エッセイ作品一覧
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3.5ギスギスした心がフニャフニャになるムフフなエッセイ80本! 高2の夏休みに小豆島で出会った清楚な彼女から手紙が届く表題作ほか、VIO脱毛のVIOとは何か? を検索しないで考察する「それって何の略?」、街でばったり初恋の人に遭遇する「初恋のキミ」、ミュージシャンのようにモテたくてライター仲間とツアーに出る「キャーと言われたい」……などムフフと笑って元気になれる「週刊文春」人気連載エッセイ「人生エロエロ」をいきなり文庫で大放出。 笑福亭鶴光師匠との深夜ラジオ対談も収録。 カバー絵はイラストレーター、たなかみさきさんの描き下ろし。 電子書籍版では、本文中のイラスト・写真が全てカラーになっています!
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3.570すぎたら愉しくなった 「老後」を受け入れて初めて、大切なものが見えてくる。 粋と喜びに彩られた“オオタ式”享楽人生論 「ながく生きてきて、ものごとが見えてきた。社会的地位が高い・低いなどという価値観はとうに消えた。そういうことにこだわる人はつまらん人だとわかってきた。立身出世をはたした、経済的に成功した、それがどうした。頭がいいとか、リーダーシップがあるとかも、どうでもよいことになった。人生の価値観が変わったのだ。」(本文より) 【目次】 まえがき 1 酒場で飲む 2 酒を味わう 3 旅に出る 4 古い映画を見る 5 一人を愉しむ 6 私の東京物語 あとがき
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3.5パリでの結婚生活20年。家事も子育てもおしゃれも大好き! そんなエリコ流、毎日を楽しむ秘訣を満載。パリの日常は、じつはとっても昭和の母!? パリで暮らし、結婚20年を迎える中村江里子さん。 憧れていた50代になって感じている年齢の重ね方、そしてここ1年のコロナ禍下のパリでの生活で変わったこと、変わらないこと、日々の暮らしのなかでで大切にしていることなど、その思いを綴ります。 暮らしの中で大事にしたいことを、気づかせてくれる1冊です。 第1章 家族とパリの時間○第2章 おしゃれの時間○第3章 暮らしの時間○第4章 台所の時間○第5章 私の時間 ※自身のライフスタイルを紹介している扶桑社ムック『セゾン・ド・エリコ』の 人気連載をもとに大幅に加筆修正し、新規書下ろしを加えて構成しています。
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3.5機能不全家族、貧困、精神疾患、自殺未遂など、 いくつもの困難を生き抜いてきた彼女が、 フェミニズムにたどり着くまで。 殴る父と耐える母、ハラスメントの横行、エロ情報の氾濫、あからさまな賃金格差、性犯罪におびえなければならない日常……。かつて1ミリも疑ったことがなかった「男女平等」は、すべてまちがいだったのか? もう黙ることはしない。体当たりでつかんだフェミニズムの物語。 小林エリコさんは団塊ジュニア世代。団塊世代の私たちが育てた子どもだ。女の子からここまで自尊心を奪い、男の子がここまで自己チューにふるまう社会を私たちは再生産してしまったのか。でも、これは高い授業料を払ったけれど、「もう黙らない」ことを学んだ女性の闘いの記録。 ──上野千鶴子 俺たち男こそ耳を傾けるべきだ。ジェンダー格差と自己責任論が作り出した、この地獄に加担しないためにも。 ──清田隆之 「私は世の中が男女平等だと1ミリも疑っていなかった。しかし、それは全て間違いであり、それに気がつくのに私はとても時間がかかった。男女が平等でないと教えてくれたのはフェミニズムだった。フェミニズムを知った時の衝撃を例えるなら雷に打たれたような感覚とでも言えばいいだろうか。男女は平等でないというパラダイムシフトは私の中の壁を瓦解させた」(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 第一部 1 父は王様、母は従順な家来 2 脂肪よりも筋肉が欲しい 3 母のようにはならない 4 この国の男たちは狂っているのかもしれない 5 平坦な地獄が待っているだけ 6 彼らはなにもしてくれない 7 男より弱いものになるということ 8 この理不尽な怒りをどうしたらいい 9 ノラのように 10 エロとパチスロのハイブリッドな漫画雑誌 11 母の幸せは私の幸せじゃない 12 自宅とデイケアを往復する日々 第二部 13 寂しいから一緒にいるだけ 14 最低で最悪のカップル 15 世界で一番情けない生き物 16 あなたは生活保護がいいと思う 17 ただ一人で暮らしているだけなのに 18 そこにはフェミニズムがあった エピローグ
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3.5■働く本質を語り尽くした、一人前の社会人になるための必読書 仕事ができる、できないが露骨に問われる時代だからこそ必要なのが「社会人として必要な力」です。それは「ほう・れん・そう」ではなく、「アウトプット型の聞く読む力」や「要件を15秒で伝える力」「妥協を納得に変える交渉力」など全部で9つ。 この力は、転職しても新しい場所にスッとなじめて即戦力として働くことができる、幅広く使える万能な力です。そして、もちろん仕事だけではなく、人間関係にも一生役に立つ指針となります。 多くの学生を“できる人”“物事がわかっている人”に育て、世に送り出してきた齋藤先生の講義は、社会人にこそ必要なもの。その講義内容を初めて明かした1冊です! [目次] 第1章 アウトプット型の聞く読む力 第2章 要件を15秒で伝える力 第3章 クリエイティブな関係を生む力 第4章 意識の量を増やす力 第5章 世界で闘う力 第6章 「妥協」を「納得」に変える交渉力 第7章 経験知を共有するチーム力 第8章 同じミスを繰り返さない修正力 第9章 どんな状況でも何とかするメンタル力 <著者略歴> 齋藤 孝(さいとう・たかし) 明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。『図解 論語』『図解 養生訓』『図解 菜根譚』『「何から読めばいいか」がわかる 全方位読書案内』(ウェッジ)、『語彙力こそが教養である』(角川新書)、『日本人の闘い方』(致知出版社)等、著書多数。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『社会人に必要な9つの力』(2016年3月31日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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3.5お燗酒のようにじんわり温かい気持ちに。 太田和彦はふとつけたテレビや雑誌の中で実に心地よく居酒屋にいざなってくれる、そればかりか、一度この人と飲みたいなぁと思わせる魅力がある。今回はその大田和彦をもっともっと好きになる彼の本音やルーツまでがわかる一冊である。 気になる居酒屋を取材して、紹介するまでの裏話もまるで、一緒に行っているかのような優しげな描写である。 なかでも、椎名誠氏から依頼を受けて「本の雑誌」に掲載された、 『居酒屋「べからず」集』『居酒屋評論家の本音』『最後の晩餐の前日のメニュー』などは、まさにフアンが大喜び間違いなしであろう。 かと思えば、故郷への想い、街歩き、旅のこと、父のこと、祖父のことなど太田和彦その人そのものをたっぷりと味わっていただける構成になっている。 まるで御燗した日本酒がじわーっと身体に染み渡っていくような温かい気持ちになる叙情あふれるエッセイ集である。
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3.5ナショナルジオグラフィックが認めた、話題の探検家の生き方とは? たった一度の人生、悩んでなんかいないで人生を探検しよう! 本書は、世界的探検家が書いた「やりたいことで生きていく方法」です。 AIなんて関係ない! 人生は「おもしろいことをやるため」にある! そんな、自分の人生を切り開くストーリーとノウハウ満載です!! では、クイズです! 砂漠を一人で夜間横断中。気づくと、 自分の周りを6匹の野犬に取り囲まれていた。 野犬は僕を襲う気で、唸り声をあげている。 危機一髪。手には武器になるものがない。 あなたは、どうやってこの場を乗り切りますか? Answer これは、サハラ砂漠を夜間横断中にあった、 本当にあった私の話です。 私は、両腕を大きく広げて勢いよく回したり、 手をたたいたり、大きな唸り声を上げて野犬を威嚇した。 だが、効果なし。それどころか、逆に野犬を刺激することに。 そのとき思い出したのが、ポケットの中のマグライトという懐中電灯。 私は、最後の望みを託して、マグライトの光を犬の目に突き刺した。 その強烈な光に恐れをなした野犬たちは、 背を向け、砂漠の中に消えていった。 そう、人生を最高にスリリングで楽しくできる。 私は、ただ自分がおもしろいと思った方向へ進んだだけ。 行けば何かある。行かなければ何もない。 人生は、その一歩からおもしろくなるものだ――。 たった1度だけの人生。 自分らしく、最高に楽しくすることはできる。 さあ、一緒に人生を探検しよう!
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3.5ウイルスより、よっぽどヤバいぞニッポン人。 <本書に登場する残念な人たち> ●国民に外出自粛をお願いしておいて、自分の妻には言えない前総理大臣 ●スイーツやコミック好きをアピールして「かわいいオジサン」ぶる現総理大臣 ●政権批判ブームが終わったとたん、すっかり黙りこんでしまった芸能人 ●総理大臣が辞めるとなった途端、ご祝儀で支持率をアップさせる日本人 ●世襲なのに「自分の手柄」と勘違いしている政治家 ●コロナでも営業しているパチンコ店を実名公表して宣伝してしまった府知事 ●パフォーマンスばかりで実際は何にもやってない都知事 ●交通事故で人を死なせておいて、「車の誤作動だった」と言い張る老人 ●手間と時間をかけて「GoToイート錬金術」で小銭を稼ぐ貧乏人 ●SNSで人を叩くくせに、面と向かっては何も言えないネット民 ●大谷翔平や藤井聡太を見て、「自分の子も」と考える親 ●小学生の「あだ名」を禁止して、イジメを止めたと思ってる教育委員会 まだまだ出てくるバカばかり。 ああ、こんなニッポンに誰がした!
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3.5伊藤守のベストセラーが新装版として登場! 誰だって、必ず、恋人ができます。 ほんとうに、その気があれば。 恋することから、逃げ出せなければ。 恋をして、お互いを好きになったからといって 相手はあなたの所有物ではないし、あなたのルールを押しつけることもできません。 恋人はあなたのものではないので。その人はその人であり、あなたはあなたなのです。 その人をあなたの思い通りにすることはできないし、 あなたも相手の思い通りになる必要はありません。 唯一恋人と創り出すことのできるものは、お互いの間の「関係」です。 そこにどんな関係を創るのかが人の恋というものです。 自分がどんな思いをするか、相手にどんな思いをさせるかではなく 今ここにどんな「関係」を築くかに意識を向けることです。 恋は結果ですから、理屈などありません。 そこから、どんな「関係」を築くことができるかについて考えるのです。 どんな色にするか、どんな温度にするか、どんな空間にするか。 そこに何を創り出すか、考えてくださいね。 そしたら、恋は永遠です。 (「はじめに」より)(※本書は2009/11/10に発売し、2021/2/1に電子化をいたしました)
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3.5コロナの時代に入り、新しい暮らし方や生き方が求められるなか、高齢者にも変化が求められる時がきました。明らかに変わろうとしているいま、この時代を「高齢者はどう生きて、どうあればよいのか」、『女性の品格』の著者、坂東眞理子さん流のお考えを示します。 今こそ、「70歳からの高齢者の器量が試されるとき」。新しい変革の時代に、とまどいうろたえて、若者の足でまといになってはいけない。そのためには、心も頭も体も錆びない生き方が求められます。では、この変化の時代をどう錆びずに迎え撃つか。本書では、その具体的なノウハウをまとめます。ただ気概や心構えだけを謳うのではなく、心と頭と体の健康、お金と人間関係、夫婦のあり方、子や孫を含めた家族との接し方、地域とのかかわり方、新しい働きかた、と高齢者が抱えがちな問題に寄り添った内容になっています。 今回のコロナ騒動は、ウイルスの前では「高齢者は弱者である」事実を突きつけました。その渦中で考えた、高齢者が抱える問題への坂東先生の解決策は、「本当に大切なこと」「守るべきこと」「伝えるべきこと」「捨ててよいこと」がより明確になっていて、20万部を超えた『70歳のたしなみ』以上に、老いの生き方の本質を突いた内容となっています。
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3.5【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 現役AV女優・高嶋めいみの初自叙伝的エッセイ。岩井志麻子さんとの歌舞伎町あるあるや風俗講師あや乃さんとの対談も必見! はじめまして。高嶋めいみです。 私のことを説明するとメイド喫茶で働いて整形してコスプレイヤーになってホス狂いして風俗で働きながらAV女優(←今ココ)なわけだがそもそもワイの本、重要あんのか? 今、なんでこのページ見てるのか教えてほしいんだけど、タイトルだとしたらアレです。読んでも何の参考にもなりませんが、自分より不幸な人がココにいるので、どうか安心してください。 【一部内容】 #DNAガチャに敗北した私が整形という課金制度を使って変わってみたけど本体弱いんで人生そんなに変わんない #突然ですがチンコ(客)に言われてイラつくワード、今週の第1位は・・・「イッテイイよ(ドヤ)」 #男のチンコにモノ申す! ついでに新宿あるあるも言いたい! ゲスト出演:作家岩井志麻子さん #風俗やったら人生一発アウト? 私たちは迷走もしてないし正気です ゲスト出演:風俗講師あや乃さん 高嶋 めいみ(タカシマメイミ):総額約700万円で顔面を整形し整形アイドルとして著名となる。以前は「明治ちゃん」と名乗り美少女コスプレイヤーとしても活躍。2019年12月AV女優として『FALENO star』からデビュー。
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3.5松下電器の「もう一人の創業者」――。そう称される人物がいる。松下幸之助の妻・むめの夫人である。19歳で松下幸之助と結婚して以来、経理事務を一手に引き受ける一方、住み込み従業員の世話をして「社員の母」と慕われた。一代で世界的企業を築いた夫を陰で支え続けたその生涯は、まさに「もう一人の創業者」と称するにふさわしい。本書は、そんな稀有な人生を歩んだ松下むめの夫人唯一の著書で、知られざる夫との歩み、生活信条、生きがいなどを語ったものである。「“苦労”と“難儀”とは、私は別のものだと思っています。“苦労”というのは心のもちようで感ずるものだと思うのです」など、屈託なく、おおらかに語られる言葉の数々が、世代を越えた共感を呼ぶ。 【本書の内容】子どものころ/結婚・家庭・家事/金銭の心得/お客様接待の心得/贈り物の心得/人の見方、考え方/妻として大切なこと/女性の生きがい/老いるということ/礼儀作法としつけ……
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3.5国家とは何か。そして国家と自分はどう関わっているのか。「国家は共同の幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である。もっと名づけようもない形で、習慣や民俗や、土俗的信仰がからんで長い年月につくりあげた精神の慣性も、共同の幻想である」。原始的あるいは未開的な幻想から〈国家〉の起源となった共同の幻想までを十一の幻想領域として追及。自己幻想・対幻想・共同幻想という三つの構造的な軸で解明し、まったく新たな論理的枠組みを提言する「戦後思想の巨人」の代表作。改題・川上春雄、解説・中上健次 目次 角川文庫版のための序 全著作集のための序 序 禁制論 憑人論 巫覡論 巫女論 他界論 祭儀論 母制論 対幻想論 罪責論 規範論 起源論 後記
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3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Twitterで連載中、大きな共感を生んだ共働き夫婦の日常 「私と結婚して損ばっかりでごめんね。余裕がなくて……」と泣く妻に、夫は「損とか得とかで結婚したわけじゃないよ」と優しく声をかける。 作者のusaoさんは小学校の先生。Twitterで連載している漫画「なんでもない絵日記」が拡散され、大反響に。共働き夫婦の生活のほか、学校でのできごと、家族のこと、日々の嬉しかったことや悲しかったことなど、「あたりまえの日常」を描く。 【著者からのメッセージ】 お久しぶりです。または、初めまして。usaoです。 今日も、小学校の先生をしながら絵を描き続けています。 この本を通してあなたに出会えたこと、うれしく思います。 手にとってくれて、ありがとう。 うれしかったこと、悲しかったこと、悩んでいること。 友達のなにげない言葉、あの時の空の色。 流した涙の量。私にしか見えなかったあの人の表情。 そんな、「なんでもないこと」が 確かに私の中で輝いていて、そのおかげで今の私がいます。 自分を支えてくれたもの、見てきたものを忘れたくなくて、 漫画のような絵日記を描いています。 これを読んで「ああ、なんかわかる」とほっとしたり 大切な人や、幼なかったころの自分を思い出したりして、 あなたの心が少しでも、明るく あたたかく なりますように。 usao
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3.5令和になっても時代の最先端を華麗に走り続ける作家、林真理子の人気エッセイ第31弾。 バカなことをやる時は、死にものぐるいで! 還暦を過ぎても「威厳を持たず、ちゃらいおばさん」をモットーに、ますますパワーアップ! パンチパーマの鬘に金のネックレスをつけ、死ぬ気でピコ太郎のダンスを踊る。 相次ぐ政治家・芸能人の不倫スキャンダルを鋭く斬りつつ、小池都知事も鋭く分析。 大島紬の大使をつとめ、14億人民に本を売り込むべく中国にひとっ飛び。 そして、初挑戦のオペラ台本に、大河ドラマ「西郷どん」の原作――。 「週刊文春」での連載は1500回を突破。元気がでる唯一無二のご長寿エッセイ! ※この電子書籍は2018年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.5ゆで卵、生卵、卵焼き。向田邦子のエッセイに登場する卵には、生活の匂いや味を含んでいる『嘘つき卵』。「つらい出来事は、前世だと思ってしまえば大丈夫」人生の助け船が提示される『辛酸なめ子のつぶやきデトックス』生をまっとうする人間のたくましさや哀歓が強く心を打つ写真集『釜ヶ崎語彙集 1972-1973』など。食をテーマにしたもの、暮らしをテーマにしたもの。エッセイ、小説、写真集……丁寧な文体からほとばしる本への愛を感じる208冊の紹介。「再読」するたびに書き手と自分との関係が蓄積されていくという「再読するということ」も必見。自分だけの一冊を見つけたい人にはぜひ読んで欲しい、読書欲が高まる一冊。
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3.5老いを笑いに変えるエッセイ。待望の文庫化。 皮膚科では「老人性」を連呼され、老眼鏡は片時も手離せなくなり、数々の言い間違いに物忘れ……。著者が「老い」を実感した出来事が、次から次へと、ときに毒舌を交えながら軽妙に綴られる。「アサガオ」と言っているつもりが「アジサイ」と言い続けて夫に指摘されたエピソードや、若いショップ店員に「ジーパン」と言っても通じず、「デニムですね」と言い換えられて衝撃を受けた話など、クスッと笑える話題が満載。その一方、体調の急変で倒れた話や、自身の乳ガン闘病記まで、考えさせられる話もぎっしり。乳がん闘病記では、告知から術後までの事象と心の動きが、時間軸を追いながら克明に綴られています。ひとつ間違えば重くなりがちなテーマながらときに笑いまで誘うのは、筆者の軽妙な筆致のなせる業。 「ああ、あるあるある」と共感したり、思わず声を出して笑ってしまったり、時にはホロッと泣けたり。 さらに、同じく著名な漫画家である夫君も頻繁に登場し、格好の題材に。共に歳を重ねたからこその絶妙な掛け合い、いつのまにか逆転した!?夫婦の力関係など、偽らざる夫婦関係も垣間見え、それがまた深い味わいに。 「老い」が愛おしくなる一冊です。
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3.5定年後、がんで逝った妻。その最後の手紙には「あなたにはまだ、あなたの使命があります」と記されていた。独り暮らしを続ける中で男は、死とはなにか、生きるとはなにかを模索し、断捨離を進め、新しいことに挑戦し、力強く楽しく生きていく。大反響を呼んだ前作の感動をふたたび。珠玉の「男やもめ」エッセイ集第二弾!(内容例)まだまだ「人生一〇〇年時代」ではない/明日が最後の音を奏でる日と思い/人は泥にまみれるたびに強くなる/本当に大切なものは心の中に刻まれている/おつきあいの断捨離/73歳、はじめてのキャンプ「/恥ずかしい」はもういらない/還暦過ぎたら「おまけの人生」だ/思い出から蘇生へなど…
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3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 WEB漫画家・やしろあずきと その漫画に登場するババアこと母親・空切礼子による独自の子育て論!! 中二病・ネット依存・不登校という3大問題を発症した息子は いかにして売れっ子漫画家になったのか!? その時、母はどのように息子と向き合ったのか!? 知られざるエピソード満載!! 描きおろし多数!! 写真初公開!! イラストお蔵出し!! ファン垂涎の豪華オールカラーで贈る 子育てに悩む全ての人に読んで欲しい珠玉の一冊!! WEBの圧倒的リクエストに応え、遂に親子共著の子育て本、刊行です!!!! <著者について> 空切礼子(そらきり・れいこ) やしろあずきの母。愛称はババア(本人公認)。web漫画家であるやしろあずきの作品に多数登場し、Twitterを中心に人気を誇る。 やしろあずき web漫画家。中二病、社畜、家族ネタなどを題材にした作品で活躍。livedoor公式ブログは月間2000万PVを突破。株式会社グランツアセット(おたくのやどかり)執行役員、株式会社wwwaap執行役員も務める。
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3.5落語家・柳亭小痴楽の書き下ろし初単著は、幼少期から現在に至るまでを綴ったエッセイ集。 「枕花(まくらばな)」 とは、仏事用語で葬儀までの間に故人の枕元に飾る生け花のこと。 亡き父・ 柳亭痴楽との思い出、人生観に影響を及ぼした作品との出会い、お世話になった桂歌丸の回想録、飼い犬との十六年を描いた短編など、一冊を通じて自身の半生を振り返る。 「マクラ(落語の前の小噺)を頑張るようになったのは二ツ目になってから」と語る著者が、真打昇進を機に書き綴った二十一篇。母、兄との座談会の様子も収録。 著者について 1988年東京都生まれ。 2005年10月 二代目桂平治(現:桂文治)へ入門「桂ち太郎」で初高座。 2008年6月 父・柳亭痴楽の門下に移り「柳亭ち太郎」と改める。 2009年9月 痴楽没後、柳亭楽輔門下へ。 同年11月 二ツ目昇進を期に「三代目柳亭小痴楽」となる。 2013年、落語芸術協会所属の二ツ目で構成されるユニット「成金」を 昔昔亭A太郎、瀧川鯉八、桂伸三、三遊亭小笑、春風亭昇々、笑福亭羽光、 桂宮治、神田松之丞、春風亭柳若、春風亭昇也と共に結成。 2019年9月下席より真打に昇進。 切れ味のある古典落語を中心に落語ブームを牽引する実力派。
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3.5俳句甲子園世代の旗手、待望の初エッセイ集 恋の代わりに一句を得たあのとき、私は俳句という蔦にからめとられた。 幼い息子の声、母乳の色、コンビニのおでん、蜜柑、家族、故郷……日常の会話や風景が、かけがえのない顔をして光り出す。 人は変わらないけど、季節は変わる。言われてみればそうかもしれない、と頷く。 定点としての私たちが、移ろいゆく季節に触れて、その接点に小さな感動が生まれる。過ぎ去る刻をなつかしみ、眼前の光景に驚き、訪れる未来を心待ちにする。 その心の揺れが、たとえば俳句のかたちをとって言葉になるとき、世界は素晴らしいと抱きしめたくなる。生きて、新しい何かが見たいと思う。(「あとがき」より)
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3.5『永遠の処女』――12年目の真実 これまで語られてこなかった生立ちや初恋。 初公開となる幼少期の写真を交えて語った、つぼみ最初で最後の自伝的エッセイ。 わたしは愛されている――いつも優しく包み込んでくれる父、ときどき厳しいけれどなんだかんだでわたしのことを考えてくれる母、利発で要領のいい弟。わたしだけ飛びぬけて変な人生を歩んでいますが、いつ帰っても家族は変わらずにわたしを迎えてくれます。ピアノを辞めると言ったとき、高校を辞めたいと駄々をこねたとき、AV女優を続けたいと話したとき。わたしが人生の分岐点でしてきた選択に、母はいつも反対していたのに、いつもわたしの気がつかないところで支えてくれていたのです。 【撮り下ろしグラビア付き】
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3.5新宿スタイルはリアルしか歌わねえ―マイク1本で頂点を競う純粋なるヒップホップの精神と、それを裏切るシーンの凶暴で陰惨なる現実。ビーフや騙し合いが渦巻く世界で、ラッパーは何を夢見るのか?シーンを牽引するカリスマによる自伝的「ヒップホップ哲学」にして、日本語ラップ・ブームの中で絶大な支持を集めた名著を大幅増補。ファン必携の決定版!
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3.5著者が2015年に『嫌老社会を超えて』を出版し、世代間闘争や暴走老人に警鐘を鳴らして約1年半。老人による交通事故報道が後を絶たず、2017年には改正道路交通法が施行されました。100歳以上の高齢者が6万人を超え、団塊世代が70歳を迎える今、新たな「老い方」を考えることは日本にとって、私たち一人ひとりにとって最も重要な課題であるといえます。しかし、「高齢になっても元気に前向きに」は誰もができることではありません。老いに抗わず、等身大に受け止め、工夫して楽しむ。「嫌われる、迷惑をかける老人」にならないなど「賢老」という生き方のために日々実践できることを、84歳の著者自らの体験も交えながら綴った1冊。
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3.5大人気「ニューヨークの魔法」シリーズ、ついに完結――感動の最終章! ニューヨークは大都会なのに、ひと昔前の田舎町のような懐かしさがある。世界一お節介で、図々しくて、でも泣きたくなるほど温かい。長年、ニューヨークに住む著者が、街角や地下鉄で出会う見知らぬ人とのちょっとした心の触れ合いを、粋な英語を交えて描くエッセイ。 「人に疲れているのに人と話したくなる不思議な本」、「毎晩、1話読み、温かい気持ちで寝ます」と熱烈な支持を受け、累計約40万部。 著者が夫を撮ろうとして、たまたま写真に入ってしまった見知らぬ黒人女性。「これでいつまでも私のこと、忘れないわね。私の名前はサーシャ。で、その写真、削除しないでよ!」と叫び、自由の女神のように手をあげピースサインで颯爽と去っていく。 静かな電車で、著者の噛むガムが大きな音を立てて弾け、思わず首をすくめると、前にすわる男性が笑顔で「いいね」と親指を立てる。 美術館で好きな絵を見つめていれば、「僕もこの絵が好きなんです」と後ろに佇む異国の青年が声をかけてくる。 メトロポリタン美術館、オペラハウス、タイムズスクエア、セントラルパーク、ブルーノート、グラウンドゼロ、テレビ局のスタジオ、ブルックリン・ブリュアリー、マディソン・スクエア・ガーデン――。 ニューヨークのあちこちから、人の息づかいと会話が聞こえてくる。今日もどこかで、出会いがある。ミュージシャンの生演奏に合わせて、見知らぬ人同士が踊っている。 著者の原点ともいえるウィスコンシン留学時代の秘蔵エピソードも初公開。最終章「アメリカの家族アルバム」は涙なしには読めません。
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3.5親が好きですか? 自分の子供をかわいいと思いますか? 夫婦で同じお墓に入りたいですか? 一緒に暮らしたいのは誰ですか――? 「日本の家族」の象徴である天皇家が抱える諸々、50歳時に未婚の割合を示す「生涯未婚率」(45~49歳の未婚率と50~54歳の未婚率の平均)の上昇、事実婚、シングル家庭、同性婚……近年の家族をめぐる状況は多様化した。『負け犬の遠吠え』『子の無い人生』『おばさん未満』『男尊女子』『百年の女』など、話題作を発表し続ける酒井順子氏。未入籍のパートナーと暮らし、両親、実兄をすでに見送ったからこそ見えてくる家族の諸問題とは。日本の家族観の変遷を辿りながら、現在を考察、未来予測まで言及する。
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3.5「ついに本になってしまった。こんなゆるいエッセイが。。」 ――著者自らも驚き。思わず買ってしまった愛すべきモノたちにまつわる軽妙トーク! 旅先のお店で欲しくなってしまった、絶対に使わない小物たち。 つい忘れてしまって何個も買ってしまう羽目になった携帯の充電器。 イベントで見て衝動買いしてしまった家電。 火を吐く修道女とか、ケースからグーパンチが飛び出すガムとか、ちょっとしたおもちゃ。 あの日、しなかった花火。 ……つい買ってしまったトホホなあれこれ。 誰もが思い当たる「なんでコレ買ったぁ!?」にまつわる抱腹絶倒のエッセイ集です! 「日経MJ(流通新聞)」+Web連載に加筆・修正しました。 ・つい衝動買いしてしまい、あとから微妙に後悔する ・すごく気に入って買ったのに、まわりの反応は薄い ・でも、まあいいか、と深く考えない。ので、また買ってしまう ・家が狭くなる、と同居人から小言を言われる ――こんなあなたにおすすめです!
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3.5会社のためにがんばったのに、なぜ報われないのか? なぜ自分や家族がこんな目に遭わねばならないのか? 苦悩の中で、私は物事を楽観的に見るコツを身につけました。それが「期待するのをやめる」ことです。孤独や不安を小さくするには、過剰な期待を持たないに限るのです――(「はじめに」より) <内容抜粋> ・あなたは自分が思うよりも幸せになれる ・人間関係は情や愛で考えない ・義理は積極的に欠いていい ・私は「尊厳死」を選ぶことにした ・『7つの習慣』から学んだ「自己愛」の大切さ ・「ドケチ」は最高の褒め言葉 ・「少しだけ病気」くらいでちょうどいい ・モノを捨てられない人は教養のない人 等…
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3.5伝説のNSC講師が贈るビジネスマン・サバイバル術 社会を生き抜き、生き残るための術を吉本芸人の生き方から学ぶ。舞台の上では人を笑わせ、時には笑われる彼らだが、その舞台に立つまでの姿はただ面白いだけの人間ではない。 芸を磨くための芸能界という弱肉強食の世界を生き抜いたサバイバルの達人なのだ。 漫才の練習は見ている者が笑えないくらいに必死にやるのは当たり前。ネタを作るために新聞も読めば、経済ニュースにも目を通し、流行には常に目を光らせる。 先輩後輩、裏方さんへのあしらいもさらりとやってのける。言うなれば、お笑い芸人とは常識を知り尽くしたからこそできる“非常識な人たち”なのかもしれない。 そんな常識を極めて厳しい芸人の世界で生き残る術を教えているのが、著者の本多正識氏だ。本多氏は吉本NSCの講師としてナインティナインの岡村隆史を始め、数多くの一流芸人を育て上げた。 一般の人には本多正識という名前はほとんど知られていない。しかし、関西を中心としてお笑いの世界で本多氏を知らぬ者はいないという名伯楽である。 本多氏の初の著書となる「吉本芸人に学ぶ生き残る力」では、吉本芸人たちのエピソードや自身の経験を交えながら、社会で生き抜く術、生き残る力とは何なのかを解説していきます。 読み終える頃には、頭の痛い悩みも笑い飛ばしてネタにしてしまことができる。そんな一冊です。
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3.5「お小遣い制」が子どもの貧しい将来の原因になる! 親の「行動習慣」がわが子を稼げない大人にする! つぎの項目に当てはまるものが3つ以上あったら要注意。 お子さんを「稼げない人間」にする危険にさらしています。 ・子どもに「勉強しなさい」と言う ・小遣いをあげている ・セールがあれば行く ・レストランで店員さんにタメ口をきく ・子どもには貯金をすすめる ・家計簿をつけている ・学費や結婚資金で援助したい 著者が10年におよぶ膨大な取材と調査で つきとめた「貧富の真実」をここに初公開。 投資家、経営者、エリートビジネスパーソン。 さらにはウォーレン・バフェット、ビル・ゲイツ、 マーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスクなど、 世界の名だたる成功者・富豪たち。 彼ら「稼ぐ」人々に共通することは何か。 彼らは自身の子に対して、どういう家庭教育をしているのか。 明らかになったのは、成功者が子どもに対して、 いくつかの「やらないこと」を持っているという事実でした。 さらに心理学実験、ハーバード大学の事例等も引き合いに、 真実を丁寧にあぶり出してゆきます。 小遣いをあげる、家計簿をつける、「勉強しなさい」と言う……。 これらはすべて子どもを「稼げない体質」にする親の悪習慣です。 「なんでもない習慣」が子どもの思考習慣を形成し、 それが大人になったときの「稼ぐ力」を決定するのです。 では親たちがやるべきことは?? 本書では多くのデータや成功者らのエピソードとあわせて、 子を「稼げなくする」24のタブーをご紹介。 まずはシンプルにそれらをやめ、思考と行動の習慣を変えることです。 今日から、いますぐにでも行動をあらため、 わが子のために明るい未来への道筋を立ててあげましょう! ――――――― 第1章 「お金の教育の常識」をやめる 1「お小遣い」をやめる 2「無駄づかいを叱る」をやめる 3「家計簿」をやめる 4「お金で釣る」をやめる 5「貯金しなさい」をやめる 6「お年玉は親が管理」をやめる 7「みんな持ってるから」をやめる 第2章 「稼げない人のお金の使い方」をやめる 8「お金を雑に扱う」をやめる 9「安いもの探し」をやめる 10「行列に並ぶ」をやめる 11「お金がないからムリ」をやめる 12「親が選ぶ」をやめる 他
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3.5【無駄な自分を捨てれば、幸せになれる】上手に妥協すれば、さらに得をする。 頑張りすぎなくても大丈夫。もうダメだと決めつけているのは自分自身。欲求不満もうまくコントロールできる。満足する気持ちがあればステップアップできる。 他人と自分を比べて落ち込んだり、努力が報われないと悲しくなったり、嫉妬心をもてあましたりなど、ネガティブな感情で心を乱されることは多いものです。 でも、「もうダメだ」と決めつけているのは自分自身です。半分の水が入ったコップを見て、「もう半分しかない……」と悲嘆に暮れるか、「まだ半分ある!」と嬉しく思うか。同じ事象でも、意識の持ち方を変えるだけで、「心のありかた」は全く変わってくるのです。 「足るを知る」とは、古代中国の思想家、老子の言葉です。「足るを知る者は富む」、つまり「何事に対しても、“満足する”という意識を持つことで、精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていける」ということを表しています。不満を言っても、自分がミジメになるだけで状況は変わりません。 しかし、「意識の持ち方」を少し変えるだけ、喜びや幸福感、安らぎに満たされた人生をおくることができます。 頑張りすぎなくても大丈夫。上手に妥協すれば、さらに得ができます。
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3.5教養とは「思想的軸」――それは読書でつくられる。自分らしくあるために、自分らしく生きるために 現代は情報が過剰ともいうべき時代です。マスメディアだけでなく、SNSを通じて、膨大な情報が我々の手に届きます。こうした情報を活用するのは結構ですが、多くの人が情報に踊らされているようにも思えてなりません。容易に流されることなく、自分自身で一つひとつの情報を吟味していくためには、読書によって培われた「思想的軸」が重要となってきます。 「思想的軸」とは、必ずしも、思想そのものから導き出されるわけではありません。 面白いと思って読み始めた推理小説の登場人物の台詞の中に、驚くべき洞察を見出すことがあるかもしれません――(「はじめに」より)
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3.5聞けば誰しも「あんな店のことね」と頭に浮かぶ「町中華」。 しかしその「町中華」とは、一体なんなんだ!? 「町中華ブーム」のきっかけとなった一冊が書き下ろしを加え文庫化! ことさら美味いからというわけでもないのになぜか愛着がある「町中華」。 しかし最近、数が減っている? いつのまにか「町中華」は絶滅危惧種になっていた。 誰かが記録しなければ忘れ去られる味と店がある。 昭和の古きよき食文化をレポる、「町中華探検隊」が結成された! 定義はなにか、どう遊べば楽しいか。 隊長の北尾トロをはじめ、独自のスタイルで町中華探訪を繰り返す隊の面々。 店主の話を聞き、メニューに思いを馳せ……。 数々の店を訪れ見えてきたのは、戦後日本の食文化の歴史だった。 美味さだけじゃない、エンタメと人生がここにある。 異色の食レポエッセイ。 カバーイラスト=清野とおる(『東京都北区赤羽』)
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3.5導かれて生きる。三浦綾子最後のエッセイ集。 人間の罪、弱さ、ゆるしを描きつづけた作家・三浦綾子が遺した愛にあふれる言葉の数々。「冬のあとに春の来ない人生もある」「人生には往々にして意地悪がひそんでいる」と書きながらも、「なるようになる。なるようにしかならない」「一日にできる仕事は、量が決まっている。明日のことは心配しない」と道を照らす。自らの病気も苦難も「すべてが神様の贈り物」であるとあるがままに受け入れ、その恵みに感謝の念をも抱く。でも、だからといって「病気に協力することはない」と、前向きに自分の人生を生きることを考える――。 深い信仰に根ざしたその生き方から浮かび上がるのは、“愛”と“感謝”と“学び”の心。大上段に振りかざすのではなく、自身のいたらなさや苦い体験にも触れながら、弱い立場の人々や道に迷う若者たちに温かいまなざしを向け続ける。その思い、時を経ても色あせない言葉は、私たちが一日一日を大切に積み重ね、より良い人生を歩むための指針となるに違いない。没後20年を前に届けられた、やさしさに満ちた最後のエッセイ集。
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3.5彼らの関係は、とてもややこしくて、とても美しい。 文豪同士の友情を追ったエッセイ集。 佐藤春夫と堀口大學は仲良しすぎて男色関係を疑われた? 室生犀星と萩原朔太郎の出会いは最悪だった? 国木田独歩と田山花袋は同居していてもケンカばかり? 最近再び注目を集めている、日本の文豪たち。学生時代、教科書で彼らの存在を知った、という人も多いでしょう。でも、教科書に載っているから、後世に名をのこしているから、彼らはわたしたちにとって遠い存在なのでしょうか?文学で成功してやろうとがんばっていた若き日の彼らは、本当はどういう人たちだったのでしょうか? 本書では、文豪同士の友情にまつわる逸話を紹介しながら、彼らの人生と作品に迫ります。第一章は自他ともに認める「ニコイチ」の二人を取り上げました。第二章は若くして亡くなった文豪を取り巻く人間関係がテーマです。友人を代表して一人の作家を選んでいますが、他にも親しかった人たちの言葉を多めにピックアップしています。第三章は絶交のあと和解するなど、一筋縄ではいかない二人の複雑な関係を浮き彫りにすることを目指しました。全13組の文豪たちの「友情の履歴書」を、ぜひ味わってみて下さい。文豪がテーマのマンガやゲームの元ネタもわかります。
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3.5日本の未来を担う若者たちに伝えておきたいことがある 知の巨人からの遺言! 「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならないと思われることだけを語ってください」 本書は平成24年~28年まで、渡部昇一先生を主任講師として開催された「日本人への遺言セミナー」をベースとしている。 「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならない、心に刻み込まなければならないと思われることだけを語ってください」そうお願いしてスタートしたセミナーは、未来を生きる勇気の種として先人たちの言葉を受け取り、自分の頭で考え、子供たちに手渡す大人でありたい、そんな渡部昇一先生の思いに満ち溢れていた。 「大丈夫、日本は日本らしくあればよい!」先生のその声が、きっと心に木霊するに違いない。 (編者より) 【目次】第1章 子供達に本当の歴史を教えよう○第2章 日本人よ、「ガッツ」を持て!○第3章 日本人の誇り○第4章 「歴史戦」をいかに戦うか○第5章 日本よ、永遠なれ○第6章 西郷隆盛に学ぶ/「朝日の落日」まで闘おう (特別収録) ※この電子版は育鵬社発行「平成後を生きる日本人へ」(2018年4月17日 初版第1刷発行)をもとに制作されております。
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3.5日本植物学の父と呼ばれた牧野富太郎。花と植物の魅力の真髄を語った表題作、「私は植物の愛人」と軽口を飛ばしつつ研究人生を振り返る「植物と心中する男」などを精選。
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3.5三浦に生まれ、横浜国立大学経済学部を卒業後、日本映画学校に入学。今村昌平や北野武など、名だたる映画監督作品の助監督を務め、Vシネマ『銀玉命! 銀次郎2』で監督デビューを果たした辻裕之氏。「中途半端な映画好きで、大した夢や目標も持たずテキトーに学生生活を送ってきたクズ野郎が、社畜になんかなりたくないという想いだけで映画ギョーカイに飛び込んで、あれよあれよという間に監督になったあげく、ヤクザVシネの専門家として二十年近くも飯を食ってきてしまった」――そう語る彼は、なぜ、200本を超えるヤクザ映画を撮ったのか? 辻氏の半生とともに、思い起こされる数かずの作品――あの大作から知られざる名作まで、好きな人にはたまらない! 読後は必ずヤクザ映画が見たくなる、消えゆく日本のVシネ界に捧ぐ応援歌。
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3.51918年に創業した洋酒バー「サンボア(SAMBOA BAR)」。独自の暖簾分け制度により大阪、京都、東京に14店を展開する稀有なバーの100年史を辿る初の1冊。 サンボアの前身は1918年、神戸・花隈の地に開業した「岡西ミルクホール」。オーナーの岡西繁一が北原白秋の編んだ文芸誌「ザムボア(朱欒)」から名前を拝借し、店名を「サンボア」に改称、そこからサンボアの歴史が始まった。この命名には、関東大震災に遭い、神戸に居を移していた谷崎潤一郎が一役買ったという説もある。 その後、岡西の下で修業を積み、店を受け継いだ者たちが大阪、京都にそれぞれのサンボアを出店、独立を果たす。戦時中、家屋疎開に遭ったり、出征時の休業を余儀なくされながらも店は奇跡的に守り抜かれた。 現在、創業者・岡西繁一から直接暖簾を継いだ3つの家系の3代目と、それぞれのサンボアで修行した者たちの計12名のマスターが「サンボア」を名乗り、14店の「サンボア」を営んでいる。残された貴重な資料と関係者への取材に基づき、それぞれのサンボアの歴史、店を立ち上げ、店を背負ったマスターたちの思い、著者の半生を辿るなかで、京阪神の戦前・戦後史、日本のバー文化史が見えてくる。
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3.5惜しまれつつ亡くなった著者の最後のエッセイ集。 透徹した眼力と豊かな想像力で敗者の歴史を丁寧に掬い取った珠玉の名篇。 臨在の「済」の字には「河の渡し場」という意味がある。 中国、唐末の僧・義玄は、現在の河北省の河に臨む場所に臨在院を建てて禅を広めたことから臨在禅師とよばれたという。臨在は「河のほとり」とも読めるのだ。著者の地元の九州、西日本新聞に連載された「河のほとりで」を中心に、西郷隆盛、武田勝頼、真田幸村(信繁)、源実朝ら悲運に倒れた歴史上の人々や、司馬遼太郎、藤沢周平から松本清張まで先達の作家たちを縦横に論じ、山本兼一、安部龍太郎、青山文平、佐藤賢一、澤田瞳子ら大時代作家の文庫解説でエールを送る。 著者の人柄が偲ばれる鋭くも優しい文章たち。
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