Posted by ブクログ
2016年12月28日
「社会学」を社会学する、という感じ。
久々の古市くん本。 いやぁ、同世代の社会学「者」でどんどん大物になっていってはるんやなぁ〜。
橋爪大三郎さんや上野千鶴子さん、宮台真司さんと、ビックネームがズラッと並んでた。
この本では、「社会学とは?」「社会とは?」をいろんな社会学者に問いかけに行くことで、...続きを読むこの曖昧そうな言葉の輪郭を浮き彫りにしていこうとしていた。
また、「「あり得たかもしれない社会や自分を構想する力」に魅力を感じている」。というのは、何かすごく共感してしまった。
僕もひょんな理由からやったけど、大学で社会学を選んで未だによかったなぁと社会人になっても思い続けてるし、年齢を重ねるごとにその大切さが少しわかるようになって来てる気がする。
そんな時に、もう一度原点に戻り、じっくり社会学や考え方を考える機会をもらえたような気がした。
これからも折に触れてペラペラめくる教科書のような感じになりそうな一冊。
本当に変わってる人の集まりや、職人気質っぽい人が多いなと思っていた直感はどうやらあっていたようでした。笑
でも、それが本当にいいことやし、この変わり者の集まりがそれこそ役所仕事する人ばっかりみたいになれば、社会学が本当に終わったことを意味しているんやなとも思った。
僕も今日から「社会学者」と名乗れるかしら。笑