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Posted by ブクログ 2021年07月22日
「月を買った貴婦人」以外は初読。多彩な作風ゆえに、個人的には好き嫌いが分かれるところ。「ギルガメッシュ叙事詩を読みすぎた男」はショートショートでありながら、はちゃめちゃな展開に強烈な印象を受けた。1番面白かったのは、SFではない「ジェラルド・L・エアーズ、最後の犯行」。作品を埋もれさせないために、S...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月21日
何かの終わりを、単なる破局でなく、別の何かの始まりと捉えられるような感受性はSF作家には珍しくないが、そういう変化への偏愛みたいなものを、この短編集からは強く感じる。逆に過剰にイモーラルに振る舞うことを、自分は古い道徳に縛られない=かっこいいと、安直に考えてそうな危うさも感じる。時事ネタで申し訳ない...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月13日
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SFはここまでできる。
楽しく読むためにはこんなにも注意深くならなくてはいけないのか、という恐ろしさもあるけれど、まぁそれはなんでもか…。
ほんとにひとことで云えば、情報過多作家である。短編から掌編まで、どんな細かな設定にもタグがぶら下がっていてそこからどこへでも飛べるような。...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月05日
伴名練セレクションの新城カズマ短編集(SF中心、一部ミステリー含む)。ともかく情報量が多い。表題作は、かぐや姫の雰囲気を感じる。月世界人ではないため月からの迎えは来ない代わりに、月へ行くための科学が発展する国。月が欲しいという無理難題に対し、最初は愛を勝ち取るために頑張る人々も、だんだんその目的は薄...続きを読む
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