プロフィール

  • 作者名:新城カズマ(シンジョウカズマ)

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作品一覧

  • 日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人
    3.4
    1巻1,144円 (税込)
    青春時間SFの傑作『サマー/タイム/トラベラー』の著者が発表してきた短篇小説を集成。十九世紀のメキシコを舞台に『竹取物語』の翻案が繰り広げられる歴史改変SFである表題作をはじめ、情報技術の未来を疾駆するポストサイバーパンクSFや青春小説など多彩な作品集。伴名練=編による作家別傑作選第2弾。
  • 社会をつくる「物語」の力~学者と作家の創造的対話~
    4.3
    1巻1,012円 (税込)
    AI、宇宙探査、独裁の再来、核戦争の恐怖……、現代世界で起こるあらゆる事象は、小説家やアーティストたちによる「フィクション」が先取りしてきた。同時に、学問研究や科学技術の進歩が、新たな創作への想像力を掻き立てる。まさに現実とフィクションは互いに触発し合い発展していく。憲法学者とSF作家の希有なコンビが『指輪物語』『飛ぶ教室』等の名作を参照しながら政治、経済、科学を縦横に巡り来るべき社会を構想する。
  • 島津戦記(一)(新潮文庫nex)
    3.0
    1~2巻572~649円 (税込)
    時は戦国黎明期、大航海時代。火縄銃・銀・宣教師……世界につながる薩摩の海には、後の大乱の世の火種が流れ着いていた。島津宗家の四兄弟が、祖父・日新斎から受け継いだ「海内統一」「天下静謐」の大願。その鍵は、失われた明の巨大艦船を甦らせることにある。史実を基に、奇才が圧倒的な想像力で物語を展開。歴史小説の新時代の到来を告げるかつて無い戦国巨編が、いま始まる。
  • 原稿は来週水曜までに
    5.0
    1巻220円 (税込)
    刊行未定作品が予約できる時代、ベストセラー作家の身に何が起きる!? 『ヒガシイチガヤ・ユウスケの最新作(来週水曜発売)、予約受付中』  通販サイトの表示を見た、世界的ベストセラー作家ヒガシイチガヤ・ユウスケは、自分の目を疑った。――来週発売だって? まだ原稿は書き上がっていないのに!?  その時、ユウスケは締め切的にも人生的にもピンチだった。半年前に脱稿するはずの原稿はあがらず、脱稿したらプロポーズするはずができず、編集者は家に泊まり込み、彼女には愛想を尽かされかけている。なのに新刊予約受付中!?――それは人工知能が執筆速度を予測し、勝手に予約を取り始めてしまうという最新サービスの結果だった。発売情報は瞬時に拡散、世界情勢と彼女の精神性に影響を与え、彼女から「人工知能を使った執筆」を迫られることに……! あさってくらいの近未来に起こるかもしれない、作家と小説の関係の可能性を示唆している物語……のような、ラブ・ストーリー。 新城カズマ:著 賀屋聡子:編集 Novel Jam 2017 最優秀賞作品
  • Twitter小説集 140字の物語
    4.5
    1巻1,430円 (税込)
    日本初Twitter(ツイッター)小説誕生! たった3カ月で投稿10000作品突破! 急速に広がるtwitterから、ついに21世紀のブンガク誕生。 人気作家10人が140字のストーリーに挑む! 内藤みか、安達瑶、新城カズマ、小林正親、渡辺やよい、吉井春樹、泉忠司、黒崎薫、枡野浩一、円城塔(収録順)
  • サマー/タイム/トラベラー1
    4.0
    1~2巻792円 (税込)
    あの奇妙な夏、未来に見放されたぼくらの町・辺里で、幼なじみの悠有はたった三秒だけ未来へ跳んだ。〈お山〉のお嬢様学校に幽閉された饗子の号令一下、コージンと涼とぼく、そして悠有の高校生五人組は、〈時空間跳躍少女開発プロジェクト〉を開始した。それが、悠有と過ごす最後の夏になるとも知らずに──。
  • 物語工学論 キャラクターのつくり方
    3.6
    1巻616円 (税込)
    「物語を作る際に重要となるキャラクターとは何か」をテーマに、“物語”をキャラクターメイキングの類型から解き明かしていく! 『フルメタル・パニック!』の著者・賀東招二氏との対談を再録。 本書は、文庫版『物語工学論』をもとに、単行本初版に収載されていた「物語について」を再録のうえ電子化したものです。
  • 15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った
    3.9
    1~6巻495~605円 (税込)
    15人の24時間! 高校生・徳永準の自殺予告メールがネットに流出。友人・笹浦は東京のどこかにいる彼を止めようと捜索隊を結成する。ライトノベル史上〈もっとも長い一日〉がはじまる!! 「わたしと今日会いたかったら、そのトクナガくんの自殺を阻止してきて。ううん――阻止しようとがんばってみて。彼が死ぬのをやめさせるために、時間を費やしてきて。ずっととは言わないよ。成功しなくてもいい、努力だけで。証拠もいらない。努力してきたよっていうキミの言葉を、信じるから。でもそれまではキミと顔をあわせない。……彼が死にたいって思う気持ちを、せめて明日まで、遅らせようとしてみて」(パート3「せめて明日まで、と彼女は言った」より)
  • さよなら、ジンジャー・エンジェル 第1回 文芸WEBマガジン・カラフル
    -
    1~23巻55円 (税込)
    むずがゆさから目が覚めたとき、彼は自分が死んでいることに気が付いた。青春SFで話題を呼んだ著者が贈るハートウォームミステリー第1回。

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  • サマー/タイム/トラベラー2

    Posted by ブクログ

    SFと青春ものの親和性は高い。そのことを改めて思い知らされました。

    3秒だけ未来に跳ぶ幼なじみ。時空間跳躍少女開発プロジェクト。本に囲まれた自分たちの居場所。放火事件。最後の夏休み。
    頭のいい高校生たちがタイムトラベルについて、ああだこうだと理屈に理屈を重ねる。そんな様子を眺めている幼なじみの姿。意味のないものに熱中し、完成しないものに取り組む。
    何もかもが青春という名の箱に収められているよう。それはこの物語が主人公の回顧録だからかも知れません。
    現在の話として語られながら、不意に過去を振り返る記述を織り交ぜることにより、現在が過去になりそこにノスタルジィが生まれる。

    SFは未来を語りなが

    0
    2020年02月10日
  • 原稿は来週水曜までに

    ネタバレ 購入済み

    さっくりライトで読みやすい

    もしもベストセラー作家の原稿を、人工知能が代筆できる時代になったらどうする?
    迫った締切に追い詰められる若き作家の苦境と悪ふざけに沸くネット界。そこから巻き起こる大混乱。
    近未来を舞台に繰り広げられる星新一的トンデモショートショートです。どこか退廃的でありながらラブコメ寄り。

    0
    2022年09月29日
  • 15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った

    Posted by ブクログ

    読み終わりました。
    『15×24』という不思議なタイトル。15人の24時間の物語ということです。
    簡単に言うと、ネットで知り合った見ず知らずの女の子と心中しようとしている高2男子徳永。ところが自殺をほのめかす書きかけのメールがひょんなことから拡散。同級生から見知らぬ人まで拡散したメール。あちらこちらで野次馬的に自殺を防ごうとする人が現れ、これらの人がバーチャルにリアルに結びついたり離れたり…。
    物語はそれぞれの登場人物が回想しながら語るという形で進められます。時系列でそれぞれが語るわけだけど、15人もいるので名前と立場を把握するだけでも大変。でも、その語り口はスリル満点。
    さあ、徳永の自殺は止

    0
    2019年08月04日
  • 15×24 link two 大人はわかっちゃくれない

    Posted by ブクログ

    読み終わりました。
    捜索隊は徐々に包囲網を縮めて行きますが、そこに目玉を繰り抜くのが趣味のやくざやら半ぐれの自警団やら暴走族やら、大勢出てきてしっちゃかめっちゃか。
    そして最後に「17」から意外なメッセージが送られ、物語は新たな展開へ。
    今回は息をもつかせぬスピード感ですよ。

    大人はわかっちゃれない、もしくは2vs13◆そして2vs12

    著者:新城カズマ(新城十馬)
    イラスト:箸井地図

    0
    2019年08月04日
  • 社会をつくる「物語」の力~学者と作家の創造的対話~

    Posted by ブクログ

    面白い組み合わせで、木村草太氏に興味があり読んだ一冊。所々示唆に富む発言があります。一貫してリベラルなトーン。日本の政治やマスコミが、この本くらいのスタンスで物事を論じてくれればいいののになと思いました。

    0
    2018年06月18日

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