忙しい日は、一体何を着るのが正解なの? 一日の予定をすべてカバーできるコーディネートがぱっと決まると、毎朝のストレスが一気に軽くなる! 人気スタイリストが10年悩んでたどり着いた、「時短クローゼット」の作り方を教えます。ヘアのまとめ方、いつだって新しいメイク、ボディケアなど「服を着る自分」の磨き方のヒントも満載。
  • 毎日同じ服を着るのがおしゃれな時代~今を読み解くキーワード集~
    3.7
    かっこよかったものがかっこわるくなる。新しいものが古くさくなる。/時代の逆転――「消費」「世代」「少子高齢化」「家族」「都市」の最先端の動きをわかりやすく解説。今がわかる、一歩先がわかる、ビジネスにも役立つ一冊!/シンプル族/クレジットカードを退会する/ワンランクアップからワンランクダウンへ/おさがりからおあがりへ/若い男性の主婦化と老若男女同一市場/中年男性のおうち化/表参道にいらつく
  • マウントドレイゴ卿/パーティの前に
    4.2
    家柄と知性、すべてに恵まれた外務大臣は、自分が見た恥ずべき夢を格下のライバルに知られていると悩んだ末に……「マウントドレイゴ卿」。南方駐在員の夫を亡くして帰国した長女が明かした夫の秘密とは……「パーティの前に」。みずからも様々な側面を持つ文豪モームが、偉大と卑小、高貴と下劣、引き裂かれた人間性を鋭く描き、その不可解さを浮き彫りにする珠玉の6編。
  • まことの花~御算用日記~
    5.0
    生田数之進(いくたかずのしん)は、不審のある藩を調べる幕府御算用者(ばくふごさんようもの)。今回は無類の狂言好き、若狭守(わかさのかみ)村芳が治める吉田藩に潜入することに。前藩主の亡霊騒動、姿を見せない奥方の謎。その裏には本家と分家の争いが!? 仕掛けられた「連環(れんかん)の計」とは、そして、鶯の鳴き声が招くのは、藩の改易か繁栄か。数之進の千両智恵が大活躍。江戸の町に桜の嵐が吹き荒れる。
  • まず良識をみじん切りにします
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    「とにかくヘンな小説をお願いします」そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。憎き取引先への復讐を計画する「そうだ、デスゲームを作ろう」、集団心理を皮肉った「行列のできるクロワッサン」、第76回日本推理作家協会賞ノミネートの『ファーストが裏切った』など、日々の違和感を増殖、暴走させてたどり着いた前人未到の五編。これも浅倉秋成。いや、これこそが浅倉秋成。
  • またまた奇妙にこわい話
    3.0
    中学校から帰るなり娘はいきなり弁当箱を差し出した。半泣きである。玉子焼きに毛が一杯入っていたという。よく見ると、巻き込んで焼いた内側にみっちり短い毛が! 母親は、同じパックに一つだけ残っていた卵を調べてみるのだが……(最優秀作)。大好評の「寄せられた体験」シリーズ。なかでも、再開を強く待ちのぞまれていた「奇妙にこわい話」。傑作揃い。待望の刊行!
  • 「まだ結婚しないの?」に答える理論武装
    3.3
    今日からは言い返す――結婚圧力にさらされている“適齢期”“負け犬”の女性たちに捧げる反撃の書。無言、苦笑い(愛想笑い)で受け答えてきた「昨日までの自分」にさようなら。
  • 間違いだらけの教育論
    3.6
    ニセ教育論が、なぜもてはやされる? 理想はどこでつまずくのか? 教員歴40年の「プロ教師の会」代表が、“カリスマ教育者”の議論を検証し、教育問題の正しい考え方を示す。
  • 街は謎でいっぱい~日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作家アンソロジー~
    3.5
    日本ミステリー文学大賞新人賞が誕生してから20年。幅広く活躍を続ける受賞作家から、大石直紀、岡田秀文、新井政彦、望月諒子、嶺里俊介の5名が「街」をテーマに競作。普段、ぼんやりと見えている風景、行き交う人たちの何気ない行動……その中に数々の謎が潜んでいる。5つの味わい深い短編を収録した、珠玉のアンソロジー第1弾!
  • 抹殺
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    元自衛隊員の遺体がまた見つかった。共通項は、政情不安下の南スーダンにPKO部隊として派遣された“特戦群”メンバーだったこと。同隊所属の風戸亮司は危機からの突破口を探り始める。時を同じくして一人の女性医師が南スーダンから帰国し愛娘と再会した。だがその直後、凄惨な悲劇に遭遇し……。彼の地に関わった者たちに迫る不穏な影の正体と目的とは? 海外で実際に起きた暴動事件をベースに繰り広げられる緊迫のサスペンス!
  • 抹茶のおやつ100
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 抹茶のおやつは、手作りが一番おいしい。お家でつくる抹茶お菓子レシピの決定版が誕生!3ステップ以下の簡単おやつ、台湾カステラやバスクチーズケーキなど話題のスイーツに、デコレーションケーキなどチャレンジレシピまで。和のイメージに囚われない"今っぽい"抹茶お菓子が100点以上。実際に作って選んだ”お菓子作りにおすすめの抹茶”紹介などコラムも充実。抹茶愛が存分に満たされる1冊。
  • マナは海に向かう
    3.3
    門倉マナは漁師の祖父と2人、葉山に暮らす高校3年生。学業の傍ら、海に繰り出す日々。夏の終りのある日、1人で漁に出た祖父は戻らず、発見された船には、巨大魚との格闘の痕跡が残されていた。祖父の誇りを守るため、マナは青春を賭けた闘いに挑む! 海辺の町に暮らす人々のそれぞれの人生、ダイナミックな洋上の闘い……。いくつもの魅力に溢れた海洋青春小説。
  • マニフェスト~新しい政治の潮流~
    4.0
    マニフェストはどんな歴史と効力を持ち、日本の政治をどう変えてゆくのか、また理想のマニフェストとはどうあるべきか、永田町での豊富な取材を元に、臨場感を交えて解説する。
  • 「マニュアル」をナメるな!~職場のミスの本当の原因~
    3.7
    ミスに悩む企業の多くでマニュアルに深刻な欠陥を抱えているが、気づかれず放置されている例が多い。駄目なマニュアルを使っているから仕事の効率が落ち、ミスや事故が多発するのだ。分かりやすいマニュアルを生み出すには、作文だけでなく、作業の全体的・総合的な改善が必要だ。本書ではまさにこの点について、長年人間のミスの研究を続けている著者が、具体的な成功例・失敗例を挙げて解説。すぐに使えるテクニックを紹介する。
  • まぼろし砂絵 おもしろ砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(四)~
    4.0
    砂絵師のセンセーと貧乏長屋の大道芸人たちが、智恵を武器に幻術使いと対決する「熊坂長範」、押上村のお化け騒動を描いた「ばけもの寺」など怪奇趣味にあふれた作品を収めた『まぼろし砂絵』、二月の初午、夏の夜の麦湯みせの様子など、江戸の風俗描写に精細をきわめた作品が並ぶ『おもしろ砂絵』。シリーズ最盛期の2冊が楽しめる異色の捕物帳第4弾!
  • 幻のオリンピアン
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    故障により東京オリンピックへの夢破れたカナリー体操部アシスタントコーチの帆乃夏。ある日、選手の真央が腹部の激痛に襲われ病院に運ばれる。痛み止めの薬による急性胃炎と診断されるが、不穏な空気を感じる帆乃夏。独自に調査を始めるが……。東京五輪出場に人生を懸けた体操選手に向けられる愛と憎悪。今、運命の跳馬がスタートする。驚愕の結末が待ち受ける青春ミステリ!
  • 繭の密室
    3.5
    都内のマンションで不可解な転落死事件が発生した。死亡した大学生・前島博和は、自室で何者かに襲われた後、ベランダから転落したものと見られたが、奇妙なことに部屋は密室状態であった! 警視庁刑事・貴島が捜査を開始、6年前のある事件に辿り着く。そして、同時に発生した誘拐事件の行方は? トリックの才、ますます冴えわたる長編本格推理小説、登場。
  • marimariの女子キャン
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 別荘みたいに快適で、おしゃれなキャンプスタイルが人気のインスタグラマー、松尾真里子さん。TVにも出演し話題のカリスマキャンパーの素敵なアウトドアスタイルが1冊にまとまりました。ヴィンテージテントとウッド系アイテムでそろえたスタイルは自然にマッチして、その場を素敵な空間に変えてしまいます。そんな彼女のギアや小物を丸ごと紹介! すぐにまねできるアイデアも満載で、あなたのアウトドアもおしゃれに大変身!
  • マンガハウス!
    4.0
    1巻715円 (税込)
    超人気漫画家・神野拓が指導する新人育成プロジェクトに、ワケありの3人が集まった! 再デビューを目指すが伸び悩む滝川あさひ。会社を辞めて漫画家を志す林一樹。絵は下手だが発想力は人一倍の星塚未来。しかし、彼らが共同生活を送る一軒屋には、編集者や家族らが入り乱れ、騒々しいことこの上なし。それでも切磋琢磨の日々を送る3人はデビューできるのか!?
  • 満月の泥枕
    3.9
    1巻880円 (税込)
    姪の汐子(しおこ)と下町で暮らす凸貝二美男(とっかいふみお)は、泥酔した公園で奇妙な光景を目撃する。白髪の老人、叫び声、水音、歩き去る男。後日訪ねてきた謎の少年は、二美男が見たのは「自分の伯父が祖父を殺した」現場だと言う。遺体の捜索を依頼された二美男は、汐子や貧乏アパートの仲間と共にとんでもない事態に巻き込まれていく――。人生に悩み迷う時、背中を押してくれる傑作長編。
  • 満潮
    3.6
    大学生・茶谷は、結婚式場でのバイト中、美しい花嫁・眉子に一目惚れをした。彼女を分かってあげられるのは僕だけだからと、夫の会社に潜り込んで近づいていく。しかし、人を喜ばせることに依存して生きる眉子には、その過剰な自意識すら満たすべき対象となっていた――。過去の記憶も呼び起こし、思いのすれ違いが生んだひずみは、――暴走を始める。
  • 見えない女
    3.0
    1巻495円 (税込)
    1986年冬。「私」はパリ=ダカールラリーが終了したばかりのフランスで、不思議な女に出逢った。職業は不明、バーではウインクひとつで支払いが済み、大きな家に一人で住み、おまけに大変な美人ときている。パトロンでもいるのだろうか?(「見えない女」) 車好きの著者ならではのひねりをきかせ、人間のナゾに焦点を当てた、異色のトラベル・ミステリー。
  • 霊視(みえ)るお土産屋さん~千の団子と少女の想い~
    4.0
    琵琶湖(びわこ)のほとりにあるお土産屋さん『鳰(にお)の海』。そこにはお土産を求める人々だけでなく、霊にまつわる悩みを抱えた人々までが駆け込んでくる。三度目の失職を経て、傷心旅行で琵琶湖を訪れた燈子(とうこ)は、ひょんなことから『鳰の海』で働くことに。オーナーの息子で無愛想だけれど美青年な甲斐(かい)とともに、燈子は霊感がないながらもお悩み解決に乗り出す――!
  • 三毛猫ホームズシリーズ 1~50巻合本版
    5.0
    1978年刊行のシリーズ第1作『三毛猫ホームズの推理』から、2015年刊行の『三毛猫ホームズの回り舞台』までの50作品を、一冊にまとめた合本版が登場! 何度もドラマ化・映画化された国民的人気シリーズにして、作家・赤川次郎の代表作でもある名作です。三毛猫のホームズに、ちょっと頼りない刑事・片山義太郎、その妹・晴美、石津刑事……、おなじみの人気キャラクターたちの活躍を存分に楽しんでください!

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  • 三毛猫ホームズの運動会
    5.0
    素晴らしい青空の下、今日は警視庁の運動会。おなじみ片山義太郎も晴美も、石津も三毛猫ホームズも、ルンルン気分で参加している。だが、そこへ凶悪犯の山口がまぎれこんだから、運動会は大混乱。山口は、妻を死なせた吉田警部に復讐するため脱走してきたのだ! われらがホームズ、ネコ奮迅の大活躍! 三毛猫シリーズ初の短編傑作集。

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  • 三毛猫ホームズの怪談 新装版
    4.3
    片山義太郎が、夜行列車で出逢った女性は白猫の化身!? 晴美との結婚を当て込んで、石津が引っ越した郊外の団地。その近所に、開発から取り残されたような村があり、〈猫屋敷〉と呼ばれる地主の家で惨劇が起こった。飼われていた11匹の猫たちとともに、女主人が殺された。その後、次々起こる殺人は、殺された猫たちの怨念なのか!? スリリングなミステリー。
  • 三毛猫ホームズのびっくり箱
    3.7
    「箱が人を殺したって?」大金持ちの桐永邸で真夜中に開かれた“未解決殺人二十周年記念パーティ”この奇妙なパーティに、片山義太郎、晴美、ホームズ、そして石津も招待され、二十年前の不可思議な事件に挑戦! 当時、密室で発見された死体の前には、空の箱があっただけというのだ……!? 超人気シリーズの傑作短編集!

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  • 三毛猫ホームズの無人島
    3.4
    十年前、炭鉱の突然の閉山により無人島となった〈軍艦島〉に、謎の明かりが点った! 翌朝、かつての住人たちに、死者からの招待状が! 困惑しつつも懐しさにひかれ、島へと集まる旧島民たち。彼らとともに島へと渡るホームズたちの行く手に、十年前の悲劇が──。表題作ほか、「放火」「雪合戦」「キューピッド」の3編を収録。

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  • 三毛猫ホームズの夢紀行
    4.3
    家にこもり、パソコン上で仮想少女との会話に没頭する青年・小出弘一。ある日、共に暮らす母親・雪子が何者かに殺された。捜査に当たる片山刑事は、生前の彼女が所有していた大金や、主婦とは思えぬ不穏な動向を知り、身辺を探り始める。弘一の元恋人・天宮亜由を巻き込みながら、片山とホームズが近付く闇の奧には何が? 息もつかせぬ展開の大人気シリーズ第48弾。
  • 三毛猫ホームズの好敵手(ライバル)
    3.7
    「主人が誰かを殺そうとしてるらしいのよ」──片山刑事が大学の同窓生・咲子からぶっそうな相談を受けている最中に、当の夫が現われ、いきなり殴られた! そして、ホームズには「好敵手(ライバル)」が出現!? 表題作のほか、晴美が石津刑事とハネムーンの予行演習(?)をする「写真館」、「有給休暇」、「殺人カクテル」の3編を収録。

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  • ミサイルマン
    3.7
    凄絶な死の瞬間、破裂する電球、捻曲がる銀食器……。〈顕現〉と名付けたそれを蒐集するため、男は女たちを惨殺し続ける。愛娘を手に掛けたときに現れた究極の顕現とは?(「枷」) オンナをさらっては殺して埋めていた俺とシゲ。ある日、証拠回収のため掘り出した死体には、とんでもない罠が仕掛けられていた。(表題作) 魂を鷲掴みにされる、史上最凶の7編を収録。
  • ミステリアス学園
    3.5
    ミステリアス学園ミステリ研究会、略して「ミスミス研」。ミステリは松本清張(まつもとせいちょう)の『砂の器』しか読んだことがない、新入部員・湾田乱人(わんだらんど)が巻き込まれる怪事件の数々。なぜか人が死んでいく。「密室」「アリバイ」「嵐の山荘」……。仲間からのミステリ講義で知識を得て、湾田が辿り着く前代未聞の結末とは!? この一冊で本格ミステリがよくわかる――鯨流超絶ミステリ!

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  • ミステリー・オーバードーズ
    3.6
    探偵たちの集まった館で殺人事件が起きた。その晩、探偵たちの口にしたワインに幻覚剤が混入していたことで、事件は思わぬ方向へ転がっていく……。(ディテクティブ・オーバ―ドーズ) ほか“食”をテーマにした全5篇を収録。異世界転生からエログロ、本格ミステリーまで、唯一無二のミステリー作家・白井智之が美味しく調理した短編集。
  • 水神様の舟
    4.0
    ――世界は全てを湖に依存していた――。選ばれた〈潜人〉であるセリは隊を辞め、弟を探す旅に出ていた。辺境の邑で出会った少年・レンに「待っていた」と言われ驚くが、彼の邑では、湖から油をくみ上げる櫓を直すため、潜人の派遣を要請していたのだという。セリが修理を買って出ると、邑長は三日間の期限を通告した。疑問に思いながらも承知したが――。エブリスタ「次に読みたいファンタジーコンテスト『神様』」大賞受賞作。
  • みぞれ雨~名残の飯~
    4.0
    隅田川縁にある橋場の渡し傍にある一膳飯屋『しん』には今日も、訳ありな客たちが、一時の休息を求めて訪れる。我が子との別れを決意した女、夢破れた元戯作者、父の借金で苦しむ女、男勝りで剣術に没頭する女剣士――。この店にいると皆、素直になれるのだ。ある者は、新たな一歩を踏み出し、ある者は過去に決別する。好評を博した時代小説シリーズ、待望の第二弾。
  • 密室に向かって撃て!
    3.8
    烏賊川市警(いかがわしけい)の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺(じゅうじょうじ)家の屋敷では、娘・さくらの花婿(はなむこ)候補の一人が銃弾に倒れたのだ。花婿候補3人の調査を行っていた《名探偵》鵜飼(うかい)は、弟子の流平(りゅうへい)とともに、密室殺人の謎に挑む。ふんだんのギャグに織り込まれた周到な伏線。「お笑い本格ミステリー」の最高峰!

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  • 密室の鍵貸します
    3.7
    しがない貧乏学生・戸村流平(とむらりゅうへい)にとって、その日は厄日(やくび)そのものだった。彼を手ひどく振った恋人が、背中を刺され、4階から突き落とされて死亡。その夜、一緒だった先輩も、流平が気づかぬ間に、浴室で刺されて殺されていたのだ! かくして、二つの殺人事件の第一容疑者となった流平の運命やいかに? ユーモア本格ミステリの新鋭が放つ、面白過ぎるデビュー作!

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  • 夜行列車(ミッドナイト・トレイン)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~
    4.5
    四月吉日午前三時の爆破決行を予告する手紙が、国鉄総裁宛に届いた。一方、「国鉄全線完乗」を目指す青年が殺され、その腕時計のアラームが、爆破予告時刻にセットされていた。国鉄当局と連携して厳戒態勢をしく十津川警部ら捜査陣は、犯人の恐るべき計画を阻止できるのか? 時刻表トリックと、息をのむ展開! 累計一一四万部を超える、本格推理サスペンスの傑作!
  • みどり町の怪人
    3.4
    一見、ありふれた日常が流れる、どこにでもある小さな郊外の町、みどり町。ただある一点、「怪人がいる」という“非日常”を除いては……。時は1990年代初め。奇妙な都市伝説の裏には、未解決のまま20年以上が過ぎた凄惨な母子殺人事件が隠されていた――。
  • みなとみらいで捕まえて
    2.8
    訳あって、警視庁から神奈川県警に出向してきた自称・敏腕刑事の半任優里(はんにんゆうり)警部。パートナーはショートヘアの若き女性刑事・南登野洋子(みなとのようこ)。二人を悩ます難解で突飛な不可能犯罪の数々。〈酩淡亭(めいたんてい)〉に住む、117歳の名探偵にして論語研究家・明丹廷(メイタンテイ)が、孔子の言葉を引用し、たちどころに事件の謎を解く!? 横浜の名所を楽しみながら、鯨流超絶推理が横溢する傑作!

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  • 南青山骨董通り探偵社
    3.4
    1~3巻550~660円 (税込)
    大手企業に就職したものの、うだつの上がらない日々に塞ぐ井上雅也。ある日、南青山骨董通り探偵社の社長・金城から突然話しかけられた。「探偵になる気はありませんか?」。雅也は訝しみながらも体験入社をするが、厄介な事件に関わることになり……。個性的なメンバーの活躍が、軽快なテンポと極上のサスペンスで繰り広げられる、ベストセラー作家の新シリーズ始動!
  • 南アジア 世界暴力の発信源
    4.5
    アフガニスタン、パキスタン、インドを中心とした南アジア地域が抱える不安定の背景には何があるのか――。歴史や周辺諸国の思惑を辿りながら読む、国際情勢の行方。
  • 身の上話 新装版
    4.0
    もしもあなたが当せんしたことをどうしても秘密にしておきたいのなら、だれにも話すべきではありません。(『【その日】から読む本』第二部・第5章) 小都市の書店員、古川ミチルは、ほんの出来心から不倫相手を追って上京。所持金が底を突くころ、出発前に“ついでのお使い”で買った宝くじが高額当選する。逃避行は一転、立て続けに起こる災厄に翻弄され続け……。秘密と嘘に追い詰められた末、ミチルを待ち受けていた運命は!?
  • ミミズによる腐植土の形成
    3.3
    自宅の裏庭につづく牧草地の一角に石灰をまき、家族の協力を得ながら土を掘り返しての観察と実験を重ねること40年。ミミズの働きと習性について生涯をかけて研究したダーウィン最後の著作。『種の起源』で提唱したみずからの理論を下支えする存在、それがミミズだった。ミミズはすごい。でも、ダーウィンはもっとすごい。
  • 三好長慶
    3.0
    群雄割拠の戦国時代。都では、管領細川氏の臣下であった三好長慶が、守役松永久秀の巧妙な知略に援けられ、ついに将軍を凌ぐ実力者となる。だが、「いずれはその権力も全て我がものに」と、久秀は秘かに機会を窺っていた――。織田・豊臣に先立って、一時期、天下を掌握した三好長慶の波乱の生涯と、戦国の世を彩るしたたかな人間たちの生きざまを描く、一大歴史巨編。(『妖雲』改題)
  • 見られる女
    5.0
    魔が差して洋服を盗んだ女と、それを見ていた男。捕(つか)まりたくない……その一心で女は男の奴隷(どれい)になり、屈辱(くつじょく)の一年を送った。そして女が自分に出した結論は「殺すしかない……」だった。だが悪魔からの解放を願う女を待っていたものは?(表題作)。愛が生みだす悲劇を描いた笹沢作品群は、その意外な結末で、宿命に踊らされた人間の儚(はかな)さを見事に浮かび上がらせる。
  • 見るレッスン~映画史特別講義~
    3.8
    「まず読者の皆様にお伝えしたいのは、世間で評判になっている映画だけを見るのではなく、自分にふさわしいものを自分で見つけてほしいということです。とにかく、ごく普通に映画を見ていただきたい。蓮實個人の視点など学ばれるにはおよびません」――サイレントから、ドキュメンタリー、ヌーヴェル・ヴァーグ、現代ハリウッドと日本まで。120余年の映画史を俯瞰する、シネフィル教授による最初で最後の新書講義。
  • 「みんな」のバカ!~無責任になる構造~
    3.6
    われわれが何気なく口にしている「みんな」とはいったい誰のことか? 稀代の俊英が、「みんな」というキーワードから現代社会の「病巣」、現代人の陥っている「空虚」に迫る。
  • 無縁坂~介錯人別所龍玄始末~
    3.7
    牢屋敷の首打役を務める別所龍玄二十二歳。介錯人・別所一門の名を背負い、切腹する侍の介錯を頼まれることもある。小柄で物静かな姿は童子のようでありながら、その介錯を知る者の間では凄腕と囁かれる。斬る者と斬られる者、その一瞬に生まれる心の働きだけが、ただそこにある――。不浄と呼ばれ、恐れられる首斬人の生き様と矜持。涙溢れるシリーズ第一作。
  • 無国籍と複数国籍~あなたは「ナニジン」ですか?~
    4.0
    現代のようにグローバル化が進み、国境を越える人の移動が増える中、個人の国籍やアイデンティティはどんどん複雑化している。外国に移住する人、移動を頻繁にする人、国際結婚する人が増え、複雑化する国籍の問題はすっかり身近な現象になっている。(第1章より)自ら「無国籍者」として人生の大半を過ごしてきた著者が、無国籍や複数国籍の当事者にインタビュー。「国とは何か」「国籍とは何か」を根本から考える。
  • むし岡だいきの「世界の昆虫」おった!図鑑~虫好きキッズが夢中になるびっくり満載の一冊~
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小島よしおバカウケ☆ 大人気YouTuberむし岡だいきが世界で「おった!」したビックリ昆虫たちが図鑑に!! 昆虫採集YouTuberとして子どもたちに大人気のむし岡だいきが、世界で発見、撮影した強烈なインパクトの昆虫を100種以上紹介!もちろんオールカラー!! 子どもたちをくぎ付けにするビジュアルと好奇心にこたえる構成で、読むとますます昆虫や自然が好きになる一冊です。国立科学博物館の昆虫学者・野村周平氏監修。
  • 夢中力
    3.0
    ITと野球。全く異なる分野で活躍する二人には共通項が多い。情報を武器にし、時間を効率的に使い、積極的に投資する。そして、「好きなこと」をとことん追求する生き様。何かに夢中になり心血を注いでいる人にかなうものはない。2004年の球界再編時に両者は出会ってから互いに尊敬の念を抱いてきた。第一線で数々の実績をあげた彼らの独自の思想を、トピックごとに紹介。突き抜けた二つの生き方に触れる贅沢な読書体験。
  • 無銘刀~御刀番 左京之介(十一)~
    3.0
    小石川傳通院の裏で、五人の沼津藩藩士が斬殺された。背後に、妖刀村正に似た無銘刀を遣う凄腕の剣客の存在が浮かび上がる。汐崎藩御刀番頭の左京之介は、度重なる襲撃に怯える沼津藩藩主・水野忠成の懐刀で、これまで対立していた土方縫殿助から助けを求められる。土方の求めに京之介が下した判断とは――。霞左文字が、権力者たちの謀略を斬る! 感動のシリーズ最終巻。
  • 村上春樹はノーベル賞をとれるのか?
    4.0
    ここ数年ノーベル文学賞の受賞を噂され続けている村上春樹。その根拠はいったいどこにあるのか? そもそも、村上文学は世界文学たり得るのか? 村上春樹でなかったとしたら、一体誰が受賞するのか? 文学賞、とりわけノーベル文学賞は日本の文学の世界にどういった影響を与えてきたのか? 村上春樹と同世代の著者が、ノーベル文学賞の歴史をひも解きながら読み解く、世界文学の見果てぬ夢。
  • 名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語
    4.0
    世継ぎの混乱と血みどろの宗教戦争に彩られた王朝の誕生から、19世紀、ヨーロッパ全土に吹き荒れた革命の嵐による消滅まで、その華麗な一族の歴史を12枚の絵画が語りだす――。2010年、「名画で読み解くハプスブルク家12の物語」の姉妹編として出版された、シリーズ第2弾が待望の電子化。新書での累計部数35万部のベストセラー『名画で読み解く』シリーズ5冊は、本書をもって電子化が完了。
  • 名画で読み解く プロイセン王家 12の物語
    4.3
    長い群雄割拠状態を経て、十九世紀、プロイセンのホーテンツォレルン家はついにドイツを一つにまとめ、帝国を形成してヨーロッパ最強国の一角に食い込んだ。フリードリヒ大王とビスマルク――二人の傑物がいなければ、この偉業は成しえなかったろう。激動の二百十七年の光と闇、運、不運、そして熱い人間ドラマを、色彩豊かな名画とともに読み解いていく。オールカラー版、中野京子の人気シリーズ、第五弾!
  • 名画で読み解く ロマノフ家 12の物語
    4.3
    弟が姉を、夫が妻を幽閉し、父が息子を、妻が夫を殺してきた歴史だ(本文より)。ロマノフ王朝の始祖ミハイルが即位した1613年から、二月革命により一家全員が処刑されたニコライ二世まで、300年余の歴史を、12枚のオールカラーの絵画と読み解く。幽閉、暗殺、共産主義革命――愛と憎しみに翻弄された帝政ロシアの興亡は、ハプスブルク家やブルボン家、ナポレオンなどとも密接に絡み合う。「名画で読み解く」シリーズ、第3弾!

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