入れたり出したり

入れたり出したり

506円 (税込)

2pt

3.6

分類――それはすべての煩悩を生み出す本能的働き。食事、排泄、生死からセックスまで人生は入れるか出すか。携帯電話をかけるか、かけられるかが人気のバロメーター。見られるために大枚をはたいて買う勝負パンツも、大抵の男は見ることがない。この世界の現象を二つに極めれば、人類が抱える屈託ない欲望が見えてくる。盲点をつく発想で世の常、人の常をゆるゆると解き明かした分類エッセイ。「業と煩悩はお友達」という方、これを読んだら、もう「無分別」ではいられない!

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入れたり出したり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年10月21日

    酒井さんの本を読んでいつも思うのは、「あ~、上手いな。」って事です。
    例えが上手い、表現が上手い、褒めるも批判するも上手い、そして兎に角“一歩退くのが上手い”です。一歩退いた立場、当事者であるはずなのに心の中で“浮いてる”酒井さん。そこに妙な感心と共感を抱くのは、私が元々負け犬気質だからなんでしょう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    相対する2つの事柄を、
    作者なりの解釈で分析しているエッセイ。
    どうってことはない事柄なんだけど、
    文章のアチコチに感じられる「なるほど」感。
    ・入れたり出したり
    ・少女と老女
    ・馬鹿女と女馬鹿
    ・すみっこと真ん中
    ・清潔と不潔
    など、様々な対比を軽快に綴っている。
    大抵の人間は、
    二分化されたもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年09月06日

    最初はなにがなんやらだったけど、だんだんわかってきて、読めるようになってきたかな。
    あぁそうねと思う部分も多々ありつつも、ま、そんなにしっかり分けなくてもね、と思う程度か、なと。

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    Posted by ブクログ 2015年08月18日

    なんとも言えないこの作者の語り口がいつも絶妙だな。と思う。
    ジャイアン的キャラクターが必ず周りにいる。

    という説。

    少食のデブ屋、意地悪なデブ、目が笑ってないデブに需要はない。

    とか。辛辣ながら思わず唸るほどの説。

    勝負パンツの下りなど、うん。うん。うん。と、ついつい相槌を打ってしまう内容に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月01日

    タイトルが・・・妙に卑猥なので電車で読むには他人no
    視線が気になります。
    けれども、その視線を気にするのも 酒井先生が分析する自意識過剰なんでしょうね。
    誰も見てねーっつの。
    自意識過剰な人は、やたらと他人のことを観察してしまう。だから他人も同じように自分のことを見てるんじゃないかと思う。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    確かに人って分けるのがスキだな〜。で、自分はどっちか?と当てはめようとするのもスキ(私の場合)
    これを読んでいてふと想い出したのが、高校時代のお友達のこと。
    彼女がよく言っていた口癖がオトナになった今、そしてコレを読んだ今、わかるような気がするのでした。
    その口癖は…。


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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年02月01日

    一時期、話題になった『負け犬の遠吠え』の著者が書いたエッセイ。

    “分けると混ざる”に始まり、“若さと若々しさ”、“馬鹿女と女馬鹿”、“清潔と不潔”など、全編にわたり世界の現象を二つに分けて捉えて考察している。

    ・「元気をもらう」とか、「勇気をもらう」といった言い方が、私は嫌いです。(もらう、あげ...続きを読む

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